エスデス人生最大のピンチ？誘惑がいつのまにか屈服に

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エスデス人生最大のピンチ？誘惑がいつのまにか屈服に

アカメが斬る！ - 2021年03月04日 (木)

「あー、暑くてたまらんな」

「こう暑いと、氷系の能力者である私は力が入らなくなってしまう」

「どのくらい弱体化するかというとだな、まぁそこいらにいる子供以下だな」

「だからもし万が一、いま男に……例えば目の前のお前に押し倒されでもしたら、私は抵抗もできずに犯されてしまうのだろうな」

「そして、弱っている私はたくましい男根で貫かれたが最後、きっと身も心も屈服してしまうんだ」

「結果私は、その男に全てを捧げて尽くすいいなり女になってしまうだろう」

「いやー、本当にこの暑さには参るな。人生最大のピンチかもしれん

」

エスデスはスカートをたくしあげ、ある男を誘惑していた。
自分は抵抗できないから襲ってくれと言っているようなものな、露骨な誘惑。

帝国の将軍エスデスを知る人物なら、およそ考えられないような誘惑だ。
なぜこんなことを彼女はするのか。
それは、エスデスが恋人探しに躍起になっているからなのだが、理由はそれだけではない。
どんなに好きな相手でも、エスデスという人間は男に媚びるようなことはしない。
もっと言えば、相手が誰だろうと、どんな状況だろうと媚びることはない人間だ。

だが現にエスデスは媚びている。それはなぜか。

（ふぅ～……心配したけど、しっかり効果出たみたいだな）

（相手が相手だけに効果あるか不安だったけど、帝具も帝具と呼ばれるだけのことはあるってことか）

エスデスはタカシという名の男が持つ帝具によって、洗脳されてしまったのだ。
強靭な精神を持つエスデスも、その精神そのものを変質させる帝具には無力だった。
知らず知らずのうちに洗脳された結果、今しているような馬鹿げた誘惑を自らの意思でするに至ったのだ。

（なかなか乗ってこないな……。やはり私の力に臆しているのか？）

(こうなったらやむ負えん。せっかく二人きりのチャンスを逃すわけにはいかない……！)

エスデスは意を決して上着を脱ぎ捨てると、下着１枚となった姿でタカシに迫った。

「急に脱いでどうしたんですか」

「さっきから言ってるだろ、暑いんだ」

「だからって、そんな格好になります？」

(フフ、見てる見てる……私の胸や股間に視線が向いているのがバレバレだぞ

)

「それくらい私は暑さに弱いんだ。いや～ほんと参るなぁ」

「こうやって薄着になっても、暑さでどんどん力が奪われていくようだ」

「ダメだ～。立っていられないー」

棒読みな上に、明らかに演技とわかるぎこちない動きでフラフラするエスデスは、そのままベッドに自ら飛び込むようにして倒れ込んだ。

「おお……」

（しまった、やり過ぎたか……？）

失敗が頭をよぎるエスデスだったが、そんな不安はすぐに一掃されることになる。

「ああもう我慢できない！」

「え？」

「襲わせてもらいます！」

「お、おい馬鹿やめろっ」

（やった！そうだ、そのまま襲ってくれっ

）

ガバッと被さってきたタカシに抵抗するするのは口だけで、内心は完全に身を任せて好きに抱かせてやるつもりでいた。
その証拠に下着を剥ぎ取られても恥ずかしがるだけで、それ以上は何もしない。

「はぁはぁ……！い、入れるぞっ！」

「そんな、や、やめろー……」

（そうだ！早く入れてくれっ

）

興奮するタカシはいきり立ったチンポを腰を突き出すようにして挿入した。
ただただ性欲に任せた挿入であり、エスデスへの配慮などまるで感じられなかった。

だが、それはエスデスにとって待ちに待った「犯される」というシチュエーションだった。

「ああ、これがエスデスのマンコ……温かくて、キツくって…気持ち良すぎっ！」

「い、嫌ぁ～……」

言葉だけの抵抗をするエスデスは、内心飛び上がるほど喜んでいた。
そして、雑に突き入れられ、セックスというよりは女を使ったオナニーでもするかのように自分本位に出し入れされているチンポで感じてしまっていた。

（これが男のチンポなのか……！）

（あぁ…タカシ様のチンポ気持ちいいっ

）

（えっ…私、今……？）

自分の心の声で、エスデスはあることに気付く。

『きっと身も心も屈服してしまうんだ』

嘘で言った自分の言葉。
だが本当に心が、体が屈服しはじめていることに気付いたのだ。
心の中ですら敬語が出るのがそのなによりの証拠だった。

「あっ

あっ

」

（ああっ凄いっ

）

（このチンポの為ならっ

タカシ様のためなら全て捧げてもいいとすらっ……

）

（堕ちる。本当に堕ちてしまうっ

）

どんどん高まる快感、比例して増大する服従心。
人生で初めての「屈服」が間近に迫っていると実感しているのに、エスデスには不思議と不安や恐怖が無かった。

（わかるっ

）

（このままイッてしまったら、私は本当に屈服してしまうとわかるっ

）

（ああっ

私はっ……ああああっ

）

むしろ屈服して全てを捧げていいなりになれば、今までは得られなかった本当の幸せが手に入る気がした。
そしてそう思っているからこそ、エスデスは絶頂を拒はなかった。

チンポを抜きだしされている股から電撃のような快感が何度も体を通って頭に達し、いよいよ最大級の快感の波がきた。

「あぐっ

イクッ

」

「イックウウウウウッッ」

この絶頂でエスデスは心身共に完全に屈服した。
自分よりもはるかに弱者である男に服従し、いいなりとしてどんな命令でも従う生活が始まる。
小間使いはもちろん、機嫌一つで性欲やストレスのはけ口にされる日々。
そんな毎日がエスデスにとって何よりも幸せだった。

それからしばらく経ったある日、エスデスはふとしたことがきっかけで自分が帝具によって洗脳されて屈服したのだと知ってしまう。
だが、いいなり女としての幸せにどっぷり漬かってしまっていたエスデスは、もはや洗脳を解除しようという気にはならず、そのままであることを選ぶのだった。

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