夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.30
コラボ企画 - 2022年11月02日 (水)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

マヤ様side
苛つく……本当にその一言に尽きるくらい今の私は目の前にいる男に苛ついていた。
この苛ついた気持ちが何故なのかはわからない。
「そこっ!」
「そう来るのは予想してましたよ!ぐっ!」
「よく今の攻撃を防ぎましたね……ですが……」
「がっ!?」
脇腹の方に、左手で殴ると相手は苦しそうにうめいていた。
そして、殴られた相手は後ろによろけると姫姉様が刀を振るった。
「ぬぐぅ!」
「ッチ、後ろに下がったから傷は浅いか……!」
姫姉様の攻撃に相手は後ろに飛ぶが、体に傷ついていた。
しかし、その攻撃は致命傷までは至らずだったが……。
「はぁはぁ……」
相手は疲労もかなり出ているのか、汗がひどく出ている上に息の乱れも大分酷くなっている。
私達二人を相手によく耐えれていると思いますが……。
「手負いながらよく戦っている方ですね。ですがもう苦しいでしょ?さっさと楽にしてあげますから武器を捨てて死になさい」
「はは、厳しいことを言いますね……」
「ふん、何故そこまで抗う?」
もうここまで戦えば、あとは満足に死ねばいいのに、何故楽にならないのですか?
それを姫姉様が不愉快そうに聞くと、彼は一瞬驚くも悲しそうにみていた。
「約束したからですよ。ただそれだけです」
約束のためだけに命を懸けるとは、この男は正気ですか?彼の目はまだ死んでいない上にこちらを見る元気があるとは……。
「つくづく不愉快ですね」
私達の主をバカにするだけではなく、この戦いに抵抗する男に心底呆れるしかありませんね。
もう首ごと切ればその戯れ言は聞かなくすみますね。
「そんなにあのクソ野郎が良いのですか?責任をとれないあの男が?」
「ご主人様は貴方よりも偉大なお方です。何度もあのお方を罵倒するなんて本当に死にたいのですか?」
「そうだな。我らはすべてあのお方に教えていただいた。女の喜びを、牝であるべき喜びをだ」
姫姉様の言う通り女の喜びかたを教えてくれたのはご主人様で、思い出すのは、あのお方に抱かれた時だ。
『マヤ、アリシア。お前達の主はこの私だ。私に黙って抱かれるがいい』
初め、ご主人様の言葉に私達は、何をいっているのだろうか?と疑いの目を見たが……。
『ああぁっ、ああっ、ああぁぁぁ!!』
『はぁぁっ、はっ、ぁぃあぁあ!』
私達は、ご主人様に必要以上に胸を攻められたり、あそこを抱かれたり……私の初めてをあのお方に奪っていただきました
『あ、気持ちいいの!ああっ!』
『くく、中々良いではないか?ほらほら!』
『あっん、あっ、あぁぁ!』
『アリシアもマヤも気持ち良さそうに腰を振りやがって、ほらほら!気持ちいいのではないか?!』
あんなに激しく抱かれて気持ちいい経験は初めてだった。姫姉様も私もあんなに激しく乱暴に抱かれていたのに……。
『『私達は、貴方に忠誠を誓います。ご主人様』』
『くくく、あははは!!ならば、お前達は俺の邪魔をする可能性のある男を殺せ!そうすればより楽しい喜びを教えるぞ!』
『『はは!すべてはご主人様のために!!』』
ご主人様の喜びは私達の喜びなのに……なのに……この目の前の男は、私達のご主人様に対して侮辱に等しい言葉を言ってました……。えぇ、ええ!もう、生かす価値はありません!!!
「はぁはぁ……牝である喜びだぁ……ふざけるな…!!」
目の前の男は、痛みを耐えるように怒鳴ってなにやら今まで見たことがない怒りを見せていた。
その表情に私たちは一瞬驚いていたが、すぐに構えた。
「ふざけていないぞ。寧ろ貴様がご主人様に罵倒したのがふざけるなだ」
「そうですね」
「……ごほごほっ……」
もうこれ以上はしゃべるのも聞きたくありませんね。
問答無用でもう仲間に引き入れるのも無理ですし、殺しましょう。
「っぉぉ!」
目の前の男は全速力で走ってきたのを見て、もはや、やけくそかと思い構えていたら……。
「「なっ!?」」
二つのナイフを私達に向けて、投げてきた。そのナイフは懐から出てきたのか腰につけていたのかわからないですが、私達はそれを回避していた。
「その時間がほしかった!!」
「なにっ?!うっ…!」
姫姉様が男の声に驚いていると、突然男が姫姉様に接近してなにかをすると、姫姉様は持っていた刀を落として……。
「あっ……」
姫姉様は力ない声で呻き、男の方に倒れ込むと男が姫姉様を支えていた。私はその光景を見て男が姫姉様に何かしたのは明白だと思い叫んだ。
「少し眠ってもらっただけです。殺していませんし、傷つけていませんよ」
「その穢らわしい手を退けなさい。くずな貴方が、姫姉様をさわる資格はない!」
怒った私は刀を右手に強く握るように持ち、男の方に接近した。男は姫姉様を横にさせると、すぐに刀を構えて対応した。
「はぁぁ!」
「ぐっ!!」
首もとを狙った鋭い一撃は、男が必死に刀で防いでた。さっきからこの苛立ちは、男のせいに違いない。
「っごほっ!しまった、刀が………!」
「隙ありね!!死になさい、クロ!」
……え?私は今なんていった?あの男をクロといった?嫌でも、クロってなんで……?名前を聞いたから?彼と会ったのは前回が初めてじゃない?
