魔法少女リリカルなのはTB / STAGE-16 最後の足掻き
魔法少女リリカルなのは - 2021年10月10日 (日)
「フフ……フフフッ!」
主は八神はやてかとの問いに、はやての名前を口にしたくてもできない3人を前にニナヒがほくそ笑む。
「うーん、言いづらいなら聞き方を変えようかな」
「君たちの御主人様はだーれ♪」
「ひ、低村……ニナヒ……!」
ニナヒの名前を口にしてしまったシグナムの表情は絶望に青ざめていた。
彼女に続いてヴィータとシャマルもニナヒが主だとハッキリ言葉にしてしまい、驚愕と動揺で青ざめている。
「お前達!?」
「ま、まさかお前……夜天の書を書き換えたいうんか⁉」
「ご名答♪流石ははやてちゃん、頭がキレるねー」
「そうだよ♪簡単さ、リィンフォースはもう僕の一部なんだから、それくらわけないよ」
「そんなアホな!?」
「仮に書き換えられたとしてもウチらの絆は……!」
築き上げてきた絆を強調するはやてに対し、ニナヒはシグナム達に絆と主人どちらが大切か、そして敵は誰かという残酷な問いで返した。
「う、ぐ……!私達は……ニナヒ様のしもべ……っ」
「敵は……八神……はやて……!」
「絆よりも……ニナヒ様の方が…大切です……!」
3人が口にした言葉に、さすがのはやても冷静でいることはできなかった。
「ありえへん!アレを書き換えるなんてできるはずが……!」
「も~、だから簡単って言ってるじゃない」
「今の夜天の主は僕なんだよ♪」
「そ、その声!?」
ニナヒがリィンフォースの声色を使ったことにはやてはもちろん、シグナム達も驚愕する。
「わかったかな?リィンフォースの声……と言うかもう僕の声だけど、全てを自分のモノにするっているのはこういうことなんだよ」
「と、いうわけで時間も無くなって来たことだし手っ取り早くいくよ」
「シグナム、ヴィータ、シャマル……君たちは僕の忠実な雌奴隷騎士として絶対の忠誠を誓うんだよ」
「我々は……ニナヒ様の忠実な雌奴隷騎士として……絶対の忠誠愛を……誓います」
跪いた3人は号泣しながら宣誓し、その様子を目撃したはやては怒りに震えた。
「すぐ助けたる……こいつらをぶっ倒してな!」
「あー、それは勘弁だね。フフ、くひひっ……!」
「君たちが抵抗してくれちゃったせいで、君を捉えて洗脳改造するって作戦に遅れが出ているんだ」
「ウチを洗脳改造するやと!?……そうか、最初からウチが狙いだったいうわけかいな」
「そーいうことだよ♪シグナム、ヴィータ、手伝ってくれるね?」
「……ッ、了解」
「御主人様の……仰せのままに……ッ」
この命令がはやての逆鱗に触れ、凄まじい殺気を放ってニナヒを睨みつけた。
だが、状況は最悪だ。
シグナム達と交戦していたナンバーズ全員に、そのシグナム達を加えた戦力。
それらを一度に相手にするなど、如何に八神はやてだろうと勝ち目がゼロなのは明白だからだ。
「僕は見た目が好みなシャマルちゃんを教育してるから、あとは頼むよスカリエッティ」
「あぁ、任せておけ」
「シャマルはこっちにおいで。素直になれるように洗脳改造してあげるね♪」
手招きされたシャマルは嫌悪感しかない表情だが逆らうことはできず、ニナヒの元へ歩み寄った。
それと同時にナンバーズにヴィータとシグナム加えた面々と八神はやての戦闘が始まる。
「さんざん私の邪魔してくれた機動六課……お前たちもナンバーズの一員にしてやる!」
「死んじゃええ!」
「ドゥーエ!殺したらダメだよっ」
「本気でやってもこいつは死なないよ!」
一斉に襲い掛かられ、しかしそれでもはやては抵抗した。
1秒でも長く粘ればなのは達が戻ってくるかもしれない。
そこに一縷の望みをかけて必死に抵抗した。
「いい体つきをしているね♪」
「クッ……!」
シャマルを背後から抱きしめ、胸を揉みながら戦闘を眺めるニナヒだが、遊ぶ余裕はそれほどなかった。
「ふふ、良いおっぱいだなぁ」
「うぅ……」
「っと、時間もないし、これから君を洗脳改造してあげるね♪」
ニナヒから伸びて来る触手がシャマルの体を這い伝い、両耳にから侵入する。
「あぐっ!」
ニュッと強い力で侵入した触手はすぐに脳に到達し、頭の中を弄り改竄して作り替えていく。
それと同時に、ニナヒはいきり立ったチンポをシャマルのマンコに挿入した。
「あががっ
ぐぎあがっ
」
脳を書き換えられることの苦痛と快感、挿入される苦痛と快感。
これら全てを同時に与えられたシャマルはおかしな声をあげる。
「やめ……あっ
ぐぎぎっ

