100万記念アンケートSS 2位 八百万百~脳考接触の被害者~
僕のヒーローアカデミア - 2020年08月08日 (土)
ある夏の連休、八百万は国内のリゾートビーチに来ていた。
普段なら海外旅行に行くのが通例だが、ヒーローを目指す八百万は学園の方針もあって国内旅行で済ませていたのだ。
彼女も今や仮免ヒーローライセンスを持ち、CMにも出演、幾度もの事件に巻き込まれた雄英生徒の一人として有名人の仲間入りを果たしている。
そんな八百万をみかけたある一般人が近寄ってきた。
「あの!」
「はい?」
「あなた、雄英の、テレビ出てた人ですよね!」
ファンだという男に握手を求められた八百万は、これもヒーローの仕事だと快く応じた。
握手をした時に個性を使われるとは思いもせずに……。
個性:脳考接触
接触した相手の脳(記憶)や考(感情・思考)を改竄してしまう。接触5秒につき一つ程度の改竄しかできないが、事前に改竄内容を頭で練ってあれば、1秒未満で1つの改竄も可能。
10数秒というしつこいくらい長い握手を受け入れてしまった八百万は、この個性によって複数の改竄を施されてしまった。
そして、自分が個性の悪用による被害者になっているとは思いもせずに、その男と会話を続けてしまう。
「お悩み相談ですか?」
「はい。ヒーローのあなたに是非聞いてもらいたいんです」
「私で良ければ喜んで」
元々人の好い八百万は、ここでも快く相談に乗った。
「実は……早漏で悩んでいるんです」
「早漏?」
「はい。セックスですぐに射精しちゃうあれです」
「まぁ、それは大変ですね」
「わかりました。ヒーローとしてセックスのお相手をし、早漏の克服をお手伝いしますわ」
優しく微笑み協力を申し出る八百万に、脳考接触の個性が効いたことを確信した男はニンマリと笑う。
「本当にいいんですか?」
「当然です。これもヒーローの役割ですから!」
「では遠慮なくお願いします。私の宿は少し遠いので、できればあなたの泊っているホテルでお願いしたいのですが」
「わかりました。私のお宿はここから数分のところです」
「それは近い!じゃあお願いします」
「はい。では着いてきてください」
こうして八百万はさっき出会ったばかりの男を自分の部屋に、それもセックスをするために招き入れたのだった。
セックスをするためにシャワーで身を清める八百万は緊張と使命感に燃えた。
(一人のヒーローとしては、これが初めての仕事ですわ)
(一生懸命セックスに応じで、彼の早漏を直して見せます……!)
とは言っても処女の八百万。
いざベッドに入れば男性経験が無いことはすぐに看破されてしまう。
「だ、男性経験はありませんが、かえって不慣れな女の方が…その、気持ち良くないと思いますので、早漏対策には良いかと」
「なるほどねー。そういう考えもあるかぁ」
「さすがはヒーロー。じゃあ、さっそくしますか♪」
「は、はい……お願いします」
確かにまったく男を知らない処女のマンコに挿入しても、圧迫感が強くチンポそのものが得る快感はそれほどでもないだろう。
だが、『ヒーローの処女を奪う』という征服感が加わった時、普通にセックスするのに比べて何倍もの快感を得られるのだと言うことを八百万は理解していなかった。
そして、男以上に自分がよがり狂わされるのだということも……。
「ひゃああっ
あああっ
」
(そんなっ
せ、セックスってこんなにっ!?)
「あああっ
んひゃっ
あ、ああっ
」
セックスしながら脳考接触によって感度を高められた八百万は、わけもわからず性の快感に流されるしかなかった。
ヒーローは苦痛に耐える訓練はする。だが快感を堪えるという訓練は無い。
まして個性で異常なほどに高められた性的快感を抑えることなど処女の八百万にできるはずがなかった。
「さすがヒーロー、初物でもなかなかのマンコ……くぅ……!?」
「ああっ!?ふあああっ
」
男の早漏は本当で、思わず射精してしまう。
そしてその射精を感じ取った八百万は、脳が焼けるように強烈な絶頂を味わう。
脳考接触によって、男の精液を摂取すると絶頂するように脳を作り変えられてしまったのだ。
「はぁはぁ……!」
(凄い!射精って、こんなにたくさん出るものですの!?)
