マルギッテの催眠一週間
真剣で私に恋しなさい! - 2015年07月10日 (金)
―――待ちなさい!
『うぉ!?』
川神学園の廊下で、一人のキモオタが呼びとめられていた。
名前は肝武田満児。
''きもたけだ まんじ''と読むのだが、その見た目から読みを変えられ、キモブタ、もしくはブタマンとあだ名されている男だ。
キモブタはこの日、放課後に留学生であるクリスティアーネ・フリードリヒの後を追っていた。そんな彼を呼び止めるのは、他でもないこの人だった。
マルギッテ・エーベルバッハ。
クリスのサポートで川神学園に通うドイツ軍兵士だ。
「お前に話があります」
『ボ、ボクに?』
「ここでは人目につきますから、私について来なさい。拒否権はありません」
クリスに対して、好からぬことを企んでいると直感したマルギッテは、即座に行動に移し、肝武田を呼び止めたのだ。
現在は使用されていない教室へ移動すると、多少距離を取り、明らかに警戒する様子で詰問を始める。
「まず初めに言っておきますが、私の戦闘力はお前が不穏な動きをした瞬間、即座に命を絶つことが出来る水準にある。そして私には一遍の油断も無い……それを肝に銘じておきなさい」
『わ、わかりましたっ』
強烈な殺気と、口にした言葉が本当であることを裏付けるに十分なオーラが彼女を纏っていて、肝武田も思わず声が裏返ってしまう。
マルギッテはクリスを尾行していたのは何故かと単刀直入に質問をしたが、肝武田は尾行していないと反論した。
そして自分はクリスに対して危害を加えるつもりは毛頭なく、そんなことを考えたことすらないという。
もちろんそんな言葉でマルギッテが簡単に引き下がるわけはない。詰問を続けていく。
「ではその手に持っている物はなんです?カメラでクリスお嬢様を盗撮しようとしていたのではありませんか?」
「仮にそうでなかったとしても、明らかにお嬢様の動線と重なり、かつ一定の距離を保ちながらの移動。客観的に見て、お嬢様を尾行していたのは間違いないでしょう」
『ゴクリ……!』
「その事実だけでも十分に危険な存在と言えます。とはいえまだ何もしていないのも事実……今回はそのカメラを没収するだけで済ませてあげます。それを私に差し出しなさい」
『うぅ、そ、そんなぁ……』
手に持っていたのは確かに普通のカメラだが、肝武田にとっては大事な物だった。
怯えつつも拒否の意志を示そうとするが、マルギッテの迫力に押されて冷や汗をかくばかりだった。
数分にも感じる数秒の無言、その沈黙の時間を動かしたのは、意外にも肝武田だった。
『まぬけな赤眼帯』
「――――」
肝武田がその言葉をいった途端、マルギッテの思考は停止し、脱力してその場に棒立ちとなってしまう。
直前まで放出していた強い殺気はもちろん、警戒心のまるでない、無防備な状態だ。
後ろで組んでいた手はだらんと下がり、明らかに力が抜けている。
そんな状態を確認した肝武田は、ゆっくりと距離を詰めた。
『ぐっふっふ!油断してない?ぶははは!確かに今は油断してなかったかもしれないけど、昨日は油断しまくってたんだよねぇ!』
『自分が既に堕ちてるともしらないでさ、ご丁寧に人目につかないところまで移動してくれて。いや~笑っちゃうよね』
そう、彼女は油断していた。
マルギッテが川神学園に通う理由であるクリスティアーネ・フリードリヒ。
実は彼女はもちろん、風間ファリミーの面々は既に、肝武田の催眠支配下に置かれていた。
心の好きに付け込まれ、肝武田のいいなりにされてしまった黛由紀恵の手によって、全員が催眠薬を飲まされていたのだ。
旅行の場で催眠薬を飲まされたこと、そして普段とまったく変わらないクリスにマルギッテはそんなことになっているなどまるで気付かなかった。
そしてクリスが勧めてきた催眠薬導入薬入りの飲み物をなんの疑いも抱かずに飲み欲し、自分も暗示をかけられてしまっていたのだ。
時間も遅く、複数の暗示をじっくりかけるには場所も悪かった。暗示をかけるクリスの手際も良いとは言えず。とりあえず導入のキーワードだけを設定され、解放されていたのだ。
それが昨晩の出来事である。
今日はたまたま歩くのが早いクリスを追いかける形になったために、マルギッテに声を掛けられたわけだ。
彼からすれば暗示をかけるのに最高のシチュエーションを、自分で用意してしまったマルギッテは間抜けとしか言いようがなかった。
『さぁーてどうしたもんかな。せっかくだから意識はそのままに操っちゃおっかなぁ♪』
『いや!その前にせっかくだからちょっとだけ脱がせちゃおうっかなぁ~』
人形のようにその場に固まるマルギッテの服に手を掛ける。
すると、わずかにだがピクリと体が反応したのがわかった。
『おっと、ハハ。さすがは軍人、催眠状態でも体に触れられると多少の反応はできちゃうんだねぇ。おーこわいこわい』
薬で導入した初回と違い、キーワードによる導入で、相手がクリスではないということもあり100%の催眠状態じゃないのかもしれない。
そう思った肝武田は、まずはマルギッテの警戒心を解く暗示を囁き、それから服を脱がせることにした。
『―――と、いうわけであなたはこの状態の時は僕に何をされても全て安心して受け入れてしまいます。わかりましたね?』
「はい……わかりました……」
しっかりと暗示が入ったことを確認し、いよいよマルギッテの服を脱がせていく。
『おお!クリスには聞いてたけど、いいオッパイだねぇ』
露わになった上半身、彼女の美しい体をいやらしく触る。
するとその体はどこを触ってもハリと弾力があり、無駄な脂肪が一切ないことを感じさせた。
しかし、女の魅力として必要な脂肪はしっかりと蓄えられ、軍人とは思えない完成された魅力を放っていた。
「……」
『おー、乳首もいい感じにコリコリしてる。あーでもこれはまだ開発されてない乳首だなぁ』
乳首を弄られてもまるで反応の無いマルギッテ。
もはや完全に無防備な彼女の体をさらに堪能する為に、肝武田はズボンを脱ぐように命じた。
『ぐっふっふ!なんか軍服を脱ぐと途端に女の子って感じだねぇ。ま、実際これからボクの女になっちゃうわけなんだけどさ♪』
一通り体を確認すると、マルギッテの行動を縛る暗示を入れていく。
自分に危害を加えないように、絶対に催眠のことを口外できないように。
そして、この場で彼女を辱める暗示を。
『これからボクが手を三回叩くと、あなたは意識を取戻します』
「手を……三回……意識を……取り戻す……」
『しかし、取り戻すのは意識だけです。体はマネキンのように固まり、自分の意志で動かすことはできません。声も出すことはできません』
「マネキン……体……動かせない……声も……出せない……」
暗示によって自由を奪い、無力化する。
加えて肝武田の命令を強制的に実行させる暗示を植込み、それをマルギッテが遂行すると絶頂してしまうようにもした。
おさらいすると、マルギッテにかけられた暗示はこうだ。
【意識だけが回復し、肉体的な自由を全て奪われ、命令にのみ従う。】
【命令をこなすと絶頂する。】
この状態で、意識を取り戻すマルギッテを待っているのは、言うまでも無く地獄だった。
―――パンッ
―――パンッ
―――
パンッ
「……」
『おっはようマルギッテちゃ~ん。意識戻ってると思うけど、聞こえてるかなぁ~?』
「……」
意識を取り戻したが、体の自由が効かないマルギッテ。
顔の表情すら作ることが出来ず、状況を理解することが出来ない。
肝武田から見ても、ピクリとも体を動かさないのでほんとうにマネキンのように見える。
だがその目に光は戻っており、意識が回復しているのは明らかだった。
