エヴァンゲリオン/True 総集編
総集編 - 2019年07月27日 (土)
これに書いたことは真実になります
それがどんなことであろうと―――
ネルフスタッフの1人、国栖スギオ(くずすぎお)はひょんなことからその本を手に入れた。
いかにも胡散臭いその本は分厚く、何も書かれていない白紙のPがあるだけだった。
書いたことが真実になる。
馬鹿らしいと思いつつ、わずかながらの期待感もあるのは間違いなかった。
「そう言えば明日だったな。試しに書いてみるか……。本当にこの本に書いたことが真実になるなら、俺は明日には大金持ちだな」
スギオ適当に本を開いて、ページに願いを書いた。
【国栖スギオの宝くじが、明日の抽選で1等当選する】
ありきたりだが、まず当たらないであろう宝くじが当選すると書いてみる。
もちろん信じてはいないが、当たれば嬉しいのは間違いない。
翌日、発表された宝くじの見てスギオは震えた。
「マジかよ……!!」
呆然とする。しばらく次の言葉が出ないほど硬直する衝撃。
宝くじが当選していたのだ。
本物かもしれない―――
偶然の可能性もあったので、確信を得るべく通常ではありえないことをいくつか書いてみる。
するとそれらはことごとく事実となり、特に驚いたのは天気すらも変えることができたことだ。
まったくの快晴だったその日、正午ちょうどに雪が降ると書いたのだ。
真夏の時期に雪など降るわけがない。
だが正午に雪が降ったのだ。
異常気象に日本中が大騒ぎになる中、スギオは歓喜に震えていた。
これさえあれば、俺はなんでもできる!
無限の可能性を秘めた真実の本を手にした国栖スギオ。
彼はそれをどう利用するのか―――

スギオはまずこの本について良く理解することから始めようと思った。
天変地異は起こせたが、果たして人の心を変えたり書いた通りの行動をさせることが出来るのかを知りたかったのだ。
「ま、どうせ試すなら女だよな」
単純な発想で、だが効果を確かめるに最適な文言を本に書き記す。
【綾波レイは5分後に国栖スギオの自宅を訪ねる。
その理由は国栖スギオの性欲処理をする為】
「こんなもんか。あいつは今は本部にいるはずだし、普通ならこれるはずがない。仮に偶然来たとしても俺の性欲処理なんてするわけないしな」
半信半疑ではあっても、本の力を信じたい気持ちが強いスギオは胸を高鳴らせて待った。
そして5分後、綾波レイはやってきた。
「マジで来たよ……!!」
インターホンを押して玄関の前で立っていたのは、ネルフ本部にいるはずの綾波レイだった。
「お邪魔します……」
もうこの時点でスギオの心臓は破裂しそうなほどバクバクと鼓動していた。
自分の性欲処理をするために家に来ているのは間違いない―――
だがそれをどう彼女が切り出すのか。
もしかして自分から言わないと性欲処理しないこともあり得るのか。
興奮で頭はグチャグチャだった。
「ど、どうして俺の家にきたの」
おもわずそう聞いてしまい緊張が走る。
「あなたの性欲処理をしにきたの……」
「せせせ性欲処理っ」
「そう。あなたの性欲処理」
完全に書いた通りの目的で家に来たことがわかり、目の前でガッツポーズをする。
綾波はスギオが何に喜んでいるかをわからないので、不思議そうな顔をしている。
力強く何度もガッツポーズした後、さっそく性欲処理をするように綾波に言うが、彼女はどもってしまった。
「こんなとき……どうして良いかわからないの」
「ええっ!?あ、あぁそういうことね!えっとそうだな……と、とりあえず俺のチンポをその、舐めれば良いと思うよっ」
さっそく綾波は言われた通りに行動した。
スギオもそれに合わせて全裸になり、チンポを自由にさせる。
「ん……ぺろぺろっ、んちゅっ……」
「くぅ!すげぇ……気持ちいい」
当たり前と思っているからだろうか、綾波はフェラチオをすることに全く抵抗が無い様だ。
もちろんやるのは初めてなので下手なのだが、性欲処理を一生懸命しようしているのは良くわかった。
ああしろこうしろと自分の好みのフェラチオを教えると、素直に言うことを聞くのも良かった。
デリヘルやピンサロを使ったことはあったが、そういう所の女にあれこれ指示を出すのは恥ずかしいし難しい。
自分の思いのままに奉仕をさせられるのは最高の一言に尽きた。
20分ほどで射精し、精液を綾波に飲ませる。
普段無表情の綾波も苦そうな顔になっていたが、やはり文句を言うことは無かった。
性欲処理という目的を達した彼女は、すぐに家から立ち去って行った。
特に回数や時間を設定しなかったので、1度の処理で帰ってしまったのだろう。
恐らく詳細な指定をせずに書くと、その内容が最短・最小限の効果になって現れるのだと推察したスギオは、逆に指定すればかなり細かく効果を発揮することが出来るのだとの考えに至った。
「いやああああッッほおおおおい!!!」
本の力が確実の物と検証で来た今、全てを手にしたような全能感にスギオは飛び跳ねて喜んだ。
これでもかと全力で喜ぶと、さすがに疲れる。
腹が減ってきたこともあり、これからのことや本に対する考えをまとめる為に外で食事をすることにした。
―――
「ワグナリアね。こんなとこにもできてたのか。まぁちょうどいいかな」
新しくできていたファミレスに入り、食事を注文する。
料理が来るまでの間、スギオは心を落ち着かせて思慮にふけっていた。
まず考えたのは、この本の容量だ。
本のページには限りがあるが、1000P以上あるし小さく詰めれば1Pに書ける文字も多い。
全てを消費するにはかなり時間がかかるので、当面は問題が無いと言えた。
逆に言えばそれだけ大きい本なので、持ち運びは不便極まりないだろう。
(ん?まてよ、試しに真実の本はいつでも呼び出せる的なことを書けばいいんじゃないのか?)
魔法的な超常現象で自在に呼び出すことが出来る様にすれば良いのではと思いつくが、文章の書き方を間違えると消滅しかねないので、今は危険と判断した。
そこでまずはこの本が誰かに奪われたり、誤って使用されないように制限を付け加えることにした。
【この真実の本は、国栖スギオが書いた内容のみに効果を発揮し、それ以外の者が書いた文字は無効である】
「それとこの本を失わないように保険をかけておかないとな」
【この真実の本は、いかなることにおいても、焼失・破損・破壊することはできない。又、水に濡れることも無い】
「これで良し……と。試しに水をかけてみるか」
とりあえずの保険を掛け、効果を確かめる為に少量の水を本に垂らしてみる。
すると紙でできているはずの本に水は一切浸透せず、まるでプラスチックの板の様に水を弾いた。
「いいぞいいぞ。とりあえずこれでこの本は俺専用になったわけだから、無くさないようにだけ気をつけないとな」
その言葉尻にもう1つ文章を思いつき、さらなる保険をかける。
【この真実の本を国栖スギオが紛失することはない】
「多分これで俺がこれを無くすことは無くなった……と思う」
「自分の事だから実感ないけど、俺が無くさないようにこの本が上手いことやってくれる……はず」
これで当面は問題なくなったと判断し、一旦ホッとすることが出来た。
そうしているといつのまにか時間は経過し、料理が運ばれてくる。
「タンドリーチキンセットだ」
「どうも」
(お!落ち着いて良く見るとすっげぇ美人の店員だな……あぁ店長なのか。それにしても凄いスタイルだな)
料理を運んできた店長の美しさに驚きつつ、空腹だったのでまずは食べることに集中した。
食べ終わると心に余裕が生まれる。
せっかく美人の店長の存在を知ることができたので、真実の本を使うことにした。
名札を確認し、店長の名前をチェックする。
「白藤杏子ね。下の名前は''きょうこ''か?あんずとも読めるしな。……文字にすれば同じか」
名前の読み方よりも、綴りの方が大事であるとこの時気付いた。
同姓同名の可能性ももちろんあるだろうが、恐らくその場合は書いた人間の思考通りになるのでは―――
つまりある程度都合よく本が解釈してくれるのではないかと想像がついた。
「さっきの綾波レイは自分からこさせたけど、今度は俺が呼び出せるようにしてみるか」
【白藤杏子は国栖スギオとセックスフレンドであり、呼び出せば必ず応じる】
【白藤杏子は国栖スギオに言われたことを拒否しない】
【白藤杏子の携帯電話番号は090-4022-****である】
電話番号は適当に思いついたものを書いた。
こうして本の力を使えば、どんな相手であっても自由に番号を入手することが出来る。
極端な話、自宅の隣の部屋に住んでいるとでも書けば、住所すら変更可能だろう。
ただこれらの場合、本来の番号の持ち主や住居人がどうなるかは定かではないのが不安要素ではある。
ともかく美人店長の電話番号を手に入れたクズオは、帰宅して彼女を呼び出すことにした。
pppppppッ
携帯のコール音が鳴る。スギオとしても初めて会話をする相手なので出るまでの時間に感じる緊張は相当のものだ。
仕事中で出るまでに時間がかかるかと思っていたが、意外にも数秒で杏子は電話に出た。
「おう、スギオか。どうしたんだこんな時間に」
「あ、あぁ白藤……さん?」
「あ?どうしたんだ改まって」
「えっ、いや別に改まってるわけじゃないんだけど」
「用が無いなら切るぞ」
「ちょ、ちょっとまって!用ならあるから」
ごく普通に電話に出た白藤はまるで今まで何度も会話したことのある相手の様に自然だった。
見た目通りにキツい性格なのだろう、用が無いなら切るという彼女になんとか用件を伝える。
「なんだ、セックスがしたいならそう言えばいいじゃないか。あ?今から?別にかまわんぞ、というか断るわけないだろう。お前……大丈夫か?」
「だ、大丈夫大丈夫!じゃあそういうワケだからよろしく。家で待ってるね。ば、場所はわかるよね?」
その質問にも白藤は飽きれたような声で知っていると答えた。
今すぐ行くと言い、彼女は電話切ってしまう。
スギオは心臓がバクバクを鳴るのを抑えるので必死だった。
「やるな真実の本……」
セックスフレンドという事実を与えただけにもかかわらず、自分の家の住所まで白藤の脳にはインプットされていた。
その都合の良さに感心して漏れた一言だった。
一方でこれからスギオの家に向かうことになった白藤はというと―――
「おーい、八千代。私はこれから出かける、店を頼んだぞ」
「はい!どれくらいで戻ってきますか?」
「わからん。もし閉店時間までに戻らなかったら店を閉めて帰っていいぞ。……出来るだけ早く帰ってくるようにはする」
「わかりました
」
こうして白藤は私服に着替えてスギオの家へと向かった。
ワグナリアからスギオの家には歩いても15分程度の距離なので、急がなくてもあっという間に着く。
スギオにとっては計算外で、部屋を整えるのに時間が足りなかった。
ピンポーン
「うぉ!?早っ、もう来たのか」
玄関扉の覗き窓から見ると、やはり白藤だ。
「おーい私だ。来てやったぞ」
緊張しながらゆっくりと玄関を開けて彼女を迎え入れる。
「い、いらっしゃい」
「おう、入るぞ」
部屋に入った白藤は、散らかっているのを特に気にしていない様だ。
シャワーを浴びはじめる彼女は、明らかにセックスの準備をしている。
(っていうか今思い出したけど、俺素人童貞じゃん……ある意味初体験……!?)
そもそも全くモテる要素の無いスギオは、当たり前のごとく素人童貞であった。
ネルフの給料は悪くないし、社宅なので自由にできる金が多かったのでソープ嬢やデリヘル嬢とのセックスは経験があった。
だが、レストランの店長と言う『普通の女性』との経験は初めてなので、ここでも一人コッソリとガッツポーズするスギオであった。
いざセックスが始まると、もう最高の一言だった。
見た目に反して白藤は決してマグロではなく、フェラチオや騎乗位を積極的に行ってくれた。
たぶん''セックスフレンド''というワードによる影響が大きいのだろう。本人も楽しんでいる様子が見て取れる。
スギオの方も客としてではない対等の立場でのセックスは新鮮だった。
風俗でクンニをする時は風俗嬢はわざとらしく感じたりして、仕事感が否めなかった。
だが白藤は舐め方が気に入らないと、こうしろああしろと指示を出したりする。
そうして言われた通りに出来ると素直に感じて喘ぐ。
素人である白藤とのセックスは最高だった―――
―――
「はぁはぁ……!」
「まったく三発目なのに凄い量だな。これじゃあもう一度シャワー浴びないとダメだな」
「いやぁ~ホント最高だったよ。白藤さんは気持ちよかった?」
「……まぁまぁな」
そう答える時の表情はやや笑みが浮かんでいて、ある程度は満足させることができたようだ。
こうして脱・素人童貞を果たしたスギオは白藤を職場に帰し、自分は昼寝をする。
セックスで蓄積した疲労感に逆らわず、睡魔に身を委ねる昼寝はなんとも気持ちの良いものだった。
―――
―――
―――
目を覚ましたスギオは、ネルフへ出勤することにした。
夜勤のフレックス制なので時間はある程度自由になるが、この日は珍しく早めに出勤することにした。
全てを可能にする真実の本を携え、ネルフ本部に車を飛ばす。
一気に何もかも変えてしまう気はなかった。
だからまずは小さい変化もたらす文章を真実の本に書きこんでから、スギオは家を出ていた。
その効果を確かめるのが楽しみでしかたが無く、こんなにワクワクしての出勤は人生で初めてだった。
ネルフに着くと、駐車場には仕事を終えた葛城ミサトと惣流・アスカ・ラングレーがいた。
「お疲れ様です」
「お疲れさま♪」
「……お疲れ様」
スギオは購買部の人間なので、彼女たちを知ってはいても普段はほとんど接しない。
ミサトもスギオの名前を知らないくらいだ。
ネルフの中でも人気のミサトと、エヴァパイロットのアスカ。
いつもより早く来たことで普段は会わないタイミングで遭遇したわけだが、これはかなりの幸運だった。
(どっちも好みだし……この二人で試してみるか)
スギオは二人を呼び止めて、単刀直入にお願いをした。
「その、二人が今はいているパンツが欲しいんですけど……」
恐る恐る言うと、ミサトは笑顔で、アスカは嫌そうな顔をして答えた。
「オッケー、ちょっち待っててね」
「ったく!早く帰りたいのに」
そう言うと、ミサトはスカートを捲り上げて片手でパンツを降ろし始めた。
アスカも、嫌そうな表情だがすぐにパンツを脱いだ。
「はい、パンツよ」
「ホラ!これでいいんでしょ。ミサト!さっさと帰るわよ」
「はいはい。それじゃあ失礼するわね」
目の前で脱いだパンツを二人から受け取ると、お礼を言ってミサトの車を見送る。
そしてまだ温かさの残るパンツを手にし、スギオは大笑いしていた。
「アッハッハッハ!すげぇよマジで!あいつら全くおかしいことと思ってない!ハハ、本当にそれが当たり前だと思ってるんだ」
家を出る前、スギオが本に書いたのは、自由に女のパンツを手に入れることのできる内容だった。
【全ての女は国栖スギオにパンツを欲しいと言われたら、差し出すのが当たり前】
こう書いたことで、ミサトやアスカが何の抵抗も無しに、『普通』のこととしてパンツを差し出したのだ。
持ってきていたケースにパンツをしまうと、仕事中も業務そっちのけでネルフ内の美女たちのパンツを没収した。
見つけた美女から次々とパンツを没収する。
名前が書かれたパンツや、際どすぎる物、逆に子供っぽすぎるものと多種多様で集めるのは楽しかった。
誰がどう見ても明らかに勝負パンツなのもいくつかあり、清楚系美人がそういうのを履いているという事実は興奮せざるを得ない。
階級の高い女や、普段高圧的な女も素直にパンツを差し出すので、そういう女から没収するのは支配しているという実感が湧いて特に良かった。
スーツケースに収まらないほどのパンツを手に入れたスギオは、次の段階に行動を移す。
【ネルフ内でノーパンの女性は、国栖スギオに支給されるパンツを着用する義務がある】
館内放送で一か所に集め、自分がノーパンにした女達に奪ったパンツを配るのだ。
配るパンツは適当に手に取ったものだ。そもそも量が多くて誰がどんなパンツを履いていたかなどほとんど覚えていない。
一列に女を並ばせ、順番に配っていく。
誰に誰のパンツがいくかわからないので楽しい。
勝負パンツを履いていた女を何人か覚えていたので、その数人には敢えて地味なパンツを配った。
きっと今夜セックスするであろう女に、勝負パンツではなく地味なパンツを履かせる。
ブラは勝負下着のままなので、とんでもないバランスの悪さだが、それを見た男がどんな反応をするのかを想像するもの面白い。
こうして悪戯的にパンツを配っていくと、ある事実に驚くこととなる。
「あれ?パンツが足りない……えっ、てことは」
ケースの中のパンツを全部配っても、列に二人の女が残っていたのだ。
(最初からノーパンの女が二人もいたってことか……意外と変態って多いんだな)
実際にはミサトとアスカの分があるので4人がノーパンだったわけで、図らずして面白い事実を知ることとなった。
とりあえず一人には自分の履いていた男性用トランクスをはかせ、もう1人にはバンソーコーを与える。
一応『これもパンツの一種です』と配ったのでバンソーコーを配られた女もそれをちゃんとつけた。
気付くと勤務時間が終わり、スギオはパンツを没収・配布しただけで帰宅することになった。
車での帰宅途中、信号で止まっていると可愛い子を見かけた。
そう言えば手元にパンツが残ってないと思い、せっかくなのでその子のパンツをもらって帰ること。
「私のパンツですか?ちょっと待っててくださいね」
パンツを脱ぐのに手間のかかるパンスト美少女にわざわざ声をかけて手に入れたパンツは、とても高級感のある可愛らしい下着だった。
「最後の最後で今日のベストパンツが手に入ったぜ……!」
スギオは自分もノーパンだったので、手に入れたパンツを履いて帰ったのだった―――
つづく
真実の本を手に入れた国栖スギオ。
全てが思いのままとなったことで、もはやネルフで働く必要は無い。
だが特殊で刺激的な職場であることは間違いないし、スタッフも美人ばかりだ。
これからの活動の本拠地とするのにジオフロントのネルフ基地は悪くない。
そこで、仕事はしなくてもネルフ内で自由に活動できるようにすることにした。
最低限、自由に行動できるようにさえしておけばあとは内部からネルフを掌握し、徐々に都合の良いように変えていけばいい。
【ネルフ及び関係機関における国栖スギオの所属は自由部であり、いかなる行動の制限も受けずに自由に行動することができる】
【ネルフ及び関係機関において、国栖スギオの行動は全てに最優先される】
「こんなもんかな。どこまで自由にできるかは試しながらだろうけど、多分何をやっても……フフッ」
犯罪行為なども制限されないだろうことは想像がつくが、その程度は謎だ。
例えば物を盗んでも咎められはしないだろうが、人を殺したりすることまで制限されないのか。
もしそれが制限されるならば、レイ プ等の命にかかわらない犯罪はどうか―――
色々と考えながら、車を走らせてネルフへと向かう。
その途中で、ある学園を通りかかった。
(別にネルフには何時に行ってもいいわけだしな……ちょっと寄り道するか)
水都学園という私立学校。
そこへ寄ることにしたスギオは、本の力で生徒に『進路指導』してやることを思いついた。
【国栖スギオは水都学園の最高権力者である】
【水都学園の生徒は、国栖スギオの進路指導には必ず従う】
そう書いて、スギオは来客玄関へと向かった。
門扉の前にいた二人の警備員はスギオの車を止めるどころか、頭を深く下げて礼をし、快く開門した。
受付に行くと、姿を見た職員が席から立ち、お疲れ様ですと挨拶をする。
全員がスギオを最高権力者と認識しているのだ。
受付嬢の1人に理事長室まで案内させると、残ったもう一人の受付嬢とその場に居合わせた教師は緊張が解けてホッと息を吐いていた。
「あれが国栖さんですか、私初めて見ましたよ」
「私もですよ。いやぁ~緊張しましたね」
最高権力者を前に、緊張しない人間などいないのだ。
理事長室に案内されると、絵に描いたような小太りの男が理事長だった。
最高権力者のスギオを見るなり、お茶を出させて媚びへつらう。
「学園内を自由に査察して即時進路指導ですか?もちろん構いませんとも!貴方に進路指導していただける機会を与えられた生徒は幸せですなぁ」
―――
―――
「うーん、意外とコレだ!っていう女がいないなぁ」
歩き回ってみたが、食指が動くほどの美女がなかなか見つからない。
平均より上クラスならたくさんいるのだが、逆に飛びぬけて可愛い子もいない。
少し落胆して、最後に諦め半分で行ったテニスコートでようやく眼鏡にかなう生徒がいた。
「おぉ!あれだよあれ。このレベルを探してたんだよ」
話しかけるとさすがに権力者であるスギオに対して敬語を使うものの、明らかに鼻につく態度だ。
自分たちが可愛いということをしっかり自覚し、それ故に高飛車になっているのだろう。
「へぇ、双子だったんだ。言われてみれば似てるな」
「そうなんですよ」
「それぞれ別の進路がいいかなって思ってたんだけど、双子ってことなら二人一緒でいいかな」
「というと?」
「君たちの卒業後の進路は、双子でAV女優になりなさい。それも実名でね」
「AV女優ですか……アナタがそう仰るなら、そうします」
「うぅ、実名……」
「大丈夫大丈夫!君たち二人ならかなり稼げるはずだから一生安泰だよ」
「卒業まではお互いたくさんレズって技術を磨いておくように」
「それと処女でAV女優になる女なんていないから、デビュー前に私のところへ来なさい。処女を貰ってあげるからね」
「……わかりました」
「素晴らしい進路指導、ありがとうございました……」
明らかに納得いかない表情だったが、決まりに従い彼女たちはAV女優を目指すこととなった。
近い将来、デビュー直前の彼女たちが処女を捧げにやってくると思うと、とても楽しみだった。
――――
水都学園を後にし、ネルフについてみると、スギオは顔パスになっていた。
それまでのカードギーや認証システムへのアクセスは一切不要となっており、何の手間をかけることなくネルフ内に入ることが出来た。
本に書いた通り、スギオの行動は制限されなくなったのだ。
試しに女子更衣室や女子トイレに入ってみるが、誰も文句を言わないし、驚くことすらしない。
本当に彼が自由に振る舞うのが、ごく普通のこととなっているのだ。
行動の最優先もしっかり守られている。
女子トイレで人が入っているブースの扉をノックし、
「国栖スギオだけど、このトイレで小便したいからどけてくれる?」
そう聞くと慌てて中にいた女性は扉を開け、スギオにブースを譲ったのだ。
降ろしたパンツをはきなおすこともせず、とにかく急いで譲る。
下半身を見られる恥ずかしさをどうにかすることよりも、とにかくスギオにトイレを譲ることを優先したのだ。
この時は別ににょう意が無かったので、結果的にただの嫌がらせだ。
気を良くしたスギオは普段は入れない様々な部屋に入ってみた。
赤木リツコのオフィスにいくと、伊吹マヤと二人で仕事をしている最中だった。
ちょうど催してきたので、ここで小便をしてみることに。
「すいません、ちょっとこの椅子に小便したいんで、どけてもらえます?」
「あっ、ハイ!わかりました」
言われた通りマヤは素直に席から立ち、その座面に小便をする。
隣にいるリツコも特に咎めることなく、普通に仕事を続けている。
椅子をびしょびしょに濡らして満足したスギオはそれだけで部屋を去った。
残されたマヤは悲惨なことになっている椅子を見てため息を吐く。
「災難だったわね」
「はぁ……仕方ないこととはいえ、不潔すぎます……」
「その椅子は新しいのにした方が良いわね。用意しておくから、今はパイプ椅子で我慢して頂戴」
「……はい」
気ままな散策を続けていくと、司令室に辿り着く。
碇ゲンドウの部屋だ。
ノックもせずに部屋に入るとゲンドウがいた。
まず驚いたのが部屋の広さだ。内装も独特の物で、なんとも言えない空気を醸し出している。
部屋の中央にあるデスクまで行き、ゲンドウの目の前に立つと彼から口を開いた。
「何か用かね」
「いやぁ~凄い広さですね、ネルフにこんな部屋があったとは」
「……」
「多分一番広い部屋ですよね。しかも作戦本部にリフトで直接行けるし、他の区画へも直通している便利さ、まさに司令室って感じですね」
スギオが話しかけても、ゲンドウは無言だった。
質問をしないうちは、多分会話にならないだろう。
「あぁそうそう、用件ですよね。ここに来る前は用はなかったんですけど、この部屋があまりに良いんでね。……今日から私の部屋にしたいんですけどいいですか?」
その問いにゲンドウは構わないと答えた。
「随分ものわかりがいいんですね」
「……それがネルフの決まりだからな」
いいタイミングなので、司令を相手にどこまで自由が許されるか確認してみることにした。
「もし仮に私がネルフの指令になりたいので、あなたは邪魔だから死んでくださいと言ったらどうしますか」
「私はそれで死ぬつもりはない。司令の座を降りて君に譲れば済む話だ」
「じゃあこれはどうです。もしあなたが生きているとイライラして夜も眠れないので死んでくださいと言ったら……」
「その時は死ぬ。ただちにな」
「仮に私があなたをナイフで襲ったら」
「それも自由だ。抵抗はしない」
どうやら死ねという極端な内容でもスギオの行動を制限しないという枠に入っていれば、その通りにするようだ。
これはつまり、適当に理由をつければなんでもできてしまうということだ。
性欲が溜まっているので処理しろと命じれば、多分どの女性スタッフも応じるだろう。
(本当に何も制限されないんだな……)
(うかつに死ね!とか言うといろいろヤバそうだ。ちょっと安全装置を付けておくか)
ゲンドウの部屋を自分のモノにしてしまったスギオは、さっそく自分用の什器備品を揃えさせた。
とりあえず最低限のものが揃うと、椅子に座って真実の本に新たな文章を書きこむ。
『ネルフ及び関係機関の人間は、国栖スギオに死ねもしくは同義の命令をされたとき、もう一度確認して承認を得てから実行する』
適当な職員に声をかけ、死ね!と言ってみる。
すると『本当に死んで宜しいでしょうか』と確認をされたので、ダメと答える。
普通の表情だが、もしそれを承認すればその場で自殺するのだと思うと、少し背筋が凍る。
人の命をどうこうするほどの覚悟や精神的強さはスギオには無いのだ。
当面はネルフを拠点に、まずは職員を弄ぶことで楽しむつもりのスギオは、挨拶の仕方を変えることにした。
【全ての女は国栖スギオに挨拶する時、非処女は土下座、処女は尻を突き出して撫でてもらう】
これを書いて、スギオはさっそくネルフの中を散策し始めた。
「おはようございます」
「おはようございます」
(へぇ、結構モテそうなのに処女なのか。意外と掘り出し物がいたりするんだな)
女に挨拶をすると、自分から尻を突き出して撫でさせたり、土下座する。
おはようございますと言いながら土下座する女達は、まるで自分が処女を奪う前に誰かに抱かれていることを謝罪させているような気がして、優越感に浸ることが出来た。
意外な女性が処女だったり、逆に純粋そうな子が非処女だったりするので女と言うのはわからないものだとあっけにとられることもあった。
スタッフからエヴァンゲリオン弐号機の狙撃訓練がこれから行われる事を知り、現場を訪れてみることに。
まだ準備中らしく、職員が少ない。女性は伊吹マヤと赤木リツコしかいなかった。
「おはようございます」
二人の女性に向かって挨拶をすると、同時に違う反応が出て面白い。
「おはようございます」
マヤの方は処女の様で、尻を向けてくる。
薄い水色のパンツを撫でると、恥ずかしそうだ。
対照的にリツコの方は土下座をした。
当然と言えば当然だが、非処女だったからだ。
「おはよう」
行動を制御されないだけで、立場上は目上にあたるリツコが土下座している。
マヤの尻を撫でながら土下座を見るのはなんとも言えない快感があった。
そうこうしていると、現場にアスカがやってきた。
さっそく尻を撫でてやろうと、挨拶をしに行くが表情が怖い。
戦績芳しくない現状で、最近は特にイライラしているようだ。
「……何か用?」
そう言われて思わずたじろぐが、どいてと言われないのは行動を制御されないという効果によるものだろう。
とりあえず挨拶の言葉を言ってみる。
「お、おはようございます」
「……おはよ」
ぶっきらぼうにも一応挨拶を返すアスカ。
それはつまり、彼女もまた尻を触らせることを意味していた。
「……」
より険しい表情ではあるが、尻を向ける。
突き出しているとまではいかないが、撫でて良いという意思表示だ。
「……チッ」
「うっ……」
尻を撫でると、あからさまに嫌そうな顔で舌打ちをして、アスカは更衣室に行ってしまった。
「怖っ」
ここであるアイデアが浮かんだので、一旦自室に戻ることに。
「あの中では赤木リツコだけが非処女だったわけだけど、これで……」
ニヤニヤしながらスギオが書いたのは実に馬鹿らしい内容だが、リツコの経歴を変えてしまうものだった。
【赤木リツコは処女である】
【赤木リツコは国栖スギオの質問にはどんな内容でも正直に答える】
「さて、もう一度会いに行くとしますか」
リツコが処女になっていることを確かめる為、再び会いに行く。
「お疲れ様です」
「お疲れ様。また来るなんて忘れ物でもしたかしら?」
「いえいえ」
なんの変哲もない挨拶の中に組み込まれた普通の会話。
だが、その中でリツコの反応は確実に違いを生じていた。
「んっ……」
今回の挨拶では尻を突き出したのだ。どうやら間違いなく処女になったようだ。
気になったのは、処女になったことで本来はセックスの経験があるはずの彼女の性的経験がどう変化しているのかだ。
「つかぬ事をお聞きしますが、セックスの経験ってあります?」
「あるわよ。お尻の穴だけだけどね」
「フフッ、そうですか」
どうやらアナルだけの経験しかないことになったらしい。
そういうことかと合点がいって思わず笑ってしまう。どうやら本がうまいこと過去を改変し辻褄を合わせたようだ。
リツコ自身がアナルの経験しかないと記憶が改竄されているということは、これまでリツコを抱いてきた男は全員アナル好きに変わっているはずだ。
それを思うとさらに笑いが込み上げてきた。
処女になったリツコの尻を撫でていると、せっかく処女にしたのだから自分で奪ってやりたいと思った。
だが普通にセックスをするのもつまらない。
「赤木博士、あなたは何故処女なんですか。アナルセックスをしたことがあるなら、普通のセックスをする機会がいくらでもあったでしょう」
「そうね。でも……私は処女を捧げたいと思うほどの相手に巡り合えなかったわ。今もそう……ふふっ、なんでかしらね。愛している人がいるのに、処女を捧げようとは思わなかったのね」
「というと今好きな人がいるんですね。それは誰ですか?」
「碇司令よ」
「ええっ!?」
その答えにスギオのみならず、居合わせた職員全員が驚く。
なんと愛人関係にあるらしい。
碇ゲンドウへの愛について聞くと、リツコは饒舌に答えた。
かなり深い愛を持ってるようだ。だがそれでも捧げなかった大切な処女。
それは無理.矢理奪うのではなく、自分から差し出させてやろうと思った。
まずスギオは土下座や尻撫で挨拶をキャンセルした。
事前に真実の本に書かれた文字はそこに横線を引いたり、×印を付る、もしくは中止と書くと効果が無くなるように設定したのだ。
もちろんスギオ本人による記入でしか中止の効果は得られないようにしてだ。
そして改めて新しい真実を本に記入する。
【国栖スギオに尻を撫でられた女が処女の場合、処女を買い取ってもらいたくて仕方が無くなる。その際の希望額は10円とする】
【国栖スギオに処女の買い取りを拒否された女は、貞操帯を付けて一生処女でいることが義務付けられ、性交渉は許されない】
【国栖スギオに非処女が尻を撫でられた場合は、多大な幸福感を得て、尻を撫でられたお礼する。お礼の内容を指定された場合はどんな内容でも応じる】
「こんなところかな」
こうして全ての女性の処女を10円で買うことが出来るようになったスギオは、さっそくリツコの処女を買い取ることにしたのだった。