」
「あぁ、やめ……ないでってことね♪」
「あがががっ
」
「シャマル!」
シャマルが犯され、頭を弄られる光景。
助けたくともその余裕はなく、動揺した隙を突いて飛びかかった大勢のナンバーズを振りほどくことが出来ず、抑え付けられてしまう。
「くそ!くっそぉ……!」
「ようやく捕らえたぞ!」
「ディード、チンク!そのまま抑えてて!もう少し痛めつけるっ!」
「オラアアア!」
「がはっ!」
痛めつけられるはやてを見て、成功を確信したニナヒは洗脳とセックスのラストスパートに入った。
「気持ちいいねー。犯しながら洗脳するのは最高だよ♪」
限界寸前のチンポをビクビクさせながら、洗脳も総仕上げに入る。
体も脳も犯されているシャマルは、白目をむいてガクガクと震えていた。
「ああっ
あっ
ア"っ
」
「イクよ♪」
シャマルのマンコに大量の精子を中出しする。
中出しはニナヒにとって洗脳完了の大事な儀式だ。
「んあああっ
」
「イッグウウウウッ

」
「ンッモオオオオオオッ

」
牛のような鳴き声をあげて絶頂したシャマルは、グタッと地面に崩れ落ち、無様なアヘ顔を晒した。
「はぁ……はぁ……
」
ぐったりして息も絶え絶えなシャマルの股間にピンク色の紋様が浮かぶ。
それはナンバーズ全員の股間に浮かんでいるものと同じで、洗脳が完了し完全にニナヒの牝奴隷となった証だ。
「洗脳改造された今の気分はどうだい?」
「気分……はぁ~……
」
「最高です
とても幸せな気分ですぅ
」
「ククク……無様だな八神はやて。どうやらあちらも終わったようだ、こちらも仕上げにかからせてもらおう」
はやての頭を足で踏みつけるスカリエッティは、ニナヒから借り受けた触手を2本持っていて、それをはやての体に這わせた。
「うぐ……な、なんやこれ……!」
まず青色の能力封印型洗脳触手が上半身に取りつくと、服の中に入り込んで胸を覆う。
その見た目はブラジャーそっくりであり、下着に偽装してはやての能力を封じるのだ。
そしてもう一つが無色透明のスペックダウン型洗脳触手だ。
これははやての下半身を中心に広がり全身に被膜を作るように付着した。
別名インファント(幼 児化)・テンタクルとも呼ばれるその触手が付着している間、はやては触手が効果を解除しない限り身体的スペックが子供以下になってしまう。
この二つを纏わせられてしまったはやてはもはや無力であり、ナンバーズ達ははやての拘束を解いた。
「こ、こんな……う、くぅ……!」
身体的スペックが子供以下という著しく低下した状態では大人の体を支えまともに立っているのすら辛い状態だった。
もはや攻撃どころか動くのも難儀な状態のはやてにできることはない。
さらに精神的な追い打ちをかけるように、変貌したシャマルがニナヒの前で跪き忠誠を誓っている様子まで見せつけられてしまう。
「シャマルはこれでOKっと。フフ、其方も終わったようだね♪ 」
「御主人様ぁ
一人目の洗脳完了おめでとうございます
」
「八神はやての無力化は完了しました」
ウェンディがニナヒに抱き着く脇で、 ウーノが淡々と報告する。
「僕の触手を体に纏った気分はどうかな?最高でしょ」
「ふざけ……く……くそっ……!」
体を支えていられないはやては地面に膝をついてしまい、顔もあげることができない。
それを見降ろすナンバーズたちとニナヒ、そしてシャマルの全員が下卑た笑いを浮かべていた。
「さて、ここからもう一手順あるから、スカリエッティ」
「なんだ?」
「出撃した連中が戻ってこないようにクローンの所に加勢に行ってよ」
「出来たら触手も回収してきて」
「……わかった」
「八神はやてちゃんはシャマルと同じように洗脳してあげるね♪」
「君の立場と信頼を全部僕の為に使ってくれたら、今出て行ってる人たちを洗脳するのも簡単だからね」