どんな人間でも間違いなくパニック状態のはずなので、笑いが溢れる。
『ぐっふっふ!体、動かせないでしょ~?そりゃそうだよ、今のマルギッテちゃんはボクのマネキンなんだから♪』
「……」
顔を近づけて耳元で話しても反応は無い。
それでも肝武田には彼女の考えていることが手に取るようにわかった。
『ボクに何かされたって思ってるでしょ?薬かなんかで』
「……」
『まぁ正解っちゃ正解なんだけどね、それだけじゃ50点なんだよね』
「……」
『何をしたかっていうと、薬を飲ませて催眠状態にして、暗示をかけてボクの支配下にしちゃったんだよねぇ』
事実を一方的に突きつけていく肝武田。
マルギッテの心境はわからないが、この後に知る事実が彼女を絶望させたのは間違いない。
『さてここで問題!肝心の薬をマルギッテちゃんに飲ませたのは一体誰でしょう~?』
『次の中から選んでね!安心して、二択だから50%で当たるからさぁ♪』
『まずA!このボク、肝武田満児』
一人でクイズを始める肝武田。
自分に薬を飲ませた相手がわかるクイズに、マルギッテも真剣に聞いているに違いない。
だが、話の流れからいって、まずAの肝武田はありえないだろう。
とすると次のが犯人に間違いない―――
そう考えるのが自然だし、マルギッテもそう思っているだろう。
だが、肝武田から出た名前は予想できるはずもない、衝撃の人物だった。
『続いてB!ボクの牝奴隷となった……クリスティアーネ・フリードリヒちゃん!』
「……」
クリスの名前を出して、10数秒ほど間を開けて、肝武田が話を続けた。
『ぐっふっふ!考えがまとまったかなぁ?それじゃあ答えを聞こうかな!答えだと思う方を教えてねぇ、これは命令だからしゃべっていいよぉ』
そう命令されると、マルギッテの口がわずかに開き、答えをつぶやく。
「……Aの……肝武田……満……児……」
言葉がゆっくりで途切れ途切れなのは、恐らく他の言葉を言おうと必死なのだろう。
だが、命令に従うことしかできないマルギッテの口からは、問題の答え以外が発せられることは無い。
そして、回答せよという命令をこなしたことで、彼女は意識の中で絶頂した。
恐らく、急な絶頂でパニックに陥っていることだろう。
『おー!Aかぁ、いやー意外な答えだったなぁ。現実、意外と見えてないんだねぇ』
答えを聞いてニマニマする肝武田は、クイズ番組のように答えを溜めて焦らした。
絶頂したマルギッテの意識が正常に戻るのを待つ意味もあったが、それにしてもちょっと長い時間だった。
『よぉしそれじゃ答えを……あ、そうだ!答えを言う前に先にアレ済ませちゃおっか!マルギッテちゃんのことだから、きっともう冷静になってるよね?それはいいんだけど、楽しまなきゃダメだよ?クイズの答えを聞くときはドキドキしてなきゃ』
「……」
『だから、ボクがドキドキさせてあげるよっ♪』
そう言うが早いか、肝武田は顔をズイッと近づけ、キスをした。
『ぶっちゅうう~~~』
「……」
微動だにせず。表情もまったく変えずに一方的にキスをされるマルギッテ。
マネキンとなった彼女だが、1つだけ人間のように機能しているものがあった。
それは人間の代謝であり、恐らく意識が正常なことで、暗示の枠を超えて出たのだろう。
「……」
体からは冷や汗が流れ、さらに顔色がみるみるうちに青ざめていく。
その反応は、彼女が意識の中でショックを受けているからだろうことは簡単に予想できた。
『ありゃりゃ、ドキドキさせるつもりがショックを与えすぎたかー』
『仕方ないなー、それじゃあ他の方法でドキドキさせてあげるね』
そう言うと、今度はマルギッテに対し新たな命令を下した。
それは肝武田が、ある言葉を言うとまばたきをするというものだ。
もちろんまばたき自体には意味は無い。
それをこなしたマルギッテが、まばたきをする度に絶頂することに意味があるのだ。
『それじゃあウホッ』
「……」
『答えを発表するウホよ~♪』
「……」
『ウホウホウホウホッ!』
「……」
キーワードは〔ウホ〕。
その言葉を聞くたびにマルギッテはまばたきをし、1回1回絶頂する。
執拗にウホウホ言われたマルギッテは、やはりマネキンのように表情こそ全く変わらないが、見る見るうちに顔は赤くなっていく。
それに肝武田は満足した様で、いよいよ答えを発表することにした。
『ドキドキしたところで、答えを発表しまーす!』
『答えは――――B!Bのボクの牝奴隷となったクリスティアーネ・フリードリヒちゃんです!』
「……」
連続絶頂したばかりの彼女が、それを理解できているかはわからない。
しかし声は確実に届いているはずなので、肝武田は話を続けた。
『ざーんねーんでーしたー!マルギッテちゃんをこんな風にしちゃったのは他でもない、クリスお嬢様なんだよねぇ!』
『ほーんとチョロかったよ?クリスだけじゃなくて、風間ファミリー全員♪』
『まぁマルギッテちゃんも大概にチョロいよね、クリスもクリスの友達もみんなボクの奴隷になって、夜な夜なハーレムエッチしてるるっていうのにぜーんぜん気付かないんだからねぇ』
『ぐっふっふ!いやーこうしてまた一人ボクの牝奴隷が増えるかと思うと笑いが止まんないよブフフッ!』
「……」
興奮気味で喋るその言葉をマルギッテはどんな気持ちで聞いているのか。
自分が守るべきクリスが、目の前の男の牝奴隷になっているという事実を。
そしてそれに全く気付かず、こうして自らも貶められている事実を―――
ともかく問題に間違えたマルギッテは、ペナルティとして恥ずかしい写真を取られてしまうことになった。
跪かされ、裸でWピースをさせられ、それを撮影される屈辱。
それだけで十分に肝武田の支配欲を満たす物だったが、彼はアクセントとして、1つだけマルギッテに自由を許した。
何回も何回もウホウホ言葉を聞かせた後に……
『はぁはぁ、ちょっとウホウホ言い過ぎた……ハハ、ボクもちょっと疲れちゃったよ』
『それじゃあマルギッテちゃん、表情の自由だけ戻してあげるからね』
『さぁ~て、どんな表情を見せてくれるのかなぁ~ぐっふっふ!』
そうして、体の全てがマネキンだったマルギッテに、表情の自由が戻った。
彼女が最初にした表情とは―――
『ぐっひっひ!随分蕩けちゃってるねぇ♪それでもアヘらないあたり、頑張って耐えようとはしてるんだね。いやーさすがは軍人、並みの精神力じゃないねぇ』
「……」
度重なる絶頂の嵐―――
それにさらされたマルギッテの表情に凛々しさは残っておらず、快楽にだらしないアヘ顔を見せるのも時間の問題であることは明らかだった。
しかし、これ以上刺激を与えて快楽で思考を吹き飛ばすと、元に戻すのが面倒だ。
人目につかないとはいえ学園内であることには変わりがないので、肝武田はマルギッテに暗示を与えることにした。
その前にマルギッテの姿を写真に撮ることも忘れなかった。
『それじゃあマヌケな軍人マルギッテがぼくに逆らえないって理解してもらえた記念に、今の姿を撮影してあげるよ♪』
パシャッ
『い~い写真が撮れたよ。近い将来、完全に僕のモノになったら、この写真一緒に見ようね♪ぐっひっひ!これからも可愛がってあげるからねぇ』
―――
そうして暗示をかけ終わると、マルギッテを解放し自分も帰宅した。
この日は金曜日だったので、土日は風間ファミリーの秘密基地で乱交を楽しむことにした。
マルギッテにかけたある暗示も、月曜日から発動するようにしていたので、二日間は肝武田も彼女に手を出すことは無かった。
そして、この土日の二日間がマルギッテの生涯で最後の「正常に過ごせた」時間となった。
月曜日の夜―――
ピンポーン!