「……」
赤木リツコはなかなか仕事が捗らないでいた。
部屋の中にスギオがいたからなのだが、気味が悪いことに彼はニコニコしながらリツコを見てただ座っている。
何かを待っている様子だが、それが何なのかはわからない。
行動を邪魔するわけにもいかないので、声をかけることもしないし、もし声をかけて自分もマヤみたくなったらさらに仕事が捗らなくなってしまう。
狙撃訓練開始まで1時間を切った今、手を止めるわけにはいかない。
「ちゅるるっ、ちゅっちゅっ、んん……れろれろっ」
(経験ないだけあって下手だな……)
マヤは適当な理由をつけられ、椅子に座っているスギオにフェラチオをさせられていたのだ。
部屋の中はリツコがペンを走らせる音とパソコンの入力音、そしてマヤのフェラチオの音だけが響いていた。
「はぁ……」
10分ほどしたところで、リツコは気分を入れ替える為にコーヒーを飲もうと、席を立った。
スギオが待っていたのはこれだった。
リツコの尻を撫でる為に、彼女が席を立つのを待っていたのだ。
「っ!?」
コーヒーを入れるリツコの尻に、ぞわっとする感触が発生する。
いやらしい手付で尻をなでられたのだ。
「な、何をするんですか!?」
「あーすいません、綺麗なお尻があったものですから」
「なっ!?」
特に理由も無く触られたので、リツコは本来の認識通り痴.漢されたと思い、怒った。
だがそれは最初の瞬間だけで、次の言葉を言う前に感情が怒りではない別の物に支配されてしまう。
処女を買って欲しい 処女を買って欲しい 処女を買って欲しい
「う……くっ……!?」
10円でいいから 処女を買って欲しい
10円でいいから 処女を買って欲しい
10円でいいから 処女を買って欲しい
強烈すぎるほどの感情の沸きだしに、リツコはパニックになる暇すらなかった。
完全に思考がそれで埋め尽くされた彼女がとった行動は、およそ本来ならありえない懇願だった。
「へぇ?つまりあなたは私に処女を買い取って欲しいんですね。それも10円で」
「そ、そうよ!お願い!お願いだから買って欲しいの!」
すがりつく様にスギオの体を掴み懇願するその姿はまるで麻薬中毒者のようだった。
「でもいいんですか。訓練の時間が近いんでしょう?」
「そ、そんなのどうだっていいわ!だからお願い!わ、私の処女を買って!買ってください!!」
「ふふっ、それほど熱心に頼まれたら断るわけにはいかないですね。いいでしょう、では今からここであなたの処女を買い取ってあげます」
「希望通りに10円でね。しかもホラ……前払いしてあげますよ」
取り出した10円を床に落とすとチャリンと音が響く。
それを拾ったリツコは物凄く嬉しそうに体を開くのだった。
―――
「よろしくおねがいします」
元々リツコは処女ではなかったが、彼女の記憶から普通のセックスについての記憶は無くなっていた。
だが、体は記憶しているのだろう。
挿入した後はどう見てもセックスに慣れてるとしか思えない腰つきだった。
さらに処女に戻っただけなので、開発された膣内はそのままだった。
感度は高く、うねうねと膣壁がチンポを包んで離さない。
「とても処女とは思えませんね」
「んんっ、あっ、ああっ、そ、そんなことありませんっ、処女でしたよっ」
「でも初めてでこんなに感じるものなんですかね?」
「ひゃああんっ!?そ、そこっ、ああっ!」
激しく突くとその度によがるリツコは、自分でも想像以上に感じるのか困惑している様子だ。
そしてその様子はスギオから見てとてもしおらしく、普段見せない女としての表情だった。
(碇司令とヤルときはこんな顔してたのか……あんなクソ中年のどこがいいんだか……クソッ)
リツコは中出しを嫌がるそぶりを見せたが、それを言葉にはしなかった。
理由はわからないが、行動を制限しないという内容が影響していたのかもしれない。
中出しされたリツコが床で無様に足を開き、アソコから精液がトプトプと流れ出したその時、丁度訓練開始時間となっていた。
「ふぅー、スッキリした。後始末は面倒だからしないよ。それじゃあ」
室内で絶句したまま固まる伊吹マヤと、余韻で体が動かずぶざまに股間から精液を垂れ流す赤木リツコ。
二人を残してスギオは部屋から出ていき、次のターゲットを探すのだった。
―――
―――
―――
「あああ~~~」
「さいこー♪生意気なセカンドチルドレン様の処女も10円だとお得感あるな」
尻を撫でることが挨拶ではなくなったので、アスカは抵抗した。
だがひとたび尻を撫でられれば、他に何も考えられないほど強い思考に脳が支配され、10円で純潔を捧げてしまう。
そこが廊下でも、とにかく処女を捧げたくて仕方が無くなってしまうのだ。
こうしてアスカの処女を奪ったスギオは次なるターゲットを求めて歩く。
すると都合よく葛城ミサトを見つけるのだった。
「ひゃあんっ!?」
「おっと、驚かせてすみませんねー」
通路を歩いていたミサトを歩いて追い越す瞬間にサッと尻を撫でる。
さすがのミサトも驚き、怒ろうとするのだがその瞬間―――
『非処女が尻を撫でられた場合は、多大な幸福感を得て、尻を撫でられたお礼をする。お礼はスギオであればどんなことでも構わない』
「~~~~~
」
本の効果によって多大な幸福感を得てしまうミサト。
彼女は今、人生で感じたことのない幸せを感じている。
その後に待っているのは、お礼だ。
スギオに尻を撫でられたらお礼をする。
それが常識となっているのだ。
「おっけー、ちょっち準備するから待っててね♪」
「はいはい」
お礼にしてもらいたいことを伝えたスギオは、部屋で待つことに。
10分後―――
バンッ
勢いよく扉が開き、ミサトが入ってきた。
「この変態野郎!こんなところに隠れていたのね」
「見つかっちゃったか―」
「ネルフの女の子達を毒牙にかける悪の総帥、国栖スギオ!」
「あなたはこの私、ミサトが使徒に代わっておしおきよっ
」
「ふっふっふ!この俺におしおきできるもんならしてもらおうかぁ」
「あなたの悪のエナジーは、私のオマンコで吸い尽くしてあげるんだから!」
「くっくっく、私から悪のエナジーを吸いきる前に、お前自身が悪のエナジーに犯されその身を私に捧げるだろう」
「そ、そんなことになるもんですかっ。行くわよ!」
セーラームーンのコスプレをしたミサトは台本通りにスギオに戦いを挑む。
スギオがお礼に求めたのがこれだった。
この後ミサトは激しいセックスバトルの末、精液を中出しされることで絶頂し敗北する。
そして精液によって心を蝕まれたミサトは正義を捨て、悪に服従するといったシナリオだ。
―――
「わらひぃ……せーらーむーんはぁ……スギオさまの牝……どれいとしてぇ……悪にふくじゅうすることを……ちかいますぅ
」
ピクピクと痙攣したマンコから無様に精液をこぼれさせ、服従を誓う姿は最高だった。
こうしてシチュエーションプレイを楽しんだスギオは一度睡眠をとってから、外出することに。
「ん?」
車を走らせていると、どこかの女生徒の後姿が目に留まる。
「おぉ!あれはかなりレベル高いぞ」
かなりの綺麗で整った顔の女の子にテンションが上がったスギオは躊躇することなく後ろから近づき、尻を撫でた。
「きゃあ!?」
「あ、あなた一体何を……!え……う……あなたは……!」
スギオの顔を見て、状況を認識してしまえばもう後の祭り。
怒りは一瞬にして湧き上がる別の感情に潰されてしまう。
どんな人間でも、真実の本に書かれた内容に抵抗する術などないのだ。
「どうしても処女を捧げさせていただきたいんですの!買い取って頂けませんか……」
「一文無しですって!?そんな!?くぅ、そういうことなら……」
見るからに人生順風満帆のエリートお嬢様といった彼女に意地悪をしてやりたくなったスギオは、
買い取りを拒否して貞操帯を付けてやることにした。
金が無いと言えば、それだけで女に子は諦めるしかないだろう。
だが相手は意外にも機転が利く女だった。
「マイナス1000万?」
「そうです。つまりあなたが私から処女を買うと、マイナス1000万円を支払う契約ということですから、実態としては私が貴方に1000万円払う計算ですわ!」
「なるほど。そうきたか」
(なかなか機転の利く女だな。でもそういう奴ほどいじわるしたくなるんだよな)
逆に絶対に貞操帯を付けてやろうという気持ちになったスギオは、金をもらうことも拒否した。
完全に望みを絶たれた女の子は、諦めると残念そうな表情で鞄をゴソゴソとしはじめた。
「どうした?」
「貞操帯を取りたいんですけど、下の方に入ってますの。まさか使うとは考えてもみませんでしたから……」
「あぁ……そういうことね」
本の効果によって、この世界の女はすぐに貞操帯をつけることができるように各自が携帯しているようになっていたのだとわかった。
(人口の半分を占める女が全員貞操帯を持ってるってことは……貞操帯を作ってる会社は大企業になってるのか……?)
馬鹿らしいことを考えていると、女の子は目の前でパンツを脱ぎ、貞操帯を嵌める。
そして装着の確認をスギオにお願いした。
「いかがでしょうか」
「うんうん、すごく似合ってますよ」
「ご、御確認頂きありがとうございますわ。これから私は一生貞操を貫くことを誓います」
「頑張ってね」
これからは公衆浴場でも、水着姿でも一生貞操帯を付けて生きなくてはいけない。
そんな彼女のこれからの人生を思うとスギオは笑いが止まらなかった。
つづく
『全ての人類、生物、その他の事象は国栖スギオに危害を加えることはできない』
『ネルフスタッフが国栖スギオを呼ぶときは様付けで呼ぶ』
『国栖スギオは全てのネルフ関係者に敬語を使用する必要が無い』
―――
「ま、こんなもんか」
スギオは自分の身の安全を確保しつつ、ネルフ内を少しずつ弄っていた。
色々と試して、一番居心地の良いネルフを作っていくのだ。
「おはようミサト」
「おはよう、スギオ様」
「今は何をしてたの?」
「先月の出張報告を書いていたのよ」
「そうなんだ。ところでミサトさ、俺にタメ口聞かれて嫌じゃないの?上司としてさ」
「何言ってんのよ。ネルフの人間にスギオ様がタメ口を聞くなんてフツーのことじゃない」
「そうだよねー」
タメ口を聞いても怒られないし、相手も本来の立場通りの喋り方で接してくる。
だが名前だけは様を付ける。
これが意外と心地よく、征服感もあってちょうど良いと感じた。
他の人物の反応も気になったので、リツコの部屋にも行ってみることに。
「……はぁ」
「どうしたの?ため息なんてついちゃってさ」
「スギオ様が射精するのを待っているのよ」
「あなたがここでオナニーするのは自由だし、邪魔をするつもりはないけど、早く終わらないかしらって思っていたの」
「あぁ、ごめんごめん。もうちょっとで出るから」
リツコの部屋で彼女が使おうとしていた資材に座り、オナニーをする。
スギオの行動は邪魔されないので、リツコはただ待っているだけだ。
射精が近付くとスギオは素早く立って、気怠そうに待っている彼女の顔に射精するのだった。
顔にたっぷりと精液をかけられても、リツコはまったく動じない。
射精をすることを邪魔しないように、表情を変えていないのだ。
「ふー、スッキリした!それじゃあまた来るね」
スギオが部屋から出ていくと、リツコは大急ぎで洗面台に行き、顔についた精液を洗い流しすのだった。
移動した先で今度はアスカに出会う。
物凄く機嫌が悪そうだが、一応声を掛けてみるとやはりありありと嫌がっているのが態度に出ている。
それでもスギオの行動は邪魔をされないので、話しかけた時点で彼女は会話をしなくてはらならない。
「……別に」
他愛もない質問をしたときの返事はまさに適当だった。
スギオも別にアスカに合うのが目的ではなかったので、早々にその場を去る。
スギオが視界から消えたところでアスカはボツリと文句を言うのだった。
「ウザ……。スギオ様のクセに馴れ馴れしいのよ……!」
『ネルフスタッフが国栖スギオを呼ぶときは様付けで呼ぶ』
この内容はスギオがいなくてもしっかりと効果を発揮していた。
ネルフスタッフの変化を楽しんだスギオは、ムラムラしてきたので一発抜くことにした。
「たまにはペチャパイを弄って楽しむか」
珍しく貧乳の女の子を抱きたいと思ったスギオは、どうせ抱くならまた新しい女にしようと考えた。
レイや白藤を呼び出したように、本を使って細かい指定をして、どんな子が来るか試すことに。
『18歳~20歳の神奈川県在住で、Aカップの女。その中で最も可愛い子が5分後にこの部屋に来て俺とセックスを楽しむ』
「さて。どんな女がくるか」
''最も可愛い子''という曖昧な表現を書いた時、それが本の基準なのか書いた自分の基準になるのかはわからなかった。
だが、これまでのことを考えるとおそらく都合の良いようになるはずだと思い、だとするならば自分好みの女が来ると予想ができた。
結果はまさにその通りで、スギオの好みにピタリとハマる可愛い子がやってきた。
「細かい自己紹介なんていいから、さっさとセックスを楽しもうぜ
」
やってきた女は対馬きぬという20歳の女性で、旦那がいるらしい。
予想通り自分の好みにピタッとハマる可愛い子がやってきたことに加え、その女が人妻だというのも興奮を誘った。
ムラムラしていたので、紹介もそこそこにさっそくセックスを始める。
よりセックスを楽しむために、いくつかのことを本に書いてから、前戯もせずに挿入させる。
「な、なんだよこのチンポ……」
挿入した途端、今まで感じたことの無い違和感をきぬは覚えていた。
オマンコが意識していなくても勝手にチンポの形を覚えるかのように、ウネウネと動いているのがわかるのだ。
『対馬きぬは国栖スギオのチンポを挿入されると、オマンコが最適化され二度と元に戻らない』
この効力によって、スギオのチンポにマンコが最適化されているのだ。
最適化されるということは当然、女の方が感じる快感も凄まじいものになる。
「うあっ
や、やばっ
このチンポっ、なんかっ全然違うっ
」
「レ、レオより感じちゃうっ!?」
騎乗位という密着できる体制で完全にスギオのチンポに最適化されたマンコは、夫との愛あるセックスよりもはるかに気持ち良かった。
「すげぇフィット感だな!よーし、フィニッシュはバックでやるから、尻をこっちに向けてくれ」
「はぁはぁ……ば、バックで犯られたら……飛んじゃうかも……」
「いいじゃん。頭が真っ白になるくらいイカせてやるよ。カラッポの方が夢詰め込めるって言うしな」
じゅぶりっ
「んひゃあああっ

」
最適化されたオマンコは、もはや快感を得るだけの肉壺で、きぬは一突きごとに軽い絶頂に達してしまう。
チンポに完全に密着したマンコに隙間は無く、射精すると精液のぶんだけ膣壁が押し広げられ、さらなる快感を得て大きな絶頂を迎える。
終わったとき、対馬きぬは失神してしまっていた。
『対馬きぬは次に中出しされた精液で確実に受精する』
「こう書いておいたから間違いなく受精してるな」
「最適化マンコめちゃめちゃよかったから、特別に不幸せにならないようにはしておいてやるか」
『対馬きぬは夫とのセックスでは絶対感じない』
『対馬きぬの夫は、妻がどんな裏切りや浮気をしても全てを受け入れて愛し続ける』
「こんなところか。そのうち物足りなくって浮気しても、離婚せずに済むからまぁ……不幸ではないか」
さんざん汚しておいて気遣いと言うのもおかしいのだが、とりあえずは不幸にならないようにしてやったということにスギオは自己満足していた。
その内容はきぬが夫に振られないというだけにすぎず不幸には違いないのだが、そんなことスギオにはどうでもいいのだ。
性欲を発散して満足したスギオは、ネルフ内の住環境を整える為に行動することにした。
ネルフ内に自分の居住空間を作らせると同時に、より自由に人員を使えるように本に書き込みをした。
『国栖スギオは、ネルフの人間に好きに役職や人事、任務を与えることができる。対象となった人間はそれに対して忠実に行動する』
『国栖スギオは、ネルフとネルフに係る全ての物を、なんでも好きにすることができる』
「多少曖昧に書いておけば都合よく本が力を発揮してくれるだろ」
「これでネルフはとりあえず俺のモノだな」
ネルフという組織は、たった二行の文章で全てを掌握されてしまった。