「ふぅ……7分か。いつもと比べたら長く持ったかなぁ?」
「そ、それは……少しは早漏を直す一助になれたということでしょうか……」
「そうですね。フフ、そうかもしれません」
このあと八百万は男性に射精してもらったら全裸土下座をして感謝するのは当然だという認識にされてしまった結果、土下座で中出しのお礼をさせられてしまう。
本人はヒーローとしての仕事を全う出来たことに充実感を得ているので、本当に心の底から感謝しての土下座を見せた。
別れ際に男の連絡先を渡されたが、特に連絡する必要もなかったので元に生活に戻る。
他言しないように脳考接触で強く制限をかけられたため、彼女がこの日の出来事を口にすることはなかった。
インターンも終わり、雄英での日常に戻った八百万は、仲間たちと切磋琢磨する日々を送った。
変化が生じたのは、一か月も経ってからの事だ。
この日もいつも通りの授業を受けていた八百万だが、その内情はいつもと違っていた。
「次、八百万!」
「はい!」
演習訓練では気もそぞろで、精彩を欠いた八百万はまるで実力を発揮できずに終わった。
本当なら凹んで当然の無いようだったが、彼女の頭の中はそれどころではなかった。
(あの出来事が忘れられませんの)
(殿方と体を重ねたあの日の……)
強烈な体験のフラッシュバックと、それに伴う性的興奮で八百万は頭がどうにかなりそうだった。
それはいくらオナニーをしても全く満たさず、むしろ中途半端な快感や絶頂はさらに欲求を増幅させてしまった。
こんな状態が数日続いた八百万は、もはやある方法でしか解消できないと考えた。
「もう、こうなったら……!」
八百万はモバイルを取り出し、ある人物へ連絡を取った。
その人物とは、脳考接触の個性を持つあの男だった。
会うならばと指定された場所に向かった八百万は、そこである提案をする。
「あ、あなたを私専用の性欲処理係として雇わせてはもらえないでしょうかっ」
「ヒーローの性欲処理を私がですか」
「もちろんお給料もお支払い致しますし、出来るだけ手厚い環境をお約束致します」
「ですから、どうかお願いできないでしょうか」
「う~ん……」
男は悩むそぶりを見せたが、ポンッと手を叩いて逆に提案で返した。
「私が雇われるのは、自由が減るので好ましくない。ですが、逆に私があなたを専属の性欲処理ヒーローとして雇う。この形でなら良いですよ。まぁ諸条件はこちらの一存で決めさせてもらえる場合に限りますが」
どんな形であれ、この男と性行為が出来る。この昂ぶりを解消できる。
そう思ったら八百万は飛びつくしかなかった。
「も、もうなんでもいいです!」
「それでいいですから、い、今から、今からお願いしますっ!」
「私を、あなたの性欲処理に使ってください!!」
「フフ……いいでしょう」
―――
―――
―――
それから2年後
『ヒーローオークション』という拉致・洗脳されたヒーローが出品される闇取引の現場を、プロヒーローとなったデクや轟が検挙しにやってきた。
そこには、行方不明だった八百万の姿も……。
普段なら海外旅行に行くのが通例だが、ヒーローを目指す八百万は学園の方針もあって国内旅行で済ませていたのだ。
彼女も今や仮免ヒーローライセンスを持ち、CMにも出演、幾度もの事件に巻き込まれた雄英生徒の一人として有名人の仲間入りを果たしている。
そんな八百万をみかけたある一般人が近寄ってきた。
「あの!」
「はい?」
「あなた、雄英の、テレビ出てた人ですよね!」
ファンだという男に握手を求められた八百万は、これもヒーローの仕事だと快く応じた。
握手をした時に個性を使われるとは思いもせずに……。
個性:脳考接触
接触した相手の脳(記憶)や考(感情・思考)を改竄してしまう。接触5秒につき一つ程度の改竄しかできないが、事前に改竄内容を頭で練ってあれば、1秒未満で1つの改竄も可能。
10数秒というしつこいくらい長い握手を受け入れてしまった八百万は、この個性によって複数の改竄を施されてしまった。
そして、自分が個性の悪用による被害者になっているとは思いもせずに、その男と会話を続けてしまう。
「お悩み相談ですか?」
「はい。ヒーローのあなたに是非聞いてもらいたいんです」
「私で良ければ喜んで」
元々人の好い八百万は、ここでも快く相談に乗った。
「実は……早漏で悩んでいるんです」
「早漏?」
「はい。セックスですぐに射精しちゃうあれです」
「まぁ、それは大変ですね」
「わかりました。ヒーローとしてセックスのお相手をし、早漏の克服をお手伝いしますわ」
優しく微笑み協力を申し出る八百万に、脳考接触の個性が効いたことを確信した男はニンマリと笑う。
「本当にいいんですか?」
「当然です。これもヒーローの役割ですから!」
「では遠慮なくお願いします。私の宿は少し遠いので、できればあなたの泊っているホテルでお願いしたいのですが」
「わかりました。私のお宿はここから数分のところです」
「それは近い!じゃあお願いします」
「はい。では着いてきてください」
こうして八百万はさっき出会ったばかりの男を自分の部屋に、それもセックスをするために招き入れたのだった。
セックスをするためにシャワーで身を清める八百万は緊張と使命感に燃えた。
(一人のヒーローとしては、これが初めての仕事ですわ)
(一生懸命セックスに応じで、彼の早漏を直して見せます……!)