肝武田が1人暮らしをしているマンションのインターホンが鳴る。
夜の8時を過ぎた遅い時間だが、彼には誰が訪ねてきたかがわかっていた。
モニター越しに立っていたのは、マルギッテだった。
オートロックを解除し、玄関で出迎えると、彼女はちょっと不機嫌そうにしている。
それに対し肝武田は、ニヤニヤしながら応対した。
『どうしたの?こんな夜に?』
そんな言葉にマルギッテはさらにイライラしたようで、語気を強めた。
「どうしたの?ではありません!忘れたのですか、毎週月曜日はあなたとの性交渉の日です」
『ププ!あれー?そうだっけ~』
「まったく……!いいですか、あなたと私は先日契約を結びました。日本文化であるお箸の使い方を教えてくれる代わりに、私は毎週あなたと性交渉をすると約束したではありませんか」
「期限は1500回!初回だった先週は4回しましたから、残り1496回も残っているのですよ!」
『あーそういえばそうだったねぇ』
与えられた暗示を確認するかのように説明するマルギッテに、笑いを堪えるのが大変だった。
彼女が言った通り、マルギッテは月曜日に肝武田と性交渉をする約束をしたと思い込んでいる。
〔先週は4回した〕というのも当然ながら記憶を改竄されたもので、そんな事実は無い。
彼女は先週、軍の作戦行動で川神はおろか日本にすらいなかった。
もちろん、肝武田とセックスをするのも今日が初めてとなる。
「お邪魔します」
『シャワー浴びる?』
「結構です、事前に済ませてきました。今日はもう残り4時間を切っています、無駄な時間をかける暇はありません。さっそくお願いします」
『ぐっひっひ!おっけー』
部屋に入るなりベッドに直行し、寝そべる。
軍人らしくまったく無駄の無い動きと、真面目な表情が笑えた。
『それじゃあさっそくパコらせてもらおっかな。あ、最初は服を着たままでもいい?』
「……いいでしょう。但し1回だけです、しわになっては困ります」
「それから、私は同学年とはいえ年上です。敬語を使いなさい」
『ぐっふっふ!わかりましたー♪それじゃあマルギッテさんの体、いっただっきまーす』
「お、大きい……!」
さっそくマルギッテの味を確かめることにした肝武田は、彼女の下着だけを脱がしバックで挿入した。
恋人とするセックスではなく、あくまで肝武田の性欲処理でしかないので、言われなければ彼女も積極的には動かない。
だが、鍛えられた体による締りの良さと、既に直江大和に開発されたマルギッテのマンコは、他の武士娘と比べても劣らない快感を得られた。
軍服を着た彼女をバックで犯すのも征服欲が満たされて良かった。
あっという間に1回戦は終わり、今度は彼女の要望通り服を脱がせてプレイに挑む。
今度は正常位で、受け身の彼女をオナホの様に使った。
『さすがは軍人マンコ!ギュウギュウ締めつけてくるねぇー。ぜーんぜん喘がないからほんとオナホみたい♪』
「恋人同士の性交渉ではないのですから当然ですっ」
『まーそうだけどさ、もう直江とは別れたんでしょ?だったらボクが付き合ってあげてもいいよ♪』
「……ッ!それ以上気に障ることを言うと、私も相応の態度をとると知りなさい」
『おー怖っ』
マルギッテは最近、恋人の直江大和に振られたばかりだった。
それは肝武田が大和を催眠支配下に置き、そう命じたからに他ならない。
既に風間ファミリーの武士娘たちは全員肝武田のハーレム要員となっているが、男たちも全員支配下に置いていて、その中でも直江大和は寝取られマゾ軍師として肝武田に仕える存在となっている。
だがそれを知らない彼女は一方的に振られ、気落ちしていた。
そこをつかれ、ハメられながらも怒りを露わにしたが、既に彼女はそんな怒りよりも肝武田との性交渉を優先するようにされてしまっていた。
『相応の態度って、どんなかなー?セックスを辞めるってことならそれでもいいけど、ボクも約束は守れなくなっちゃうよぉ~?』
「クッ……それを持ち出すなんて卑怯です」
「……わかりました。背に腹は代えられません……そのまま続けてください」
『はーい♪』
再びピストンを再開する肝武田。
彼女にとって、箸の使い方を学ぶのは最優先事項なのだ。
その為なら多少の怒りも堪えて性交渉もこなして見せる。
感情より目的が優先するところがいかにも軍人らしいが、〔箸の使い方を教わる〕というくだらない目的の為に己を殺して頑張るマルギッテは滑稽だった。
『うぅ、で、でるよっ』
「……さっさと出しなさい。時間がもったいありません」
『で、でるぅっ!』
どぴゅどぴゅどぴゅ
こうしてこの日は日付が変わるまで性交渉が続き、その回数は実に6回を数えた。
―――
―――
―――
水曜日の早朝、クリスの部屋にて
「何者ですっ!?」
『ひっ』
「あぁ……あなたでしたか」
肝武田はまだ陽の登らないうちからマルギッテを訪ねていた。
この日の彼女はクリスの部屋を訪れていたので、同じ寮内で京や百代を抱いた後、そのままクリスの部屋に来たのだ。
当のマルギッテは寝ているところを起こされ、決して機嫌が良いとは言えない。
「こんな時間に何をしに来たのですか」
『何って忘れちゃったの~?今日は水曜日!アレをする約束だったじゃん』
約束と聞いて途端に苛立ちが和らぐのがわかった。
彼女もその〔約束〕であればこの時間に部屋に押しかけられても文句はないということだ。
「月曜の約束は忘れていたのに、今日のことは覚えているんですね」
『ぐっふっふ!もちろんだよぉ♪』
ニヤニヤしている肝武田に、少し呆れたようにマルギッテも言葉を返す。
「確かに私は変態です。醜い男に飼われ、虐げられたい……」
「首をひもで繋がれ、まるで犬のように無様に裸で外を連れまわされたい……。人間の尊厳を捨てて飼い主の命令に従い尽くしたい……そんな願望を持っていました」
「ですがそれには飼い主という名の御主人様が必要です。日本でその願望を叶えるのは無理だと正直あきらめていました。侍の血を引き真面目な気質の人間が多い日本では、変態の飼い主になってくれる人などいないだろう……と」
「ですが、奇跡的にあなたが飼い主になってくれるというので、水曜日限定であなたのペットになる約束をしました」
「そして水曜日は早朝から裸で露出散歩をしながら登校する……その決まりも忘れてなどいませんが、いくらなんでも今はまだ朝の3時半ですよ!?朝と言うより深夜です。夏場とはいえ外はまだ暗闇……いくらなんでも非常識じゃありませんか?」
『ププッ!』
露出散歩をしようというのに何が非常識なんだと笑いを堪えるのが必死だったが、肝武田はいっそ彼女をからかってやろうと思い、引いてみることにした。
『え~……じゃあ今日は露出散歩やめとく?今から寝たらボクきっとしばらく起きれないと思うしぃ~』
「えっ!?」
まさか素直に引いてくるとは思わなかったマルギッテは、焦って取り繕った。
なんだかんだ言っても、やはり露出散歩をしたいのだ。
「ご、誤解を招いたのなら謝ります!その、そういうつもりではなかったのです」
「私があなたのペットになるのは『水曜日』という約束……今は早朝とはいえ既に水曜日です。飼い主である御主人様の命令は絶対です……だからどうかこの露出狂の変態牝犬マルギッテを、散歩に連れて行ってください、御主人様……」
『ぐっふっふ!そっかーならよかったぁ。それじゃさっそく服を脱いで首輪と紐をつけて出発だ』
「わんっ」
こうしてマルギッテは裸になり、自ら嬉嬉として首輪をつけ、リードを肝武田に持たせて散歩に出かけた。
適当に歩いて、そのまま川神学園を目指す。
道中の住宅地はもし人がいたとしても隠れる場所は十分にある。
問題は川沿いを歩く時だ。住宅地ほどの人通りは無いだろうが、開けた川沿いの道路は隠れる場所が無い。
それがマルギッテに露出狂としてもっとも快感を与える場所なのだが、もちろん肝武田も人対策はしていて、催眠薬を携帯している。
もし見られた場合は、マルギッテに命令してそれを相手に飲ませるという訳だ。
ただこの日は幸運にも人に見つからずに学園の近くまでくることができた。
校門まで100mくらいの位置まで来たところで太陽が昇り、あたりも明るくなった。
『ぐっふっふ!もうすぐ学園だけど陽が昇ってきたねぇ』
『誰にも見つからないといいけどぉ、もし見つかったってそれはそれでいいんでしょ?だってマルは破滅願望もある変態だもんね』