「ちょっといいかな?」
「何?今から出撃で忙しいんだけど」
使徒の襲撃警報が鳴り響くネルフ施設内で、エヴァパイロットの更衣室に入った国栖スギオ。
出撃前でプラグスーツに着替えているアスカはスギオの行動を制限できないので出ていけとは言わないし、裸を見て怒ったりもしない。
しかし明らかに軽蔑するような目を向けている。
そんなアスカに話しかけたスギオは、自分が考えた人事を伝える。
内容はネルフ内に新設した特別組織『5S』に、アスカを一人目の隊員として所属させることにしたというものだ。
「ごーえす?」
「そう。数字の5にアルファベットのSで5S」
「スギオ、セキュリティー、サポート、セックス、スレイブの略なんだけどね」
要約すると『5S』とはスギオの安全確保と行動支援を目的とし、いついかなるときでもセックスに応じる絶対服従奴隷で構成された組織である。
その最初の一人にアスカを選んだということだ。
「隊員がどういう心構えで職務に就くかは各々に指示を出すつもりだけ、君はそうだなぁ……俺のことが好きで好きで仕方ないって気持ちで励んでね」
「好きで好きで仕方がない……わかったわ」
『国栖スギオは、ネルフの人間に好きに役職や人事、任務を与えることができる。対象となった人間はそれに対して忠実に行動する』
この効果によってアスカはその人事を素直に受け入れる。
そして受け入れた瞬間から、スギオに対する態度を変えたのだ。
「5S隊員としてスギオ様の安全を確保する為に絶対に……絶対に使徒に勝って見せます!」
「いい心構えだね。頑張って」
「はい!」
''それに対して忠実に行動する''
アスカがこれほど素直にしかも一瞬で気持ちを切り替えたのはこの文言を入れたからなのは間違いなく、書いておいて正解だったと思いながら見送る。
その意気込みに満足気のスギオは、ノートの力でアスカが使徒に圧倒的勝利が出来るようにしてやるのだった。
使徒との戦いが始まると、まるで大人と子供の戦いと言えるほどの内容でアスカが終始優勢で進む。
「凄いわね」
「急に強くなった気がするけど……どうしたのかしら」
「さぁ?何か心境の変化でもあったんじゃない?少なくとも恥じらいは感じられないわね」
アスカの明らかな変化に気付ける者は、スギオただ一人だった。
なぜなら、その変化は『あたりまえ』のこととなっているからだ。
「なかなか粘るじゃない。でもこれで終わりにしてやるわ。スギオ様の安全を一刻も早く確保しなければならないんだから……!」
「―――オマンコぉおおお!クンニィイイイ!ザアアアメエエエン!!」
鬼気迫るラッシュで、アスカは使徒のコアを破壊しこれを退けることに成功した。
『使徒は淫語を叫びながらの攻撃を防ぐことができず、ダメージも回復できない』
『アスカの乗ったエヴァの攻撃は、使徒に対して通常の3倍の威力になる』
この二つが真実の本に書かれたことで、アスカは圧勝することができたのだ。
淫語を叫びながら攻撃することが有効であるという認識をネルフスタッフがもっているのでそれを気にはしないが、不自然な強さはアスカの攻撃力が3倍になっていることを知らないからだ。
真実の本への曖昧な書き方をした結果、この様な解釈で効果が発揮されたのだということはスギオにはすぐ理解できた。
―――
―――
―――
「ちゅるるっ、じゅるるっ
」
「いやー、良くやった。圧勝だったな」
「ちゅぱっ……当然です。今日の使徒程度じゃ私の相手になりません」
帰還したアスカを労いつつチンポをしゃぶらせるが、当然と言ってのける。
だが、内心は久しぶりの快勝と御褒美のチンポに心躍っていた。
フェラをさせたあと、移動していると事後処理を終えたミサトを見かける。
(そういえばアスカと一緒に住んでるのか……)
あることを思いついたスギオは、ミサトに声をかけて新しい人事を伝えた。
その後は適当な部屋に入ってそこにいた女スタッフにしゃぶらせながら、次に何を書くか考えていた。
(優秀な秘書は外部から招集するか)
ということで『若くて可愛い頭脳明晰な美人秘書』をスカウトすることに。
どうすればいいか悩んだあげく、『若くて可愛い頭の良い子が俺の秘書になる為に面接に来る』と書くと、書いた瞬間連絡が。
(なるほど、時間指定しないと即実行されるわけか)
(それとも俺が今暇だからか……?)
さっそく個室を用意して、面接することに。
―――
―――
―――
「水野亜美です。宜しくお願いします」
(これは可愛い!)
やってきた女の子の想像以上の可愛さに思わずスギオも唾を飲む。
これほど可愛いにも関わらず、IQは300というのも驚きだった。
応募理由を聞くと、彼女は真剣な表情で答えた。
「私は自分の頭脳をもっとも役立てることができる方に仕えたいんです」
「国栖スギオさんは世界を支配することすらできる力の持ち主。そんな人が秘書を募集されていると知り、これしかないと応募しました」
しっかりと丁寧に、熱を入れて志望動機を語る彼女は少し緊張しているようだった。
いくら頭脳が優れていても、テストとは違う緊張感を持って臨んでいるようだ。
(なるほど、俺が募集したことになってんのか。さすがは真実の本)
(待てよ。ということは……)
「君は目的もしっかりしているし容姿も能力も文句なしだ」
「けど、俺の秘書になるということはどういうことかわかるよね?」
「はい。秘書になれるのであれば、待遇はお任せいたします。望まれれば全てにお応えしたいと考えています」
「話が早くて助かるよ。じゃ、キミ採用で」
「ありがとうございます……ええ!?」
即採用され、亜美は思わず時間差で驚きの声をあげる。
「可愛いし、時間かけたくないから採用だよ」
「そ、そうなんですか。あ、ありがとうございます」
「うんうん。というわけで、君は今から俺の秘書ね」
「色々と手伝ってもらうことはあるけど、まず最初にしてもらいたいことは……」
「性欲処理ですか?」
「そう。頭良いだけあって察しも良いね」
「お褒め頂きありがとうございます。では、さっそく最初のお仕事をさせていただきます
」
水野亜美を秘書に据えたスギオは、さっそくその体を味見をすることにしたのだった。
亜美もそれに快く応じ、体を開く。
「ところで、男の経験ってあるの?」
「ありません。私は処女です」
「それにしては随分落ち着いてるな」
「スギオ様にとっては女一人一人の処女に価値なんてないでしょう。そんな無価値なものを捧げるのに慌てふためくようじゃ、秘書としてやっていけないじゃないですか」
「面接を受けるからには、そのくらいの心構えは……当然かと」
「ふーん、なるほどね。いい心構えだ」
素の彼女が処女を捧げる時、どんな反応をしたのか気にはなったが、言われてみてスギオは思った。
(確かに……前ならともかく今は処女を奪うからどうとか……割とどうでもよくなってきた気がする)
(処女非処女の切り替えも本を使えば気分次第でどうにでもなるし)
自分でもわかっていなかった心境の変化を真実の本は理解していたから亜美がこういう態度を取るのだと思い、改めて本の力の凄さを実感する。
挿入して腰を前後させると、処女とは思えないほど彼女の口からは甘い喘ぎ声が漏れ、潤んだ瞳と震える唇がとてもいやらしい表情を浮かべていた。
にゅるんにゅるんと出入りするチンポに絡みついてくる肉襞の感触がたまらず勝手に腰が動いてしまう。
「んっ……あぁん……!あぁっ
いぃっ
」
ジュプッ!ヌプッ……ジュブッ
「うわっ……!ちょっ……まっ……!!これ気持ちよすぎ……ッて……!あぁっ!」
ドロリとした熱い塊が尿道を押し開きながらその出口まで一気に走り出していく。
その快感にスギオも堪えることができない。
「で、でるっ」
「ふあああっ
せ、精液がっ
」
勢いよく精液を浴びせかけられた膣内の肉壁が絡みつくようにチンポにまとわりついてくる。
オマンコの内部はそのままギュッと根元から亀頭までを搾り出すようにぐにぐにと締め付け、最後の一滴まで彼女の中に搾り出されていった。
(期待してたのより全然気持ちいい……!)
テンションの上がったスギオは、そのまま亜美を抱いたのだった。
―――
―――
ヤリ疲れて眠っていたスギオが目を覚ますと、ベッド脇に亜美が座っていた。
「お目覚めですか、スギオ様
」
「ふぁ~……おはよう」
「おはようございます
コーヒーでもお持ちしますね」
「ありがと」
コーヒーを入れてきた亜美になぜ全裸なのかを聞くと、服はあれしかもってきていないかららしい。
ネルフ内の女の服を好きに奪い取っていいと言うと、その必要はないとも言う。
「変身?」
「はい。実は私変身できるんです」
「変身って、あの変身?」
「はい
今からお見せしますね♪」
「えっ、あ、あぁうん」
突然のことにあっけにとられるスギオだったが、亜美は笑顔で立つと、どこからともなく不思議なスティックを取り出して叫んだ。
「マーキュリパワー、メイクアップ!」
「ええ!?」
その言葉を発した瞬間、彼女の周りを眩い光が包む。
激しく体を動かしながら一糸纏わぬ姿だった彼女をコスチュームが覆っていく。
なんと目の前に現れたのは、世間を賑わせたセーラー戦士の一人、セーラーマキュリーだった。
「実は私、この間までセーラー戦士として戦っていたんです」
「今は敵もいなくなったし引退して、普通の女の子になってたんですけど……」
「この通りまだ変身は出来るんですよ
」
「ま、マジ!?あ、あのセーラーマーキュリーが……お、お前なのか!?」
「そうですよ。今はセーラー戦士じゃなくてスギオ様の秘書ですけど♪」
「はぁ~マジかぁ……」
スギオはあっけにとられてボー然とした後、十秒以上溜めてから叫んだ。
「可愛いすぎる!!」
「きゃっ!?」
「もうっ、スギオ様ったら
」
ムラムラきたスギオが亜美を押し倒してもう一回戦している頃、ミサトは帰宅していた。
「ただいまー」
「あれ、ミサト早かったわね」
部屋ではアスカがくつろいでいたが、ミサトが予定より早く帰ってきたことを驚いていた。
「そう言えばアスカ、『5S』に入ったんだってね」
「まだ私だけだけどね」
「そっか。メンバー増えるといいわね」
「私と同レベルの人間なんてそうそういないもの、メンバーなんて増やさなくていいわよ」
「アスカらしいわね。ところでなんだけど、私もスギオ様に新しい役職を与えられたの♪」
「へー、何になったの?」
「『調教室』室長よ
」
「調教室?」
「そう。ネルフのスタッフを性的に教育する権限を持った、えら~い役職よ
」
そう言うミサトの目が輝いてるのを見て、アスカは嫌な予感がした。
「え、なに?もしかして私も調教しようっていうの」
「正解~♪」
「い、いやよ!」
「拒否権は無いわよ~?ふふ、安心しなさい、優しくしてあげるから♪」
その日から、ミサトによるネルフスタッフの調教が始まるのだった。
つづく
元セーラー戦士である水野亜美を秘書にしたスギオは、ネルフ内を歩いていた。
理由は、人事や各々に与える任務を決める為で、特に女は実際にハメてみてどうするかを決めていた。
伊吹マヤと偶然すれ違ったスギオは、さっそくその場でハメてマヤをどうするか考えることに。
「伊吹マヤの抱き心地はいかがですか?」
「うん、悪くないよ。こいつは若すぎず大人過ぎずで結構バランスのいいマンコしてるんだよ」
「特徴の無いのが……特徴、と」
脇でセックスを眺めながらメモを取る亜美。
喘ぎ声の特徴やセックスに対する細かい挙動をメモしながら、亜美はマヤをどうするか質問した。
それに対してスギオがどういう選択肢があるかを聞くと、例を挙げる。
「例えばですが、第二秘書、メイド、着替え担当、給仕、愛人、友人、幼馴染、妹、姉、母親、娘、性奴隷、肉便器、肉オナホ、ペット、ボディーガード……」
「あげたらキリがありません」
「役職そのものの選択肢も多いですけど、気持ちの持たせ方でもバリエーションは増えます」
「その役職や任務を喜んでやらせてもいいですし、嫌々という気持ちでやらせるのもそれはそれで面白いかと」
「なるほど。組合せは無限にあるってわけか」
スギオは腰を動かしながら考えている様子だが、特に良い案は思いつかないようだ。
そこで亜美は『ネルフ内にストリップ劇場を作り、そこでストリッパーを嫌々やらせる』という人事を提案しようとした。
潔癖な亜美にネルフの男性スタッフの前でストリップをやらせると言う鬼畜な提案だが、それを言う前にスギオが射精間近になったことであることを思いついた。
「スギオ様の子を常に孕み、出産し続ける子孫繁栄課の課長ですか」
「そう。もちろん嫌々で」
「スギオ様も鬼畜ですね。私が考えていた案の上を行くなんて」
「うっ、だ、だすぞっ」
スギオが射精すると、マヤはそこからすぐに立ち去ろうとした。
それを引き止めて、人事を与える。
「お前の案もなかなか面白いな!」
「それじゃあ、伊吹マヤに新しい人事を与える」
「子孫繁栄課を新設し、そこの課長に任命する。取組は嫌々という精神状態を維持すること」
「詳細は追って亜美から伝達する」
「それに加えて、妊娠していない期間はストリップ劇場のストリッパーとして男性職員の慰安に勤めること。ただし、性行為は禁止とする」
「以後、ネルフの通常職は解任とする」
「……わかりました。スギオ様の人事に従います」
物凄く嫌そうな顔をしながらも、与えられた人事を受け入れたマヤはさっそく外へ買い物に出かけた。
ストリッパーとして着るための衣装を買いに行ったのだ。
今は妊娠していないし、詳細も伝えられていないし通常職も解任されたので彼女はストリッパーとしての役職をまっとうするために衣装を揃える必要があるのだ。
「彼女には相当負荷がかかりそうですね。精神的にも肉体的にも壊れてしまわないでしょうか」
「まぁ、潔癖症に加えて身体的にも過酷だろうしな。でも大丈夫!」
スギオは真実の本に、新しい文言を書き加えた。
『国栖スギオ及びネルフ関係者は病気、ケガをせず、常に健康でいられる』
『国栖スギオ及びネルフ関係者は精神的に壊れておかしくなってしまうことはない』
「これで良し。と」
「なるほど、これなら問題ありませんね」
「でしたらスギオ様。せっかく子孫繁栄課を新設されるのですから、本を使ってスギオ様の意志で受精するかどうか決められるようにしてはいかがでしょうか」
「孕め!と念じたら必ず孕むように。念じなければ通常の確率で……とすればよろしいかと」
「さすがだな。それも採用することにしよう」
亜美の提案を受け入れ、スギオはどんな相手でも念じれば一発で受精させることができるように本に書き加えたのだった。
その後は亜美が子孫繁栄課とストリップ劇場の素案を作りに別室へ行ったので、スギオは調教室室長に任命したミサトのところへ出向くことにした。
「スギオ様。ちょうど良いところに来たわね」
「これは?」
「ちゅっ、ちゅっ……」
「んっ……ちゅっ……」
部屋に入るとアスカとレイがお互いにの体を触りながらキスをしている。
二人とも表情は暗く、好きでしているようには思えない。
「今やっているのは、仲の悪い二人に性行為させることで、嫌なことでもできるように精神的耐性を付ける調教よ」
「この二人は元々噛みあってなかったし、アスカの方はレイを嫌ってたからね」
「今はまだスギオ様が命令しても嫌々でしかやらないと思うけど、そのうち自分の意志なんて捨てて命令に従えるようになるわよ♪」
「ふーん。なるほど、体を淫乱にするとかそういう調教じゃなくて、精神面のトレーニングか」
「やらせてるのは性行為だから、体をエッチにする調教も兼ねてるわよ」
「考えてるな」
「まぁねー♪」
面白いことをしていると思ったスギオは、その調教に混ざることにした。
「ぺろぺろ……」
「んんっ……れろれろっ」
(ファーストがいたんじゃ集中できないわよ!)
5Sであり、スギオを愛しているアスカは綾波がいる状況では集中できるわけがなかった。
対抗心と焦りは、アスカの性奉仕のパフォーマンスを著しく落すのだとスギオは知った。
(うーん、綾波レイとの関係はある程度弄った方がいいかも)
―――
調教が一段落したところで、新たな使徒が襲来する。
アスカとレイがエヴァで撃退にあたることになったが、5S所属のアスカは特に張り切っていた。
「私に任せてくださいスギオ様!」
「あっさり使徒を片づけて、すぐに安全を確保してみせますから!」
この言葉はそのまま現実のものとなった。
アスカは高いテンションをそのまま戦闘にぶつけ、使徒を圧倒する。
「ニプルファックウウウウウウウウ!!!」
「アナルビィイイイイイイッズ!」
淫語全開の攻撃に使徒は手も足も出ない。
ただでさえスギオが見ていてモチベーションが上がっているうえに、アスカの淫語攻撃はその威力が3倍にされているので、効果は目に見えて高い。
一方、特に補正も無くテンションもいつも通りの綾波の攻撃はそれほど効果を発揮しない。
「目標補足……精液……オマンコ……」
声量も無いので、その攻撃力は使徒の移動すら止められないほど微々たるものだった。
「ふーむ」
戦いを見ている最中、考え事をするスギオ。
その様子を見ていた亜美はレイのテンションをあげるため5Sに加えてはと提案する。
「いや、綾波レイをどうするかはもう少し考えたい」
「それに今は違うことを考えていた」
「それは?」
「仲の悪い二人を無理矢理くっつけるって、おもしろいなーと思ってさ」
「綾波レイと惣流・アスカ・ラングレーの組み合わせに限らず……ですね?」
「亜美は察しも良いんだな」
「なんとなくわかるんです
IQ300ですから
」
「使徒なんて私にかかればラクショーよ!」
あっさりと使徒を撃破し帰還したアスカは、自分の戦果に胸を張ってスギオのところへ駆け寄った。
「お疲れさん」
「御主人様の為に頑張りましたっ
」
「これからもその調子で頼むよ」
「はいっ
」
「じゃ、裸になってね。アソコのチェックするから」
「はいっ!……はいっ!?」
急に裸になれと言われて、アスカも理解が追いつかない。
スギオのざっくりすぎる命令で意図が伝わるわけもないので、亜美がフォローする。
「スギオ様は戦闘後のオマンコがどんな味なのかを確かめたいということです」
「そういうこと」
「ですから今ここで裸になって、舐めやすいようにオマンコを広げてください」
「み、みんないる前で……!?」
「はい。何か問題でも?」
「も、問題……はない。ないわ」
スギオの行動を妨げることはできないしそういう発想にもならない。
5Sの隊員はセックススレイブでもあるので、性行為を伴う命令に対しても従順かつ絶対遵守なので、アスカにとっては何の問題もない。ただ恥ずかしいという感情があるだけだった。
「ぺろぺろ……濡れてるじゃんか」
「あんなエッチな事ばっかり叫んでたらそりゃ誰だって濡れちゃいますよっ」
「いくらテンションあげても淫語は淫語だもんな……れろれろっ」
「んあっ♥」
みんなに見られながらクンニされ、アスカは終始恥ずかしそうにしていた。
翌日、スギオはアスカとレイの通う学校に行くことにした。
聞いてわかったことだが、その学校もネルフの関連施設でエヴァパイロットの候補が通っているらしい。
ネルフ関連であるならば、当然本部と同様に自由な行動ができる。
とりあえずはアスカとレイの様子を見る目的で行くが、気に入った女がいればスカウトもするつもりだ。
もちろんそれ以外にも色々遊ぶつもりなので、真実の本を使ってあることを設定してから学校に向かう。
「ん……なんだろう?違和感があるわね」
翌日、登校したアスカは違和感を感じていた。
「いつもと同じはずなのに……」
「オマンコにも……うん、リモコンバイブは入ってる。いつも通りよね」
「なのにすっごい違和感!」
【30歳以下の健康で美しい全ての女はリモコンバイブを処女はアナル、非処女はオマンコに挿入していて、それらはスギオの意志でオンオフできる。】
「あーーもうイライラする!」
当たり前になったリモコンバイブの挿入。
だがその変化に機敏なアスカは違和感を抱いたのだ。
しかし、違和感はあってもなぜかはわからない。それが普通になってしまったのだから。
そして日常が犯されていると気付くことがなければ、自然と違和感は消えていく。
朝のホームルームが始まる頃には、バイブへの違和感はなくなっていた。
「アスカ今日って暇?」
「今日はちょっと用事があひゃあんっ
」
「ど、どうしたの?」
「ば、バイブがONになって……んあっ
」
「ってことはスギオ様が来てるのかな?」
「気まぐれでスイッチONにしただけじゃない?わざわざ学校まで来る用事なんてないはず……んっ
だしっ
」
「それがあるんだな」
「す、スギオ様っ!?」
突然教室にスギオが現れ、アスカもビックリして立ち上がる。
5S所属のアスカは、即スギオに駆け寄って跪いた。
「スギオ様っ
今日はんんっ
ど、どんな御用でっ
」
「学校視察ついでに色々とね♪」
学校で誰と誰の仲が悪いのか教えて欲しいと言う。
そんな会話の中で、突然教室全員のバイブのONになり、振動音と嬌声でうるさくなった。
「あんっ
な、仲が悪いって言うのはっ
」
「あんまりないですけどっ
」
「仲が良すぎるのはっ
いますっ
」
アスカは隣のクラスのカップルが仲が良すぎてバカップル認定されていると言った。
スギオが廊下に出て隣のクラスを覗くと、それが誰なのかはすぐにわかった。
「さっすがにわかいなー。いちゃいちゃが……」
「にしても彼女の方……尋常じゃない可愛さだな」
「いいね、それじゃあこいつらを俺がちゃんと導いてやるとしますか!」

『スギオが恋のキューピッドのお告げと宣言して指名した二人は絶対に恋愛関係になり、永遠の愛で結ばれる』
スギオはこの文言によって、どんなに険悪な二人でも恋仲にしてしまうことができるようになった。
その最初の対象となったのは、バカップルっぷりを見せつけられた一条楽ともう一人は……。
「なんやお前、しゃべったらめっちゃ良い奴やん」
「トウジくんも……もっとはやく出会えてれば良かった」
それまで全然面識のなかった一条楽と鈴原トウジの二人を指名した途端、偶然にも彼らは会話する機会を得て、そのまま意気投合した。
「うん。男でもちゃんと効果出るな」
二人のホモカップル成立を確信したスギオは、楽と付き合っている桐崎千棘の方でもテストをすることにした。
「えー……ゴホン!」
「恋のキューピッドのお告げ」
「桐崎千棘と、桐崎千棘が次に喧嘩した女」
こういうアバウトな宣言でも、効果が発揮されるかテストするのだ。
そして、そんな喧嘩した女と結ばれることになった千棘に差し向けたのは他でもないアスカだ。
自分に対する愛を抱かせ、奴隷でもある5S所属のアスカが千棘と結ばれた場合、どうなるのかもこれでわかる。
都合よく解釈される真実の本であれば、恐らく千棘と結ばれつつスギオへの愛や態度は揺るがないはずだ。
スギオへの愛が千棘への愛より勝っている状態で、うまく事が納まるとスギオは思った。
そして実際にそれは正解だった。
この直後、命令されて千棘に喧嘩を売ったアスカは、会話の中で千棘に恋心を抱く。
千棘もそれは同じで、アスカとの関係は急速に深まっていった。
その日のうちに、一条楽と別れた千棘は、その翌日アスカに告白する。
それを受け入れたアスカとカップルが成立し、二人は愛を確かめ合った。
その後でアスカは千棘にカミングアウトをしたのだ。
自分がネルフのエヴァパイロットであり、5S所属であること。
千棘のことは好きだが、一番の愛と忠誠を捧げるのはあくまでスギオなのだと。
スギオの予想は完全に的中し、真実の本は複数の内容が重複した場合でも、スギオに都合が良い解釈がされると完全にわかった。
―――数日後
「じゅるるっ
じゅるるっ
」
「アスカ、あの千棘って子とはうまくやっているのか」
「はいっ。千棘とは喧嘩もしないし、とっても仲良くやってます
」
「私がスギオ様に尽くす5S所属だって知って、千棘もネルフに入りたいって言ってました」
「ふ~ん、じゃあ亜美に言ってネルフに入れるように手続きしておくよ」
「正式に入ったらお前と同じ5S隊員にしてやる」
「本当ですか!私も嬉しいですし、千棘も大喜びすると思います
」
アスカに近況を報告させていると、色々と面白いことがわかった。
スギオに対する感情を操作していないにも関わらず、千棘もアスカ同様に敬愛の念を抱いているらしい。
恐らく、アスカとの関係を上手く保って結ばれ続ける為に必要な要素として、千棘の感情も変化したのだろうと思った。
さらに、スギオが来た日以来学園はレズカップルとホモカップルだらけになっているらしい。
これはかなりの数の男同士、女同士をスギオがカップルにしたからなのだが、異常な状況に教師達も対処に困っているようだ。
(あー、先生達はカップルにしなかったからな)
(どうせなら先生もカップルにすればよかったか……いや、教師と生徒っていうのもアリだな)
アスカの報告を受けて、色々と面白そうなアイデアが湧いていくスギオ。
「ああっ
スギオ様のっ
オチンポッ
」
「んっ
あっ
すごいっ
」
色々と思いついた流れで、アスカとセックスしながらふと思うことがあった。
いっそ自分以外の世の中に存在する全てに人間を若くて可愛い女だけにしてしまい、自分以外のカップルは念じれば子供が出来るようにしてしまえば……。
そうすれば今こうしている間にも世界中で行われているであろうセックスそのものが、自分だけの特権にしてしまえると。
スギオの心の中に、世界に存在する概念そのものを作り変えようと言う気持ちが芽生えつつあった―――。
つづく
「ああっ!んんっ!」
この最高に気持ちの良いセックスという行為が―――
「んあっ!はっ
ああんっ」
もし自分だけができる特権だったなら―――
「ひっ
くぅっ、あっ、あっ
」
どれほどの優越感と―――
「い、イッ
あ、だ、だめっ
い、イクッ
」
どれだけの支配欲を得られるのだろう―――

