真・バカとテストと催眠術 31話『新たなヒエラルキーの頂点』
バカとテストと召喚獣 - 2020年10月16日 (金)
学園に登校した明奈だったが、あるペットを連れて来たことで学園は大騒ぎとなった。
なぜなら、そのペットとは裸に首輪とリードを付けた吉井玲だったからだ。
上位者が下位の牝奴隷を犬猫のように扱うことはこれまでもあったが、牝奴隷の頂点に立つ吉井玲をそう扱うのは事の重大さがまるで違う。
ざわめきが起こる中、悠々とSクラスの教室に入った明奈は、Sクラスの生徒と野次馬で集まった女たちに宣言した。
それは、明奈が直接対決で玲を下し、自身がナンバーワン牝奴隷になったことの宣言だった。
玲もそれを認め、他ならぬ玄児の承認もあった為、この瞬間から吉井明奈が赤路玄児の牝奴隷ナンバーワンになった。
「それじゃ、さっそくだけどナンバーズのみんなにはしっかり立場を認識してもらおうかしらね」
「まずは翔子と瑞希、私の足を舐めなさい」
自分が頂点なのだとわからせるため、あえて明奈は屈辱的なことを牝奴隷上位に位置する二人に強要した。
霧島翔子と姫路瑞希の二人だ。
「……わかりました、明奈お姉様」
翔子は明奈の目的を察して、言われずとも服を脱いだ。
裸になり、足元に顔を近づける。
自然とは体勢は土下座のような形となり、それはそのまま立場を表すことになる。
より屈服した様で自分が舐めることが明奈の意図に沿うことだと判断した翔子は、明奈を称えるかのように舐めて見せた。
「……」
(悔しいですけど…従うしかないですよね……)
既に屈服し明奈の義妹になっている翔子と違い、姫路にとっては屈辱的な行為だ。
彼女も明奈の意図は察しているが、それゆえに苦痛だった。
未だナンバーワンを諦めていない姫路にとって、立場の差を明確にされるのは耐え難いもの。
だが、牝奴隷は序列がそのまま権力の優劣でもあるのだ。
玄児が決めた制度な以上、嫌でも従わなければならい。
「ぺろ…ぺろぺろ……」
姫路は悔しさを押し殺し、渋々足を舐めた。
その光景は多くの牝奴隷達に驚きをもたらすと共に、明奈派の牝奴隷達にとっては勝利の光景でもあった。
最初の二人が終わると、次は明奈派の牝奴隷を二人手招きして足を舐めさせる。
これは示威行為ではなく、派閥へのご褒美だ。
「おめでとうございます明奈お姉様」
「美晴は嬉しいです!お祝いに一生懸命舐めさせていただきますね!」
「ふふ、ありがとう美晴」
「明奈お姉様、私も心の底から祝福しますわ」
「葵も色々頑張ってくれたわね。ありがとう」
「それでは、失礼致します」
「んっぺろぺろっ」
小暮も跪き、美晴と共に足を舐める。
それに続いたのは優子と愛子の元Aクラス組だ。
「ちょっと愛子!は、放してよ」
「やる、やるからっ」
優子はこの時すでに明奈の凄さを認め、心の底では屈服していたが、性格が災いして素直になれないでいた。
そんな優子の背中を愛子が押す形となり、二人で仲良く足を舐める。
この出来事が良いきっかけとなり、優子は明奈に対し素直になり、態度を軟化させるのだった。
二人の後に続いたのは教師の高橋と、明奈派の側近である木下秀吉だ。
「明奈様、おめでとうございます」
「牝奴隷の頂点に立たれたあなたを尊敬します」
「ありがとう。あなたは教師だけど、遠慮せずに扱わせてもらうからそのつもりでね」
「はい、心得ております。それでは失礼します……ぺろぺろっ」
教師と生徒だろうと、文月学園では玄児以外は牝奴隷の序列こそが全て。
自分ではその頂点に立つことはできないと理解している高橋は明奈に尊敬の念を込めて足を舐めた。
「本当におめでとうございます……妾も嬉しいです……!」
「これからも明奈様の為、力を尽くさせていただきます。それでは、失礼して……はむっ」
親友の秀吉は普段は明奈に対してタメ口で接しているが、他の牝奴隷がいるときは明奈の立場を重んじて、しっかりと敬語で接している。
今も明奈の意図を汲み取り、誰よりも頭を低くして足の指を舐めて見せた。
それは、例え明奈派の№2だろうと、牝奴隷の頂点との差があまりにも大きいのだと周囲に示すためだった。
最後に舐めたのは玲だ。
「みさなんの涎がたっぷりとついた明奈様の足の指、綺麗にさせていただきます」
「うん、良い子ね。玲、みんなの涎、しっかり味わいなさい」
「はいぺろ、ぺろれろ……」
玲が指を舐める様子は、改めてこの場にいる全員に衝撃を与え、同時に明奈の立場を明確にするものだった。
一方で頂点から落ちた玲の表情は幸せそうで、まるでこの時を待っていたかのようですらあった。
そして……
「ふぅ。みんなありがとう」
「そして、これをみたいな他のみんなもわかったと思うけれど……これからは私、吉井明奈が文月学園のナンバーワンよ」
新ナンバーワンとして、所信表明のように語る明奈の口上を、誰もが聞き入った。
玄児に次ぐ権力者の方針は、それがそのまま牝奴隷達の行く末を決めるからだ。
こうして、吉井明奈をナンバーワンとした新たな牝奴隷ヒエラルキーが構築し直されたのであった。
つづく
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