「わんわんっ」
吠えて返すマルギッテだが、散歩の最中に人語をすことを禁じたわけではない。
彼女自身が楽しむためにそうしているのだ。
破滅願望を持った変態と言われても、それを肯定するように笑顔で吠える。
彼女は完全にペットになりきっていた。
正面の校門は開いていないので、裏口からこっそり侵入したが、人の気配はない。
やはり時間が早すぎたようだ。
『うーん、わかってはいたけど早く着きすぎちゃったねぇ。授業まで2時間近くもあるよ』
「くぅ~ん……」
持て余した時間をどうするか考える二人だったが、肝武田は普段できないことをしようと考えた。
『そうだ!いいことを思いついた!』
「わん?」
思いつきをさっそく実行する為に、二人はある部屋に向かった。
その部屋の扉にも鍵はあったが、マルギッテなら簡単に開けることが出来た。
そして―――
パンパンパンッ
『ぐっふっふ!露出散歩ですっかり火照った朝一マンコは格別だねぇー』
「わんわんっ……きゃいんきゃいんっ
茶道部の部室である茶室。そこでマルギッテを犯していた。
視覚や体の自由を奪ってやると、彼女の体はさらに淫らにチンポを受け入れた。
そんな彼女を、さらに辱めればもっと締め付けが良くなると思い、意地悪な言葉をかける。
『おやっ、誰か来たみたいだねぇ』
「きゃうんっ!?」
『うおっ!?』
急激に締め付けが強くなり、思わず声が漏れる。
破滅願望も抱いている彼女は、きっとこの状況を見られたときのことを想像したのだろう。
愛液の量も明らかに増えていた。
パンパンパンパンッ
『あんまり声を出すと気付かれちゃうかもよ~』
「くぅん!?~~~ッッ!」
『おほっ!すっごい痙攣……ぐっふっふ!イッちゃったみたいだねぇ♪』
マルギッテがイッた後、肝武田も射精し、ネタバラシをした。
からかわれていたのだと知ると少しムッとした表情をしたが、尻を叩かれるとすぐに表情が蕩けてなされるがままになった。
そのまま挿入してセックスしているとあっという間に時間は経ち、いよいよ生徒が登校してくる時間になったので、マルギッテに追加の命令を与える。
『お前に与える命令はこれだよ。ごにょごにょ……』
「!?」
『わかったね?』
その内容に驚いた様子だが、確認されるとすぐに笑顔で返事をした。
「わん」
―――
―――
―――
昼休みの屋上にて
「ちゅぱちゅぱっ……ぺろっ、はぁはぁ……ちゅぱちゅぱっ」
『偉いねぇ、良く誰にも見つからずにここまでこれたねぇ』
「わんわんっ」
昼休み、トイレで服を全て脱ぎ捨てたマルギッテは、屋上で待っていた肝武田の所へと来ていた。
武士娘やそれに準ずる能力を持つ者であふれる学園内を裸で見つからずに移動するのは困難を極めた。
それでもなんとか命令された時間に辿り着くあたりさすがである。
そんな頑張った彼女は、御褒美として与えられたチンポにむしゃぶりついていた。
「じゅるじゅるっ、ちゅるるるっ」
『いや~それにしてもあのマルが昼休みに素っ裸でチンポ舐めてるなんて他の人には想像もつかないだろうね。こーんな変態だったならはやく教えてくれれば良かったのに♪』
「じゅばじゅばっ、じゅるるっ、じゅぼっ」
結局マルギッテはこの日、授業以外は一日中裸で過ごすことを強いられたのであった。
だが、それは変態思考を植え付けられた彼女にとっては幸せな1日だった。
翌、木曜日―――
例によって深夜までセックスを楽しんだ肝武田は、週の中と言うこともあってさすがに疲れていた。
日付が変わって3時に寝るまでの相手を務めたのは百代で、彼女のセックスは最高だがその激しさ故に特に体力を使う相手だ。
女を辱めるのが好きな肝武田だが、連日やっていると飽きることもある。
この日がまさにそんな感じだったが、彼はちゃんとモチベーションを高める方法を取り入れていた。
放課後になるとマルギッテを探して声を掛ける。
『ねーマルさん、二人で一緒に帰らない?』
笑顔で話しかけるも、彼に対する彼女の反応は非常に冷ややかだった。
「肝武田満児、私があなたと……まして二人で帰宅するなどありえないと知りなさい」
『ええっ』
「というより、私に近付かないでください。こうして話をしているところを誰かに見られ、友人だと思われでもしたらどうするのですか。考えるだけで虫唾が走ります」
『そ、そんなこと言わないでさ』
「……」
『うっ』
まるで汚物を見るように、蔑んだ目を向けるマルギッテ。
とても昨日まで幸せそうにチンポをしゃぶっていた女には見えない。
だがこれが本来の彼女の姿であり、生理的に受け付けない相手に対しては容赦はない。
この後も食い下がる肝武田に暴言の数々を浴びせた彼女は、足早にその場を去ってしまった。
一人残された肝武田は、冷や汗を流しながら下卑た笑いを浮かべていた。
(いやぁ~暗示で危害を加えないようにしているとわかっていてもさすがの怖さ……)
(ぐっふっふ!あぁいう女を操るのが、たまらなく楽しいんだよねぇ)
心の中でまたモチベーションを高める肝武田であった。
金曜日の夜―――
「こんな時間に帰ってきて、今何時だと思っているのですか」
『明りがついてるから誰かと思ったけど、戦場から戻ってきたんだね。お帰り!』
「お帰りは私のセリフです。ちょっと気がかりなことがあったので、急いで帰ってきました」
『気がかり?』
夜の11時を回ったくらいに、肝武田が部屋に戻るとマルギッテが先に来ていた。
夏場とはいえかなりラフな格好をしているのも気になったが、話を切り出そうとする彼女は気まずそうにしている。
話すように促すと、頬を染めながら彼女は一冊の本を取り出して見せた。
「ひ、暇だったので掃除をしていたら……ベッドの下から、こここ、こんなものを見つけましたっ」
『あらっ、見つかっちゃったかー』
マルギッテが持っていたのは、いわゆるエロ同人誌であった。
かなりハードな内容が書かれていて、偶然ではあるが登場人物の調教されるスパイがマルギッテと似ている。
顔を赤らめているところを見ると、内容を理解しているようだ。
多分、なんだかんだで全部読んでしまったのだろう。
「こ、これは教育上ふふふ不適切と判断し、お姉ちゃん権限で捨てさせてもらいます……!」
『えー!それ買ったばかりなのに』
肝武田は捨てられるのを嫌がったが、それでも彼女は聞く耳を持たなかった。
「も、問答無用ですっ。ま、満ちゃんに拒否権はありませんっ」
「今日は金曜日、私が満ちゃんの姉になる曜日です。川神百代から聞きました、弟に姉の命令に逆らう権利など無い……と」
「ですから、この本の処分は避けられないものと知りなさい」
マルギッテはかけられた暗示によって、すっかり姉になりきっていた。
金曜は肝武田のことを大切に思う、良き姉になる日なのだ。
エロ本を処分されまいと肝武田はさらに食い下がる。
もちろん実際はエロ本などどうでも良いのだが、彼の狙いは姉となったマルギッテのある行動を引き出すためだった。
「ゴネても駄目なものは駄目です。この本を捨てる、これは決定事項です」
「私から頼んだこととはいえ、弟がいたことのない私に、『本当の姉と弟』になってくれると約束したではありませんか」
「ですから満ちゃんは弟として姉である私のいうことをちゃんと守ってもらいます」
『うぅ……わかったよ……弟だもんね……ボク』
明らかに気落ちする肝武田を見て、マルギッテも悪いとは思っているのだろう。
一生懸命、姉としてフォローした。
「そんなにへこまなくても……。この本の用途はせ、性欲処理に使う物なのでしょう?か、代りと言ってはなんですが……その、お姉ちゃんが責任を持って満ちゃんの性欲処理を……してあげます」
『ええー!お姉ちゃんがボクの性欲処理してくれるなんてうれしーなー。でもいいの?嫌じゃないの?オチンポ咥えてジュボジュボしたり、ザーメン飲んだりするんだよ』
わざとらしく驚き、喜ぶ肝武田。
嫌じゃないのかと聞かれたマルギッテは、なんでそんなことを聞くの?という表情だった。
「嫌……?何故です?姉が弟の性欲処理をするのはごく自然のことだと思いますが……?」
「それに満ちゃんのオチンポを咥えるのも、ザーメンを飲むのも、姉なら当然です。ですから、気にせず私に身を委ねなさい」
『ぐっふっふ!そこまで言うならお姉ちゃんにお任せするよー♪』
