夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.28
コラボ企画 - 2022年10月28日 (金)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

ピカside
本日もお日柄がよく、楽しい一日になるでしょう。
そんな僕はリエリ様と現在デートをしている……… ただし、うふふなデートではなく……。
「そこよ!」
「うわっ?!」
命を懸けたデートで戦っています。
リエリ様は旦那がいたみたいだけど、未亡人になったらしく……これ勝てば付き合えるチャンスがあると言うことでいいかな!?!
「ふふ、よく回避できているじゃない?流石はアリシアの護衛も勤めていたと言うだけのことはあるかしら?」
リエリ様は微笑みながら穏やかな口調で話すけど、こちらは何とも言えない顔で武器を構えていた。
「いやいや、ナイフの扱いもうまいってなんですか?決定的なのが見つからないで困るのだけど……」
「ふふ、もしかして何もできない女と思っていた?おあいにく様、これでも軍人なのでね」
「本当にあんな男に仕えているのがもったいないくらい美しい美女……ますます、勝って落としますか」
「あら、わたしに勝つつもりかしら?」
リエリ様は微笑みながら銃を発砲してきたので、横に転がりながらなんとか回避できた。
これなら、まだアリシアさま達と刀でやり合いする方がいいかもしれない……。
「ナオミ様から、あなたのことを少し聞きました。優秀な軍人だったことも、正義に燃え上がっていた事も……なのに、なぜ!ボーガンに!」
「昔の事よ。今の私はご主人様の女……ご主人様が女の幸せを教えてくれたのよ!」
「無理矢理洗脳されて、旦那も亡き者にされても何の感情も抱かない筈がない……旦那のことは好きではなかったのですか!」
「っ……!」
自分の叫びにリエリ様は、一瞬頭が痛くなるもすぐに表情を切り替えた。
どうやら、クロの予想は正しかったかもしれないね。
「(この星に来て、アリシア様がリエリ様に旦那のキーワードを発言した瞬間、しかめていた……それはつまり……)まだ、リエリ様は優しい心があると言うことだ!」
「うるさいわね……!」
「おぉ、あぶなっ?!」
股間すれすれにナイフが飛んできて、何とか回避できたけど……こわっ!?!
苛立ちが出てきたのか憤怒の顔になりかけていた。
「あなたを倒して、ご主人様に御褒美をもらわないといけないわね…」
「ご褒美は与えられませんよ」
「その言葉はどう言うことかしら?」
「答えは……」
刀をゆっくりと構えながら、左手には落ちたナイフを拾った。フム、中々良いナイフだから使えるかもしれないな……。
「ッシ!」
「!?」
左手にあるナイフで、勢いよく投げた。リエリ様はまさか投げるとも思わず、驚いて動けず……
「ぐぉぉお!!?」
「ご主人様!?!」
「僕達の戦いに邪魔するな。屑野郎」
背後から、銃を持っているのが見えたのでナイフを投げると見事にあいつの右腕に突き刺さった。
「もらった!!」
「しまっ!」
リエリ様は一瞬、こちらの意識をそらしてしまったから隙もできた。
それはつまり、戦いの世界において致命的なことをしてはいけないのに、した……。
「ふっ!」
「うっ!」
右腕に掴んでいる銃を刀の柄のほうで当てると、空中にとんで彼女はよろけていた。そして、その勢いで後ろにいるボーガンに……。
「無様に切られろ」
「っ!?」
刀を勢いよく斜めに振り切り、見事に服ごと切り裂いた。さらに、左手に隠し持っていた睡眠ガス用を破壊した。
「姑息なお前がやりそうなことだ。戦いに妨害する可能性を警戒して正解だったね」
「己ぇ!?!」
「はいはい。ぶっ飛んで壁と一緒に寝とけ」
右足を強く振りかぶると、ボーガンの顔は離れた先の壁の方に直撃して、最初はビクビクってなっていたが、やがて意識を失った。
「少し離れたところに飛ばせば邪魔ないだろう。そこで意識飛んでおけ。あとできっちりとどめさしてやる。……その前に」
「っ、ご主人様をよくも!」
リエリ様は此方に走って格闘で挑むつもりなのか此方に攻撃しかけてきた。そんなリエリ様の攻撃に冷静に回避しながら、彼女の背後に回り左腕で彼女の体を抱きついた。
「なっ!?離しなさい!?!」
「離さないよ。言いましたでしょ?“ご褒美は与えられません〝って……」
「何を……んんんん!?(な、何をするの!)」
僕は懐からハンカチを取り出して、彼女の口を塞いだ。
ハンカチで口を塞がれた彼女は必死に抵抗をしていたけど、此方も作戦のひとつなのだから……。
「大丈夫、毒ではないですよ。尤も……」
「んんっ!(意識が失いそう……!)」
「今回の僕達の任務は、あなたと戦うことではなくアリシアさま達とリエリ様達をボーガンから拉致してでも助けることですよ。洗脳は解けるかどうかはわかりませんけど……」
「ん……(い……や……)」
「おやすみなさい、リエリ様」
眠らされた彼女はぐったりと僕の腕の中で眠り落ちた。これでしばらくは目を覚ますことはないし……。
「ついでにナオミ様も」
「んっ……」
気絶しているナオミ様も、薬を嗅がせるのと一瞬は反応するが、抵抗することなく深い眠りへと落ちた。
さて、この二人をどうするかは……これからだな。
今のうちに人妻を抱いてみたいと思ったのは内緒だ。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
次回更新は11月2日!是非また見に来てください!!