『お初お目にかかります。私の名前はクロ・ミューゼルと言います』
『星付近にいた訳はあとで説明しますが……お偉い方だと思いこのように挨拶させていただいてます』
『お渡しするものがないので、処刑以外なら手伝える範囲で手伝いますし、牢獄にいれるなり好きにしてください』
『まてまて。貴様はなにか勘違いしているな?』
『そ、そうよ!?命を別にとるわけではないし……敵意があるなら別だけどその…そんなのされたら警戒する此方が悪者になるじゃない?』
まって、この脳裏に浮かぶのはなに?何故存在しないはずの記憶が……?いや、まって?そもそも、それなら何故……』
『俺にご褒美を求めるのでしたら……マヤ様とアリシア様がいつまでも健康で仲良くと言うことでどうでしょうか?』
『アリシア様……マヤ様…』
こんなに記憶が溢れているの?私は姫姉様の従姉妹で、次期王女……そして、あの男はご主人様の……まって、私はご主人様と会ったのはいつ?そして、目の前にいる彼は……。
「ごほこほっ……あ、やばい……」
「(まって!もしかって、彼は……!)っ避けてぇぇ!」
私は思うところが出てきて、彼には避けてもらいたいと思いながら叫んだ。しかし、彼はよろけていて動けなく、その刀は……。
「ごふっ……」
彼の体を貫通するように私は、刺してしまった……。
「あっ……ああ……」
そして、私は思い出してしまった………。ご主人様と思うそれは、私たちを無理矢理洗脳をした最低な男で、目の前にいる私が刺した彼は……。
「いや……いやぁあぁぁぁぁぁぁああ!!」
本当に私が心底信頼していたのは……目の前にいる彼だったのだから……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
次回更新は11月8日!是非また見に来てください!!

マヤ様side
苛つく……本当にその一言に尽きるくらい今の私は目の前にいる男に苛ついていた。
この苛ついた気持ちが何故なのかはわからない。
「そこっ!」
「そう来るのは予想してましたよ!ぐっ!」
「よく今の攻撃を防ぎましたね……ですが……」
「がっ!?」
脇腹の方に、左手で殴ると相手は苦しそうにうめいていた。
そして、殴られた相手は後ろによろけると姫姉様が刀を振るった。
「ぬぐぅ!」
「ッチ、後ろに下がったから傷は浅いか……!」
姫姉様の攻撃に相手は後ろに飛ぶが、体に傷ついていた。
しかし、その攻撃は致命傷までは至らずだったが……。
「はぁはぁ……」
相手は疲労もかなり出ているのか、汗がひどく出ている上に息の乱れも大分酷くなっている。
私達二人を相手によく耐えれていると思いますが……。
「手負いながらよく戦っている方ですね。ですがもう苦しいでしょ?さっさと楽にしてあげますから武器を捨てて死になさい」
「はは、厳しいことを言いますね……」
「ふん、何故そこまで抗う?」
もうここまで戦えば、あとは満足に死ねばいいのに、何故楽にならないのですか?
それを姫姉様が不愉快そうに聞くと、彼は一瞬驚くも悲しそうにみていた。
「約束したからですよ。ただそれだけです」
約束のためだけに命を懸けるとは、この男は正気ですか?彼の目はまだ死んでいない上にこちらを見る元気があるとは……。
「つくづく不愉快ですね」
私達の主をバカにするだけではなく、この戦いに抵抗する男に心底呆れるしかありませんね。
もう首ごと切ればその戯れ言は聞かなくすみますね。
「そんなにあのクソ野郎が良いのですか?責任をとれないあの男が?」
「ご主人様は貴方よりも偉大なお方です。何度もあのお方を罵倒するなんて本当に死にたいのですか?」
「そうだな。我らはすべてあのお方に教えていただいた。女の喜びを、牝であるべき喜びをだ」
姫姉様の言う通り女の喜びかたを教えてくれたのはご主人様で、思い出すのは、あのお方に抱かれた時だ。
『マヤ、アリシア。お前達の主はこの私だ。私に黙って抱かれるがいい』
初め、ご主人様の言葉に私達は、何をいっているのだろうか?と疑いの目を見たが……。
『ああぁっ、ああっ、ああぁぁぁ!!』
『はぁぁっ、はっ、ぁぃあぁあ!』
私達は、ご主人様に必要以上に胸を攻められたり、あそこを抱かれたり……私の初めてをあのお方に奪っていただきました
『あ、気持ちいいの!ああっ!』
『くく、中々良いではないか?ほらほら!』
『あっん、あっ、あぁぁ!』
『アリシアもマヤも気持ち良さそうに腰を振りやがって、ほらほら!気持ちいいのではないか?!』
あんなに激しく抱かれて気持ちいい経験は初めてだった。姫姉様も私もあんなに激しく乱暴に抱かれていたのに……。
『『私達は、貴方に忠誠を誓います。ご主人様』』
『くくく、あははは!!ならば、お前達は俺の邪魔をする可能性のある男を殺せ!そうすればより楽しい喜びを教えるぞ!』
『『はは!すべてはご主人様のために!!』』
ご主人様の喜びは私達の喜びなのに……なのに……この目の前の男は、私達のご主人様に対して侮辱に等しい言葉を言ってました……。えぇ、ええ!もう、生かす価値はありません!!!