「はい」
こうして、マルッギッテは姉として弟の性欲処理を始めた。
フェラチオをすることにしたが、弟の要望でパイズリもセットだ。
昨日自分にあれだけキツイ態度を取ってきた女に、跪せてチンポをしゃぶらせるのは最高の気分だった。
「ちゅぱちゅぱっ……んんっ、どうですか、気持ちいいですか?」
『あぁもう最高だよサイコー。さすがマルさんだね!おっぱいもやわらかいし』
「くちゅくちゅ、ちゅるるっ……私の事はお姉ちゃんと呼びなさい」
『はーい!お姉ちゃん、もっとカリ裏を攻めてみてもらえる?』
「カリですね、わかりました。ぺろぺろっ」
『くぉおっ』
奉仕する本人も気持ちが高まってきたのか、マルギッテは熱心にチンポをしゃぶった。
最初は反応を気にしながら舐めていたが、少したつとすっかりチンポに集中し、味わうようにしゃぶっている。
「じゅぼじゅぼっ、じゅりゅるるるっ!」
『うぅ……で、出るっ』
「~~~ッ」
激しい奉仕に、肝武田もあっという間に射精してしまった。
大量の精液をマルギッテの口に流し込むと、彼女はそれを咀嚼して味わって見せ、それから飲みこんだ。
最後に口を開け、精液が無くなったことを見せるマルギッテが可愛く思えて頭を撫でると、少しムッとしたようだが、拒否はしなかった。
自分が低い立場にあり、目の前の男に屈する運命だと深層心理で理解していたからかもしれない。
―――
『いやぁ、いつもより凄いフェラだったねぇ』
「実はこれも川神百代に聞いたのですが、その……木曜日は彼女が満ちゃんの姉をしているというじゃないですか」
マルギッテの言う通り、百代は木曜日の姉担当だ。
肝武田はこの二人に限らず、気に入った姉属性の女を曜日ごとにふりわけ、自分の姉にしている。
それぞれ違う姉の対応が面白いからだ。
『あぁそうなんだよねぇ。実はこないだ海でナンパされちゃってさ、ホテルでパコってあげたらすっかり俺にメロメロの牝奴隷になっちゃってね』
『でもそれだけじゃつまらないから、木曜はお姉ちゃんになってもらってるんだ。いやぁ~なんでも面倒見てくれるいいお姉ちゃんだよ』
「そうだったんですか。で、でも私は百代のように甘くはありませんっ。それにその!今は私が姉です。百代のことは忘れなさい」
自分を前にして百代が姉として褒められたのが気に入らなかったのだろう。少し語気が強い。
「ちょっとお腹も出ていますよね?知っていますよ、最近は満ちゃんの恋人である黛由紀恵にご飯を作らせているせいで太ってきていると。ですから今日はこれからトレーニングです」
肝武田の予想と違う方向にやる気を出してしまった彼女は、トレーニングを拒否してもまるで取合わなかった。
それどころか、説教じみた流れになってしまう。
「満ちゃん、そもそもあなたは体重を落とす必要があると知りなさい」
(うげぇ……変なスイッチ入っちゃったなぁ。キーワードで催眠状態にするか?いやまてよ、もうすぐ日付が変わる)
「どうしたのですか?早く準備をしなさい」
黙る肝武田は、時計を確認してから口を開いた。
『随分と上から命令してるけどさ~、今が何時かわかって言ってるのかなぁ~?』
「時間?今はまだ……なっ!?」
時計は夜の12時を過ぎ、12時1分を指していた。
それを見たマルギッテは曜日が変わり、自分が姉ではなくなったと瞬時に理解した。
それは彼女と肝武田の関係が土曜日仕様になることを意味している。
「私としたことが……!」
『そういうこと。今はもう土曜日!ってことはもうわかるよねぇ♪』
「ごめんなさいっ。お兄ちゃんに命令してごめんなさいっ」
急にしおらしくなった彼女は、一生懸命頭を下げて謝る。
その理由は簡単だった。
「土曜日は私がお兄ちゃんの妹になる日なのにごめんなさいっ」
『悪い子にはお仕置が必要だよねぇ?お兄ちゃんにめーれーしちゃうような妹には罰を与えないとなぁ』
「うん、どんなことでも言ってね。妹は……お兄ちゃんの為に存在するんだから」
―――
―――
「へんしーん……ブイスリーッ」
『あーだめだめ、もう一回。ブイスリーの所は、ブイスリャアアーって感じにしないとだめだよ』
「えっと、ブイスラアアア!」
『違う違う!ラアアじゃなくて、リャアアだよ』
「うぅ、難しいです……」
恥ずかしいゴスロリの格好をさせてマルギッテを弄ぶ。
何を言われても一生懸命頑張る姿は、健気な妹そのものだった。
一通り遊んで満足した肝武田は、そのまま彼女を抱くことにした。
「うぅ、せっかく恥ずかしい格好までしたのに脱がせるなんて……お兄ちゃんヒドイです」
『ぐっふっふ!生意気な妹はチンポで懲らしめてやらないとなぁ』
ズブリッ
「ああああ~~~~」
その日は朝から夜まで、終始妹として辱められたマルギッテであった。
「~~~ッッ。こ、今度私がお姉ちゃんになったときはか、覚悟してもらいますよっ」
『ん~~~?つまり今日はもっと苛められたいってことかな~?』
「ひゃああんっ、だ、だめですお兄ちゃん……こんなとこでああっ」
あっという間に時間は過ぎ、翌日曜―――
「ホラ、マルさん、もうちょっと腰をひねって誘惑しないと、御主人様はエッチしてくれないぞ」
「わ、私はこんな男とセックスなどしたくありません……!」
この日のマルギッテは、水着で肝武田を誘惑させられていた。
クリスに命令されて嫌々そうしているのだが、彼女が逆らわないのは理由があった。
それは日曜日がマルギッテにとって、クリスに絶対服従の日だからだ。
既に完全な牝奴隷となったクリスは、マルギッテに鬼畜な命令をすることを厭わない。
マルギッテにしても、暗示によって昔から日曜日はクリスに絶対服従し、どんな過酷な命令も遂行してきたという記憶のせいで、逆らうことが出来ない。
『ぐっふっふ!随分嫌そうだけど、結局どうなの?ボクに抱かれたいの?抱かれたくないの?』
「クッ……!お、お前がクリスお嬢様の御主人様でなければ……!!」
「マルさん!御主人様に向かってその言葉はないだろう、ちゃんと気持ちを込めておねだりしなくちゃ」
「クリスお嬢様……!」
他でもないクリスに強く言われてしまい、本当に渋々と従う。
「……どうかあなたの牝奴隷であるクリスお嬢様に……絶対服従しているこの牝奴隷以下の私の体で……思う存分溜まったモノを発散……してください……」
『ぐっふっふ!よぉ~しそこまで言うならわかった!今日はこれからクリスも入れて乱交三昧だっ』
「なんと!私もマルさんと一緒に抱いてくれるのか!?あぁ……御主人様はなんて素敵なんだ!私は日本に来て本当に良かった……」
「クリスお嬢様……」
こうして、肝武田に対し正常な認識を持ちながら嫌々犯されるマルギッテと、セックスに幸せを感じる牝奴隷クリスを交えての3Pが始まった。
マルギッテは何をするにしても嫌々で、キスはもちろんフェラや挿入にも相当嫌がって見せた。
その度、クリスに言われてされるがままになるマルギッテは涙を浮かべているが、開発された体が感じているのは明らかで、とても犯し甲斐があった。
『うぅ、そ、そろそろ出すよっ』
「ああっ、そ、外にっ、外に出しなさっ」
「いや!御主人様、せっかくだし中に出してやってくれ。きっとマルさんも中に精液を放たれれば私の様に御主人様への愛が芽生えると思うんだ」
「お、お嬢様それだけはっ!」
「だーめだ。さ、御主人様、ズバッと中に出してやってくれ」
『言われなくてもっ、ハァハァ、中に出すよッッ』
「いやああああああ!!」
ドピュドピュドピュッ
「いやああ……」
「おーさすがは御主人様、マルさんのオマンコから精液が溢れるほど射精なんて普通出来ないぞ」
「いやああ……いやああ……」
『ぐっふっふ!それじゃあ第二ラウンド、始めるよー♪』
そのまま食事も惜しんで3Pは続いた。
日も暮れる頃にはクリスも疲れはて、寝てしまう。
そうなればマルギッテに命令する人間がいなくなり、セックスも終わりと思われただが、意外にもクリスはこういう時に限って頭の回転の良さを発揮し、命令を残してから寝た。
「マルさん、私が寝ても御主人様が満足するまで……ふぅわあ~~……セックスやめちゃだめだぞ。それじゃあお休み~~zzzZZ」
「そ、そんな―――」
そこから日付が変わるまでの数時間は、彼女にとってまさに地獄の時間となった。
そして週は明け、また月曜日がやってくる。