「……ッ!」
(本命は他におるっちゅうわけか……!)
「だ、誰が……仲間を売るかっ……!」
「何をされたかて……ウチはお前の仲間になんてならへん……!」
自分が洗脳されたら今度は仲間が脅かされる。
それを想像したはやては力を振り絞って立ち上がろうとするが、常時発動している触手の効果によって精神力による身体能力の上昇など簡単に相殺されてしまう。
(クソッ……動けへん……)
(まずい、意識を保ってるだけでしんどくなってきた……)
「すんなりOKしてもらえるとは僕も思っていないよ。だから安心して、シャマルを洗脳改造したように君も洗脳してあげる」
「そうすれば心の底から、喜んで、心を痛めることもなく僕に協力できるようになるから♪」
(……まずい!)
「う、ウチの話を……聞いてや……」
このままでは本当に全てが終わると直感したはやては、洗脳されずに済む唯一の可能性に賭けることにした。
「う~ん?」
「ど、どうせ洗脳されるならウチはしまい……や……」
「そうなる……くらいだったら……う、ウチは協力する……」
「だ、だから……洗脳するのは……」
「洗脳されたくないから僕の仲間になって、今までの仲間を売ってくれるってこと?」
「そ、そうや……う、ウチ消えとうないんや……」
涙を浮かべ、洗脳される恐怖に心折れたはやて。
ここにいる誰もがそれを演技だと見抜いていたが、ニナヒはこういう茶番が大好きだった。
正確には、茶番に付き合って絶望に落とすのが好きだった。
「そっかー。それなら仲間になってもらうのも悪くないかもねぇ」
「オットー、セッテ。はやてを起してあげて」
「ハッ!」
「了解しました!」
もしかしたら洗脳を回避できるかもしれない。
そう希望の光が差した時、それを覆い潰したのはシャマルだった。
「御主人様ぁ、騙されちゃいけませんよぉ?」
「八神はやてという人間が、御主人様のされようとしていることに賛同するなんて絶対に……ぜぇ~ったいにありえないんですからぁ」
(シャマル……!)
この時はやてが見せた絶望の表情に、すでにニナヒ側に立っているシグナムとヴィータは歯嚙みし、目を背けるしかなかった。
「シャマル、それくらいわかっているよ♪」
「え、そうだったんですね!」
「もちろんさ。何か企んでいるかのが丸わかりなのに必死に取り入ろうとするのが滑稽で笑えるから、少し茶番に付き合っただけ♪」
「なるほど!さすがは御主人様
」
「だから……ねっ」
「んぐっ!?」
支えられて立っていたはやてに被さるようにして唇を重ねたニナヒは、そのまま床に押し倒した。
「ボクは誰が何と言おうと君を洗脳するよ?」
「君だけじゃない。僕が欲しい人間はぜーんぶね」
「んぐっ……~~ッ」
怒りと屈辱に涙を浮かべるはやてだが、その心には既に絶望という影が差し込んでおり、睨みつけることができない。
「ちゅ、れろれろっ~」
ニナヒがキスを楽しんでいる脇で、ウーノが時計を見ながらはやてに宣告する。
「ちなみに、ここにいる我々も全員が御主人様に洗脳していただきました」
「誰一人として洗脳を防げた者はいないので、諦めて素直に洗脳を受け入れることを推奨します」
「そう言う事♪その力も、頭脳も立場も、これまで気付いてきた信頼も……これからは僕の為だけに使ってよ」
「というか、使ってもらうね♪
ニナヒは触手を伸ばし、はやての両耳にズブッと差し込まれる。
「あがああっ!」
こうして八神はやての洗脳が始まった。
つづく
主は八神はやてかとの問いに、はやての名前を口にしたくてもできない3人を前にニナヒがほくそ笑む。
「うーん、言いづらいなら聞き方を変えようかな」
「君たちの御主人様はだーれ♪」
「ひ、低村……ニナヒ……!」
ニナヒの名前を口にしてしまったシグナムの表情は絶望に青ざめていた。