とは言っても処女の八百万。
いざベッドに入れば男性経験が無いことはすぐに看破されてしまう。
「だ、男性経験はありませんが、かえって不慣れな女の方が…その、気持ち良くないと思いますので、早漏対策には良いかと」
「なるほどねー。そういう考えもあるかぁ」
「さすがはヒーロー。じゃあ、さっそくしますか♪」
「は、はい……お願いします」
確かにまったく男を知らない処女のマンコに挿入しても、圧迫感が強くチンポそのものが得る快感はそれほどでもないだろう。
だが、『ヒーローの処女を奪う』という征服感が加わった時、普通にセックスするのに比べて何倍もの快感を得られるのだと言うことを八百万は理解していなかった。
そして、男以上に自分がよがり狂わされるのだということも……。
「ひゃああっ


(そんなっ

「あああっ



セックスしながら脳考接触によって感度を高められた八百万は、わけもわからず性の快感に流されるしかなかった。
ヒーローは苦痛に耐える訓練はする。だが快感を堪えるという訓練は無い。
まして個性で異常なほどに高められた性的快感を抑えることなど処女の八百万にできるはずがなかった。
「さすがヒーロー、初物でもなかなかのマンコ……くぅ……!?」
「ああっ!?ふあああっ

男の早漏は本当で、思わず射精してしまう。
そしてその射精を感じ取った八百万は、脳が焼けるように強烈な絶頂を味わう。
脳考接触によって、男の精液を摂取すると絶頂するように脳を作り変えられてしまったのだ。
「はぁはぁ……!」
(凄い!射精って、こんなにたくさん出るものですの!?)
「ふぅ……7分か。いつもと比べたら長く持ったかなぁ?」
「そ、それは……少しは早漏を直す一助になれたということでしょうか……」
「そうですね。フフ、そうかもしれません」
このあと八百万は男性に射精してもらったら全裸土下座をして感謝するのは当然だという認識にされてしまった結果、土下座で中出しのお礼をさせられてしまう。
本人はヒーローとしての仕事を全う出来たことに充実感を得ているので、本当に心の底から感謝しての土下座を見せた。
別れ際に男の連絡先を渡されたが、特に連絡する必要もなかったので元に生活に戻る。
他言しないように脳考接触で強く制限をかけられたため、彼女がこの日の出来事を口にすることはなかった。
インターンも終わり、雄英での日常に戻った八百万は、仲間たちと切磋琢磨する日々を送った。
変化が生じたのは、一か月も経ってからの事だ。
この日もいつも通りの授業を受けていた八百万だが、その内情はいつもと違っていた。
「次、八百万!」
「はい!」
演習訓練では気もそぞろで、精彩を欠いた八百万はまるで実力を発揮できずに終わった。
本当なら凹んで当然の無いようだったが、彼女の頭の中はそれどころではなかった。
(あの出来事が忘れられませんの)
(殿方と体を重ねたあの日の……)
強烈な体験のフラッシュバックと、それに伴う性的興奮で八百万は頭がどうにかなりそうだった。
それはいくらオナニーをしても全く満たさず、むしろ中途半端な快感や絶頂はさらに欲求を増幅させてしまった。
こんな状態が数日続いた八百万は、もはやある方法でしか解消できないと考えた。
「もう、こうなったら……!」
八百万はモバイルを取り出し、ある人物へ連絡を取った。
その人物とは、脳考接触の個性を持つあの男だった。
会うならばと指定された場所に向かった八百万は、そこである提案をする。
「あ、あなたを私専用の性欲処理係として雇わせてはもらえないでしょうかっ」
「ヒーローの性欲処理を私がですか」
「もちろんお給料もお支払い致しますし、出来るだけ手厚い環境をお約束致します」
「ですから、どうかお願いできないでしょうか」
「う~ん……」
男は悩むそぶりを見せたが、ポンッと手を叩いて逆に提案で返した。
「私が雇われるのは、自由が減るので好ましくない。ですが、逆に私があなたを専属の性欲処理ヒーローとして雇う。この形でなら良いですよ。まぁ諸条件はこちらの一存で決めさせてもらえる場合に限りますが」
どんな形であれ、この男と性行為が出来る。この昂ぶりを解消できる。
そう思ったら八百万は飛びつくしかなかった。
「も、もうなんでもいいです!」
「それでいいですから、い、今から、今からお願いしますっ!」
「私を、あなたの性欲処理に使ってください!!」
「フフ……いいでしょう」
―――
―――
―――
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『ヒーローオークション』という拉致・洗脳されたヒーローが出品される闇取引の現場を、プロヒーローとなったデクや轟が検挙しにやってきた。
そこには、行方不明だった八百万の姿も……。
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