マルギッテが箸の使い方を教わる為に、性交渉をする日だ。
この日も肝武田の部屋に来た彼女は、当たり前の様に股を開く。
あれだけ昨日は嫌がったというのに、今日は自分から進んで挿入を促すのだ。
こういう前日とのギャップが、肝武田にとっては楽しくて仕方なかった。
「さっさとその小汚いチンポを私のオマンコに入れなさい。いつまでたってもお箸の使い方を学べないじゃないですか、残り1490回も残っているのですよ」
「もっと楽しそうにしろ?ご冗談!」
「確かに私は水曜日限定であなたのペットです。どんな命令にも従う牝犬です。金曜日はあなたの姉として振る舞いますし、土曜は妹です。」
「日曜日もクリスお嬢様の命令で実質的にあなたの奴隷の様な状態ですね。週7日のうち、4日はあなたの女といってもいいでしょう」
「しかし!それ以外の日は私と貴方は他人です。本来、私はあなたをゴミのように蔑んでいます。今日は契約に基づき、仕方なくあなたに体を開いているだけだと知りなさい」
「もっともこれらの過程でもし私が妊娠すれば一生をあなたに捧げる牝犬奴隷になるという約束、それも忘れてはいません。ですがそれは万に1つもありえないことと知りなさい。鍛えられたドイツ軍人である私の優秀な卵子が、あなたのような男の精子を受け入れるはずがなんひゃあああっ!?」
『あぁ、言ってなかったけど、毎週月曜日になるとマルさんの感度が倍になっていくから♪』
「しょ、そんなばかなんひゃああああ」
『それじゃあ今週も宜しくね、マルさん♪』
『うぉ!?』
川神学園の廊下で、一人のキモオタが呼びとめられていた。
名前は肝武田満児。
''きもたけだ まんじ''と読むのだが、その見た目から読みを変えられ、キモブタ、もしくはブタマンとあだ名されている男だ。
キモブタはこの日、放課後に留学生であるクリスティアーネ・フリードリヒの後を追っていた。そんな彼を呼び止めるのは、他でもないこの人だった。
マルギッテ・エーベルバッハ。
クリスのサポートで川神学園に通うドイツ軍兵士だ。
「お前に話があります」
『ボ、ボクに?』
「ここでは人目につきますから、私について来なさい。拒否権はありません」
クリスに対して、好からぬことを企んでいると直感したマルギッテは、即座に行動に移し、肝武田を呼び止めたのだ。
現在は使用されていない教室へ移動すると、多少距離を取り、明らかに警戒する様子で詰問を始める。
「まず初めに言っておきますが、私の戦闘力はお前が不穏な動きをした瞬間、即座に命を絶つことが出来る水準にある。そして私には一遍の油断も無い……それを肝に銘じておきなさい」
『わ、わかりましたっ』
強烈な殺気と、口にした言葉が本当であることを裏付けるに十分なオーラが彼女を纏っていて、肝武田も思わず声が裏返ってしまう。
マルギッテはクリスを尾行していたのは何故かと単刀直入に質問をしたが、肝武田は尾行していないと反論した。
そして自分はクリスに対して危害を加えるつもりは毛頭なく、そんなことを考えたことすらないという。
もちろんそんな言葉でマルギッテが簡単に引き下がるわけはない。詰問を続けていく。
「ではその手に持っている物はなんです?カメラでクリスお嬢様を盗撮しようとしていたのではありませんか?」
「仮にそうでなかったとしても、明らかにお嬢様の動線と重なり、かつ一定の距離を保ちながらの移動。客観的に見て、お嬢様を尾行していたのは間違いないでしょう」
『ゴクリ……!』
「その事実だけでも十分に危険な存在と言えます。とはいえまだ何もしていないのも事実……今回はそのカメラを没収するだけで済ませてあげます。それを私に差し出しなさい」
『うぅ、そ、そんなぁ……』
手に持っていたのは確かに普通のカメラだが、肝武田にとっては大事な物だった。
怯えつつも拒否の意志を示そうとするが、マルギッテの迫力に押されて冷や汗をかくばかりだった。
数分にも感じる数秒の無言、その沈黙の時間を動かしたのは、意外にも肝武田だった。
『まぬけな赤眼帯』
「――――」
肝武田がその言葉をいった途端、マルギッテの思考は停止し、脱力してその場に棒立ちとなってしまう。
直前まで放出していた強い殺気はもちろん、警戒心のまるでない、無防備な状態だ。
後ろで組んでいた手はだらんと下がり、明らかに力が抜けている。
そんな状態を確認した肝武田は、ゆっくりと距離を詰めた。
『ぐっふっふ!油断してない?ぶははは!確かに今は油断してなかったかもしれないけど、昨日は油断しまくってたんだよねぇ!』
『自分が既に堕ちてるともしらないでさ、ご丁寧に人目につかないところまで移動してくれて。いや~笑っちゃうよね』
そう、彼女は油断していた。
マルギッテが川神学園に通う理由であるクリスティアーネ・フリードリヒ。
実は彼女はもちろん、風間ファリミーの面々は既に、肝武田の催眠支配下に置かれていた。
心の好きに付け込まれ、肝武田のいいなりにされてしまった黛由紀恵の手によって、全員が催眠薬を飲まされていたのだ。
旅行の場で催眠薬を飲まされたこと、そして普段とまったく変わらないクリスにマルギッテはそんなことになっているなどまるで気付かなかった。
そしてクリスが勧めてきた催眠薬導入薬入りの飲み物をなんの疑いも抱かずに飲み欲し、自分も暗示をかけられてしまっていたのだ。
時間も遅く、複数の暗示をじっくりかけるには場所も悪かった。暗示をかけるクリスの手際も良いとは言えず。とりあえず導入のキーワードだけを設定され、解放されていたのだ。
それが昨晩の出来事である。
今日はたまたま歩くのが早いクリスを追いかける形になったために、マルギッテに声を掛けられたわけだ。
彼からすれば暗示をかけるのに最高のシチュエーションを、自分で用意してしまったマルギッテは間抜けとしか言いようがなかった。
『さぁーてどうしたもんかな。せっかくだから意識はそのままに操っちゃおっかなぁ♪』
『いや!その前にせっかくだからちょっとだけ脱がせちゃおうっかなぁ~』
人形のようにその場に固まるマルギッテの服に手を掛ける。
すると、わずかにだがピクリと体が反応したのがわかった。
『おっと、ハハ。さすがは軍人、催眠状態でも体に触れられると多少の反応はできちゃうんだねぇ。おーこわいこわい』
薬で導入した初回と違い、キーワードによる導入で、相手がクリスではないということもあり100%の催眠状態じゃないのかもしれない。
そう思った肝武田は、まずはマルギッテの警戒心を解く暗示を囁き、それから服を脱がせることにした。
『―――と、いうわけであなたはこの状態の時は僕に何をされても全て安心して受け入れてしまいます。わかりましたね?』
「はい……わかりました……」
しっかりと暗示が入ったことを確認し、いよいよマルギッテの服を脱がせていく。
『おお!クリスには聞いてたけど、いいオッパイだねぇ』
露わになった上半身、彼女の美しい体をいやらしく触る。
するとその体はどこを触ってもハリと弾力があり、無駄な脂肪が一切ないことを感じさせた。
しかし、女の魅力として必要な脂肪はしっかりと蓄えられ、軍人とは思えない完成された魅力を放っていた。
「……」
『おー、乳首もいい感じにコリコリしてる。あーでもこれはまだ開発されてない乳首だなぁ』
乳首を弄られてもまるで反応の無いマルギッテ。
もはや完全に無防備な彼女の体をさらに堪能する為に、肝武田はズボンを脱ぐように命じた。
『ぐっふっふ!なんか軍服を脱ぐと途端に女の子って感じだねぇ。ま、実際これからボクの女になっちゃうわけなんだけどさ♪』
一通り体を確認すると、マルギッテの行動を縛る暗示を入れていく。
自分に危害を加えないように、絶対に催眠のことを口外できないように。
そして、この場で彼女を辱める暗示を。
『これからボクが手を三回叩くと、あなたは意識を取戻します』
「手を……三回……意識を……取り戻す……」
『しかし、取り戻すのは意識だけです。体はマネキンのように固まり、自分の意志で動かすことはできません。声も出すことはできません』
「マネキン……体……動かせない……声も……出せない……」
暗示によって自由を奪い、無力化する。
加えて肝武田の命令を強制的に実行させる暗示を植込み、それをマルギッテが遂行すると絶頂してしまうようにもした。
おさらいすると、マルギッテにかけられた暗示はこうだ。
