人妻催眠NTR~宇崎月×宇崎藤生~ 2話「欲求とチケット」
宇崎ちゃんは遊びたい! - 2022年08月31日 (水)
「申し訳ありませんでした」
「まぁこういうこともあるよ。今度からは気を付けてね」
「はい……」
この日、珍しく遅刻してしまった月。
平謝りするが、店長が温厚な人物だったこともあり、軽い注意で済んだ。
逆にそれが、月の申し訳なさを増していた。
何故なら、遅刻した理由が理由だったからだ。
(言えない……朝の4時まで自慰していたなんて……)
(はぁ……私……)
少し自己嫌悪に陥りながら、気を取り直して遅刻を挽回するために頑張って仕事に打ち込んだ。
月はアルバイトの休みを挟み、二日後に出勤していた。
その日も業者の八倉直樹が納品にやってきた。
カフェのバックヤードでは良くある日常。
しかしこの日、月には異常が起きていた。
「……⁉」
直樹の姿を見た途端、股間と乳首がキュンキュンと疼きはじめたのだ。
(な、なんでっ⁉)
この疼きは直樹が仕事を終えていなくなったあとも治まることはなく、月は家に帰るまでずっと疼いたままだった。
「あんっあっ」
「んんっふぁっ」
家に帰った月は、またオナニーに没頭してしまう。
だがこの日のオナニーは、今までしていたオナニーとは明確に違っていることがあった。
「くうんっああ、ダメッ」
「直樹さん、だめえっ」
不倫を妄想してのオナニーは昨晩と一緒だが、明確に直樹を相手に思い浮かべてオナニーしていたのだ。
月自身は数えていないが、10回イクことでこの疼きは治まった。
しかし彼女の心には夫以外の男をオカズにオナニーしてしまったことへの罪悪感が残り、同時に浮気願望も大きくなっていた。
そしてそれから二週間。
月はバイト先で直樹の姿を見るたびに同じ現象に悩まされ、気付けば直樹との浮気を妄想して200回を超える回数の絶頂をしていた。
その頃には罪悪感は慣れによって薄まり、逆に浮気願望は抑えきれないほどに膨らんでしまっていた。
そんなある日の休日、月はショッピングに出かけようとしていた。
玄関を出ようとした時だった。
月の瞳がフッと虚ろになって、まるでロボットのようになる。
そして無意識のうちにスマートフォンを手に取ると、今時珍しいメールを送る。
その文面は、今日の予定だった。
「今日は西緩ショッピングモールに行って買い物をする予定です」
メールを送信したあと、そのデータを消去し、そこで月の瞳に光が戻る。
そのあとは普通に買い物をしに出掛けた月だが、途中でバッタリと直樹に遭遇する。
「奇遇ですね!」
「そうですね。お休みですか?」
「はい。これからお買い物に」
「そうですか。あの、良かったら食事でもどうです?」
「えっ?食事、ですか」
「はい。良かったら是非」
月は戸惑ったが、直樹が割と強く誘ってきたので流されて近くのレストランで食事をすることになった。
しかし食事どころではなかった。
正面に座った直樹が視界に入っている間、ずっと股間がキュンキュンと疼いてしまう。
頭の中でも「シたい」とはっきり言葉が浮かび、もはや直樹をハッキリとセックスの対象に見てしまっている。
この時に月は自分の不倫願望を自覚し、その対象に直樹を望んでいることも知ってしまう。
(私、まさか本当に不倫したがっているの?)
(あれは、ただの妄想……あぁ、だめ……ごまかせない……)
(私……不倫したい……抱かれたいんだわ……)
(この人に……年下の彼に……!)
そんな月の気持ちを見透かしている直樹は、
ライブのチケットの買い方がわからないという話を振ってきた。
「今ってスマートフォンとか、コンビニでも買えますよ?」
「それはわかっているんですけど、どうにもネットで買うのとか苦手なんですよ」
「そうですか。……そうだ、でしたら」
月が代わりに買ってあげましょうかと言うと直樹は喜んだ。
今度カフェに納品する時に、お金とチケットを交換する約束をする。
そのあとは普通に食事をして終わった。
食べている間、ずっと月はアソコが疼いていた。
「ごちそうさまでした」
「いえいえ。チケットの件、宜しくお願いしますね」
「わかりました」
「俺はこれで失礼します。またお店で」
「はい、では」
「……あぅ」
直樹が視界からいなくなったあとも股間の疼きが止まらない。
不倫したくてしかたがない。もっと踏み込んでいえば、直樹とセックスしたい。
隠しようのない願望が、月の心を埋め尽くしていた。
だが、それでも踏みとどまる要素。
それは愛する夫、藤生の存在だ。
夫が仕事で家を空けている間に、浮気する。
そんな最低な行為をしていいのかと、心が揺れる。
だが、迷う時点でもはや結論は出ているのだ。
そしてセックスをしなければ、この願望が消えはしないと月自身もわかっている。
(と、とにかく発散しないとどうにかなってしまいそう……)
(帰ってオナニーしないと、もう、本当に私……!)
予定を変更した月はオナニーするために帰宅した。
途中、オカズとなるAVを借りるためにレンタルショップへと寄ったが、そこである作品を見つける。
「フ……チケット……」
「……!」
「これ!これなら……!」
その作品のタイトルからあること思いついた月は、それを借りて帰り、家で何度も何度もオナニーした。
数日後、納品に来た直樹に月は用意していた封筒を渡す。
「あ、チケット買ってくれたんですね。ありがとうございます」
「い、いえこれくらい」
「あ、あの!その封筒、誰もいないところで開けてくださいね?」
「誰もいないところ?……フフ、わかりました」
その意味を、直樹は理解していた。
もっと言うなら、封筒に何が入っているのか、それもわかっていた。
なぜなら自分でそうさせたのだから。
仕事を終えて店を出た直樹は、すぐに封筒を開ける。
そこに入っていたのは一枚のチケットだった。
「フフ、完璧♪」
思わず道端でニンマリとしてしまう。
それも無理はない。
人妻から渡された封筒の中に、フリーセックスチケットが入っているのだから。
「さぁて、さっそく今晩使わせてもらうとしますか♪」
直樹は残りの仕事を済ませてから意気揚々と宇崎家のあるマンションへと向かうのだった。
一方で帰宅した月は、直樹を待ってドキドキしていた。
風呂にも入り体を綺麗にし、準備は万端。
あとは来てくれるかだ。
月からしてみれば、あんなチケットを渡すという賭けにも近いことをしているのだ。
不安で緊張するのも無理はない。
しかしそんな不安は杞憂だ。
なぜなら、これらは全て直樹が仕組んだことなのだから。
そしてちょうど風呂上がりのタイミングで、インターホンの呼び出し音が鳴る。
ピンポーン
「!」
「も、もしかしてっ」
慌ててモニターを見ると、そこには直樹が映っていた。
月は、ごくりと生唾を飲み込むと、恐る恐る通話ボタンを押すのだった。
つづく
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