彼女に続いてヴィータとシャマルもニナヒが主だとハッキリ言葉にしてしまい、驚愕と動揺で青ざめている。
「お前達!?」
「ま、まさかお前……夜天の書を書き換えたいうんか⁉」
「ご名答♪流石ははやてちゃん、頭がキレるねー」
「そうだよ♪簡単さ、リィンフォースはもう僕の一部なんだから、それくらわけないよ」
「そんなアホな!?」
「仮に書き換えられたとしてもウチらの絆は……!」
築き上げてきた絆を強調するはやてに対し、ニナヒはシグナム達に絆と主人どちらが大切か、そして敵は誰かという残酷な問いで返した。
「う、ぐ……!私達は……ニナヒ様のしもべ……っ」
「敵は……八神……はやて……!」
「絆よりも……ニナヒ様の方が…大切です……!」
3人が口にした言葉に、さすがのはやても冷静でいることはできなかった。
「ありえへん!アレを書き換えるなんてできるはずが……!」
「も~、だから簡単って言ってるじゃない」
「今の夜天の主は僕なんだよ♪」
「そ、その声!?」
ニナヒがリィンフォースの声色を使ったことにはやてはもちろん、シグナム達も驚愕する。
「わかったかな?リィンフォースの声……と言うかもう僕の声だけど、全てを自分のモノにするっているのはこういうことなんだよ」
「と、いうわけで時間も無くなって来たことだし手っ取り早くいくよ」
「シグナム、ヴィータ、シャマル……君たちは僕の忠実な雌奴隷騎士として絶対の忠誠を誓うんだよ」
「我々は……ニナヒ様の忠実な雌奴隷騎士として……絶対の忠誠愛を……誓います」
跪いた3人は号泣しながら宣誓し、その様子を目撃したはやては怒りに震えた。
「すぐ助けたる……こいつらをぶっ倒してな!」
「あー、それは勘弁だね。フフ、くひひっ……!」
「君たちが抵抗してくれちゃったせいで、君を捉えて洗脳改造するって作戦に遅れが出ているんだ」
「ウチを洗脳改造するやと!?……そうか、最初からウチが狙いだったいうわけかいな」
「そーいうことだよ♪シグナム、ヴィータ、手伝ってくれるね?」
「……ッ、了解」
「御主人様の……仰せのままに……ッ」
この命令がはやての逆鱗に触れ、凄まじい殺気を放ってニナヒを睨みつけた。
だが、状況は最悪だ。
シグナム達と交戦していたナンバーズ全員に、そのシグナム達を加えた戦力。
それらを一度に相手にするなど、如何に八神はやてだろうと勝ち目がゼロなのは明白だからだ。
「僕は見た目が好みなシャマルちゃんを教育してるから、あとは頼むよスカリエッティ」
「あぁ、任せておけ」
「シャマルはこっちにおいで。素直になれるように洗脳改造してあげるね♪」
手招きされたシャマルは嫌悪感しかない表情だが逆らうことはできず、ニナヒの元へ歩み寄った。
それと同時にナンバーズにヴィータとシグナム加えた面々と八神はやての戦闘が始まる。
「さんざん私の邪魔してくれた機動六課……お前たちもナンバーズの一員にしてやる!」
「死んじゃええ!」
「ドゥーエ!殺したらダメだよっ」
「本気でやってもこいつは死なないよ!」
一斉に襲い掛かられ、しかしそれでもはやては抵抗した。
1秒でも長く粘ればなのは達が戻ってくるかもしれない。
そこに一縷の望みをかけて必死に抵抗した。
「いい体つきをしているね♪」
「クッ……!」
シャマルを背後から抱きしめ、胸を揉みながら戦闘を眺めるニナヒだが、遊ぶ余裕はそれほどなかった。
「ふふ、良いおっぱいだなぁ」
「うぅ……」
「っと、時間もないし、これから君を洗脳改造してあげるね♪」
ニナヒから伸びて来る触手がシャマルの体を這い伝い、両耳にから侵入する。
「あぐっ!」
ニュッと強い力で侵入した触手はすぐに脳に到達し、頭の中を弄り改竄して作り替えていく。
それと同時に、ニナヒはいきり立ったチンポをシャマルのマンコに挿入した。
「あががっ