「旅行ですか?」
「はい。明後日からなので、準備を宜しくお願いします」
スギオはセックスを自分だけの特権にすることを考え、世の中の概念そのものを書き換えていくことに興味を持ち始めた。
だがこれまでの事象レベルでの干渉に比べ、やろうとしていることは概念のレベル。
根本的にこの世界の設定変更をするには勇気があるし、本に書く文章も慎重に考えなくてはいけない。
そこでスギオは小さい規模から試していくことにし、色々な実験とリフレッシュも兼ねて旅行をすることにしたのだ。
連れて行くメンバーには亜美が伝達し、各自準備を進める。
―――
―――
―――
旅行当日
「スギオ様っ
おはようございますっ
」
「おはようアスカ。もう全員揃ってるんだ」
「もちろんですよ!スギオ様を待たせるわけにいきませんから
」
スギオが駅に着くと、旅行参加者は全員揃っていた。
赤木リツコ、伊吹マヤ、葛城ミサト、綾波レイ、水野亜美。そして惣流・アスカ・ラングレーが今回の参加者だ。
亜美にしたくをさせていたスギオは、本に色々書くことが準備だった。
色々思いついたことを本に書いてやってきたので、ここから先は本によって少し設定が改変された世界を確認しながらの旅行となる。
ほどなくして電車がやってきたので、全員で乗り込んだ。
―――
乗車すると空いていたので各自適当に座る形を取り、スギオの脇にはアスカと亜美が座った。
目的地までは時間がかなりあるが、スギオは時間潰しを考えてきていた。
自分から少し離れて座っていたレイを立たせると、自分の座席の前に呼んで吊革に掴まって立つように命令した。
目の前に立ったレイの股間を手で弄ると、スギオは立ち上がってレイの後ろに回った。
そして体を無造作に揉みし抱き、ショートパンツに手を突っ込んでマンコに指を入れる。
「ん……あっ……・んん……!」
「くちゅくちゅ音が聞こえるな」
「ずるーい!スギオ様、なんで私じゃなくてファーストなんかにー」
電車の中で黙ってされるがままに体を任せるレイにスギオは痴 漢プレイを楽しんだ。
こうして隠さず堂々と痴 漢して、一般の乗車客もそれを目撃しているのに何も反応が無いのはもちろん真実の本の効果によるものだ。
【全ての人間は国栖スギオのあらゆる痴 漢行為を同意のもと受入れ、抵抗せず、普通のことと思う】
この効果によって、電車内に限らず痴 漢OKとなっているのだ。
真実の本に書いてきたことは他にもあり、この電車内で特に影響を及ぼすのは、
【国栖スギオの乗っている又は乗る予定の車両には、スギオ以外の男性は乗車してこない】
【国栖スギオの乗る車両はフリーセックス空間となる】
この二つだ。
これによって電車はどの駅からも女しか乗ってこないし、乗ってきた女はフリーセックス空間に入ったと同時に性行為の一切に抵抗感を失い、スギオとのセックスに応じるようになるのだ。
レイとのプレイに満足したスギオは、ミサトとセックスすることにした。
せっかくなので他にも誰か混ざってもらい3Pをしようということで同乗していた一般客にも声をかける。
「すいませんそこのショートカットの人、3Pしたいんで混ざってもらっていいですか?」
「私ですか?わかりました」
声をかけたその女性は美和子という名前で、米花町で刑事をしているらしい。
「おぉ……ミサトも締まるけど、美和子もなかなか……!」
「んんっ!あ、あんまりこういう経験無くって……」
「えー、それはもったいない。そう言う事なら美和子に中出ししちゃおうかな」
二人を窓に手をつかせて後ろから交互に犯していくと、あっという間に最初の射精を迎える。
経験の少ない美和子に中出ししてやるとミサトは羨ましそうにしているが、避妊しないセックスも初めてだと言うのでそのまま抜かずにピストンを再開してミサトには自分のアナルを舐めさせた。
―――
「次は――ベイカ町駅、ベイカ町駅」
「あ!私次で降りないと」
「そうか……。残念、じゃあ駅に着くまでにラストスパートかけるね」
「あんっ
ちょ、ちょっと!イッちゃったら降りれなくなる……ああっ
」
スギオは一応間に合うようにラストスパートをかけ、中出しと同時に美和子をイカせる。
イッてしまい腰が砕けた美和子は服を着ることが出来ずに、目的地の駅で降りることができなかった。
美和子が乗り過ごしたベイカ町駅では、スギオの目を引く女達がぞろぞろと乗車してきた。
そしてその女性達は偶然にも美和子の知り合いであった。
毛利蘭、遠山和葉、鈴木園子、工藤有希子、妃英理の5人。
彼女達はスギオが連れているネルフの面々とも引けを取らないほどの美人ばかりで、これにはスギオもテンションがあがった。
「ベイカ町ってこんな美人ばっかりなのか!」
「この人たちだけを見るとそう思っちゃいますよね」
「亜美、今度でいいからベイカ町の女をリストアップしておけよ」
「かしこまりました」
亜美に命令したスギオは、裸のまま5人に対してセックスを求めた。
「ウチらとセックス?もちろんええよ!」
「よし。じゃ、みんなで裸になろって楽しもうか」
「うん。ほな脱ごうか、みんな」
遠山和葉を初めとする面々はすぐに服を脱いだ。
「リボンも取ったほうがええかな?」
「いやそれは付けてていいよ」
「優作以外とのセックスなんて何年ぶりかしら」
「私はあの人以外とするのは初めてよ」
「ウチらなんてセックス自体が初めてやもんなー」
「うん。初めては新一とって思ってたけど、フリーセックス車両なら全然気にならないわ」
「せやな!」
「それじゃ、みんな手を窓について尻を出してくれるかな?」
「景色を見ながら順番にハメてあげるからさ」
「わかりました」
「ついでにネルフのみんなも並びなよ。全員まとめて面倒みてあげるから」
「はーい!」
こうしてベイカ町の美女達とネルフ一行をハメ倒したスギオは、目的地に着くころにはヤリ疲れで爆睡していた。
気に入った女には名刺を私、ネルフに入るようにスカウトをしておいたので近いうちに彼女達も仲間に加わるだろう。
目的地の海岸でスギオは少しの間寝て休息を取り、起きると真実の本に何かを書き始めた。
そして書き終わると、近くにいたアスカに向かって手を伸ばし、何かをつぶやいた。
「―――ハッ!」
「えっ」
「おぉ!成功だ!」
「ス、スギオ様。今なにかしたんですか?」
「そう。ちょっと魔法をね」
「ま、魔法!?」
【国栖スギオは念じれば対象の服を脱がす魔法を使うことができる】
真実の本にこう書いたことで、スギオは魔法を使えるようになったのだ。
いきなりなんでもできるようにせず、いたずら程度の内容にしたのはあくまでテストだからだ。
「すっごーい!さすがはスギオ様っ
魔法まで使えるなんて素敵っ
」
「だろ?念じればいいから、多分遠くにいても脱がせられると思う。それも複数人同時に」
「例えば……第三新東京市にいる全ての人間よ……脱げ!」
「ふぅ。多分これであっちにいる人間は全員素っ裸になったと思う」
「少ししたらニュースになるだろうから、あとでテレビ見てみよう」
「そうですね!じゃあそれまでの間……お相手してもいいですか
」
「もちろん。だから脱がせたんだ」
「ふふっ
それでは惣流・アスカ・ラングレー、御奉仕させていただきます
」
寝ているスギオに跨ったアスカは、チンポをアソコにあてがい腰を落した。
「ああんっ
スギオ様のオチンポっ
」
「外で全裸セックスというのも悪くないだろ」
「は、はいっ
」
「でも……スギオ様とのエッチならどこでも最高です
」
アスカを抱いた後は代わる代わるネルフの女達を抱き、夕方になると予約していた宿へと向かった。
そこでもスギオは女将や女性スタッフを対象に真実の本で色々と遊び尽くした。
夕飯前になると、全員で風呂に。
男女別れている露天風呂だが、この宿はスギオ用と女性用という別れ方で、スギオ以外の男は露天風呂を使用することができない決まりとなっている。
一方で、スギオが許可した女性なら入れる混浴風呂でもある。
「あら、アスカはてっきりスギオ様の方に入ってると思ってたわ」
「だからよ。あっちはスギオ様が呼んだ女が多すぎて入れたもんじゃないわ」
「それに私達はいつでも御奉仕できるわけだし、邪魔しちゃ悪いわ」
「へー、アスカもそんな気遣いができるの」
「当然じゃない。私は5S隊員なのよ?」
「そっか」
風呂、食事、就寝。
どんな場面でも酒池肉林の宴が行われ、気付けば翌日を迎えているのだった。
この日スギオが最後に真実の本に書いたこと。
それは―――
【この世界でセックスを許される人間は国栖スギオだけであり、国栖スギオとのセックスを拒むものはいない】
だった。
「それにしても旅行は楽しかったわねー♪」
「そうね。私も危険日に中出しされてスリリングだったけど……女として充実した気がするわ」
この日、ミサトとリツコが珍しく一緒に出勤していた。
真実の本にかかれば使徒など存在すら消すことが可能なので、ネルフの存在意義は無いに等しいのだが、スギオはジオフロントを始めとするネルフ施設やその組織を気に入っていた。
「そう言えば彼女達、今日からかしら?」
「うん。今頃新幹線でこっちに向かっているはずよ」
「あの子達見た目は良いけど、ネルフの職員としてはどうかしらね」
「まぁ大丈夫っしょ。スギオ様のスカウトだから自分で役割は与えると思うし、そうじゃなくても亜美さんが適材適所に振り分けるわよ」
「それもそうね」
旅行先でスギオがスカウトした4人の女。
彼女達は今日の午後から出勤の予定で、ミサトの言う通り第三新東京市へと向かっていた。
【新幹線 車内】
「第三新東京市までは後30分くらいね」
「そっかー、なんかワクワクしてきたな!」
「はしゃがないの。仕事するんだから」
「そうだけどさ、あのネルフだぞ?うちの家族みんな喜んでくれたよ」
「超ラッキーだよね。こんなに早く就職決まっちゃうなんて」
「はい。世界で唯一許された人にスカウトされるなんて、両親も喜んでくれました」
「そうね。どんな仕事かは正直わからないけど、少なくともセックスして妊娠できるわけだし、幸せよね」
「あ~、早く着かないかなー」
平沢唯、田井中律、秋山澪、琴吹紬の4人は新幹線でこんな会話をしていた。
スカウトされたその日には学校を辞める決意を固め、ネルフに就職をすることにしたのだが、その選択を4人の家族はあっさりと受け入れ喜んでくれた。
今はこうして制服と財布や携帯程度の荷物だけを持ってネルフに向かっている。
その後のことは本人達もどうなるか知らないが、とにかく喜んでいる。
真実の本の効果は書かれた内容をスギオに都合の良いように解釈し、その内容によって不都合が起きないように様々な調整を勝手に行っているのだ。
スギオの知らないところで変化が起きていることもあるが、それで困ることは無い。
「それにしても突然だったよなー」
「そうですね。私達に声をかけてきた第一声が、『就職決定おめでとう』でしたからね」
「そうだねー」
「正直驚いたけど、その場で全員初エッチしてもらって契約金代わりの精子もいただけたから迷わずに済んだわね」
「あれだけ注がれたら断れないよな!」
「そうですね
」
―――
「そう言えばリツコ、あの計画書出来た?」
「スギオ様だけはセックスを許される世界での人類繁殖方法。考えてあるわ」
「人類は繁殖しなければ滅びる。けれどスギオ様以外に生殖活動はできない」
「その矛盾はセックスをしなくても子供ができるようにすることで解決するわ」
「そのうち人口管理もしなくてはいけないと思うけど、それはMAGIと水野秘書に任せるわ」
「さすがね。報告書、私のPCにも送っておいて。後で読むから」
「わかったわ」
一方その頃、スギオはレイを抱いていた。
ネルフを私物化し、好き放題やっていつでもだれでも抱ける。
そんな現状でも満足と言えば満足だが、人の欲に際限は無い。
ずぶっ ジュボッ ズブッ
「ああっ
ひゃああんっ
」
(あとはそうだな、嘘の無い世界を作ってみるのも面白いかもな。少なくとも俺にだけは……嘘をつかない世界)

「というわけで、アスカ。スリーサイズと体重教えて」
「……意図はわかったんですけど、こんな格好で答えるんですか?」
「恥ずかしい格好で恥ずかしいことを答えさせたいじゃん」
「変態ですね。もう……そういうところも好きですけど
バスト86、ウエスト52、ヒップ86の42kgです」
「ほー、やっぱり見た目通り良い体してるね」
「ありがとうございます
」
【全ての人間は国栖スギオに嘘をつけない】
【全ての人間は国栖スギオに情報を提供する際、本人が正しいと思っていても間違っている場合、その内容が正しい物に訂正される】
本によって自分だけは常に真実を知ることができるようになったスギオは、ネルフ内部で悪ふざけをしながら楽しんでいた。
「スギオ様、私は5Sですしどんな質問だって隠したり嘘をついたりしませんよ?」
「こういう質問はもっと秘密が多そうな人間とか、得体のしれない人間にやった方が検証になると思います」
「それもそうだな」
「……そうなんだけど、ムラムラきちゃったからとりあえずヤるよ」
「ああんっ
」
なし崩し的にセックスしているその頃、ネルフ本部の事務室でミサトと亜美が会話していた。
「スギオ様はどちらですか?」
「今はトレーニングルームでアスカと一緒にいるはずよ」
「そうですか。ちょうど良かった、5S隊員が揃ったのでスギオ様に御挨拶をさせようと思いまして」
「早かったわね。じゃあこっちから出向くとしますか♪」
亜美が各地でスカウトしてきた5S隊員がネルフに集合していた。
隊長のアスカがスギオと一緒で都合が良い為、亜美達は5S隊員を連れてトレーニングルームへ向かった。
―――
「おー、5Sもう揃ったんだね」
「はい。それぞれ自己紹介がありますので、見て頂けますか?」
「もちろん!」
揃ったメンバーはいずれも即抱きたくなるほどの美人ばかりだったが、同時に一癖二癖以上に強烈なメンバーであることもわかった。
「御主人様、まずは僕からいくよ」
「7932兆1354億4152万3222個の異常性と、4925兆9165億2611万0643個の過負荷、合わせて1京2858兆0519億6763万3865個のスキルもち全ての性技スキルをマスターする女、5S隊員ナンバー2、それが僕……」
「安心院なじみ!」
「通り名は『絶対射精!』親しみを込めて安心院さんって呼んでくれていいよ
」
「次は私ね!」
「この世に生まれ、正義を愛して早18年。真面目熱血スーパー貧乳娘とは私の事よ!」
「5S隊員ナンバー3、『貧乳処女剣士』桂ヒナギク見参!!」
「どんな敵も、私の刀で振り払っちゃうんだから!」
「肩書は『パーフェクト・オナホ』、全身義体の機械人間草薙素子」
「5S隊員ナンバーは4」
「どんな人間のオマンコにでも自在に変化させられるので、私一人いれば全ての女のオマンコを体験できます」
「御主人様のオチンポデータを是非インプットして下さい」
「風紀?規律?民意?そんな物を真実を隠すまやかし」
「世界の本質は淫らで不規則、全ては御主人様の意のままに!」
「5S隊員ナンバー5!」
「『ザ・ハレンチ』古手川唯が世界をハレンチに導きます」
「合言葉は……清楚と淫らは表裏一体!」
「こうやって服に身を包んでいても……」
「下着はつけていないんです
ハレンチでしょ?」
「なかなか良い部下じゃない♪」
「これから面白くなりそうね。じゃ、最後は私!」
「スギオ様、セキュリティー、サポート、セックス、スレイブ」
「全てのエリートの頂点に立つ、御主人様専属エキスパート部隊を統べるのがこの私、ナンバー1!」
「『天才』惣流・アスカ・ラングレー!」
「私達世界最高のエリート集団!」
「5人揃って……」
『ファイブ・エス!』
「と、こんな感じです」
「いいねいいね!エロくて面白いメンバーが揃ったね」
この名乗りを見たスギオは凄く満足そうに笑った。
「僕たちが来たからには御主人様を飽きさせることはしないよ」
「ハハ、こりゃ楽しみだ」
世界が根本から書き換えられ変わりつつある今、ネルフは新たなメンバーを加えにぎやかになったのだった。
つづく
「どうですかスギオ様。私達のツンデレオマンコは
」
「アスカもヒナギクも五分五分くらいに柔らかいマンコしてるな」
「んっ
あ、アスカ隊長には負けないんだからっ
」
「唯のハレンチマンコもなかなか♪」
「あひいっ
スギオ様のオチンポっ
し、子宮が降りてきちゃいますっ
」
「おー、これは凄い再現度だな。本当にミサトのオマンコ使ってるみたい」
「ありがとうございます。私の義体マンコなら、どんなマンコでも味わえます」
「こんな風に……」
「あ、これは多分マヤのマンコだな。チンポの根元の感触が特徴あるから」
「さすがですね。正解です」
「ハハ、マンコクイズなかなか面白いよ」
スギオが5Sメンバーとのセックスを楽しんでいる光景をリツコとミサトの二人はモニターで見ていた。
「今日は相当興奮しているわね。5Sの隊員だけじゃ不足かもしれないわ」
「大丈夫。レイも呼んであるわ」
「失礼します」
呼ばれたレイが来ると、すぐに服を脱がされることになった。
「今日のスギオ様はかなり興奮してるから、多分そのまま出番になるわよ」
「前戯なんてないだろうから、念入りにオマンコを濡らしておくのね」
「わかりました」
言われた通り綾波が服を脱いで準備を始めると、ミサトとリツコも着替えを始めた。
二人ともレイに続いて呼ばれる可能性が高いからだ。
「私達も制服用意しちゃった♪」
「この年齢で……やれやれよ」
「スギオ様が制服好きなの明らかだし、絶対気に入ってもらえるって」
「だといいんだけど」
そうこうしているうちに綾波が呼ばれ、その直後にスカウトしていたけいおん部のメンバーも到着。
この日は彼女達の紹介も兼ねて、制服をテーマにしてハーレムエッチが行われたのだった。
それから数日後、大所帯となったネルフで部屋割りなどを考えながら更衣室にきたミサトは、マヤのある行動を目撃する。
(えええ!?)
それを見たミサトは、何も言わずにリツコの所へ直行して事情を話した。
それを聞いたリツコは今更いった様子でため息をついた。
「え?あ、アンタ達ってそういう関係だったの?」
「そうよ。肉体関係だってあるわ」
「えええ!?」
「色々状況も変わってきたし、そろそろ頃合いだわ」
「関係を解消するってこと?」
「違うわ。子供を作るってこと・・・私とマヤとでね」
「ま、マジで言ってる?」
「もちろんよ。今の世界ならそれができるもの」
ただただ驚くミサトに対し、リツコは冷静だった。
スギオに面会し、あることを頼むとあっさりと承諾され、それをマヤに伝えにる。
「私の子供をマヤが孕めるように許可を貰ってきたわ」
「ただし、条件は次のスギオ様とのセックスでマヤが孕まないということよ」

「と、言う訳で今から中出しセックスさせてもらう。今回で受精しなかったら約束通りリツコとの子供を孕ませてやるから」
「は、はい……ありがとうございます。宜しくお願いします」
何に対する宜しくなのかと心の中で笑いながら、いつも通りマヤを抱く。
マヤの運命を決める中出しかと思うと、スギオの興奮はいつも以上で、量も多かった。
この時、スギオは真実の本の効力を使っていなかったので、妊娠するかは本来の確率通りだった。
しかしそれでも、スギオはなんとなく結果が見えていたし、実際その通りになった。
マヤはこのセックスで妊娠したのだ。
それを知ったマヤはひどく落胆した。
スギオの行動を害するような発想は出来ないので、妊娠したこと自体に嫌と言う感情は無い。
しかしリツコの子を孕めなかったという事実がマヤの気持ちを沈ませたのだ。
その様子を見たリツコは、スギオに直訴した。
「べろれろっ、ぢゅるるっ」
「ん、じゅっぼじゅっぼ……はぁはぁ……」
「スギオ様、先程の話なんですが、許可をいただけないでしょうか」
「いいよ。それはそれで面白そうだし」
「ありがとうございます」
あることの許可を得たリツコは、ひとしきり抱かれた後でマヤにそれを伝えに行った。
落ち込んでいるマヤに用件を伝えず、ただ近付く。そして……
「せ、先輩?……んんっ!?」
「~~~!?」
急にキスをされ、マヤはパニックになる。
「……ふぅ。マヤ、結婚しましょう」
「へ?」
「スギオ様にお願いして、私がマヤの子供を孕むことになったわ」
「ついでに結婚の許可ももらったから、今からあなたと私は夫婦よ」
「マヤの子を孕むわけだし、私が妻よ。今日からは伊吹リツコを名乗るわ」
「え、えええええ!?」
突然すぎてただただ驚くばかりのマヤだったが、落ち着いて話を聞き、理解すると同時にあまりの嬉しさで号泣した。
リツコと結婚し、リツコに自分の子供を産んでもらえるばかりか、家族として一緒に暮らせる。
あまりに嬉しすぎて、しばらく涙が止まらなかった。
「来なさいマヤ。結婚するんだもの、夫婦の営みをしましょう」
「は、はい!その、や、優しくしますね」
「そうね。妻を抱くのだから、そういう気遣いは必要よ」
「先輩……ふふ、そうですね。優しく『リツコ』をたっぷり可愛がってあげますね
」
「……今夜は夫婦の主導権争いになりそうね」
「ですね
」
余裕のリツコだったが、意外にも夫婦の主導権はマヤが握ることになった。
マヤの強い想いからくる激しいセックスに、リツコが折れたのだ。
次回 最終話

―――1年後
「ああんっ
スギオ様の指が妊娠オマンコを刺激してますぅ
」
使徒を始めとする脅威は真実の本の力によって無くなった。
天変地異も無くなり、事故も起きない安全な世界。
「今パワー送ってるから、お前が生む子供はIQ200の超天才になるよ」
本の力によって魔法も使えるようになったスギオに不可能などない。
「ああん[emoji:e-51IQよりオマンコの締りを良くして下さいっ
」
「大丈夫、それはバッチリやってるから」
これから生まれてくる子供の能力すら、自由自在だ。
「スギオ様、只今帰りました」
「やぁマヤ。新婚旅行はどうだった?」
「最高でした♪初日の夜に今後どちらが主導権を握るか争ったんですけど、私が勝っちゃって
」
「それからのリツコがもう本当に可愛くって、思わずいろんなところで抱いちゃいました
」
スギオの力なら、不老不死も可能だ。
事実、スギオが気に入った女の多くは肉体年齢を維持、もしくは若返らせられている。
「へー。まぁ楽しかったなら何より」
「それじゃあハネムーン帰りのマヤマンコの味見させてもらおうかな」
「はいっ
」
「はうっ
す、スギオ様のおちんぽリツコのより全然いいっ
」
「そりゃあ本物だからね」
相変わらずジオフロントを拠点としているスギオだが、ネルフという組織は名称を残すのみでその役割は大きく変化していた。
世界中に支部が作られ、スギオ以下全ての人類の生活・社会を管理する公的組織となっていた。
ネルフは一人一人の教育、理念、職業、そして結婚、出産まで全てを管理している。
人生の全てをネルフに管理されることを誰もが納得し、『平和に作られた』社会。
気分次第でコロコロ変わる法律もネルフが司っている。
「ふふ、例の信号の工事も順調みたいね」
「今日は休みだし、夜になったらたっぷり可愛がってあげるわよ。レイ」
上半身裸が若い女達の間でブームとなっているが、そのブームを思いついたのはもちろんスギオだ。
彼の思いつきはネルフから全世界に発信され、即座に反映させる。
来月は世界中の横断歩道の信号に、赤・青・黄に加え、ハートマークが加わることになっている。
現在はその工事中だ。
このハートマークが導入実施されると、信号がハートマークの間は自慰をしなくてはいけなくなる。
面倒かつ大変なことだが、ネルフから導入が発表されると世界は喜んでこれを受け入れた。
「レイ、さぁこっちへいらっしゃい」
「今日も可愛がってあげるわ
」
アスカとレイの恋人関係も続いていた。
スギオの世界では、女同士の恋愛が当たり前だし、それを推奨してもいた。
「アスカ……今日のエッチなんだけど……」
「どうしたのよ。あらたまって」
「うん……子供作らない?私達二人の子供……」
「そうね。ネルフ本部も大所帯になって御主人様のお世話をする頻度は落ち着いてきたし、5Sメンバーも今じゃ30人いるから産休も取れるわ」
「私達はもうスギオ様の子供も産んでいるし、許可も下りると思う」
「……作ろうか、子供♪」
「うん。私を孕ませて……
」
スギオは自分の子供以外に男が生まれないようにしたことで、男は減少の一途をたどり、女同士で作った子は全て女になる。
安全で、全てが思いのままの世界。
最終的にスギオは若いまま死ぬこともできる永遠の命を手に入れ、自分がイメージする最高の世界を完成させることができた。
そうなったとき、真実の本はまた新たな所有者を探し、どこか別の世界へと消えて行った。
持ち主が思う真実の世界が完成した時、本は旅に出る。
次に所有するのは、あなたかもしれない―――
完
それがどんなことであろうと―――
ネルフスタッフの1人、国栖スギオ(くずすぎお)はひょんなことからその本を手に入れた。
いかにも胡散臭いその本は分厚く、何も書かれていない白紙のPがあるだけだった。
書いたことが真実になる。
馬鹿らしいと思いつつ、わずかながらの期待感もあるのは間違いなかった。
「そう言えば明日だったな。試しに書いてみるか……。本当にこの本に書いたことが真実になるなら、俺は明日には大金持ちだな」
スギオ適当に本を開いて、ページに願いを書いた。
【国栖スギオの宝くじが、明日の抽選で1等当選する】
ありきたりだが、まず当たらないであろう宝くじが当選すると書いてみる。
もちろん信じてはいないが、当たれば嬉しいのは間違いない。
翌日、発表された宝くじの見てスギオは震えた。
「マジかよ……!!」
呆然とする。しばらく次の言葉が出ないほど硬直する衝撃。
宝くじが当選していたのだ。
本物かもしれない―――
偶然の可能性もあったので、確信を得るべく通常ではありえないことをいくつか書いてみる。
するとそれらはことごとく事実となり、特に驚いたのは天気すらも変えることができたことだ。
まったくの快晴だったその日、正午ちょうどに雪が降ると書いたのだ。
真夏の時期に雪など降るわけがない。
だが正午に雪が降ったのだ。
異常気象に日本中が大騒ぎになる中、スギオは歓喜に震えていた。
これさえあれば、俺はなんでもできる!
無限の可能性を秘めた真実の本を手にした国栖スギオ。
彼はそれをどう利用するのか―――

