夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.24
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

マヤ様を助けるためには、色々な準備をしないといけない。
例えば、助けるためには洗脳をどうにかしないといけないし、奴が姑息な手をまた使う可能性もある。
「だからといって、何もしないわけには行かないよなぁ」
できるなら俺がこの世界にやって来た時の道具もあれば、マヤ様達との戦い方を変えれる可能性はあるけど、どこに閉められているのかわからない……。
「そういえば、マヤ様の手がかりを見つけるために部屋を探していたな。あの部屋にたしか手紙があったが……っぅ痛いなぁ……」
ボロボロの体に、至るところに包帯を巻かれながらも、とりあえずはゆっくりとマヤ様の部屋へと歩いていった。
その移動中の最中に、この屋敷のメイド達や兵が心配そうに声かけていたが、そこは心配ないと伝えた。
「しかし、今回の件は隠し事とはいえ……ピカと共通して内緒にしたのは心痛いな」
怪我だらけの俺は、謎の無人との戦闘で撃破したものの、証拠をつかませずに自爆され、そのために、大怪我を負ったと伝えた。当然、今は王宮の周りには兵が動いていて、街には被害ないようにとアリシア様達の捜索に動いている。
「ここだな」
マヤ様の部屋に入り込むと、静かな空間が漂っていた。
この部屋に良く出入りしていたら、マヤ様が紅茶とか色々要求していたなぁ……。
「手紙の相手は……俺宛か……」
読むのは怖いが、この手紙にはきっとアリシア様を助けるために何か書いていたのかもしれない。
「拝見クロへ……」
拝見
クロへ
貴方がこの星に来てから、どのくらいの時間はたちましたでしょうか。貴方といる時間は本当に一日があっという間に終わってしまいますね。
この手紙をクロが読んでいると言うことは、私の身に何かあったと考えてます。
私は姫姉様を助けるために一人であの怪しいと思われる戦艦に侵入します。
初めは、クロ達もと考えていましたが、貴方はこの世界の住民ではありません。もっと言えば、別世界の生きている人間で貴方の帰りを待つ人間もいるわけです。
貴方の帰りも待っている人がいるかもしれないからこそ、私達のことに問題を巻き込みたくない。
クロがこの星にやって来た時の機体は、まだ私や姫姉様が隠しています。あれは平行世界にいく機械だからこそ悪用される可能性も考えて、隠してます。
もしも、私が何かあって姫姉様も助けれなかった場合の事も考えて機体の場所は教えます。機体の場所は……です。この部屋は貴方の機体を隠すための特別な場所ですので、誰にも近寄らせないところです。
「マヤ様……!」
やっぱりあの人は優しすぎる。
アリシア様もマヤ様も平行世界に来た俺を色々と教えてくれた上に、この街の人たちとふれ合う期間をくれた……。
「ん、追伸……!?」
追伸の手紙を読んで、俺は余計にあの人達を見捨てずに助けたいと思えた。
何よりも、マヤ様達を辱しめている可能性はあるだけに……。
「絶対に……生かさない」
この世界に来てから、潜めていたあの世界で生きている闘争心を思い出した。そして、もう奴の好き勝手はさせたくない。
「ここだな」
マヤ様の言われた場所にいくと、まさかそんなところにずっと隠していたと思えなかった。
まぁ、お陰で悪用されていない心配はできたけどね……周囲に誰もいないのを確認しながら下へと降りていき……。
「あった……ずいぶんきれいに保たれているな」
機体に触れると、埃なくきれいに保たれていた。そして、その機体のなかに座り込み、通信を繋げた。
「こちら、クロ。応答を願います」
《ご主人様!?!!え、2週間近くぶりでない!?》
どうやら向こうの世界とこちらの世界は少し時間が違うみたいだな。そんな何日も離れていないが、ひとまずそこはおいとこう。
「まずこちらの世界の報告する前に、そちらの世界に異常はないですか?」
《いつも通りにみんな元気だよ!いやー、でも私のうっかりで平行世界に向かったといったときは皆凄く私に怒っていたよ!》
「反省の色0っと……この平行世界の星の人たちとは色々なふれあいもできて楽しいですよ。それと、少しお願いがあります」
《おや、何かな》
束さんがさっきまでのほわほわとした口調がなくなり、何かを理解したかのように構えていた。
俺はこの星の事を少しだけ訳を話して、遅くなることを伝えた。
「少し今この星で大きなトラブルが起きていて……俺を助けてくれた恩を返すために、少しそちらの世界に帰るの遅くなります」
《OK。ご主人様が動くと言うことは何かあったのだね!束さんが助っ人にいこうか?それとも他の皆もつれていこうかな?》
「あはは、ありがとうございます。ですが、これは俺が動きますし………久々に本気で切れてますから、あまり……ね」
《あー、察したよー。まぁ、私達はご主人様の事を理解してるし軽蔑しないから……安心して暴れてね?》
それだけを聞けば、もう向こうの世界も大丈夫だな。あとは俺がさっさとけじめをつけて潰すだけの話だ
「ありがとうございます。では、いってきますね」
通信を終えて、俺向こうの世界から用意していた愛用の道具を一通り確認していた。
使えることも確認した上で、準備し終えた。その道具を医務室に密かに持っていき隠したあと、横になった。
「万が一汚されていたら……俺が上書きすれば良いのか……悩むな」
今できることを準備しながら今も、彼処に囚われている恩人達を思い馳せていた。
そして、ピカも満足そうにして医務室に戻ってきたが……こいつのことだから予想よりもえぐいのをやりそう……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載でお送りました!
見てくださって皆様、ありがとうございます!
次回更新は10月23日!是非また見に来てください!!