脳を書き換えられることの苦痛と快感、挿入される苦痛と快感。
これら全てを同時に与えられたシャマルはおかしな声をあげる。
「やめ……あっ




「あぁ、やめ……ないでってことね♪」
「あがががっ

「シャマル!」
シャマルが犯され、頭を弄られる光景。
助けたくともその余裕はなく、動揺した隙を突いて飛びかかった大勢のナンバーズを振りほどくことが出来ず、抑え付けられてしまう。
「くそ!くっそぉ……!」
「ようやく捕らえたぞ!」
「ディード、チンク!そのまま抑えてて!もう少し痛めつけるっ!」
「オラアアア!」
「がはっ!」
痛めつけられるはやてを見て、成功を確信したニナヒは洗脳とセックスのラストスパートに入った。
「気持ちいいねー。犯しながら洗脳するのは最高だよ♪」
限界寸前のチンポをビクビクさせながら、洗脳も総仕上げに入る。
体も脳も犯されているシャマルは、白目をむいてガクガクと震えていた。
「ああっ



「イクよ♪」
シャマルのマンコに大量の精子を中出しする。
中出しはニナヒにとって洗脳完了の大事な儀式だ。
「んあああっ

「イッグウウウウッ



「ンッモオオオオオオッ



牛のような鳴き声をあげて絶頂したシャマルは、グタッと地面に崩れ落ち、無様なアヘ顔を晒した。
「はぁ……はぁ……

ぐったりして息も絶え絶えなシャマルの股間にピンク色の紋様が浮かぶ。
それはナンバーズ全員の股間に浮かんでいるものと同じで、洗脳が完了し完全にニナヒの牝奴隷となった証だ。
「洗脳改造された今の気分はどうだい?」
「気分……はぁ~……

「最高です


「ククク……無様だな八神はやて。どうやらあちらも終わったようだ、こちらも仕上げにかからせてもらおう」
はやての頭を足で踏みつけるスカリエッティは、ニナヒから借り受けた触手を2本持っていて、それをはやての体に這わせた。
「うぐ……な、なんやこれ……!」
まず青色の能力封印型洗脳触手が上半身に取りつくと、服の中に入り込んで胸を覆う。
その見た目はブラジャーそっくりであり、下着に偽装してはやての能力を封じるのだ。
そしてもう一つが無色透明のスペックダウン型洗脳触手だ。
これははやての下半身を中心に広がり全身に被膜を作るように付着した。
別名インファント(幼 児化)・テンタクルとも呼ばれるその触手が付着している間、はやては触手が効果を解除しない限り身体的スペックが子供以下になってしまう。
この二つを纏わせられてしまったはやてはもはや無力であり、ナンバーズ達ははやての拘束を解いた。
「こ、こんな……う、くぅ……!」
身体的スペックが子供以下という著しく低下した状態では大人の体を支えまともに立っているのすら辛い状態だった。
もはや攻撃どころか動くのも難儀な状態のはやてにできることはない。
さらに精神的な追い打ちをかけるように、変貌したシャマルがニナヒの前で跪き忠誠を誓っている様子まで見せつけられてしまう。
「シャマルはこれでOKっと。フフ、其方も終わったようだね♪ 」
「御主人様ぁ