スギオはまずこの本について良く理解することから始めようと思った。
天変地異は起こせたが、果たして人の心を変えたり書いた通りの行動をさせることが出来るのかを知りたかったのだ。
「ま、どうせ試すなら女だよな」
単純な発想で、だが効果を確かめるに最適な文言を本に書き記す。
【綾波レイは5分後に国栖スギオの自宅を訪ねる。
その理由は国栖スギオの性欲処理をする為】
「こんなもんか。あいつは今は本部にいるはずだし、普通ならこれるはずがない。仮に偶然来たとしても俺の性欲処理なんてするわけないしな」
半信半疑ではあっても、本の力を信じたい気持ちが強いスギオは胸を高鳴らせて待った。
そして5分後、綾波レイはやってきた。
「マジで来たよ……!!」
インターホンを押して玄関の前で立っていたのは、ネルフ本部にいるはずの綾波レイだった。
「お邪魔します……」
もうこの時点でスギオの心臓は破裂しそうなほどバクバクと鼓動していた。
自分の性欲処理をするために家に来ているのは間違いない―――
だがそれをどう彼女が切り出すのか。
もしかして自分から言わないと性欲処理しないこともあり得るのか。
興奮で頭はグチャグチャだった。
「ど、どうして俺の家にきたの」
おもわずそう聞いてしまい緊張が走る。
「あなたの性欲処理をしにきたの……」
「せせせ性欲処理っ」
「そう。あなたの性欲処理」
完全に書いた通りの目的で家に来たことがわかり、目の前でガッツポーズをする。
綾波はスギオが何に喜んでいるかをわからないので、不思議そうな顔をしている。
力強く何度もガッツポーズした後、さっそく性欲処理をするように綾波に言うが、彼女はどもってしまった。
「こんなとき……どうして良いかわからないの」
「ええっ!?あ、あぁそういうことね!えっとそうだな……と、とりあえず俺のチンポをその、舐めれば良いと思うよっ」
さっそく綾波は言われた通りに行動した。
スギオもそれに合わせて全裸になり、チンポを自由にさせる。
「ん……ぺろぺろっ、んちゅっ……」
「くぅ!すげぇ……気持ちいい」
当たり前と思っているからだろうか、綾波はフェラチオをすることに全く抵抗が無い様だ。
もちろんやるのは初めてなので下手なのだが、性欲処理を一生懸命しようしているのは良くわかった。
ああしろこうしろと自分の好みのフェラチオを教えると、素直に言うことを聞くのも良かった。
デリヘルやピンサロを使ったことはあったが、そういう所の女にあれこれ指示を出すのは恥ずかしいし難しい。
自分の思いのままに奉仕をさせられるのは最高の一言に尽きた。
20分ほどで射精し、精液を綾波に飲ませる。
普段無表情の綾波も苦そうな顔になっていたが、やはり文句を言うことは無かった。
性欲処理という目的を達した彼女は、すぐに家から立ち去って行った。
特に回数や時間を設定しなかったので、1度の処理で帰ってしまったのだろう。
恐らく詳細な指定をせずに書くと、その内容が最短・最小限の効果になって現れるのだと推察したスギオは、逆に指定すればかなり細かく効果を発揮することが出来るのだとの考えに至った。
「いやああああッッほおおおおい!!!」
本の力が確実の物と検証で来た今、全てを手にしたような全能感にスギオは飛び跳ねて喜んだ。
これでもかと全力で喜ぶと、さすがに疲れる。
腹が減ってきたこともあり、これからのことや本に対する考えをまとめる為に外で食事をすることにした。
―――
「ワグナリアね。こんなとこにもできてたのか。まぁちょうどいいかな」
新しくできていたファミレスに入り、食事を注文する。
料理が来るまでの間、スギオは心を落ち着かせて思慮にふけっていた。
まず考えたのは、この本の容量だ。
本のページには限りがあるが、1000P以上あるし小さく詰めれば1Pに書ける文字も多い。
全てを消費するにはかなり時間がかかるので、当面は問題が無いと言えた。
逆に言えばそれだけ大きい本なので、持ち運びは不便極まりないだろう。
(ん?まてよ、試しに真実の本はいつでも呼び出せる的なことを書けばいいんじゃないのか?)
魔法的な超常現象で自在に呼び出すことが出来る様にすれば良いのではと思いつくが、文章の書き方を間違えると消滅しかねないので、今は危険と判断した。
そこでまずはこの本が誰かに奪われたり、誤って使用されないように制限を付け加えることにした。
【この真実の本は、国栖スギオが書いた内容のみに効果を発揮し、それ以外の者が書いた文字は無効である】
「それとこの本を失わないように保険をかけておかないとな」
【この真実の本は、いかなることにおいても、焼失・破損・破壊することはできない。又、水に濡れることも無い】
「これで良し……と。試しに水をかけてみるか」
とりあえずの保険を掛け、効果を確かめる為に少量の水を本に垂らしてみる。
すると紙でできているはずの本に水は一切浸透せず、まるでプラスチックの板の様に水を弾いた。
「いいぞいいぞ。とりあえずこれでこの本は俺専用になったわけだから、無くさないようにだけ気をつけないとな」
その言葉尻にもう1つ文章を思いつき、さらなる保険をかける。
【この真実の本を国栖スギオが紛失することはない】
「多分これで俺がこれを無くすことは無くなった……と思う」
「自分の事だから実感ないけど、俺が無くさないようにこの本が上手いことやってくれる……はず」
これで当面は問題なくなったと判断し、一旦ホッとすることが出来た。
そうしているといつのまにか時間は経過し、料理が運ばれてくる。
「タンドリーチキンセットだ」
「どうも」
(お!落ち着いて良く見るとすっげぇ美人の店員だな……あぁ店長なのか。それにしても凄いスタイルだな)
料理を運んできた店長の美しさに驚きつつ、空腹だったのでまずは食べることに集中した。
食べ終わると心に余裕が生まれる。
せっかく美人の店長の存在を知ることができたので、真実の本を使うことにした。
名札を確認し、店長の名前をチェックする。
「白藤杏子ね。下の名前は''きょうこ''か?あんずとも読めるしな。……文字にすれば同じか」
名前の読み方よりも、綴りの方が大事であるとこの時気付いた。
同姓同名の可能性ももちろんあるだろうが、恐らくその場合は書いた人間の思考通りになるのでは―――
つまりある程度都合よく本が解釈してくれるのではないかと想像がついた。
「さっきの綾波レイは自分からこさせたけど、今度は俺が呼び出せるようにしてみるか」
【白藤杏子は国栖スギオとセックスフレンドであり、呼び出せば必ず応じる】
【白藤杏子は国栖スギオに言われたことを拒否しない】
【白藤杏子の携帯電話番号は090-4022-****である】
電話番号は適当に思いついたものを書いた。
こうして本の力を使えば、どんな相手であっても自由に番号を入手することが出来る。
極端な話、自宅の隣の部屋に住んでいるとでも書けば、住所すら変更可能だろう。
ただこれらの場合、本来の番号の持ち主や住居人がどうなるかは定かではないのが不安要素ではある。
ともかく美人店長の電話番号を手に入れたクズオは、帰宅して彼女を呼び出すことにした。
pppppppッ
携帯のコール音が鳴る。スギオとしても初めて会話をする相手なので出るまでの時間に感じる緊張は相当のものだ。
仕事中で出るまでに時間がかかるかと思っていたが、意外にも数秒で杏子は電話に出た。
「おう、スギオか。どうしたんだこんな時間に」
「あ、あぁ白藤……さん?」
「あ?どうしたんだ改まって」
「えっ、いや別に改まってるわけじゃないんだけど」
「用が無いなら切るぞ」
「ちょ、ちょっとまって!用ならあるから」
ごく普通に電話に出た白藤はまるで今まで何度も会話したことのある相手の様に自然だった。
見た目通りにキツい性格なのだろう、用が無いなら切るという彼女になんとか用件を伝える。
「なんだ、セックスがしたいならそう言えばいいじゃないか。あ?今から?別にかまわんぞ、というか断るわけないだろう。お前……大丈夫か?」
「だ、大丈夫大丈夫!じゃあそういうワケだからよろしく。家で待ってるね。ば、場所はわかるよね?」
その質問にも白藤は飽きれたような声で知っていると答えた。
今すぐ行くと言い、彼女は電話切ってしまう。
スギオは心臓がバクバクを鳴るのを抑えるので必死だった。
「やるな真実の本……」
セックスフレンドという事実を与えただけにもかかわらず、自分の家の住所まで白藤の脳にはインプットされていた。
その都合の良さに感心して漏れた一言だった。
一方でこれからスギオの家に向かうことになった白藤はというと―――
「おーい、八千代。私はこれから出かける、店を頼んだぞ」
「はい!どれくらいで戻ってきますか?」
「わからん。もし閉店時間までに戻らなかったら店を閉めて帰っていいぞ。……出来るだけ早く帰ってくるようにはする」
「わかりました

こうして白藤は私服に着替えてスギオの家へと向かった。
ワグナリアからスギオの家には歩いても15分程度の距離なので、急がなくてもあっという間に着く。
スギオにとっては計算外で、部屋を整えるのに時間が足りなかった。
ピンポーン
「うぉ!?早っ、もう来たのか」
玄関扉の覗き窓から見ると、やはり白藤だ。
「おーい私だ。来てやったぞ」
緊張しながらゆっくりと玄関を開けて彼女を迎え入れる。
「い、いらっしゃい」
「おう、入るぞ」
部屋に入った白藤は、散らかっているのを特に気にしていない様だ。
シャワーを浴びはじめる彼女は、明らかにセックスの準備をしている。
(っていうか今思い出したけど、俺素人童貞じゃん……ある意味初体験……!?)
そもそも全くモテる要素の無いスギオは、当たり前のごとく素人童貞であった。
ネルフの給料は悪くないし、社宅なので自由にできる金が多かったのでソープ嬢やデリヘル嬢とのセックスは経験があった。
だが、レストランの店長と言う『普通の女性』との経験は初めてなので、ここでも一人コッソリとガッツポーズするスギオであった。
いざセックスが始まると、もう最高の一言だった。
見た目に反して白藤は決してマグロではなく、フェラチオや騎乗位を積極的に行ってくれた。
たぶん''セックスフレンド''というワードによる影響が大きいのだろう。本人も楽しんでいる様子が見て取れる。
スギオの方も客としてではない対等の立場でのセックスは新鮮だった。
風俗でクンニをする時は風俗嬢はわざとらしく感じたりして、仕事感が否めなかった。
だが白藤は舐め方が気に入らないと、こうしろああしろと指示を出したりする。
そうして言われた通りに出来ると素直に感じて喘ぐ。
素人である白藤とのセックスは最高だった―――
―――
「はぁはぁ……!」
「まったく三発目なのに凄い量だな。これじゃあもう一度シャワー浴びないとダメだな」
「いやぁ~ホント最高だったよ。白藤さんは気持ちよかった?」
「……まぁまぁな」
そう答える時の表情はやや笑みが浮かんでいて、ある程度は満足させることができたようだ。
こうして脱・素人童貞を果たしたスギオは白藤を職場に帰し、自分は昼寝をする。
セックスで蓄積した疲労感に逆らわず、睡魔に身を委ねる昼寝はなんとも気持ちの良いものだった。
―――
―――
―――
目を覚ましたスギオは、ネルフへ出勤することにした。
夜勤のフレックス制なので時間はある程度自由になるが、この日は珍しく早めに出勤することにした。
全てを可能にする真実の本を携え、ネルフ本部に車を飛ばす。
一気に何もかも変えてしまう気はなかった。
だからまずは小さい変化もたらす文章を真実の本に書きこんでから、スギオは家を出ていた。
その効果を確かめるのが楽しみでしかたが無く、こんなにワクワクしての出勤は人生で初めてだった。
ネルフに着くと、駐車場には仕事を終えた葛城ミサトと惣流・アスカ・ラングレーがいた。
「お疲れ様です」
「お疲れさま♪」
「……お疲れ様」
スギオは購買部の人間なので、彼女たちを知ってはいても普段はほとんど接しない。
ミサトもスギオの名前を知らないくらいだ。
ネルフの中でも人気のミサトと、エヴァパイロットのアスカ。
いつもより早く来たことで普段は会わないタイミングで遭遇したわけだが、これはかなりの幸運だった。
(どっちも好みだし……この二人で試してみるか)
スギオは二人を呼び止めて、単刀直入にお願いをした。
「その、二人が今はいているパンツが欲しいんですけど……」
恐る恐る言うと、ミサトは笑顔で、アスカは嫌そうな顔をして答えた。
「オッケー、ちょっち待っててね」
「ったく!早く帰りたいのに」
そう言うと、ミサトはスカートを捲り上げて片手でパンツを降ろし始めた。
アスカも、嫌そうな表情だがすぐにパンツを脱いだ。
「はい、パンツよ」
「ホラ!これでいいんでしょ。ミサト!さっさと帰るわよ」
「はいはい。それじゃあ失礼するわね」
目の前で脱いだパンツを二人から受け取ると、お礼を言ってミサトの車を見送る。
そしてまだ温かさの残るパンツを手にし、スギオは大笑いしていた。
「アッハッハッハ!すげぇよマジで!あいつら全くおかしいことと思ってない!ハハ、本当にそれが当たり前だと思ってるんだ」
家を出る前、スギオが本に書いたのは、自由に女のパンツを手に入れることのできる内容だった。
【全ての女は国栖スギオにパンツを欲しいと言われたら、差し出すのが当たり前】
こう書いたことで、ミサトやアスカが何の抵抗も無しに、『普通』のこととしてパンツを差し出したのだ。
持ってきていたケースにパンツをしまうと、仕事中も業務そっちのけでネルフ内の美女たちのパンツを没収した。
見つけた美女から次々とパンツを没収する。
名前が書かれたパンツや、際どすぎる物、逆に子供っぽすぎるものと多種多様で集めるのは楽しかった。
誰がどう見ても明らかに勝負パンツなのもいくつかあり、清楚系美人がそういうのを履いているという事実は興奮せざるを得ない。
階級の高い女や、普段高圧的な女も素直にパンツを差し出すので、そういう女から没収するのは支配しているという実感が湧いて特に良かった。
スーツケースに収まらないほどのパンツを手に入れたスギオは、次の段階に行動を移す。
【ネルフ内でノーパンの女性は、国栖スギオに支給されるパンツを着用する義務がある】
館内放送で一か所に集め、自分がノーパンにした女達に奪ったパンツを配るのだ。
配るパンツは適当に手に取ったものだ。そもそも量が多くて誰がどんなパンツを履いていたかなどほとんど覚えていない。
一列に女を並ばせ、順番に配っていく。
誰に誰のパンツがいくかわからないので楽しい。
勝負パンツを履いていた女を何人か覚えていたので、その数人には敢えて地味なパンツを配った。
きっと今夜セックスするであろう女に、勝負パンツではなく地味なパンツを履かせる。
ブラは勝負下着のままなので、とんでもないバランスの悪さだが、それを見た男がどんな反応をするのかを想像するもの面白い。
こうして悪戯的にパンツを配っていくと、ある事実に驚くこととなる。
「あれ?パンツが足りない……えっ、てことは」
ケースの中のパンツを全部配っても、列に二人の女が残っていたのだ。
(最初からノーパンの女が二人もいたってことか……意外と変態って多いんだな)
実際にはミサトとアスカの分があるので4人がノーパンだったわけで、図らずして面白い事実を知ることとなった。
とりあえず一人には自分の履いていた男性用トランクスをはかせ、もう1人にはバンソーコーを与える。
一応『これもパンツの一種です』と配ったのでバンソーコーを配られた女もそれをちゃんとつけた。
気付くと勤務時間が終わり、スギオはパンツを没収・配布しただけで帰宅することになった。
車での帰宅途中、信号で止まっていると可愛い子を見かけた。
そう言えば手元にパンツが残ってないと思い、せっかくなのでその子のパンツをもらって帰ること。
「私のパンツですか?ちょっと待っててくださいね」
パンツを脱ぐのに手間のかかるパンスト美少女にわざわざ声をかけて手に入れたパンツは、とても高級感のある可愛らしい下着だった。
「最後の最後で今日のベストパンツが手に入ったぜ……!」
スギオは自分もノーパンだったので、手に入れたパンツを履いて帰ったのだった―――
つづく
真実の本を手に入れた国栖スギオ。
全てが思いのままとなったことで、もはやネルフで働く必要は無い。
だが特殊で刺激的な職場であることは間違いないし、スタッフも美人ばかりだ。
これからの活動の本拠地とするのにジオフロントのネルフ基地は悪くない。
そこで、仕事はしなくてもネルフ内で自由に活動できるようにすることにした。
最低限、自由に行動できるようにさえしておけばあとは内部からネルフを掌握し、徐々に都合の良いように変えていけばいい。
【ネルフ及び関係機関における国栖スギオの所属は自由部であり、いかなる行動の制限も受けずに自由に行動することができる】
【ネルフ及び関係機関において、国栖スギオの行動は全てに最優先される】
「こんなもんかな。どこまで自由にできるかは試しながらだろうけど、多分何をやっても……フフッ」
犯罪行為なども制限されないだろうことは想像がつくが、その程度は謎だ。
例えば物を盗んでも咎められはしないだろうが、人を殺したりすることまで制限されないのか。
もしそれが制限されるならば、レイ プ等の命にかかわらない犯罪はどうか―――
色々と考えながら、車を走らせてネルフへと向かう。
その途中で、ある学園を通りかかった。
(別にネルフには何時に行ってもいいわけだしな……ちょっと寄り道するか)
水都学園という私立学校。
そこへ寄ることにしたスギオは、本の力で生徒に『進路指導』してやることを思いついた。
【国栖スギオは水都学園の最高権力者である】
【水都学園の生徒は、国栖スギオの進路指導には必ず従う】
そう書いて、スギオは来客玄関へと向かった。
門扉の前にいた二人の警備員はスギオの車を止めるどころか、頭を深く下げて礼をし、快く開門した。
受付に行くと、姿を見た職員が席から立ち、お疲れ様ですと挨拶をする。
全員がスギオを最高権力者と認識しているのだ。
受付嬢の1人に理事長室まで案内させると、残ったもう一人の受付嬢とその場に居合わせた教師は緊張が解けてホッと息を吐いていた。
「あれが国栖さんですか、私初めて見ましたよ」
「私もですよ。いやぁ~緊張しましたね」
最高権力者を前に、緊張しない人間などいないのだ。
理事長室に案内されると、絵に描いたような小太りの男が理事長だった。
最高権力者のスギオを見るなり、お茶を出させて媚びへつらう。
「学園内を自由に査察して即時進路指導ですか?もちろん構いませんとも!貴方に進路指導していただける機会を与えられた生徒は幸せですなぁ」
―――
―――
「うーん、意外とコレだ!っていう女がいないなぁ」
歩き回ってみたが、食指が動くほどの美女がなかなか見つからない。
平均より上クラスならたくさんいるのだが、逆に飛びぬけて可愛い子もいない。
少し落胆して、最後に諦め半分で行ったテニスコートでようやく眼鏡にかなう生徒がいた。
「おぉ!あれだよあれ。このレベルを探してたんだよ」
話しかけるとさすがに権力者であるスギオに対して敬語を使うものの、明らかに鼻につく態度だ。
自分たちが可愛いということをしっかり自覚し、それ故に高飛車になっているのだろう。
「へぇ、双子だったんだ。言われてみれば似てるな」
「そうなんですよ」
「それぞれ別の進路がいいかなって思ってたんだけど、双子ってことなら二人一緒でいいかな」
「というと?」
「君たちの卒業後の進路は、双子でAV女優になりなさい。それも実名でね」
「AV女優ですか……アナタがそう仰るなら、そうします」
「うぅ、実名……」
「大丈夫大丈夫!君たち二人ならかなり稼げるはずだから一生安泰だよ」
「卒業まではお互いたくさんレズって技術を磨いておくように」
「それと処女でAV女優になる女なんていないから、デビュー前に私のところへ来なさい。処女を貰ってあげるからね」
「……わかりました」
「素晴らしい進路指導、ありがとうございました……」
明らかに納得いかない表情だったが、決まりに従い彼女たちはAV女優を目指すこととなった。
近い将来、デビュー直前の彼女たちが処女を捧げにやってくると思うと、とても楽しみだった。
――――
水都学園を後にし、ネルフについてみると、スギオは顔パスになっていた。
それまでのカードギーや認証システムへのアクセスは一切不要となっており、何の手間をかけることなくネルフ内に入ることが出来た。
本に書いた通り、スギオの行動は制限されなくなったのだ。
試しに女子更衣室や女子トイレに入ってみるが、誰も文句を言わないし、驚くことすらしない。
本当に彼が自由に振る舞うのが、ごく普通のこととなっているのだ。
行動の最優先もしっかり守られている。
女子トイレで人が入っているブースの扉をノックし、
「国栖スギオだけど、このトイレで小便したいからどけてくれる?」
そう聞くと慌てて中にいた女性は扉を開け、スギオにブースを譲ったのだ。
降ろしたパンツをはきなおすこともせず、とにかく急いで譲る。
下半身を見られる恥ずかしさをどうにかすることよりも、とにかくスギオにトイレを譲ることを優先したのだ。
この時は別ににょう意が無かったので、結果的にただの嫌がらせだ。
気を良くしたスギオは普段は入れない様々な部屋に入ってみた。
赤木リツコのオフィスにいくと、伊吹マヤと二人で仕事をしている最中だった。
ちょうど催してきたので、ここで小便をしてみることに。
「すいません、ちょっとこの椅子に小便したいんで、どけてもらえます?」
「あっ、ハイ!わかりました」
言われた通りマヤは素直に席から立ち、その座面に小便をする。
隣にいるリツコも特に咎めることなく、普通に仕事を続けている。
椅子をびしょびしょに濡らして満足したスギオはそれだけで部屋を去った。
残されたマヤは悲惨なことになっている椅子を見てため息を吐く。
「災難だったわね」
「はぁ……仕方ないこととはいえ、不潔すぎます……」
「その椅子は新しいのにした方が良いわね。用意しておくから、今はパイプ椅子で我慢して頂戴」
「……はい」
気ままな散策を続けていくと、司令室に辿り着く。
碇ゲンドウの部屋だ。
ノックもせずに部屋に入るとゲンドウがいた。
まず驚いたのが部屋の広さだ。内装も独特の物で、なんとも言えない空気を醸し出している。
部屋の中央にあるデスクまで行き、ゲンドウの目の前に立つと彼から口を開いた。
「何か用かね」
「いやぁ~凄い広さですね、ネルフにこんな部屋があったとは」
「……」
「多分一番広い部屋ですよね。しかも作戦本部にリフトで直接行けるし、他の区画へも直通している便利さ、まさに司令室って感じですね」
スギオが話しかけても、ゲンドウは無言だった。
質問をしないうちは、多分会話にならないだろう。
「あぁそうそう、用件ですよね。ここに来る前は用はなかったんですけど、この部屋があまりに良いんでね。……今日から私の部屋にしたいんですけどいいですか?」
その問いにゲンドウは構わないと答えた。
「随分ものわかりがいいんですね」
「……それがネルフの決まりだからな」
いいタイミングなので、司令を相手にどこまで自由が許されるか確認してみることにした。
「もし仮に私がネルフの指令になりたいので、あなたは邪魔だから死んでくださいと言ったらどうしますか」
「私はそれで死ぬつもりはない。司令の座を降りて君に譲れば済む話だ」
「じゃあこれはどうです。もしあなたが生きているとイライラして夜も眠れないので死んでくださいと言ったら……」
「その時は死ぬ。ただちにな」
「仮に私があなたをナイフで襲ったら」
「それも自由だ。抵抗はしない」
どうやら死ねという極端な内容でもスギオの行動を制限しないという枠に入っていれば、その通りにするようだ。
これはつまり、適当に理由をつければなんでもできてしまうということだ。
性欲が溜まっているので処理しろと命じれば、多分どの女性スタッフも応じるだろう。
(本当に何も制限されないんだな……)
(うかつに死ね!とか言うといろいろヤバそうだ。ちょっと安全装置を付けておくか)
ゲンドウの部屋を自分のモノにしてしまったスギオは、さっそく自分用の什器備品を揃えさせた。
とりあえず最低限のものが揃うと、椅子に座って真実の本に新たな文章を書きこむ。
『ネルフ及び関係機関の人間は、国栖スギオに死ねもしくは同義の命令をされたとき、もう一度確認して承認を得てから実行する』
適当な職員に声をかけ、死ね!と言ってみる。
すると『本当に死んで宜しいでしょうか』と確認をされたので、ダメと答える。
普通の表情だが、もしそれを承認すればその場で自殺するのだと思うと、少し背筋が凍る。
人の命をどうこうするほどの覚悟や精神的強さはスギオには無いのだ。
当面はネルフを拠点に、まずは職員を弄ぶことで楽しむつもりのスギオは、挨拶の仕方を変えることにした。
【全ての女は国栖スギオに挨拶する時、非処女は土下座、処女は尻を突き出して撫でてもらう】
これを書いて、スギオはさっそくネルフの中を散策し始めた。
「おはようございます」
「おはようございます」
(へぇ、結構モテそうなのに処女なのか。意外と掘り出し物がいたりするんだな)
女に挨拶をすると、自分から尻を突き出して撫でさせたり、土下座する。
おはようございますと言いながら土下座する女達は、まるで自分が処女を奪う前に誰かに抱かれていることを謝罪させているような気がして、優越感に浸ることが出来た。
意外な女性が処女だったり、逆に純粋そうな子が非処女だったりするので女と言うのはわからないものだとあっけにとられることもあった。
スタッフからエヴァンゲリオン弐号機の狙撃訓練がこれから行われる事を知り、現場を訪れてみることに。
まだ準備中らしく、職員が少ない。女性は伊吹マヤと赤木リツコしかいなかった。
「おはようございます」
二人の女性に向かって挨拶をすると、同時に違う反応が出て面白い。
「おはようございます」
マヤの方は処女の様で、尻を向けてくる。
薄い水色のパンツを撫でると、恥ずかしそうだ。
対照的にリツコの方は土下座をした。
当然と言えば当然だが、非処女だったからだ。
「おはよう」
行動を制御されないだけで、立場上は目上にあたるリツコが土下座している。
マヤの尻を撫でながら土下座を見るのはなんとも言えない快感があった。
そうこうしていると、現場にアスカがやってきた。
さっそく尻を撫でてやろうと、挨拶をしに行くが表情が怖い。
戦績芳しくない現状で、最近は特にイライラしているようだ。
「……何か用?」
そう言われて思わずたじろぐが、どいてと言われないのは行動を制御されないという効果によるものだろう。
とりあえず挨拶の言葉を言ってみる。
「お、おはようございます」
「……おはよ」
ぶっきらぼうにも一応挨拶を返すアスカ。
それはつまり、彼女もまた尻を触らせることを意味していた。
「……」
より険しい表情ではあるが、尻を向ける。
突き出しているとまではいかないが、撫でて良いという意思表示だ。
「……チッ」
「うっ……」
尻を撫でると、あからさまに嫌そうな顔で舌打ちをして、アスカは更衣室に行ってしまった。
「怖っ」
ここであるアイデアが浮かんだので、一旦自室に戻ることに。
「あの中では赤木リツコだけが非処女だったわけだけど、これで……」
ニヤニヤしながらスギオが書いたのは実に馬鹿らしい内容だが、リツコの経歴を変えてしまうものだった。
【赤木リツコは処女である】
【赤木リツコは国栖スギオの質問にはどんな内容でも正直に答える】
「さて、もう一度会いに行くとしますか」
リツコが処女になっていることを確かめる為、再び会いに行く。
「お疲れ様です」
「お疲れ様。また来るなんて忘れ物でもしたかしら?」
「いえいえ」
なんの変哲もない挨拶の中に組み込まれた普通の会話。
だが、その中でリツコの反応は確実に違いを生じていた。
「んっ……」
今回の挨拶では尻を突き出したのだ。どうやら間違いなく処女になったようだ。
気になったのは、処女になったことで本来はセックスの経験があるはずの彼女の性的経験がどう変化しているのかだ。
「つかぬ事をお聞きしますが、セックスの経験ってあります?」
「あるわよ。お尻の穴だけだけどね」
「フフッ、そうですか」
どうやらアナルだけの経験しかないことになったらしい。
そういうことかと合点がいって思わず笑ってしまう。どうやら本がうまいこと過去を改変し辻褄を合わせたようだ。
リツコ自身がアナルの経験しかないと記憶が改竄されているということは、これまでリツコを抱いてきた男は全員アナル好きに変わっているはずだ。
それを思うとさらに笑いが込み上げてきた。
処女になったリツコの尻を撫でていると、せっかく処女にしたのだから自分で奪ってやりたいと思った。
だが普通にセックスをするのもつまらない。
「赤木博士、あなたは何故処女なんですか。アナルセックスをしたことがあるなら、普通のセックスをする機会がいくらでもあったでしょう」
「そうね。でも……私は処女を捧げたいと思うほどの相手に巡り合えなかったわ。今もそう……ふふっ、なんでかしらね。愛している人がいるのに、処女を捧げようとは思わなかったのね」
「というと今好きな人がいるんですね。それは誰ですか?」
「碇司令よ」
「ええっ!?」
その答えにスギオのみならず、居合わせた職員全員が驚く。
なんと愛人関係にあるらしい。
碇ゲンドウへの愛について聞くと、リツコは饒舌に答えた。
かなり深い愛を持ってるようだ。だがそれでも捧げなかった大切な処女。
それは無理.矢理奪うのではなく、自分から差し出させてやろうと思った。
まずスギオは土下座や尻撫で挨拶をキャンセルした。
事前に真実の本に書かれた文字はそこに横線を引いたり、×印を付る、もしくは中止と書くと効果が無くなるように設定したのだ。
もちろんスギオ本人による記入でしか中止の効果は得られないようにしてだ。
そして改めて新しい真実を本に記入する。
【国栖スギオに尻を撫でられた女が処女の場合、処女を買い取ってもらいたくて仕方が無くなる。その際の希望額は10円とする】
【国栖スギオに処女の買い取りを拒否された女は、貞操帯を付けて一生処女でいることが義務付けられ、性交渉は許されない】
【国栖スギオに非処女が尻を撫でられた場合は、多大な幸福感を得て、尻を撫でられたお礼する。お礼の内容を指定された場合はどんな内容でも応じる】
「こんなところかな」
こうして全ての女性の処女を10円で買うことが出来るようになったスギオは、さっそくリツコの処女を買い取ることにしたのだった。