ピカside
本日もお日柄がよく、楽しい一日になるでしょう。
そんな僕はリエリ様と現在デートをしている……… ただし、うふふなデートではなく……。
「そこよ!」
「うわっ?!」
命を懸けたデートで戦っています。
リエリ様は旦那がいたみたいだけど、未亡人になったらしく……これ勝てば付き合えるチャンスがあると言うことでいいかな!?!
「ふふ、よく回避できているじゃない?流石はアリシアの護衛も勤めていたと言うだけのことはあるかしら?」
リエリ様は微笑みながら穏やかな口調で話すけど、こちらは何とも言えない顔で武器を構えていた。
「いやいや、ナイフの扱いもうまいってなんですか?決定的なのが見つからないで困るのだけど……」
「ふふ、もしかして何もできない女と思っていた?おあいにく様、これでも軍人なのでね」
「本当にあんな男に仕えているのがもったいないくらい美しい美女……ますます、勝って落としますか」
「あら、わたしに勝つつもりかしら?」
リエリ様は微笑みながら銃を発砲してきたので、横に転がりながらなんとか回避できた。
これなら、まだアリシアさま達と刀でやり合いする方がいいかもしれない……。
「ナオミ様から、あなたのことを少し聞きました。優秀な軍人だったことも、正義に燃え上がっていた事も……なのに、なぜ!ボーガンに!」
「昔の事よ。今の私はご主人様の女……ご主人様が女の幸せを教えてくれたのよ!」
「無理矢理洗脳されて、旦那も亡き者にされても何の感情も抱かない筈がない……旦那のことは好きではなかったのですか!」
「っ……!」
自分の叫びにリエリ様は、一瞬頭が痛くなるもすぐに表情を切り替えた。
どうやら、クロの予想は正しかったかもしれないね。
「(この星に来て、アリシア様がリエリ様に旦那のキーワードを発言した瞬間、しかめていた……それはつまり……)まだ、リエリ様は優しい心があると言うことだ!」
「うるさいわね……!」
「おぉ、あぶなっ?!」
股間すれすれにナイフが飛んできて、何とか回避できたけど……こわっ!?!
苛立ちが出てきたのか憤怒の顔になりかけていた。
「あなたを倒して、ご主人様に御褒美をもらわないといけないわね…」
「ご褒美は与えられませんよ」
「その言葉はどう言うことかしら?」
「答えは……」
刀をゆっくりと構えながら、左手には落ちたナイフを拾った。フム、中々良いナイフだから使えるかもしれないな……。
「ッシ!」
「!?」
左手にあるナイフで、勢いよく投げた。リエリ様はまさか投げるとも思わず、驚いて動けず……
「ぐぉぉお!!?」
「ご主人様!?!」
「僕達の戦いに邪魔するな。屑野郎」
背後から、銃を持っているのが見えたのでナイフを投げると見事にあいつの右腕に突き刺さった。
「もらった!!」
「しまっ!」
リエリ様は一瞬、こちらの意識をそらしてしまったから隙もできた。
それはつまり、戦いの世界において致命的なことをしてはいけないのに、した……。
「ふっ!」
「うっ!」
右腕に掴んでいる銃を刀の柄のほうで当てると、空中にとんで彼女はよろけていた。そして、その勢いで後ろにいるボーガンに……。
「無様に切られろ」
「っ!?」
刀を勢いよく斜めに振り切り、見事に服ごと切り裂いた。さらに、左手に隠し持っていた睡眠ガス用を破壊した。
「姑息なお前がやりそうなことだ。戦いに妨害する可能性を警戒して正解だったね」
「己ぇ!?!」
「はいはい。ぶっ飛んで壁と一緒に寝とけ」
右足を強く振りかぶると、ボーガンの顔は離れた先の壁の方に直撃して、最初はビクビクってなっていたが、やがて意識を失った。
「少し離れたところに飛ばせば邪魔ないだろう。そこで意識飛んでおけ。あとできっちりとどめさしてやる。……その前に」
「っ、ご主人様をよくも!」
リエリ様は此方に走って格闘で挑むつもりなのか此方に攻撃しかけてきた。そんなリエリ様の攻撃に冷静に回避しながら、彼女の背後に回り左腕で彼女の体を抱きついた。
「なっ!?離しなさい!?!」
「離さないよ。言いましたでしょ?“ご褒美は与えられません〝って……」
「何を……んんんん!?(な、何をするの!)」
僕は懐からハンカチを取り出して、彼女の口を塞いだ。
ハンカチで口を塞がれた彼女は必死に抵抗をしていたけど、此方も作戦のひとつなのだから……。
「大丈夫、毒ではないですよ。尤も……」
「んんっ!(意識が失いそう……!)」
「今回の僕達の任務は、あなたと戦うことではなくアリシアさま達とリエリ様達をボーガンから拉致してでも助けることですよ。洗脳は解けるかどうかはわかりませんけど……」
「ん……(い……や……)」
「おやすみなさい、リエリ様」
眠らされた彼女はぐったりと僕の腕の中で眠り落ちた。これでしばらくは目を覚ますことはないし……。
「ついでにナオミ様も」
「んっ……」
気絶しているナオミ様も、薬を嗅がせるのと一瞬は反応するが、抵抗することなく深い眠りへと落ちた。
さて、この二人をどうするかは……これからだな。
今のうちに人妻を抱いてみたいと思ったのは内緒だ。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
次回更新は11月2日!是非また見に来てください!!
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