カテゴリ:かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜のエントリー一覧
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Previous life heroine mind control ~早坂愛編~
「さーて、一通りは暗示が済んだな」「次にゲットするのは……」北村昌信は、写真に対し言葉をかけることで、写真を介して本人に直接暗示を与えることができる力を持っている。その力で支配した四宮かぐやを使い、手に入れた写真に暗示を施したのだ。ちょうどそのタイミングで部屋の扉が静かに開く。入ってきたのは四宮かぐやと、もう一人……それは早坂愛だった。「会わせたい人って、この人ですか?」「そうよ。初対面かもしれないか...
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総集編 さびれた古本屋 伊井野ミコ編
伊井野ミコはある日、さびれた古本屋を見つける。商店街の一角にある、小さな看板に相応の小さな本屋。「家族屋書店……個人経営かな」最近では減りつつある、いかにもな古本屋屋から不思議な魅力を感じたミコは、軽い気持ちで店を覗いてみることにした。入ってみると、他に客はいない。10坪くらいのスペースに所狭しと本が並び、奥のカウンターには店主と思わしき男が座っているのが見える。すぐに出るのもなんなので少しだけ本を...
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さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / アフター
さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / アフター「ミコちゃん、最近メンヘラじゃなくなってきたね」「何言ってるのよ。元々メンヘラじゃないし」(自覚無かったのね……)このところ精神状態が安定していることを指摘すると、ミコはその理由があるという。「今ね、とっても家族愛に満たされてるの」「石上くんへと最近全然話してないようだけど、もういいの?」「あんなに好きだったのに」「うーんそうね……割とどうでもいいかな」「……!...
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さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / 5
さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / 5この日、伊井野はコンビニに寄っていた。買い物を済ませてミコは次の目的地に進む。と言ってもすぐ近くの家族屋書店という本屋だ。慣れすら感じさせるほど躊躇なく店に入るミコ。入ってみると、他に客はいない。毎度のことなので、それをミコが気にすることもない。まっすぐに店主のいるレジカウンターへ行く流れであるものを手に握る。それはコンビニで買った、コンドームだった。手に持って...
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四宮かぐやは催眠になんてかからない?
「催眠術ですか?」「そうです!かぐやさんにかけてみたいなーって♪」藤原がまたいつものごとく何かに影響されて催眠術をかけたいと言い出した。当然かぐやは催眠術など信じていないし、ましてそれをするのが藤原なら100%かからないという自信があった。「私はかからないと思いますよ」「いいえ!かぐやさんは頭がいいですから、むしろかかりやすいはずです!」「……はぁ。まぁいいでしょう。ちょっとだけですよ」「やった!じ...
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欲しがり催眠~四条真紀~
「催眠術?そんなもの、本当にあると思ってるの?」この日、四条眞妃は四条関連企業の役員の息子である後輩、星軽剛樹(ほしがる つよき)に催眠術を試させてもらえませんか?と持ち掛けられていた。「物は試しって言うじゃないですか」「ダメならダメで、やっぱり催眠術なんてウソなんだって確信が持てますし」「はぁ。まぁいいけど、私はそういうの警戒心が強いから、絶対にかからないわよ?」「それで構いません」半分呆れて応...
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さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / 4
さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / 4店内に、他の客はいない。そこまではいつもと一緒。だが、今日は明らかに異なっていることがあった。「……」(なんか最近よく来てるけど……なんとなくここで買いたいって思っちゃうのよね)家族屋書店に来た伊井野ミコ。気付けば短期間で何度も来店している自分に気付くが、本の品揃えに満足しているのも事実。今日も本を買うため、店に入る。「いらっしゃいませー」「えっ……?」いつも通り店の...
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さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / 3
さびれた古本屋 伊井野ミコ編 / 3この日もミコは家族屋書店に来ていた。「……ガラガラね」入ってみると、他に客はいない。この光景にも慣れすら感じ始めている。まっすぐカウンター前に来たミコ。ここまではいつも通りだが、今日のミコは店主にあるジェスチャーをした。「あの……します」「こういうの……」手で輪っかを作り、上下に動かす仕草。それを見た店主は笑顔を見せた。「あ、手コキですね」(そっか、じゃあ面白さは5だ...
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Previous life heroine mind control ~四宮かぐや編 後日談~
「お邪魔します」この日、四宮かぐやは白銀家にやってきていた。「自分の家だと思って楽にしてくれ」「ゆっくりしていってくださいね」恋人の御行はもちろん、家族にも歓迎されたかぐやは素直に喜んだ。会話をしていくうちに、笑顔が似ている家族だなと思う。圭は否定するだろうが、彼女も雰囲気は御行に似ていて、やはり兄妹だと感じさせる。そんな和やかな訪問となったわけだが、かぐやには目的があった。それは御行の妹、白銀圭...
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Previous life heroine mind control ~四宮かぐや編~
この日、生徒会の女性陣は新聞部の取材を受けていた。予定が合わなかった藤原千花はいないが、受け答えはかぐやがいればそれで十分だった。「ありがとうございました。最後に、写真いいですか?」「はい。けど、それで撮るんですか?」「確かに。新聞に掲載するならデジカメの方が良いんじゃ……」新聞部が取り出したのがポラロイドカメラだったので、かぐやもミコも不思議がるが、これには理由があるという。「今時ポラロイドカメラ...