「……」
赤木リツコはなかなか仕事が捗らないでいた。
部屋の中にスギオがいたからなのだが、気味が悪いことに彼はニコニコしながらリツコを見てただ座っている。
何かを待っている様子だが、それが何なのかはわからない。
行動を邪魔するわけにもいかないので、声をかけることもしないし、もし声をかけて自分もマヤみたくなったらさらに仕事が捗らなくなってしまう。
狙撃訓練開始まで1時間を切った今、手を止めるわけにはいかない。
「ちゅるるっ、ちゅっちゅっ、んん……れろれろっ」
(経験ないだけあって下手だな……)
マヤは適当な理由をつけられ、椅子に座っているスギオにフェラチオをさせられていたのだ。
部屋の中はリツコがペンを走らせる音とパソコンの入力音、そしてマヤのフェラチオの音だけが響いていた。
「はぁ……」
10分ほどしたところで、リツコは気分を入れ替える為にコーヒーを飲もうと、席を立った。
スギオが待っていたのはこれだった。
リツコの尻を撫でる為に、彼女が席を立つのを待っていたのだ。
「っ!?」
コーヒーを入れるリツコの尻に、ぞわっとする感触が発生する。
いやらしい手付で尻をなでられたのだ。
「な、何をするんですか!?」
「あーすいません、綺麗なお尻があったものですから」
「なっ!?」
特に理由も無く触られたので、リツコは本来の認識通り痴.漢されたと思い、怒った。
だがそれは最初の瞬間だけで、次の言葉を言う前に感情が怒りではない別の物に支配されてしまう。
処女を買って欲しい 処女を買って欲しい 処女を買って欲しい
「う……くっ……!?」
10円でいいから 処女を買って欲しい
10円でいいから 処女を買って欲しい
10円でいいから 処女を買って欲しい
強烈すぎるほどの感情の沸きだしに、リツコはパニックになる暇すらなかった。
完全に思考がそれで埋め尽くされた彼女がとった行動は、およそ本来ならありえない懇願だった。
「へぇ?つまりあなたは私に処女を買い取って欲しいんですね。それも10円で」
「そ、そうよ!お願い!お願いだから買って欲しいの!」
すがりつく様にスギオの体を掴み懇願するその姿はまるで麻薬中毒者のようだった。
「でもいいんですか。訓練の時間が近いんでしょう?」
「そ、そんなのどうだっていいわ!だからお願い!わ、私の処女を買って!買ってください!!」
「ふふっ、それほど熱心に頼まれたら断るわけにはいかないですね。いいでしょう、では今からここであなたの処女を買い取ってあげます」
「希望通りに10円でね。しかもホラ……前払いしてあげますよ」
取り出した10円を床に落とすとチャリンと音が響く。
それを拾ったリツコは物凄く嬉しそうに体を開くのだった。
―――
「よろしくおねがいします」
元々リツコは処女ではなかったが、彼女の記憶から普通のセックスについての記憶は無くなっていた。
だが、体は記憶しているのだろう。
挿入した後はどう見てもセックスに慣れてるとしか思えない腰つきだった。
さらに処女に戻っただけなので、開発された膣内はそのままだった。
感度は高く、うねうねと膣壁がチンポを包んで離さない。
「とても処女とは思えませんね」
「んんっ、あっ、ああっ、そ、そんなことありませんっ、処女でしたよっ」
「でも初めてでこんなに感じるものなんですかね?」
「ひゃああんっ!?そ、そこっ、ああっ!」
激しく突くとその度によがるリツコは、自分でも想像以上に感じるのか困惑している様子だ。
そしてその様子はスギオから見てとてもしおらしく、普段見せない女としての表情だった。
(碇司令とヤルときはこんな顔してたのか……あんなクソ中年のどこがいいんだか……クソッ)
リツコは中出しを嫌がるそぶりを見せたが、それを言葉にはしなかった。
理由はわからないが、行動を制限しないという内容が影響していたのかもしれない。
中出しされたリツコが床で無様に足を開き、アソコから精液がトプトプと流れ出したその時、丁度訓練開始時間となっていた。
「ふぅー、スッキリした。後始末は面倒だからしないよ。それじゃあ」
室内で絶句したまま固まる伊吹マヤと、余韻で体が動かずぶざまに股間から精液を垂れ流す赤木リツコ。
二人を残してスギオは部屋から出ていき、次のターゲットを探すのだった。
―――
―――
―――
「あああ~~~」
「さいこー♪生意気なセカンドチルドレン様の処女も10円だとお得感あるな」
尻を撫でることが挨拶ではなくなったので、アスカは抵抗した。
だがひとたび尻を撫でられれば、他に何も考えられないほど強い思考に脳が支配され、10円で純潔を捧げてしまう。
そこが廊下でも、とにかく処女を捧げたくて仕方が無くなってしまうのだ。
こうしてアスカの処女を奪ったスギオは次なるターゲットを求めて歩く。
すると都合よく葛城ミサトを見つけるのだった。
「ひゃあんっ!?」
「おっと、驚かせてすみませんねー」
通路を歩いていたミサトを歩いて追い越す瞬間にサッと尻を撫でる。
さすがのミサトも驚き、怒ろうとするのだがその瞬間―――
『非処女が尻を撫でられた場合は、多大な幸福感を得て、尻を撫でられたお礼をする。お礼はスギオであればどんなことでも構わない』
「~~~~~


本の効果によって多大な幸福感を得てしまうミサト。
彼女は今、人生で感じたことのない幸せを感じている。
その後に待っているのは、お礼だ。
スギオに尻を撫でられたらお礼をする。
それが常識となっているのだ。
「おっけー、ちょっち準備するから待っててね♪」
「はいはい」
お礼にしてもらいたいことを伝えたスギオは、部屋で待つことに。
10分後―――
バンッ
勢いよく扉が開き、ミサトが入ってきた。
「この変態野郎!こんなところに隠れていたのね」
「見つかっちゃったか―」
「ネルフの女の子達を毒牙にかける悪の総帥、国栖スギオ!」
「あなたはこの私、ミサトが使徒に代わっておしおきよっ

「ふっふっふ!この俺におしおきできるもんならしてもらおうかぁ」
「あなたの悪のエナジーは、私のオマンコで吸い尽くしてあげるんだから!」
「くっくっく、私から悪のエナジーを吸いきる前に、お前自身が悪のエナジーに犯されその身を私に捧げるだろう」
「そ、そんなことになるもんですかっ。行くわよ!」
セーラームーンのコスプレをしたミサトは台本通りにスギオに戦いを挑む。
スギオがお礼に求めたのがこれだった。
この後ミサトは激しいセックスバトルの末、精液を中出しされることで絶頂し敗北する。
そして精液によって心を蝕まれたミサトは正義を捨て、悪に服従するといったシナリオだ。
―――
「わらひぃ……せーらーむーんはぁ……スギオさまの牝……どれいとしてぇ……悪にふくじゅうすることを……ちかいますぅ

ピクピクと痙攣したマンコから無様に精液をこぼれさせ、服従を誓う姿は最高だった。
こうしてシチュエーションプレイを楽しんだスギオは一度睡眠をとってから、外出することに。
「ん?」
車を走らせていると、どこかの女生徒の後姿が目に留まる。
「おぉ!あれはかなりレベル高いぞ」
かなりの綺麗で整った顔の女の子にテンションが上がったスギオは躊躇することなく後ろから近づき、尻を撫でた。
「きゃあ!?」
「あ、あなた一体何を……!え……う……あなたは……!」
スギオの顔を見て、状況を認識してしまえばもう後の祭り。
怒りは一瞬にして湧き上がる別の感情に潰されてしまう。
どんな人間でも、真実の本に書かれた内容に抵抗する術などないのだ。
「どうしても処女を捧げさせていただきたいんですの!買い取って頂けませんか……」
「一文無しですって!?そんな!?くぅ、そういうことなら……」
見るからに人生順風満帆のエリートお嬢様といった彼女に意地悪をしてやりたくなったスギオは、
買い取りを拒否して貞操帯を付けてやることにした。
金が無いと言えば、それだけで女に子は諦めるしかないだろう。
だが相手は意外にも機転が利く女だった。
「マイナス1000万?」
「そうです。つまりあなたが私から処女を買うと、マイナス1000万円を支払う契約ということですから、実態としては私が貴方に1000万円払う計算ですわ!」
「なるほど。そうきたか」
(なかなか機転の利く女だな。でもそういう奴ほどいじわるしたくなるんだよな)
逆に絶対に貞操帯を付けてやろうという気持ちになったスギオは、金をもらうことも拒否した。
完全に望みを絶たれた女の子は、諦めると残念そうな表情で鞄をゴソゴソとしはじめた。
「どうした?」
「貞操帯を取りたいんですけど、下の方に入ってますの。まさか使うとは考えてもみませんでしたから……」
「あぁ……そういうことね」
本の効果によって、この世界の女はすぐに貞操帯をつけることができるように各自が携帯しているようになっていたのだとわかった。
(人口の半分を占める女が全員貞操帯を持ってるってことは……貞操帯を作ってる会社は大企業になってるのか……?)
馬鹿らしいことを考えていると、女の子は目の前でパンツを脱ぎ、貞操帯を嵌める。
そして装着の確認をスギオにお願いした。
「いかがでしょうか」
「うんうん、すごく似合ってますよ」
「ご、御確認頂きありがとうございますわ。これから私は一生貞操を貫くことを誓います」
「頑張ってね」
これからは公衆浴場でも、水着姿でも一生貞操帯を付けて生きなくてはいけない。
そんな彼女のこれからの人生を思うとスギオは笑いが止まらなかった。
つづく
『全ての人類、生物、その他の事象は国栖スギオに危害を加えることはできない』
『ネルフスタッフが国栖スギオを呼ぶときは様付けで呼ぶ』
『国栖スギオは全てのネルフ関係者に敬語を使用する必要が無い』
―――
「ま、こんなもんか」
スギオは自分の身の安全を確保しつつ、ネルフ内を少しずつ弄っていた。
色々と試して、一番居心地の良いネルフを作っていくのだ。
「おはようミサト」
「おはよう、スギオ様」
「今は何をしてたの?」
「先月の出張報告を書いていたのよ」
「そうなんだ。ところでミサトさ、俺にタメ口聞かれて嫌じゃないの?上司としてさ」
「何言ってんのよ。ネルフの人間にスギオ様がタメ口を聞くなんてフツーのことじゃない」
「そうだよねー」
タメ口を聞いても怒られないし、相手も本来の立場通りの喋り方で接してくる。
だが名前だけは様を付ける。
これが意外と心地よく、征服感もあってちょうど良いと感じた。
他の人物の反応も気になったので、リツコの部屋にも行ってみることに。
「……はぁ」
「どうしたの?ため息なんてついちゃってさ」
「スギオ様が射精するのを待っているのよ」
「あなたがここでオナニーするのは自由だし、邪魔をするつもりはないけど、早く終わらないかしらって思っていたの」
「あぁ、ごめんごめん。もうちょっとで出るから」
リツコの部屋で彼女が使おうとしていた資材に座り、オナニーをする。
スギオの行動は邪魔されないので、リツコはただ待っているだけだ。
射精が近付くとスギオは素早く立って、気怠そうに待っている彼女の顔に射精するのだった。
顔にたっぷりと精液をかけられても、リツコはまったく動じない。
射精をすることを邪魔しないように、表情を変えていないのだ。
「ふー、スッキリした!それじゃあまた来るね」
スギオが部屋から出ていくと、リツコは大急ぎで洗面台に行き、顔についた精液を洗い流しすのだった。
移動した先で今度はアスカに出会う。
物凄く機嫌が悪そうだが、一応声を掛けてみるとやはりありありと嫌がっているのが態度に出ている。
それでもスギオの行動は邪魔をされないので、話しかけた時点で彼女は会話をしなくてはらならない。
「……別に」
他愛もない質問をしたときの返事はまさに適当だった。
スギオも別にアスカに合うのが目的ではなかったので、早々にその場を去る。
スギオが視界から消えたところでアスカはボツリと文句を言うのだった。
「ウザ……。スギオ様のクセに馴れ馴れしいのよ……!」
『ネルフスタッフが国栖スギオを呼ぶときは様付けで呼ぶ』
この内容はスギオがいなくてもしっかりと効果を発揮していた。
ネルフスタッフの変化を楽しんだスギオは、ムラムラしてきたので一発抜くことにした。
「たまにはペチャパイを弄って楽しむか」
珍しく貧乳の女の子を抱きたいと思ったスギオは、どうせ抱くならまた新しい女にしようと考えた。
レイや白藤を呼び出したように、本を使って細かい指定をして、どんな子が来るか試すことに。
『18歳~20歳の神奈川県在住で、Aカップの女。その中で最も可愛い子が5分後にこの部屋に来て俺とセックスを楽しむ』
「さて。どんな女がくるか」
''最も可愛い子''という曖昧な表現を書いた時、それが本の基準なのか書いた自分の基準になるのかはわからなかった。
だが、これまでのことを考えるとおそらく都合の良いようになるはずだと思い、だとするならば自分好みの女が来ると予想ができた。
結果はまさにその通りで、スギオの好みにピタリとハマる可愛い子がやってきた。
「細かい自己紹介なんていいから、さっさとセックスを楽しもうぜ

やってきた女は対馬きぬという20歳の女性で、旦那がいるらしい。
予想通り自分の好みにピタッとハマる可愛い子がやってきたことに加え、その女が人妻だというのも興奮を誘った。
ムラムラしていたので、紹介もそこそこにさっそくセックスを始める。
よりセックスを楽しむために、いくつかのことを本に書いてから、前戯もせずに挿入させる。
「な、なんだよこのチンポ……」
挿入した途端、今まで感じたことの無い違和感をきぬは覚えていた。
オマンコが意識していなくても勝手にチンポの形を覚えるかのように、ウネウネと動いているのがわかるのだ。
『対馬きぬは国栖スギオのチンポを挿入されると、オマンコが最適化され二度と元に戻らない』
この効力によって、スギオのチンポにマンコが最適化されているのだ。
最適化されるということは当然、女の方が感じる快感も凄まじいものになる。
「うあっ



「レ、レオより感じちゃうっ!?」
騎乗位という密着できる体制で完全にスギオのチンポに最適化されたマンコは、夫との愛あるセックスよりもはるかに気持ち良かった。
「すげぇフィット感だな!よーし、フィニッシュはバックでやるから、尻をこっちに向けてくれ」
「はぁはぁ……ば、バックで犯られたら……飛んじゃうかも……」
「いいじゃん。頭が真っ白になるくらいイカせてやるよ。カラッポの方が夢詰め込めるって言うしな」
じゅぶりっ
「んひゃあああっ



最適化されたオマンコは、もはや快感を得るだけの肉壺で、きぬは一突きごとに軽い絶頂に達してしまう。
チンポに完全に密着したマンコに隙間は無く、射精すると精液のぶんだけ膣壁が押し広げられ、さらなる快感を得て大きな絶頂を迎える。
終わったとき、対馬きぬは失神してしまっていた。
『対馬きぬは次に中出しされた精液で確実に受精する』
「こう書いておいたから間違いなく受精してるな」
「最適化マンコめちゃめちゃよかったから、特別に不幸せにならないようにはしておいてやるか」
『対馬きぬは夫とのセックスでは絶対感じない』
『対馬きぬの夫は、妻がどんな裏切りや浮気をしても全てを受け入れて愛し続ける』
「こんなところか。そのうち物足りなくって浮気しても、離婚せずに済むからまぁ……不幸ではないか」
さんざん汚しておいて気遣いと言うのもおかしいのだが、とりあえずは不幸にならないようにしてやったということにスギオは自己満足していた。
その内容はきぬが夫に振られないというだけにすぎず不幸には違いないのだが、そんなことスギオにはどうでもいいのだ。
性欲を発散して満足したスギオは、ネルフ内の住環境を整える為に行動することにした。
ネルフ内に自分の居住空間を作らせると同時に、より自由に人員を使えるように本に書き込みをした。
『国栖スギオは、ネルフの人間に好きに役職や人事、任務を与えることができる。対象となった人間はそれに対して忠実に行動する』
『国栖スギオは、ネルフとネルフに係る全ての物を、なんでも好きにすることができる』
「多少曖昧に書いておけば都合よく本が力を発揮してくれるだろ」
「これでネルフはとりあえず俺のモノだな」
ネルフという組織は、たった二行の文章で全てを掌握されてしまった。