「はぁはぁ……牝である喜びだぁ……ふざけるな…!!」
目の前の男は、痛みを耐えるように怒鳴ってなにやら今まで見たことがない怒りを見せていた。
その表情に私たちは一瞬驚いていたが、すぐに構えた。
「ふざけていないぞ。寧ろ貴様がご主人様に罵倒したのがふざけるなだ」
「そうですね」
「……ごほごほっ……」
もうこれ以上はしゃべるのも聞きたくありませんね。
問答無用でもう仲間に引き入れるのも無理ですし、殺しましょう。
「っぉぉ!」
目の前の男は全速力で走ってきたのを見て、もはや、やけくそかと思い構えていたら……。
「「なっ!?」」
二つのナイフを私達に向けて、投げてきた。そのナイフは懐から出てきたのか腰につけていたのかわからないですが、私達はそれを回避していた。
「その時間がほしかった!!」
「なにっ?!うっ…!」
姫姉様が男の声に驚いていると、突然男が姫姉様に接近してなにかをすると、姫姉様は持っていた刀を落として……。
「あっ……」
姫姉様は力ない声で呻き、男の方に倒れ込むと男が姫姉様を支えていた。私はその光景を見て男が姫姉様に何かしたのは明白だと思い叫んだ。
「少し眠ってもらっただけです。殺していませんし、傷つけていませんよ」
「その穢らわしい手を退けなさい。くずな貴方が、姫姉様をさわる資格はない!」
怒った私は刀を右手に強く握るように持ち、男の方に接近した。男は姫姉様を横にさせると、すぐに刀を構えて対応した。
「はぁぁ!」
「ぐっ!!」
首もとを狙った鋭い一撃は、男が必死に刀で防いでた。さっきからこの苛立ちは、男のせいに違いない。
「っごほっ!しまった、刀が………!」
「隙ありね!!死になさい、クロ!」
……え?私は今なんていった?あの男をクロといった?嫌でも、クロってなんで……?名前を聞いたから?彼と会ったのは前回が初めてじゃない?
『お初お目にかかります。私の名前はクロ・ミューゼルと言います』
『星付近にいた訳はあとで説明しますが……お偉い方だと思いこのように挨拶させていただいてます』
『お渡しするものがないので、処刑以外なら手伝える範囲で手伝いますし、牢獄にいれるなり好きにしてください』
『まてまて。貴様はなにか勘違いしているな?』
『そ、そうよ!?命を別にとるわけではないし……敵意があるなら別だけどその…そんなのされたら警戒する此方が悪者になるじゃない?』
まって、この脳裏に浮かぶのはなに?何故存在しないはずの記憶が……?いや、まって?そもそも、それなら何故……』
『俺にご褒美を求めるのでしたら……マヤ様とアリシア様がいつまでも健康で仲良くと言うことでどうでしょうか?』
『アリシア様……マヤ様…』
こんなに記憶が溢れているの?私は姫姉様の従姉妹で、次期王女……そして、あの男はご主人様の……まって、私はご主人様と会ったのはいつ?そして、目の前にいる彼は……。
「ごほこほっ……あ、やばい……」
「(まって!もしかって、彼は……!)っ避けてぇぇ!」
私は思うところが出てきて、彼には避けてもらいたいと思いながら叫んだ。しかし、彼はよろけていて動けなく、その刀は……。
「ごふっ……」
彼の体を貫通するように私は、刺してしまった……。
「あっ……ああ……」
そして、私は思い出してしまった………。ご主人様と思うそれは、私たちを無理矢理洗脳をした最低な男で、目の前にいる私が刺した彼は……。
「いや……いやぁあぁぁぁぁぁぁああ!!」
本当に私が心底信頼していたのは……目の前にいる彼だったのだから……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
次回更新は11月8日!是非また見に来てください!!
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