カテゴリ:日常のエントリー一覧
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通りすがりの催眠術師と長野原よしの
「私にとってあなたがどういう存在?」「何言ってるの、彼氏でしょ」「さっきあったばかりなのに?」「おかしいかしら?」「いや、おかしくない」「それじゃ、恋人同士ならラブホ行ってセックスしてくれるかな?」「もちOKよ。ゴム買っていこうね~」――――――「ハッ!?」「あ、あれ」「私…なんで剣道場に?」「あれ……あ、あぁそうだった」「今日は練習……あれ?でもなんか変……」「お股もなんか痛いし……あれ?なんか大切なことを忘...
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傀儡王女のストレス発散。フェイ・スターラは恐怖の代名詞。
「催眠術?私がそんなものにかかるはずなかろう」フェイ・スターラ。彼女はフェイ王国の姫だったが、ある時現れた異国の催眠術師によってあっさりと催眠術にかけられてしまった。そして心を操られ、傀儡とされてしまった彼女は催眠術士を夫、つまり未来の国王として迎えた。それからほどなくして国王は自ら引退し、異国の催眠術師は入国からわずか数か月の内に国王になったのだ。実権を手にした王にとってフェイは用済みだったが、...
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実は操られていた桜井泉
「今日は、豆テストをいくつかやってもらいます」臨時の豆テストを配布した泉は、その間教室を抜け出した。こういうことをする教師はたまにいるので、生徒達も特に疑問に思わなかった。泉が授業を抜け出して向かった先は職員室……ではなく、用務員室だった。授業中に教師が用務員室を訪れることはほとんどない。大抵は園内の清掃や植栽の手入れに出ていて、人がいないからだ。にもかかわらず用務員室に行ったのは、理由があるからだ...
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