「ちょっといいかな?」
「何?今から出撃で忙しいんだけど」
使徒の襲撃警報が鳴り響くネルフ施設内で、エヴァパイロットの更衣室に入った国栖スギオ。
出撃前でプラグスーツに着替えているアスカはスギオの行動を制限できないので出ていけとは言わないし、裸を見て怒ったりもしない。
しかし明らかに軽蔑するような目を向けている。
そんなアスカに話しかけたスギオは、自分が考えた人事を伝える。
内容はネルフ内に新設した特別組織『5S』に、アスカを一人目の隊員として所属させることにしたというものだ。
「ごーえす?」
「そう。数字の5にアルファベットのSで5S」
「スギオ、セキュリティー、サポート、セックス、スレイブの略なんだけどね」
要約すると『5S』とはスギオの安全確保と行動支援を目的とし、いついかなるときでもセックスに応じる絶対服従奴隷で構成された組織である。
その最初の一人にアスカを選んだということだ。
「隊員がどういう心構えで職務に就くかは各々に指示を出すつもりだけ、君はそうだなぁ……俺のことが好きで好きで仕方ないって気持ちで励んでね」
「好きで好きで仕方がない……わかったわ」
『国栖スギオは、ネルフの人間に好きに役職や人事、任務を与えることができる。対象となった人間はそれに対して忠実に行動する』
この効果によってアスカはその人事を素直に受け入れる。
そして受け入れた瞬間から、スギオに対する態度を変えたのだ。
「5S隊員としてスギオ様の安全を確保する為に絶対に……絶対に使徒に勝って見せます!」
「いい心構えだね。頑張って」
「はい!」
''それに対して忠実に行動する''
アスカがこれほど素直にしかも一瞬で気持ちを切り替えたのはこの文言を入れたからなのは間違いなく、書いておいて正解だったと思いながら見送る。
その意気込みに満足気のスギオは、ノートの力でアスカが使徒に圧倒的勝利が出来るようにしてやるのだった。
使徒との戦いが始まると、まるで大人と子供の戦いと言えるほどの内容でアスカが終始優勢で進む。
「凄いわね」
「急に強くなった気がするけど……どうしたのかしら」
「さぁ?何か心境の変化でもあったんじゃない?少なくとも恥じらいは感じられないわね」
アスカの明らかな変化に気付ける者は、スギオただ一人だった。
なぜなら、その変化は『あたりまえ』のこととなっているからだ。
「なかなか粘るじゃない。でもこれで終わりにしてやるわ。スギオ様の安全を一刻も早く確保しなければならないんだから……!」
「―――オマンコぉおおお!クンニィイイイ!ザアアアメエエエン!!」
鬼気迫るラッシュで、アスカは使徒のコアを破壊しこれを退けることに成功した。
『使徒は淫語を叫びながらの攻撃を防ぐことができず、ダメージも回復できない』
『アスカの乗ったエヴァの攻撃は、使徒に対して通常の3倍の威力になる』
この二つが真実の本に書かれたことで、アスカは圧勝することができたのだ。
淫語を叫びながら攻撃することが有効であるという認識をネルフスタッフがもっているのでそれを気にはしないが、不自然な強さはアスカの攻撃力が3倍になっていることを知らないからだ。
真実の本への曖昧な書き方をした結果、この様な解釈で効果が発揮されたのだということはスギオにはすぐ理解できた。
―――
―――
―――
「ちゅるるっ、じゅるるっ

「いやー、良くやった。圧勝だったな」
「ちゅぱっ……当然です。今日の使徒程度じゃ私の相手になりません」
帰還したアスカを労いつつチンポをしゃぶらせるが、当然と言ってのける。
だが、内心は久しぶりの快勝と御褒美のチンポに心躍っていた。
フェラをさせたあと、移動していると事後処理を終えたミサトを見かける。
(そういえばアスカと一緒に住んでるのか……)
あることを思いついたスギオは、ミサトに声をかけて新しい人事を伝えた。
その後は適当な部屋に入ってそこにいた女スタッフにしゃぶらせながら、次に何を書くか考えていた。
(優秀な秘書は外部から招集するか)
ということで『若くて可愛い頭脳明晰な美人秘書』をスカウトすることに。
どうすればいいか悩んだあげく、『若くて可愛い頭の良い子が俺の秘書になる為に面接に来る』と書くと、書いた瞬間連絡が。
(なるほど、時間指定しないと即実行されるわけか)
(それとも俺が今暇だからか……?)
さっそく個室を用意して、面接することに。
―――
―――
―――
「水野亜美です。宜しくお願いします」
(これは可愛い!)
やってきた女の子の想像以上の可愛さに思わずスギオも唾を飲む。
これほど可愛いにも関わらず、IQは300というのも驚きだった。
応募理由を聞くと、彼女は真剣な表情で答えた。
「私は自分の頭脳をもっとも役立てることができる方に仕えたいんです」
「国栖スギオさんは世界を支配することすらできる力の持ち主。そんな人が秘書を募集されていると知り、これしかないと応募しました」
しっかりと丁寧に、熱を入れて志望動機を語る彼女は少し緊張しているようだった。
いくら頭脳が優れていても、テストとは違う緊張感を持って臨んでいるようだ。
(なるほど、俺が募集したことになってんのか。さすがは真実の本)
(待てよ。ということは……)
「君は目的もしっかりしているし容姿も能力も文句なしだ」
「けど、俺の秘書になるということはどういうことかわかるよね?」
「はい。秘書になれるのであれば、待遇はお任せいたします。望まれれば全てにお応えしたいと考えています」
「話が早くて助かるよ。じゃ、キミ採用で」
「ありがとうございます……ええ!?」
即採用され、亜美は思わず時間差で驚きの声をあげる。
「可愛いし、時間かけたくないから採用だよ」
「そ、そうなんですか。あ、ありがとうございます」
「うんうん。というわけで、君は今から俺の秘書ね」
「色々と手伝ってもらうことはあるけど、まず最初にしてもらいたいことは……」
「性欲処理ですか?」
「そう。頭良いだけあって察しも良いね」
「お褒め頂きありがとうございます。では、さっそく最初のお仕事をさせていただきます

水野亜美を秘書に据えたスギオは、さっそくその体を味見をすることにしたのだった。
亜美もそれに快く応じ、体を開く。
「ところで、男の経験ってあるの?」
「ありません。私は処女です」
「それにしては随分落ち着いてるな」
「スギオ様にとっては女一人一人の処女に価値なんてないでしょう。そんな無価値なものを捧げるのに慌てふためくようじゃ、秘書としてやっていけないじゃないですか」
「面接を受けるからには、そのくらいの心構えは……当然かと」
「ふーん、なるほどね。いい心構えだ」
素の彼女が処女を捧げる時、どんな反応をしたのか気にはなったが、言われてみてスギオは思った。
(確かに……前ならともかく今は処女を奪うからどうとか……割とどうでもよくなってきた気がする)
(処女非処女の切り替えも本を使えば気分次第でどうにでもなるし)
自分でもわかっていなかった心境の変化を真実の本は理解していたから亜美がこういう態度を取るのだと思い、改めて本の力の凄さを実感する。
挿入して腰を前後させると、処女とは思えないほど彼女の口からは甘い喘ぎ声が漏れ、潤んだ瞳と震える唇がとてもいやらしい表情を浮かべていた。
にゅるんにゅるんと出入りするチンポに絡みついてくる肉襞の感触がたまらず勝手に腰が動いてしまう。
「んっ……あぁん……!あぁっ


ジュプッ!ヌプッ……ジュブッ
「うわっ……!ちょっ……まっ……!!これ気持ちよすぎ……ッて……!あぁっ!」
ドロリとした熱い塊が尿道を押し開きながらその出口まで一気に走り出していく。
その快感にスギオも堪えることができない。
「で、でるっ」
「ふあああっ


勢いよく精液を浴びせかけられた膣内の肉壁が絡みつくようにチンポにまとわりついてくる。
オマンコの内部はそのままギュッと根元から亀頭までを搾り出すようにぐにぐにと締め付け、最後の一滴まで彼女の中に搾り出されていった。
(期待してたのより全然気持ちいい……!)
テンションの上がったスギオは、そのまま亜美を抱いたのだった。
―――
―――
ヤリ疲れて眠っていたスギオが目を覚ますと、ベッド脇に亜美が座っていた。
「お目覚めですか、スギオ様

「ふぁ~……おはよう」
「おはようございます

「ありがと」
コーヒーを入れてきた亜美になぜ全裸なのかを聞くと、服はあれしかもってきていないかららしい。
ネルフ内の女の服を好きに奪い取っていいと言うと、その必要はないとも言う。
「変身?」
「はい。実は私変身できるんです」
「変身って、あの変身?」
「はい

「えっ、あ、あぁうん」
突然のことにあっけにとられるスギオだったが、亜美は笑顔で立つと、どこからともなく不思議なスティックを取り出して叫んだ。
「マーキュリパワー、メイクアップ!」
「ええ!?」
その言葉を発した瞬間、彼女の周りを眩い光が包む。
激しく体を動かしながら一糸纏わぬ姿だった彼女をコスチュームが覆っていく。
なんと目の前に現れたのは、世間を賑わせたセーラー戦士の一人、セーラーマキュリーだった。
「実は私、この間までセーラー戦士として戦っていたんです」
「今は敵もいなくなったし引退して、普通の女の子になってたんですけど……」
「この通りまだ変身は出来るんですよ

「ま、マジ!?あ、あのセーラーマーキュリーが……お、お前なのか!?」
「そうですよ。今はセーラー戦士じゃなくてスギオ様の秘書ですけど♪」
「はぁ~マジかぁ……」
スギオはあっけにとられてボー然とした後、十秒以上溜めてから叫んだ。
「可愛いすぎる!!」
「きゃっ!?」
「もうっ、スギオ様ったら

ムラムラきたスギオが亜美を押し倒してもう一回戦している頃、ミサトは帰宅していた。
「ただいまー」
「あれ、ミサト早かったわね」
部屋ではアスカがくつろいでいたが、ミサトが予定より早く帰ってきたことを驚いていた。
「そう言えばアスカ、『5S』に入ったんだってね」
「まだ私だけだけどね」
「そっか。メンバー増えるといいわね」
「私と同レベルの人間なんてそうそういないもの、メンバーなんて増やさなくていいわよ」
「アスカらしいわね。ところでなんだけど、私もスギオ様に新しい役職を与えられたの♪」
「へー、何になったの?」
「『調教室』室長よ

「調教室?」
「そう。ネルフのスタッフを性的に教育する権限を持った、えら~い役職よ

そう言うミサトの目が輝いてるのを見て、アスカは嫌な予感がした。
「え、なに?もしかして私も調教しようっていうの」
「正解~♪」
「い、いやよ!」
「拒否権は無いわよ~?ふふ、安心しなさい、優しくしてあげるから♪」
その日から、ミサトによるネルフスタッフの調教が始まるのだった。
つづく
元セーラー戦士である水野亜美を秘書にしたスギオは、ネルフ内を歩いていた。
理由は、人事や各々に与える任務を決める為で、特に女は実際にハメてみてどうするかを決めていた。
伊吹マヤと偶然すれ違ったスギオは、さっそくその場でハメてマヤをどうするか考えることに。
「伊吹マヤの抱き心地はいかがですか?」
「うん、悪くないよ。こいつは若すぎず大人過ぎずで結構バランスのいいマンコしてるんだよ」
「特徴の無いのが……特徴、と」
脇でセックスを眺めながらメモを取る亜美。
喘ぎ声の特徴やセックスに対する細かい挙動をメモしながら、亜美はマヤをどうするか質問した。
それに対してスギオがどういう選択肢があるかを聞くと、例を挙げる。
「例えばですが、第二秘書、メイド、着替え担当、給仕、愛人、友人、幼馴染、妹、姉、母親、娘、性奴隷、肉便器、肉オナホ、ペット、ボディーガード……」
「あげたらキリがありません」
「役職そのものの選択肢も多いですけど、気持ちの持たせ方でもバリエーションは増えます」
「その役職や任務を喜んでやらせてもいいですし、嫌々という気持ちでやらせるのもそれはそれで面白いかと」
「なるほど。組合せは無限にあるってわけか」
スギオは腰を動かしながら考えている様子だが、特に良い案は思いつかないようだ。
そこで亜美は『ネルフ内にストリップ劇場を作り、そこでストリッパーを嫌々やらせる』という人事を提案しようとした。
潔癖な亜美にネルフの男性スタッフの前でストリップをやらせると言う鬼畜な提案だが、それを言う前にスギオが射精間近になったことであることを思いついた。
「スギオ様の子を常に孕み、出産し続ける子孫繁栄課の課長ですか」
「そう。もちろん嫌々で」
「スギオ様も鬼畜ですね。私が考えていた案の上を行くなんて」
「うっ、だ、だすぞっ」
スギオが射精すると、マヤはそこからすぐに立ち去ろうとした。
それを引き止めて、人事を与える。
「お前の案もなかなか面白いな!」
「それじゃあ、伊吹マヤに新しい人事を与える」
「子孫繁栄課を新設し、そこの課長に任命する。取組は嫌々という精神状態を維持すること」
「詳細は追って亜美から伝達する」
「それに加えて、妊娠していない期間はストリップ劇場のストリッパーとして男性職員の慰安に勤めること。ただし、性行為は禁止とする」
「以後、ネルフの通常職は解任とする」
「……わかりました。スギオ様の人事に従います」
物凄く嫌そうな顔をしながらも、与えられた人事を受け入れたマヤはさっそく外へ買い物に出かけた。
ストリッパーとして着るための衣装を買いに行ったのだ。
今は妊娠していないし、詳細も伝えられていないし通常職も解任されたので彼女はストリッパーとしての役職をまっとうするために衣装を揃える必要があるのだ。
「彼女には相当負荷がかかりそうですね。精神的にも肉体的にも壊れてしまわないでしょうか」
「まぁ、潔癖症に加えて身体的にも過酷だろうしな。でも大丈夫!」
スギオは真実の本に、新しい文言を書き加えた。
『国栖スギオ及びネルフ関係者は病気、ケガをせず、常に健康でいられる』
『国栖スギオ及びネルフ関係者は精神的に壊れておかしくなってしまうことはない』
「これで良し。と」
「なるほど、これなら問題ありませんね」
「でしたらスギオ様。せっかく子孫繁栄課を新設されるのですから、本を使ってスギオ様の意志で受精するかどうか決められるようにしてはいかがでしょうか」
「孕め!と念じたら必ず孕むように。念じなければ通常の確率で……とすればよろしいかと」
「さすがだな。それも採用することにしよう」
亜美の提案を受け入れ、スギオはどんな相手でも念じれば一発で受精させることができるように本に書き加えたのだった。
その後は亜美が子孫繁栄課とストリップ劇場の素案を作りに別室へ行ったので、スギオは調教室室長に任命したミサトのところへ出向くことにした。
「スギオ様。ちょうど良いところに来たわね」
「これは?」
「ちゅっ、ちゅっ……」
「んっ……ちゅっ……」
部屋に入るとアスカとレイがお互いにの体を触りながらキスをしている。
二人とも表情は暗く、好きでしているようには思えない。
「今やっているのは、仲の悪い二人に性行為させることで、嫌なことでもできるように精神的耐性を付ける調教よ」
「この二人は元々噛みあってなかったし、アスカの方はレイを嫌ってたからね」
「今はまだスギオ様が命令しても嫌々でしかやらないと思うけど、そのうち自分の意志なんて捨てて命令に従えるようになるわよ♪」
「ふーん。なるほど、体を淫乱にするとかそういう調教じゃなくて、精神面のトレーニングか」
「やらせてるのは性行為だから、体をエッチにする調教も兼ねてるわよ」
「考えてるな」
「まぁねー♪」
面白いことをしていると思ったスギオは、その調教に混ざることにした。
「ぺろぺろ……」
「んんっ……れろれろっ」
(ファーストがいたんじゃ集中できないわよ!)
5Sであり、スギオを愛しているアスカは綾波がいる状況では集中できるわけがなかった。
対抗心と焦りは、アスカの性奉仕のパフォーマンスを著しく落すのだとスギオは知った。
(うーん、綾波レイとの関係はある程度弄った方がいいかも)
―――
調教が一段落したところで、新たな使徒が襲来する。
アスカとレイがエヴァで撃退にあたることになったが、5S所属のアスカは特に張り切っていた。
「私に任せてくださいスギオ様!」
「あっさり使徒を片づけて、すぐに安全を確保してみせますから!」
この言葉はそのまま現実のものとなった。
アスカは高いテンションをそのまま戦闘にぶつけ、使徒を圧倒する。
「ニプルファックウウウウウウウウ!!!」
「アナルビィイイイイイイッズ!」
淫語全開の攻撃に使徒は手も足も出ない。
ただでさえスギオが見ていてモチベーションが上がっているうえに、アスカの淫語攻撃はその威力が3倍にされているので、効果は目に見えて高い。
一方、特に補正も無くテンションもいつも通りの綾波の攻撃はそれほど効果を発揮しない。
「目標補足……精液……オマンコ……」
声量も無いので、その攻撃力は使徒の移動すら止められないほど微々たるものだった。
「ふーむ」
戦いを見ている最中、考え事をするスギオ。
その様子を見ていた亜美はレイのテンションをあげるため5Sに加えてはと提案する。
「いや、綾波レイをどうするかはもう少し考えたい」
「それに今は違うことを考えていた」
「それは?」
「仲の悪い二人を無理矢理くっつけるって、おもしろいなーと思ってさ」
「綾波レイと惣流・アスカ・ラングレーの組み合わせに限らず……ですね?」
「亜美は察しも良いんだな」
「なんとなくわかるんです


「使徒なんて私にかかればラクショーよ!」
あっさりと使徒を撃破し帰還したアスカは、自分の戦果に胸を張ってスギオのところへ駆け寄った。
「お疲れさん」
「御主人様の為に頑張りましたっ

「これからもその調子で頼むよ」
「はいっ

「じゃ、裸になってね。アソコのチェックするから」
「はいっ!……はいっ!?」
急に裸になれと言われて、アスカも理解が追いつかない。
スギオのざっくりすぎる命令で意図が伝わるわけもないので、亜美がフォローする。
「スギオ様は戦闘後のオマンコがどんな味なのかを確かめたいということです」
「そういうこと」
「ですから今ここで裸になって、舐めやすいようにオマンコを広げてください」
「み、みんないる前で……!?」
「はい。何か問題でも?」
「も、問題……はない。ないわ」
スギオの行動を妨げることはできないしそういう発想にもならない。
5Sの隊員はセックススレイブでもあるので、性行為を伴う命令に対しても従順かつ絶対遵守なので、アスカにとっては何の問題もない。ただ恥ずかしいという感情があるだけだった。
「ぺろぺろ……濡れてるじゃんか」
「あんなエッチな事ばっかり叫んでたらそりゃ誰だって濡れちゃいますよっ」
「いくらテンションあげても淫語は淫語だもんな……れろれろっ」
「んあっ♥」
みんなに見られながらクンニされ、アスカは終始恥ずかしそうにしていた。
翌日、スギオはアスカとレイの通う学校に行くことにした。
聞いてわかったことだが、その学校もネルフの関連施設でエヴァパイロットの候補が通っているらしい。
ネルフ関連であるならば、当然本部と同様に自由な行動ができる。
とりあえずはアスカとレイの様子を見る目的で行くが、気に入った女がいればスカウトもするつもりだ。
もちろんそれ以外にも色々遊ぶつもりなので、真実の本を使ってあることを設定してから学校に向かう。
「ん……なんだろう?違和感があるわね」
翌日、登校したアスカは違和感を感じていた。
「いつもと同じはずなのに……」
「オマンコにも……うん、リモコンバイブは入ってる。いつも通りよね」
「なのにすっごい違和感!」
【30歳以下の健康で美しい全ての女はリモコンバイブを処女はアナル、非処女はオマンコに挿入していて、それらはスギオの意志でオンオフできる。】
「あーーもうイライラする!」
当たり前になったリモコンバイブの挿入。
だがその変化に機敏なアスカは違和感を抱いたのだ。
しかし、違和感はあってもなぜかはわからない。それが普通になってしまったのだから。
そして日常が犯されていると気付くことがなければ、自然と違和感は消えていく。
朝のホームルームが始まる頃には、バイブへの違和感はなくなっていた。
「アスカ今日って暇?」
「今日はちょっと用事があひゃあんっ

「ど、どうしたの?」
「ば、バイブがONになって……んあっ

「ってことはスギオ様が来てるのかな?」
「気まぐれでスイッチONにしただけじゃない?わざわざ学校まで来る用事なんてないはず……んっ


「それがあるんだな」
「す、スギオ様っ!?」
突然教室にスギオが現れ、アスカもビックリして立ち上がる。
5S所属のアスカは、即スギオに駆け寄って跪いた。
「スギオ様っ



「学校視察ついでに色々とね♪」
学校で誰と誰の仲が悪いのか教えて欲しいと言う。
そんな会話の中で、突然教室全員のバイブのONになり、振動音と嬌声でうるさくなった。
「あんっ


「あんまりないですけどっ

「仲が良すぎるのはっ


アスカは隣のクラスのカップルが仲が良すぎてバカップル認定されていると言った。
スギオが廊下に出て隣のクラスを覗くと、それが誰なのかはすぐにわかった。
「さっすがにわかいなー。いちゃいちゃが……」
「にしても彼女の方……尋常じゃない可愛さだな」
「いいね、それじゃあこいつらを俺がちゃんと導いてやるとしますか!」

『スギオが恋のキューピッドのお告げと宣言して指名した二人は絶対に恋愛関係になり、永遠の愛で結ばれる』
スギオはこの文言によって、どんなに険悪な二人でも恋仲にしてしまうことができるようになった。
その最初の対象となったのは、バカップルっぷりを見せつけられた一条楽ともう一人は……。
「なんやお前、しゃべったらめっちゃ良い奴やん」
「トウジくんも……もっとはやく出会えてれば良かった」
それまで全然面識のなかった一条楽と鈴原トウジの二人を指名した途端、偶然にも彼らは会話する機会を得て、そのまま意気投合した。
「うん。男でもちゃんと効果出るな」
二人のホモカップル成立を確信したスギオは、楽と付き合っている桐崎千棘の方でもテストをすることにした。
「えー……ゴホン!」
「恋のキューピッドのお告げ」
「桐崎千棘と、桐崎千棘が次に喧嘩した女」
こういうアバウトな宣言でも、効果が発揮されるかテストするのだ。
そして、そんな喧嘩した女と結ばれることになった千棘に差し向けたのは他でもないアスカだ。
自分に対する愛を抱かせ、奴隷でもある5S所属のアスカが千棘と結ばれた場合、どうなるのかもこれでわかる。
都合よく解釈される真実の本であれば、恐らく千棘と結ばれつつスギオへの愛や態度は揺るがないはずだ。
スギオへの愛が千棘への愛より勝っている状態で、うまく事が納まるとスギオは思った。
そして実際にそれは正解だった。
この直後、命令されて千棘に喧嘩を売ったアスカは、会話の中で千棘に恋心を抱く。
千棘もそれは同じで、アスカとの関係は急速に深まっていった。
その日のうちに、一条楽と別れた千棘は、その翌日アスカに告白する。
それを受け入れたアスカとカップルが成立し、二人は愛を確かめ合った。
その後でアスカは千棘にカミングアウトをしたのだ。
自分がネルフのエヴァパイロットであり、5S所属であること。
千棘のことは好きだが、一番の愛と忠誠を捧げるのはあくまでスギオなのだと。
スギオの予想は完全に的中し、真実の本は複数の内容が重複した場合でも、スギオに都合が良い解釈がされると完全にわかった。
―――数日後
「じゅるるっ


「アスカ、あの千棘って子とはうまくやっているのか」
「はいっ。千棘とは喧嘩もしないし、とっても仲良くやってます

「私がスギオ様に尽くす5S所属だって知って、千棘もネルフに入りたいって言ってました」
「ふ~ん、じゃあ亜美に言ってネルフに入れるように手続きしておくよ」
「正式に入ったらお前と同じ5S隊員にしてやる」
「本当ですか!私も嬉しいですし、千棘も大喜びすると思います

アスカに近況を報告させていると、色々と面白いことがわかった。
スギオに対する感情を操作していないにも関わらず、千棘もアスカ同様に敬愛の念を抱いているらしい。
恐らく、アスカとの関係を上手く保って結ばれ続ける為に必要な要素として、千棘の感情も変化したのだろうと思った。
さらに、スギオが来た日以来学園はレズカップルとホモカップルだらけになっているらしい。
これはかなりの数の男同士、女同士をスギオがカップルにしたからなのだが、異常な状況に教師達も対処に困っているようだ。
(あー、先生達はカップルにしなかったからな)
(どうせなら先生もカップルにすればよかったか……いや、教師と生徒っていうのもアリだな)
アスカの報告を受けて、色々と面白そうなアイデアが湧いていくスギオ。
「ああっ



「んっ



色々と思いついた流れで、アスカとセックスしながらふと思うことがあった。
いっそ自分以外の世の中に存在する全てに人間を若くて可愛い女だけにしてしまい、自分以外のカップルは念じれば子供が出来るようにしてしまえば……。
そうすれば今こうしている間にも世界中で行われているであろうセックスそのものが、自分だけの特権にしてしまえると。
スギオの心の中に、世界に存在する概念そのものを作り変えようと言う気持ちが芽生えつつあった―――。
つづく
「ああっ!んんっ!」
この最高に気持ちの良いセックスという行為が―――
「んあっ!はっ

もし自分だけができる特権だったなら―――
「ひっ


どれほどの優越感と―――
「い、イッ



どれだけの支配欲を得られるのだろう―――

「旅行ですか?」
「はい。明後日からなので、準備を宜しくお願いします」
スギオはセックスを自分だけの特権にすることを考え、世の中の概念そのものを書き換えていくことに興味を持ち始めた。
だがこれまでの事象レベルでの干渉に比べ、やろうとしていることは概念のレベル。
根本的にこの世界の設定変更をするには勇気があるし、本に書く文章も慎重に考えなくてはいけない。
そこでスギオは小さい規模から試していくことにし、色々な実験とリフレッシュも兼ねて旅行をすることにしたのだ。
連れて行くメンバーには亜美が伝達し、各自準備を進める。
―――
―――
―――
旅行当日
「スギオ様っ


