フロンティアサイドを襲撃したクロスボーン・バンガード。
混乱の中、練習艦スペース・アークは試作機F91や現存のヘビーガンなどのＭＳ隊を駆使し、孤軍奮闘の戦果を挙げていた。

正規の軍人が不足する中、スペース・アークが反撃の中心として機能した大きな要因の一つに、艦長代行であったレアリー・エドベリの存在があるだろう。

彼女はどんな状況でも常に冷静であり、完ぺきではないが的確な指示と判断で艦を生存に導いた。
この一連の戦乱において、艦長代行という肩書以上に優秀なのだと誰もが認めるところだったが、その冷静さには理由があったことを知る者は少ない。

レアリーは冷静さを保つため、あるルーティンを毎日していたのだ。
それをすることによって、彼女はどんな時でも動じず冷静でいられた。


そのルーティンとは―――
それはある男とセックスし、オマンコの中にザーメンを注がれること。

体の中に精液を感じている間は、ずっと冷静でいられることができるのだ。
しかし、最初からそうだったわけではない。
元々は催眠療法によって緊張を緩和する形で落ち着きを維持していたのだが、催眠療法を施術していた軍医が艦内でも比較的美人だったレアリーの体を目当てに、催眠暗示でそのようなルーティンを植え付けてしまったのだ。

もっとも、ただの催眠療法よりもザーメンルーティンの方が長く、そして安定して落ち着いていることができたので、結果的には良かったのかもしれない。

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