マヤ様を助けるためには、色々な準備をしないといけない。
例えば、助けるためには洗脳をどうにかしないといけないし、奴が姑息な手をまた使う可能性もある。
「だからといって、何もしないわけには行かないよなぁ」
できるなら俺がこの世界にやって来た時の道具もあれば、マヤ様達との戦い方を変えれる可能性はあるけど、どこに閉められているのかわからない……。
「そういえば、マヤ様の手がかりを見つけるために部屋を探していたな。あの部屋にたしか手紙があったが……っぅ痛いなぁ……」
ボロボロの体に、至るところに包帯を巻かれながらも、とりあえずはゆっくりとマヤ様の部屋へと歩いていった。
その移動中の最中に、この屋敷のメイド達や兵が心配そうに声かけていたが、そこは心配ないと伝えた。
「しかし、今回の件は隠し事とはいえ……ピカと共通して内緒にしたのは心痛いな」
怪我だらけの俺は、謎の無人との戦闘で撃破したものの、証拠をつかませずに自爆され、そのために、大怪我を負ったと伝えた。当然、今は王宮の周りには兵が動いていて、街には被害ないようにとアリシア様達の捜索に動いている。
「ここだな」
マヤ様の部屋に入り込むと、静かな空間が漂っていた。
この部屋に良く出入りしていたら、マヤ様が紅茶とか色々要求していたなぁ……。
「手紙の相手は……俺宛か……」
読むのは怖いが、この手紙にはきっとアリシア様を助けるために何か書いていたのかもしれない。
「拝見クロへ……」
拝見
クロへ
貴方がこの星に来てから、どのくらいの時間はたちましたでしょうか。貴方といる時間は本当に一日があっという間に終わってしまいますね。
この手紙をクロが読んでいると言うことは、私の身に何かあったと考えてます。
私は姫姉様を助けるために一人であの怪しいと思われる戦艦に侵入します。
初めは、クロ達もと考えていましたが、貴方はこの世界の住民ではありません。もっと言えば、別世界の生きている人間で貴方の帰りを待つ人間もいるわけです。
貴方の帰りも待っている人がいるかもしれないからこそ、私達のことに問題を巻き込みたくない。
クロがこの星にやって来た時の機体は、まだ私や姫姉様が隠しています。あれは平行世界にいく機械だからこそ悪用される可能性も考えて、隠してます。
もしも、私が何かあって姫姉様も助けれなかった場合の事も考えて機体の場所は教えます。機体の場所は……です。この部屋は貴方の機体を隠すための特別な場所ですので、誰にも近寄らせないところです。
「マヤ様……!」
やっぱりあの人は優しすぎる。
アリシア様もマヤ様も平行世界に来た俺を色々と教えてくれた上に、この街の人たちとふれ合う期間をくれた……。
「ん、追伸……!?」
追伸の手紙を読んで、俺は余計にあの人達を見捨てずに助けたいと思えた。
何よりも、マヤ様達を辱しめている可能性はあるだけに……。
「絶対に……生かさない」
この世界に来てから、潜めていたあの世界で生きている闘争心を思い出した。そして、もう奴の好き勝手はさせたくない。
「ここだな」
マヤ様の言われた場所にいくと、まさかそんなところにずっと隠していたと思えなかった。
まぁ、お陰で悪用されていない心配はできたけどね……周囲に誰もいないのを確認しながら下へと降りていき……。
「あった……ずいぶんきれいに保たれているな」
機体に触れると、埃なくきれいに保たれていた。そして、その機体のなかに座り込み、通信を繋げた。
「こちら、クロ。応答を願います」
《ご主人様!?!!え、2週間近くぶりでない!?》
どうやら向こうの世界とこちらの世界は少し時間が違うみたいだな。そんな何日も離れていないが、ひとまずそこはおいとこう。
「まずこちらの世界の報告する前に、そちらの世界に異常はないですか?」
《いつも通りにみんな元気だよ!いやー、でも私のうっかりで平行世界に向かったといったときは皆凄く私に怒っていたよ!》
「反省の色0っと……この平行世界の星の人たちとは色々なふれあいもできて楽しいですよ。それと、少しお願いがあります」
《おや、何かな》
束さんがさっきまでのほわほわとした口調がなくなり、何かを理解したかのように構えていた。
俺はこの星の事を少しだけ訳を話して、遅くなることを伝えた。
「少し今この星で大きなトラブルが起きていて……俺を助けてくれた恩を返すために、少しそちらの世界に帰るの遅くなります」
《OK。ご主人様が動くと言うことは何かあったのだね!束さんが助っ人にいこうか?それとも他の皆もつれていこうかな?》
「あはは、ありがとうございます。ですが、これは俺が動きますし………久々に本気で切れてますから、あまり……ね」
《あー、察したよー。まぁ、私達はご主人様の事を理解してるし軽蔑しないから……安心して暴れてね?》
それだけを聞けば、もう向こうの世界も大丈夫だな。あとは俺がさっさとけじめをつけて潰すだけの話だ
「ありがとうございます。では、いってきますね」
通信を終えて、俺向こうの世界から用意していた愛用の道具を一通り確認していた。
使えることも確認した上で、準備し終えた。その道具を医務室に密かに持っていき隠したあと、横になった。
「万が一汚されていたら……俺が上書きすれば良いのか……悩むな」
今できることを準備しながら今も、彼処に囚われている恩人達を思い馳せていた。
そして、ピカも満足そうにして医務室に戻ってきたが……こいつのことだから予想よりもえぐいのをやりそう……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載でお送りました!
見てくださって皆様、ありがとうございます!
次回更新は10月23日!是非また見に来てください!!
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