「おはようアスカ。もう全員揃ってるんだ」
「もちろんですよ!スギオ様を待たせるわけにいきませんから

スギオが駅に着くと、旅行参加者は全員揃っていた。
赤木リツコ、伊吹マヤ、葛城ミサト、綾波レイ、水野亜美。そして惣流・アスカ・ラングレーが今回の参加者だ。
亜美にしたくをさせていたスギオは、本に色々書くことが準備だった。
色々思いついたことを本に書いてやってきたので、ここから先は本によって少し設定が改変された世界を確認しながらの旅行となる。
ほどなくして電車がやってきたので、全員で乗り込んだ。
―――
乗車すると空いていたので各自適当に座る形を取り、スギオの脇にはアスカと亜美が座った。
目的地までは時間がかなりあるが、スギオは時間潰しを考えてきていた。
自分から少し離れて座っていたレイを立たせると、自分の座席の前に呼んで吊革に掴まって立つように命令した。
目の前に立ったレイの股間を手で弄ると、スギオは立ち上がってレイの後ろに回った。
そして体を無造作に揉みし抱き、ショートパンツに手を突っ込んでマンコに指を入れる。
「ん……あっ……・んん……!」
「くちゅくちゅ音が聞こえるな」
「ずるーい!スギオ様、なんで私じゃなくてファーストなんかにー」
電車の中で黙ってされるがままに体を任せるレイにスギオは痴 漢プレイを楽しんだ。
こうして隠さず堂々と痴 漢して、一般の乗車客もそれを目撃しているのに何も反応が無いのはもちろん真実の本の効果によるものだ。
【全ての人間は国栖スギオのあらゆる痴 漢行為を同意のもと受入れ、抵抗せず、普通のことと思う】
この効果によって、電車内に限らず痴 漢OKとなっているのだ。
真実の本に書いてきたことは他にもあり、この電車内で特に影響を及ぼすのは、
【国栖スギオの乗っている又は乗る予定の車両には、スギオ以外の男性は乗車してこない】
【国栖スギオの乗る車両はフリーセックス空間となる】
この二つだ。
これによって電車はどの駅からも女しか乗ってこないし、乗ってきた女はフリーセックス空間に入ったと同時に性行為の一切に抵抗感を失い、スギオとのセックスに応じるようになるのだ。
レイとのプレイに満足したスギオは、ミサトとセックスすることにした。
せっかくなので他にも誰か混ざってもらい3Pをしようということで同乗していた一般客にも声をかける。
「すいませんそこのショートカットの人、3Pしたいんで混ざってもらっていいですか?」
「私ですか?わかりました」
声をかけたその女性は美和子という名前で、米花町で刑事をしているらしい。
「おぉ……ミサトも締まるけど、美和子もなかなか……!」
「んんっ!あ、あんまりこういう経験無くって……」
「えー、それはもったいない。そう言う事なら美和子に中出ししちゃおうかな」
二人を窓に手をつかせて後ろから交互に犯していくと、あっという間に最初の射精を迎える。
経験の少ない美和子に中出ししてやるとミサトは羨ましそうにしているが、避妊しないセックスも初めてだと言うのでそのまま抜かずにピストンを再開してミサトには自分のアナルを舐めさせた。
―――
「次は――ベイカ町駅、ベイカ町駅」
「あ!私次で降りないと」
「そうか……。残念、じゃあ駅に着くまでにラストスパートかけるね」
「あんっ


スギオは一応間に合うようにラストスパートをかけ、中出しと同時に美和子をイカせる。
イッてしまい腰が砕けた美和子は服を着ることが出来ずに、目的地の駅で降りることができなかった。
美和子が乗り過ごしたベイカ町駅では、スギオの目を引く女達がぞろぞろと乗車してきた。
そしてその女性達は偶然にも美和子の知り合いであった。
毛利蘭、遠山和葉、鈴木園子、工藤有希子、妃英理の5人。
彼女達はスギオが連れているネルフの面々とも引けを取らないほどの美人ばかりで、これにはスギオもテンションがあがった。
「ベイカ町ってこんな美人ばっかりなのか!」
「この人たちだけを見るとそう思っちゃいますよね」
「亜美、今度でいいからベイカ町の女をリストアップしておけよ」
「かしこまりました」
亜美に命令したスギオは、裸のまま5人に対してセックスを求めた。
「ウチらとセックス?もちろんええよ!」
「よし。じゃ、みんなで裸になろって楽しもうか」
「うん。ほな脱ごうか、みんな」
遠山和葉を初めとする面々はすぐに服を脱いだ。
「リボンも取ったほうがええかな?」
「いやそれは付けてていいよ」
「優作以外とのセックスなんて何年ぶりかしら」
「私はあの人以外とするのは初めてよ」
「ウチらなんてセックス自体が初めてやもんなー」
「うん。初めては新一とって思ってたけど、フリーセックス車両なら全然気にならないわ」
「せやな!」
「それじゃ、みんな手を窓について尻を出してくれるかな?」
「景色を見ながら順番にハメてあげるからさ」
「わかりました」
「ついでにネルフのみんなも並びなよ。全員まとめて面倒みてあげるから」
「はーい!」
こうしてベイカ町の美女達とネルフ一行をハメ倒したスギオは、目的地に着くころにはヤリ疲れで爆睡していた。
気に入った女には名刺を私、ネルフに入るようにスカウトをしておいたので近いうちに彼女達も仲間に加わるだろう。
目的地の海岸でスギオは少しの間寝て休息を取り、起きると真実の本に何かを書き始めた。
そして書き終わると、近くにいたアスカに向かって手を伸ばし、何かをつぶやいた。
「―――ハッ!」
「えっ」
「おぉ!成功だ!」
「ス、スギオ様。今なにかしたんですか?」
「そう。ちょっと魔法をね」
「ま、魔法!?」
【国栖スギオは念じれば対象の服を脱がす魔法を使うことができる】
真実の本にこう書いたことで、スギオは魔法を使えるようになったのだ。
いきなりなんでもできるようにせず、いたずら程度の内容にしたのはあくまでテストだからだ。
「すっごーい!さすがはスギオ様っ


「だろ?念じればいいから、多分遠くにいても脱がせられると思う。それも複数人同時に」
「例えば……第三新東京市にいる全ての人間よ……脱げ!」
「ふぅ。多分これであっちにいる人間は全員素っ裸になったと思う」
「少ししたらニュースになるだろうから、あとでテレビ見てみよう」
「そうですね!じゃあそれまでの間……お相手してもいいですか

「もちろん。だから脱がせたんだ」
「ふふっ


寝ているスギオに跨ったアスカは、チンポをアソコにあてがい腰を落した。
「ああんっ


「外で全裸セックスというのも悪くないだろ」
「は、はいっ

「でも……スギオ様とのエッチならどこでも最高です

アスカを抱いた後は代わる代わるネルフの女達を抱き、夕方になると予約していた宿へと向かった。
そこでもスギオは女将や女性スタッフを対象に真実の本で色々と遊び尽くした。
夕飯前になると、全員で風呂に。
男女別れている露天風呂だが、この宿はスギオ用と女性用という別れ方で、スギオ以外の男は露天風呂を使用することができない決まりとなっている。
一方で、スギオが許可した女性なら入れる混浴風呂でもある。
「あら、アスカはてっきりスギオ様の方に入ってると思ってたわ」
「だからよ。あっちはスギオ様が呼んだ女が多すぎて入れたもんじゃないわ」
「それに私達はいつでも御奉仕できるわけだし、邪魔しちゃ悪いわ」
「へー、アスカもそんな気遣いができるの」
「当然じゃない。私は5S隊員なのよ?」
「そっか」
風呂、食事、就寝。
どんな場面でも酒池肉林の宴が行われ、気付けば翌日を迎えているのだった。
この日スギオが最後に真実の本に書いたこと。
それは―――
【この世界でセックスを許される人間は国栖スギオだけであり、国栖スギオとのセックスを拒むものはいない】
だった。
「それにしても旅行は楽しかったわねー♪」
「そうね。私も危険日に中出しされてスリリングだったけど……女として充実した気がするわ」
この日、ミサトとリツコが珍しく一緒に出勤していた。
真実の本にかかれば使徒など存在すら消すことが可能なので、ネルフの存在意義は無いに等しいのだが、スギオはジオフロントを始めとするネルフ施設やその組織を気に入っていた。
「そう言えば彼女達、今日からかしら?」
「うん。今頃新幹線でこっちに向かっているはずよ」
「あの子達見た目は良いけど、ネルフの職員としてはどうかしらね」
「まぁ大丈夫っしょ。スギオ様のスカウトだから自分で役割は与えると思うし、そうじゃなくても亜美さんが適材適所に振り分けるわよ」
「それもそうね」
旅行先でスギオがスカウトした4人の女。
彼女達は今日の午後から出勤の予定で、ミサトの言う通り第三新東京市へと向かっていた。
【新幹線 車内】
「第三新東京市までは後30分くらいね」
「そっかー、なんかワクワクしてきたな!」
「はしゃがないの。仕事するんだから」
「そうだけどさ、あのネルフだぞ?うちの家族みんな喜んでくれたよ」
「超ラッキーだよね。こんなに早く就職決まっちゃうなんて」
「はい。世界で唯一許された人にスカウトされるなんて、両親も喜んでくれました」
「そうね。どんな仕事かは正直わからないけど、少なくともセックスして妊娠できるわけだし、幸せよね」
「あ~、早く着かないかなー」
平沢唯、田井中律、秋山澪、琴吹紬の4人は新幹線でこんな会話をしていた。
スカウトされたその日には学校を辞める決意を固め、ネルフに就職をすることにしたのだが、その選択を4人の家族はあっさりと受け入れ喜んでくれた。
今はこうして制服と財布や携帯程度の荷物だけを持ってネルフに向かっている。
その後のことは本人達もどうなるか知らないが、とにかく喜んでいる。
真実の本の効果は書かれた内容をスギオに都合の良いように解釈し、その内容によって不都合が起きないように様々な調整を勝手に行っているのだ。
スギオの知らないところで変化が起きていることもあるが、それで困ることは無い。
「それにしても突然だったよなー」
「そうですね。私達に声をかけてきた第一声が、『就職決定おめでとう』でしたからね」
「そうだねー」
「正直驚いたけど、その場で全員初エッチしてもらって契約金代わりの精子もいただけたから迷わずに済んだわね」
「あれだけ注がれたら断れないよな!」
「そうですね

―――
「そう言えばリツコ、あの計画書出来た?」
「スギオ様だけはセックスを許される世界での人類繁殖方法。考えてあるわ」
「人類は繁殖しなければ滅びる。けれどスギオ様以外に生殖活動はできない」
「その矛盾はセックスをしなくても子供ができるようにすることで解決するわ」
「そのうち人口管理もしなくてはいけないと思うけど、それはMAGIと水野秘書に任せるわ」
「さすがね。報告書、私のPCにも送っておいて。後で読むから」
「わかったわ」
一方その頃、スギオはレイを抱いていた。
ネルフを私物化し、好き放題やっていつでもだれでも抱ける。
そんな現状でも満足と言えば満足だが、人の欲に際限は無い。
ずぶっ ジュボッ ズブッ
「ああっ


(あとはそうだな、嘘の無い世界を作ってみるのも面白いかもな。少なくとも俺にだけは……嘘をつかない世界)

「というわけで、アスカ。スリーサイズと体重教えて」
「……意図はわかったんですけど、こんな格好で答えるんですか?」
「恥ずかしい格好で恥ずかしいことを答えさせたいじゃん」
「変態ですね。もう……そういうところも好きですけど

「ほー、やっぱり見た目通り良い体してるね」
「ありがとうございます

【全ての人間は国栖スギオに嘘をつけない】
【全ての人間は国栖スギオに情報を提供する際、本人が正しいと思っていても間違っている場合、その内容が正しい物に訂正される】
本によって自分だけは常に真実を知ることができるようになったスギオは、ネルフ内部で悪ふざけをしながら楽しんでいた。
「スギオ様、私は5Sですしどんな質問だって隠したり嘘をついたりしませんよ?」
「こういう質問はもっと秘密が多そうな人間とか、得体のしれない人間にやった方が検証になると思います」
「それもそうだな」
「……そうなんだけど、ムラムラきちゃったからとりあえずヤるよ」
「ああんっ

なし崩し的にセックスしているその頃、ネルフ本部の事務室でミサトと亜美が会話していた。
「スギオ様はどちらですか?」
「今はトレーニングルームでアスカと一緒にいるはずよ」
「そうですか。ちょうど良かった、5S隊員が揃ったのでスギオ様に御挨拶をさせようと思いまして」
「早かったわね。じゃあこっちから出向くとしますか♪」
亜美が各地でスカウトしてきた5S隊員がネルフに集合していた。
隊長のアスカがスギオと一緒で都合が良い為、亜美達は5S隊員を連れてトレーニングルームへ向かった。
―――
「おー、5Sもう揃ったんだね」
「はい。それぞれ自己紹介がありますので、見て頂けますか?」
「もちろん!」
揃ったメンバーはいずれも即抱きたくなるほどの美人ばかりだったが、同時に一癖二癖以上に強烈なメンバーであることもわかった。
「御主人様、まずは僕からいくよ」
「7932兆1354億4152万3222個の異常性と、4925兆9165億2611万0643個の過負荷、合わせて1京2858兆0519億6763万3865個のスキルもち全ての性技スキルをマスターする女、5S隊員ナンバー2、それが僕……」
「安心院なじみ!」
「通り名は『絶対射精!』親しみを込めて安心院さんって呼んでくれていいよ

「次は私ね!」
「この世に生まれ、正義を愛して早18年。真面目熱血スーパー貧乳娘とは私の事よ!」
「5S隊員ナンバー3、『貧乳処女剣士』桂ヒナギク見参!!」
「どんな敵も、私の刀で振り払っちゃうんだから!」
「肩書は『パーフェクト・オナホ』、全身義体の機械人間草薙素子」
「5S隊員ナンバーは4」
「どんな人間のオマンコにでも自在に変化させられるので、私一人いれば全ての女のオマンコを体験できます」
「御主人様のオチンポデータを是非インプットして下さい」
「風紀?規律?民意?そんな物を真実を隠すまやかし」
「世界の本質は淫らで不規則、全ては御主人様の意のままに!」
「5S隊員ナンバー5!」
「『ザ・ハレンチ』古手川唯が世界をハレンチに導きます」
「合言葉は……清楚と淫らは表裏一体!」
「こうやって服に身を包んでいても……」
「下着はつけていないんです

「なかなか良い部下じゃない♪」
「これから面白くなりそうね。じゃ、最後は私!」
「スギオ様、セキュリティー、サポート、セックス、スレイブ」
「全てのエリートの頂点に立つ、御主人様専属エキスパート部隊を統べるのがこの私、ナンバー1!」
「『天才』惣流・アスカ・ラングレー!」
「私達世界最高のエリート集団!」
「5人揃って……」
『ファイブ・エス!』
「と、こんな感じです」
「いいねいいね!エロくて面白いメンバーが揃ったね」
この名乗りを見たスギオは凄く満足そうに笑った。
「僕たちが来たからには御主人様を飽きさせることはしないよ」
「ハハ、こりゃ楽しみだ」
世界が根本から書き換えられ変わりつつある今、ネルフは新たなメンバーを加えにぎやかになったのだった。
つづく
「どうですかスギオ様。私達のツンデレオマンコは

「アスカもヒナギクも五分五分くらいに柔らかいマンコしてるな」
「んっ


「唯のハレンチマンコもなかなか♪」
「あひいっ



「おー、これは凄い再現度だな。本当にミサトのオマンコ使ってるみたい」
「ありがとうございます。私の義体マンコなら、どんなマンコでも味わえます」
「こんな風に……」
「あ、これは多分マヤのマンコだな。チンポの根元の感触が特徴あるから」
「さすがですね。正解です」
「ハハ、マンコクイズなかなか面白いよ」
スギオが5Sメンバーとのセックスを楽しんでいる光景をリツコとミサトの二人はモニターで見ていた。
「今日は相当興奮しているわね。5Sの隊員だけじゃ不足かもしれないわ」
「大丈夫。レイも呼んであるわ」
「失礼します」
呼ばれたレイが来ると、すぐに服を脱がされることになった。
「今日のスギオ様はかなり興奮してるから、多分そのまま出番になるわよ」
「前戯なんてないだろうから、念入りにオマンコを濡らしておくのね」
「わかりました」
言われた通り綾波が服を脱いで準備を始めると、ミサトとリツコも着替えを始めた。
二人ともレイに続いて呼ばれる可能性が高いからだ。
「私達も制服用意しちゃった♪」
「この年齢で……やれやれよ」
「スギオ様が制服好きなの明らかだし、絶対気に入ってもらえるって」
「だといいんだけど」
そうこうしているうちに綾波が呼ばれ、その直後にスカウトしていたけいおん部のメンバーも到着。
この日は彼女達の紹介も兼ねて、制服をテーマにしてハーレムエッチが行われたのだった。
それから数日後、大所帯となったネルフで部屋割りなどを考えながら更衣室にきたミサトは、マヤのある行動を目撃する。
(えええ!?)
それを見たミサトは、何も言わずにリツコの所へ直行して事情を話した。
それを聞いたリツコは今更いった様子でため息をついた。
「え?あ、アンタ達ってそういう関係だったの?」
「そうよ。肉体関係だってあるわ」
「えええ!?」
「色々状況も変わってきたし、そろそろ頃合いだわ」
「関係を解消するってこと?」
「違うわ。子供を作るってこと・・・私とマヤとでね」
「ま、マジで言ってる?」
「もちろんよ。今の世界ならそれができるもの」
ただただ驚くミサトに対し、リツコは冷静だった。
スギオに面会し、あることを頼むとあっさりと承諾され、それをマヤに伝えにる。
「私の子供をマヤが孕めるように許可を貰ってきたわ」
「ただし、条件は次のスギオ様とのセックスでマヤが孕まないということよ」

「と、言う訳で今から中出しセックスさせてもらう。今回で受精しなかったら約束通りリツコとの子供を孕ませてやるから」
「は、はい……ありがとうございます。宜しくお願いします」
何に対する宜しくなのかと心の中で笑いながら、いつも通りマヤを抱く。
マヤの運命を決める中出しかと思うと、スギオの興奮はいつも以上で、量も多かった。
この時、スギオは真実の本の効力を使っていなかったので、妊娠するかは本来の確率通りだった。
しかしそれでも、スギオはなんとなく結果が見えていたし、実際その通りになった。
マヤはこのセックスで妊娠したのだ。
それを知ったマヤはひどく落胆した。
スギオの行動を害するような発想は出来ないので、妊娠したこと自体に嫌と言う感情は無い。
しかしリツコの子を孕めなかったという事実がマヤの気持ちを沈ませたのだ。
その様子を見たリツコは、スギオに直訴した。
「べろれろっ、ぢゅるるっ」
「ん、じゅっぼじゅっぼ……はぁはぁ……」
「スギオ様、先程の話なんですが、許可をいただけないでしょうか」
「いいよ。それはそれで面白そうだし」
「ありがとうございます」
あることの許可を得たリツコは、ひとしきり抱かれた後でマヤにそれを伝えに行った。
落ち込んでいるマヤに用件を伝えず、ただ近付く。そして……
「せ、先輩?……んんっ!?」
「~~~!?」
急にキスをされ、マヤはパニックになる。
「……ふぅ。マヤ、結婚しましょう」
「へ?」
「スギオ様にお願いして、私がマヤの子供を孕むことになったわ」
「ついでに結婚の許可ももらったから、今からあなたと私は夫婦よ」
「マヤの子を孕むわけだし、私が妻よ。今日からは伊吹リツコを名乗るわ」
「え、えええええ!?」
突然すぎてただただ驚くばかりのマヤだったが、落ち着いて話を聞き、理解すると同時にあまりの嬉しさで号泣した。
リツコと結婚し、リツコに自分の子供を産んでもらえるばかりか、家族として一緒に暮らせる。
あまりに嬉しすぎて、しばらく涙が止まらなかった。
「来なさいマヤ。結婚するんだもの、夫婦の営みをしましょう」
「は、はい!その、や、優しくしますね」
「そうね。妻を抱くのだから、そういう気遣いは必要よ」
「先輩……ふふ、そうですね。優しく『リツコ』をたっぷり可愛がってあげますね

「……今夜は夫婦の主導権争いになりそうね」
「ですね

余裕のリツコだったが、意外にも夫婦の主導権はマヤが握ることになった。
マヤの強い想いからくる激しいセックスに、リツコが折れたのだ。
次回 最終話

―――1年後
「ああんっ


使徒を始めとする脅威は真実の本の力によって無くなった。
天変地異も無くなり、事故も起きない安全な世界。
「今パワー送ってるから、お前が生む子供はIQ200の超天才になるよ」
本の力によって魔法も使えるようになったスギオに不可能などない。
「ああん[emoji:e-51IQよりオマンコの締りを良くして下さいっ

「大丈夫、それはバッチリやってるから」
これから生まれてくる子供の能力すら、自由自在だ。
「スギオ様、只今帰りました」
「やぁマヤ。新婚旅行はどうだった?」
「最高でした♪初日の夜に今後どちらが主導権を握るか争ったんですけど、私が勝っちゃって

「それからのリツコがもう本当に可愛くって、思わずいろんなところで抱いちゃいました

スギオの力なら、不老不死も可能だ。
事実、スギオが気に入った女の多くは肉体年齢を維持、もしくは若返らせられている。
「へー。まぁ楽しかったなら何より」
「それじゃあハネムーン帰りのマヤマンコの味見させてもらおうかな」
「はいっ

「はうっ


「そりゃあ本物だからね」
相変わらずジオフロントを拠点としているスギオだが、ネルフという組織は名称を残すのみでその役割は大きく変化していた。
世界中に支部が作られ、スギオ以下全ての人類の生活・社会を管理する公的組織となっていた。
ネルフは一人一人の教育、理念、職業、そして結婚、出産まで全てを管理している。
人生の全てをネルフに管理されることを誰もが納得し、『平和に作られた』社会。
気分次第でコロコロ変わる法律もネルフが司っている。
「ふふ、例の信号の工事も順調みたいね」
「今日は休みだし、夜になったらたっぷり可愛がってあげるわよ。レイ」
上半身裸が若い女達の間でブームとなっているが、そのブームを思いついたのはもちろんスギオだ。
彼の思いつきはネルフから全世界に発信され、即座に反映させる。
来月は世界中の横断歩道の信号に、赤・青・黄に加え、ハートマークが加わることになっている。
現在はその工事中だ。
このハートマークが導入実施されると、信号がハートマークの間は自慰をしなくてはいけなくなる。
面倒かつ大変なことだが、ネルフから導入が発表されると世界は喜んでこれを受け入れた。
「レイ、さぁこっちへいらっしゃい」
「今日も可愛がってあげるわ

アスカとレイの恋人関係も続いていた。
スギオの世界では、女同士の恋愛が当たり前だし、それを推奨してもいた。
「アスカ……今日のエッチなんだけど……」
「どうしたのよ。あらたまって」
「うん……子供作らない?私達二人の子供……」
「そうね。ネルフ本部も大所帯になって御主人様のお世話をする頻度は落ち着いてきたし、5Sメンバーも今じゃ30人いるから産休も取れるわ」
「私達はもうスギオ様の子供も産んでいるし、許可も下りると思う」
「……作ろうか、子供♪」
「うん。私を孕ませて……

スギオは自分の子供以外に男が生まれないようにしたことで、男は減少の一途をたどり、女同士で作った子は全て女になる。
安全で、全てが思いのままの世界。
最終的にスギオは若いまま死ぬこともできる永遠の命を手に入れ、自分がイメージする最高の世界を完成させることができた。
そうなったとき、真実の本はまた新たな所有者を探し、どこか別の世界へと消えて行った。
持ち主が思う真実の世界が完成した時、本は旅に出る。
次に所有するのは、あなたかもしれない―――
完
- 関連記事
-
- 総集編 さびれた古本屋 水野亜美編 (2022/05/06)
- 総集編 魔法少女リリカルなのはTB 2ndシーズン (2022/02/06)
- 総集編 ポケマン・マイスター 旅立ち編 (2021/12/28)
- 【総集編】魔法少女リリカルなのはTB 1stシリーズ ~ナンバーズ編~ (2021/07/03)
- [総集編] ヒュプノオフィス (2021/02/28)
- 最強魔女、現代科学に屈す 総集編 (2019/12/05)
- 【総集編】思考改竄のマテリア (2019/10/23)
- エヴァンゲリオン/True 総集編 (2019/07/27)
- 総集編 真・バカとテストと催眠術~被・催眠支配 吉井明久編~第一章 男心喪失編 (2018/11/06)
- 【総集編】暁の護衛~罪深き常識論~ 後日談プラス (2018/06/08)
- 【総集編】機動戦士ガンダムMCEED R (2018/04/06)
- 【総集編】暁の護衛~罪深き常識論~ (2018/02/13)
- インフィニットストラトスMC 総集編 (2017/12/30)
- 涼宮ハルヒの催眠~総集編~ (2017/08/24)
- インフィニットストラトスMC【総集編 EPISODE21~30】 (2016/12/16)
このエントリーのタグ:
総集編