催眠GAME 二週目/回答
涼宮ハルヒの憂鬱 - 2020年03月20日 (金)
二度目の週末、ハルヒは自分にかけられた催眠暗示の内容を答えていた。
確信も自信もないが、多少の心当たりはある答えだ。
その顔は真剣だったが、下半身を露出して自らの手でオマンコを広げ、見せつけるようにしたその状態とはあまりにもマッチしていない表情だった。
「一つは私の体感温度が肌寒く感じるような暗示」
「二つ目は勉強しようとすると集中できない暗示」
「それが答えだね?」
いずれも普段と違うと感じた部分だっただけに、どちらかは当たっているという予感がハルヒにはあった。
「そうよ!正解でしょ!?」
「ぶっぶー!不正解だよ」
「嘘!?」
「嘘じゃないよ。本当に間違ってる」
「そんな……まぁいいわ。今回は外れたけど、次回こそ必ず当てて見せるから!」
ハルヒの答えは実際に間違っており、答えに辿り着かないような暗示もかけていないので正解を導き出すことも可能だった。
成太も本当にゲームを楽しんでいて、もしハルヒが正解なら暗示を解いてやるつもりでもいた。
もっとも、今かけている暗示を解除したところでハルヒを手放すつもりは無いのだが。
ハルヒが今週かけられていた暗示はこうだ。
一つは『自らの意志でパンツを差出し、一週間ノーパンで過ごす』というもの。
これは初日で気付きかけたが、ハルヒは自ら違うと断定し選択肢から外してしまった暗示だ。
二つ目は『次回以降、答え合わせは性器を見せつけながらする』というものだ。
これは答え合わせの時にしか発動しない暗示だがハルヒは全くこの行為に疑いを抱いていなかったので、今週気付けるとすればノーパンで生活していることだけだった。
そのノーパンも最初に疑いを自分で晴らしてしまったことが災いして気付くことができなかったのだ。
一週間が終わったのでパンツを受け取って履くハルヒだが、一週間ぶりにパンツを履くと言うその事実がいかにおかしいことかに気付けていない。
「悔しい……!けど次こそは絶対に正解してみせるわ!」
「―――さ、次の暗示をかけなさい!」
「楽しそうだね」
「そりゃね。どうせ暗示の内容は大したものじゃないんだし、次は三つ暗示をかけるんだから全部で6個でしょ?」
「それだけいつもと違う所があれば、さすがに気付く自信あるわ」
「なるほど。ま、こっちとしても楽しんでもらえてるのはありがたいよ」
(……3つ追加しても残りは4つなんだけどね)
成太は追加で三つの暗示をハルヒに与えた。
今までとは比較にならないほど踏み込んだ暗示だったが、内容を知らないハルヒは未だ遊び感覚が抜けていない。
さらに暗示が6つ残っていると言う誤解。
それらがハルヒの目を曇らせ、さらなら泥沼に嵌っていくのだった。
つづく
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