【意識だけが回復し、肉体的な自由を全て奪われ、命令にのみ従う。】
【命令をこなすと絶頂する。】
この状態で、意識を取り戻すマルギッテを待っているのは、言うまでも無く地獄だった。
―――パンッ
―――パンッ
―――
パンッ
「……」
『おっはようマルギッテちゃ~ん。意識戻ってると思うけど、聞こえてるかなぁ~?』
「……」
意識を取り戻したが、体の自由が効かないマルギッテ。
顔の表情すら作ることが出来ず、状況を理解することが出来ない。
肝武田から見ても、ピクリとも体を動かさないのでほんとうにマネキンのように見える。
だがその目に光は戻っており、意識が回復しているのは明らかだった。
どんな人間でも間違いなくパニック状態のはずなので、笑いが溢れる。
『ぐっふっふ!体、動かせないでしょ~?そりゃそうだよ、今のマルギッテちゃんはボクのマネキンなんだから♪』
「……」
顔を近づけて耳元で話しても反応は無い。
それでも肝武田には彼女の考えていることが手に取るようにわかった。
『ボクに何かされたって思ってるでしょ?薬かなんかで』
「……」
『まぁ正解っちゃ正解なんだけどね、それだけじゃ50点なんだよね』
「……」
『何をしたかっていうと、薬を飲ませて催眠状態にして、暗示をかけてボクの支配下にしちゃったんだよねぇ』
事実を一方的に突きつけていく肝武田。
マルギッテの心境はわからないが、この後に知る事実が彼女を絶望させたのは間違いない。
『さてここで問題!肝心の薬をマルギッテちゃんに飲ませたのは一体誰でしょう~?』
『次の中から選んでね!安心して、二択だから50%で当たるからさぁ♪』
『まずA!このボク、肝武田満児』
一人でクイズを始める肝武田。
自分に薬を飲ませた相手がわかるクイズに、マルギッテも真剣に聞いているに違いない。
だが、話の流れからいって、まずAの肝武田はありえないだろう。
とすると次のが犯人に間違いない―――
そう考えるのが自然だし、マルギッテもそう思っているだろう。
だが、肝武田から出た名前は予想できるはずもない、衝撃の人物だった。
『続いてB!ボクの牝奴隷となった……クリスティアーネ・フリードリヒちゃん!』
「……」
クリスの名前を出して、10数秒ほど間を開けて、肝武田が話を続けた。
『ぐっふっふ!考えがまとまったかなぁ?それじゃあ答えを聞こうかな!答えだと思う方を教えてねぇ、これは命令だからしゃべっていいよぉ』
そう命令されると、マルギッテの口がわずかに開き、答えをつぶやく。
「……Aの……肝武田……満……児……」
言葉がゆっくりで途切れ途切れなのは、恐らく他の言葉を言おうと必死なのだろう。
だが、命令に従うことしかできないマルギッテの口からは、問題の答え以外が発せられることは無い。
そして、回答せよという命令をこなしたことで、彼女は意識の中で絶頂した。
恐らく、急な絶頂でパニックに陥っていることだろう。
『おー!Aかぁ、いやー意外な答えだったなぁ。現実、意外と見えてないんだねぇ』
答えを聞いてニマニマする肝武田は、クイズ番組のように答えを溜めて焦らした。
絶頂したマルギッテの意識が正常に戻るのを待つ意味もあったが、それにしてもちょっと長い時間だった。
『よぉしそれじゃ答えを……あ、そうだ!答えを言う前に先にアレ済ませちゃおっか!マルギッテちゃんのことだから、きっともう冷静になってるよね?それはいいんだけど、楽しまなきゃダメだよ?クイズの答えを聞くときはドキドキしてなきゃ』
「……」
『だから、ボクがドキドキさせてあげるよっ♪』
そう言うが早いか、肝武田は顔をズイッと近づけ、キスをした。
『ぶっちゅうう~~~』
「……」
微動だにせず。表情もまったく変えずに一方的にキスをされるマルギッテ。
マネキンとなった彼女だが、1つだけ人間のように機能しているものがあった。
それは人間の代謝であり、恐らく意識が正常なことで、暗示の枠を超えて出たのだろう。
「……」
体からは冷や汗が流れ、さらに顔色がみるみるうちに青ざめていく。
その反応は、彼女が意識の中でショックを受けているからだろうことは簡単に予想できた。
『ありゃりゃ、ドキドキさせるつもりがショックを与えすぎたかー』
『仕方ないなー、それじゃあ他の方法でドキドキさせてあげるね』
そう言うと、今度はマルギッテに対し新たな命令を下した。
それは肝武田が、ある言葉を言うとまばたきをするというものだ。
もちろんまばたき自体には意味は無い。
それをこなしたマルギッテが、まばたきをする度に絶頂することに意味があるのだ。
『それじゃあウホッ』
「……」
『答えを発表するウホよ~♪』
「……」
『ウホウホウホウホッ!』
「……」
キーワードは〔ウホ〕。
その言葉を聞くたびにマルギッテはまばたきをし、1回1回絶頂する。
執拗にウホウホ言われたマルギッテは、やはりマネキンのように表情こそ全く変わらないが、見る見るうちに顔は赤くなっていく。
それに肝武田は満足した様で、いよいよ答えを発表することにした。
『ドキドキしたところで、答えを発表しまーす!』
『答えは――――B!Bのボクの牝奴隷となったクリスティアーネ・フリードリヒちゃんです!』
「……」
連続絶頂したばかりの彼女が、それを理解できているかはわからない。
しかし声は確実に届いているはずなので、肝武田は話を続けた。
『ざーんねーんでーしたー!マルギッテちゃんをこんな風にしちゃったのは他でもない、クリスお嬢様なんだよねぇ!』
『ほーんとチョロかったよ?クリスだけじゃなくて、風間ファミリー全員♪』
『まぁマルギッテちゃんも大概にチョロいよね、クリスもクリスの友達もみんなボクの奴隷になって、夜な夜なハーレムエッチしてるるっていうのにぜーんぜん気付かないんだからねぇ』
『ぐっふっふ!いやーこうしてまた一人ボクの牝奴隷が増えるかと思うと笑いが止まんないよブフフッ!』
「……」
興奮気味で喋るその言葉をマルギッテはどんな気持ちで聞いているのか。
自分が守るべきクリスが、目の前の男の牝奴隷になっているという事実を。
そしてそれに全く気付かず、こうして自らも貶められている事実を―――
ともかく問題に間違えたマルギッテは、ペナルティとして恥ずかしい写真を取られてしまうことになった。
跪かされ、裸でWピースをさせられ、それを撮影される屈辱。
それだけで十分に肝武田の支配欲を満たす物だったが、彼はアクセントとして、1つだけマルギッテに自由を許した。
何回も何回もウホウホ言葉を聞かせた後に……
『はぁはぁ、ちょっとウホウホ言い過ぎた……ハハ、ボクもちょっと疲れちゃったよ』
『それじゃあマルギッテちゃん、表情の自由だけ戻してあげるからね』
『さぁ~て、どんな表情を見せてくれるのかなぁ~ぐっふっふ!』
そうして、体の全てがマネキンだったマルギッテに、表情の自由が戻った。
彼女が最初にした表情とは―――
『ぐっひっひ!随分蕩けちゃってるねぇ♪それでもアヘらないあたり、頑張って耐えようとはしてるんだね。いやーさすがは軍人、並みの精神力じゃないねぇ』
「……」
度重なる絶頂の嵐―――
それにさらされたマルギッテの表情に凛々しさは残っておらず、快楽にだらしないアヘ顔を見せるのも時間の問題であることは明らかだった。
しかし、これ以上刺激を与えて快楽で思考を吹き飛ばすと、元に戻すのが面倒だ。
人目につかないとはいえ学園内であることには変わりがないので、肝武田はマルギッテに暗示を与えることにした。
その前にマルギッテの姿を写真に撮ることも忘れなかった。
『それじゃあマヌケな軍人マルギッテがぼくに逆らえないって理解してもらえた記念に、今の姿を撮影してあげるよ♪』
パシャッ
『い~い写真が撮れたよ。近い将来、完全に僕のモノになったら、この写真一緒に見ようね♪ぐっひっひ!これからも可愛がってあげるからねぇ』
―――
そうして暗示をかけ終わると、マルギッテを解放し自分も帰宅した。
この日は金曜日だったので、土日は風間ファミリーの秘密基地で乱交を楽しむことにした。
マルギッテにかけたある暗示も、月曜日から発動するようにしていたので、二日間は肝武田も彼女に手を出すことは無かった。
そして、この土日の二日間がマルギッテの生涯で最後の「正常に過ごせた」時間となった。
月曜日の夜―――
ピンポーン!