「八神はやての無力化は完了しました」
ウェンディがニナヒに抱き着く脇で、 ウーノが淡々と報告する。
「僕の触手を体に纏った気分はどうかな?最高でしょ」
「ふざけ……く……くそっ……!」
体を支えていられないはやては地面に膝をついてしまい、顔もあげることができない。
それを見降ろすナンバーズたちとニナヒ、そしてシャマルの全員が下卑た笑いを浮かべていた。
「さて、ここからもう一手順あるから、スカリエッティ」
「なんだ?」
「出撃した連中が戻ってこないようにクローンの所に加勢に行ってよ」
「出来たら触手も回収してきて」
「……わかった」
「八神はやてちゃんはシャマルと同じように洗脳してあげるね♪」
「君の立場と信頼を全部僕の為に使ってくれたら、今出て行ってる人たちを洗脳するのも簡単だからね」
「……ッ!」
(本命は他におるっちゅうわけか……!)
「だ、誰が……仲間を売るかっ……!」
「何をされたかて……ウチはお前の仲間になんてならへん……!」
自分が洗脳されたら今度は仲間が脅かされる。
それを想像したはやては力を振り絞って立ち上がろうとするが、常時発動している触手の効果によって精神力による身体能力の上昇など簡単に相殺されてしまう。
(クソッ……動けへん……)
(まずい、意識を保ってるだけでしんどくなってきた……)
「すんなりOKしてもらえるとは僕も思っていないよ。だから安心して、シャマルを洗脳改造したように君も洗脳してあげる」
「そうすれば心の底から、喜んで、心を痛めることもなく僕に協力できるようになるから♪」
(……まずい!)
「う、ウチの話を……聞いてや……」
このままでは本当に全てが終わると直感したはやては、洗脳されずに済む唯一の可能性に賭けることにした。
「う~ん?」
「ど、どうせ洗脳されるならウチはしまい……や……」
「そうなる……くらいだったら……う、ウチは協力する……」
「だ、だから……洗脳するのは……」
「洗脳されたくないから僕の仲間になって、今までの仲間を売ってくれるってこと?」
「そ、そうや……う、ウチ消えとうないんや……」
涙を浮かべ、洗脳される恐怖に心折れたはやて。
ここにいる誰もがそれを演技だと見抜いていたが、ニナヒはこういう茶番が大好きだった。
正確には、茶番に付き合って絶望に落とすのが好きだった。
「そっかー。それなら仲間になってもらうのも悪くないかもねぇ」
「オットー、セッテ。はやてを起してあげて」
「ハッ!」
「了解しました!」
もしかしたら洗脳を回避できるかもしれない。
そう希望の光が差した時、それを覆い潰したのはシャマルだった。
「御主人様ぁ、騙されちゃいけませんよぉ?」
「八神はやてという人間が、御主人様のされようとしていることに賛同するなんて絶対に……ぜぇ~ったいにありえないんですからぁ」
(シャマル……!)
この時はやてが見せた絶望の表情に、すでにニナヒ側に立っているシグナムとヴィータは歯嚙みし、目を背けるしかなかった。
「シャマル、それくらいわかっているよ♪」
「え、そうだったんですね!」
「もちろんさ。何か企んでいるかのが丸わかりなのに必死に取り入ろうとするのが滑稽で笑えるから、少し茶番に付き合っただけ♪」
「なるほど!さすがは御主人様

「だから……ねっ」
「んぐっ!?」
支えられて立っていたはやてに被さるようにして唇を重ねたニナヒは、そのまま床に押し倒した。
「ボクは誰が何と言おうと君を洗脳するよ?」
「君だけじゃない。僕が欲しい人間はぜーんぶね」
「んぐっ……~~ッ」
怒りと屈辱に涙を浮かべるはやてだが、その心には既に絶望という影が差し込んでおり、睨みつけることができない。
「ちゅ、れろれろっ~」
ニナヒがキスを楽しんでいる脇で、ウーノが時計を見ながらはやてに宣告する。
「ちなみに、ここにいる我々も全員が御主人様に洗脳していただきました」
「誰一人として洗脳を防げた者はいないので、諦めて素直に洗脳を受け入れることを推奨します」
「そう言う事♪その力も、頭脳も立場も、これまで気付いてきた信頼も……これからは僕の為だけに使ってよ」
「というか、使ってもらうね♪
ニナヒは触手を伸ばし、はやての両耳にズブッと差し込まれる。
「あがああっ!」
こうして八神はやての洗脳が始まった。
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