肝武田が1人暮らしをしているマンションのインターホンが鳴る。
夜の8時を過ぎた遅い時間だが、彼には誰が訪ねてきたかがわかっていた。
モニター越しに立っていたのは、マルギッテだった。
オートロックを解除し、玄関で出迎えると、彼女はちょっと不機嫌そうにしている。
それに対し肝武田は、ニヤニヤしながら応対した。
『どうしたの?こんな夜に?』
そんな言葉にマルギッテはさらにイライラしたようで、語気を強めた。
「どうしたの?ではありません!忘れたのですか、毎週月曜日はあなたとの性交渉の日です」
『ププ!あれー?そうだっけ~』
「まったく……!いいですか、あなたと私は先日契約を結びました。日本文化であるお箸の使い方を教えてくれる代わりに、私は毎週あなたと性交渉をすると約束したではありませんか」
「期限は1500回!初回だった先週は4回しましたから、残り1496回も残っているのですよ!」
『あーそういえばそうだったねぇ』
与えられた暗示を確認するかのように説明するマルギッテに、笑いを堪えるのが大変だった。
彼女が言った通り、マルギッテは月曜日に肝武田と性交渉をする約束をしたと思い込んでいる。
〔先週は4回した〕というのも当然ながら記憶を改竄されたもので、そんな事実は無い。
彼女は先週、軍の作戦行動で川神はおろか日本にすらいなかった。
もちろん、肝武田とセックスをするのも今日が初めてとなる。
「お邪魔します」
『シャワー浴びる?』
「結構です、事前に済ませてきました。今日はもう残り4時間を切っています、無駄な時間をかける暇はありません。さっそくお願いします」
『ぐっひっひ!おっけー』
部屋に入るなりベッドに直行し、寝そべる。
軍人らしくまったく無駄の無い動きと、真面目な表情が笑えた。
『それじゃあさっそくパコらせてもらおっかな。あ、最初は服を着たままでもいい?』
「……いいでしょう。但し1回だけです、しわになっては困ります」
「それから、私は同学年とはいえ年上です。敬語を使いなさい」
『ぐっふっふ!わかりましたー♪それじゃあマルギッテさんの体、いっただっきまーす』
「お、大きい……!」
さっそくマルギッテの味を確かめることにした肝武田は、彼女の下着だけを脱がしバックで挿入した。
恋人とするセックスではなく、あくまで肝武田の性欲処理でしかないので、言われなければ彼女も積極的には動かない。
だが、鍛えられた体による締りの良さと、既に直江大和に開発されたマルギッテのマンコは、他の武士娘と比べても劣らない快感を得られた。
軍服を着た彼女をバックで犯すのも征服欲が満たされて良かった。
あっという間に1回戦は終わり、今度は彼女の要望通り服を脱がせてプレイに挑む。
今度は正常位で、受け身の彼女をオナホの様に使った。
『さすがは軍人マンコ!ギュウギュウ締めつけてくるねぇー。ぜーんぜん喘がないからほんとオナホみたい♪』
「恋人同士の性交渉ではないのですから当然ですっ」
『まーそうだけどさ、もう直江とは別れたんでしょ?だったらボクが付き合ってあげてもいいよ♪』
「……ッ!それ以上気に障ることを言うと、私も相応の態度をとると知りなさい」
『おー怖っ』
マルギッテは最近、恋人の直江大和に振られたばかりだった。
それは肝武田が大和を催眠支配下に置き、そう命じたからに他ならない。
既に風間ファミリーの武士娘たちは全員肝武田のハーレム要員となっているが、男たちも全員支配下に置いていて、その中でも直江大和は寝取られマゾ軍師として肝武田に仕える存在となっている。
だがそれを知らない彼女は一方的に振られ、気落ちしていた。
そこをつかれ、ハメられながらも怒りを露わにしたが、既に彼女はそんな怒りよりも肝武田との性交渉を優先するようにされてしまっていた。
『相応の態度って、どんなかなー?セックスを辞めるってことならそれでもいいけど、ボクも約束は守れなくなっちゃうよぉ~?』
「クッ……それを持ち出すなんて卑怯です」
「……わかりました。背に腹は代えられません……そのまま続けてください」
『はーい♪』
再びピストンを再開する肝武田。
彼女にとって、箸の使い方を学ぶのは最優先事項なのだ。
その為なら多少の怒りも堪えて性交渉もこなして見せる。
感情より目的が優先するところがいかにも軍人らしいが、〔箸の使い方を教わる〕というくだらない目的の為に己を殺して頑張るマルギッテは滑稽だった。
『うぅ、で、でるよっ』
「……さっさと出しなさい。時間がもったいありません」
『で、でるぅっ!』
どぴゅどぴゅどぴゅ
こうしてこの日は日付が変わるまで性交渉が続き、その回数は実に6回を数えた。
―――
―――
―――
水曜日の早朝、クリスの部屋にて
「何者ですっ!?」
『ひっ』
「あぁ……あなたでしたか」
肝武田はまだ陽の登らないうちからマルギッテを訪ねていた。
この日の彼女はクリスの部屋を訪れていたので、同じ寮内で京や百代を抱いた後、そのままクリスの部屋に来たのだ。
当のマルギッテは寝ているところを起こされ、決して機嫌が良いとは言えない。
「こんな時間に何をしに来たのですか」
『何って忘れちゃったの~?今日は水曜日!アレをする約束だったじゃん』
約束と聞いて途端に苛立ちが和らぐのがわかった。
彼女もその〔約束〕であればこの時間に部屋に押しかけられても文句はないということだ。
「月曜の約束は忘れていたのに、今日のことは覚えているんですね」
『ぐっふっふ!もちろんだよぉ♪』
ニヤニヤしている肝武田に、少し呆れたようにマルギッテも言葉を返す。
「確かに私は変態です。醜い男に飼われ、虐げられたい……」
「首をひもで繋がれ、まるで犬のように無様に裸で外を連れまわされたい……。人間の尊厳を捨てて飼い主の命令に従い尽くしたい……そんな願望を持っていました」
「ですがそれには飼い主という名の御主人様が必要です。日本でその願望を叶えるのは無理だと正直あきらめていました。侍の血を引き真面目な気質の人間が多い日本では、変態の飼い主になってくれる人などいないだろう……と」
「ですが、奇跡的にあなたが飼い主になってくれるというので、水曜日限定であなたのペットになる約束をしました」
「そして水曜日は早朝から裸で露出散歩をしながら登校する……その決まりも忘れてなどいませんが、いくらなんでも今はまだ朝の3時半ですよ!?朝と言うより深夜です。夏場とはいえ外はまだ暗闇……いくらなんでも非常識じゃありませんか?」
『ププッ!』
露出散歩をしようというのに何が非常識なんだと笑いを堪えるのが必死だったが、肝武田はいっそ彼女をからかってやろうと思い、引いてみることにした。
『え~……じゃあ今日は露出散歩やめとく?今から寝たらボクきっとしばらく起きれないと思うしぃ~』
「えっ!?」
まさか素直に引いてくるとは思わなかったマルギッテは、焦って取り繕った。
なんだかんだ言っても、やはり露出散歩をしたいのだ。
「ご、誤解を招いたのなら謝ります!その、そういうつもりではなかったのです」
「私があなたのペットになるのは『水曜日』という約束……今は早朝とはいえ既に水曜日です。飼い主である御主人様の命令は絶対です……だからどうかこの露出狂の変態牝犬マルギッテを、散歩に連れて行ってください、御主人様……」
『ぐっふっふ!そっかーならよかったぁ。それじゃさっそく服を脱いで首輪と紐をつけて出発だ』
「わんっ」
こうしてマルギッテは裸になり、自ら嬉嬉として首輪をつけ、リードを肝武田に持たせて散歩に出かけた。
適当に歩いて、そのまま川神学園を目指す。
道中の住宅地はもし人がいたとしても隠れる場所は十分にある。
問題は川沿いを歩く時だ。住宅地ほどの人通りは無いだろうが、開けた川沿いの道路は隠れる場所が無い。
それがマルギッテに露出狂としてもっとも快感を与える場所なのだが、もちろん肝武田も人対策はしていて、催眠薬を携帯している。
もし見られた場合は、マルギッテに命令してそれを相手に飲ませるという訳だ。
ただこの日は幸運にも人に見つからずに学園の近くまでくることができた。
校門まで100mくらいの位置まで来たところで太陽が昇り、あたりも明るくなった。
『ぐっふっふ!もうすぐ学園だけど陽が昇ってきたねぇ』
『誰にも見つからないといいけどぉ、もし見つかったってそれはそれでいいんでしょ?だってマルは破滅願望もある変態だもんね』
「わんわんっ」
吠えて返すマルギッテだが、散歩の最中に人語をすことを禁じたわけではない。
彼女自身が楽しむためにそうしているのだ。
破滅願望を持った変態と言われても、それを肯定するように笑顔で吠える。
彼女は完全にペットになりきっていた。
正面の校門は開いていないので、裏口からこっそり侵入したが、人の気配はない。
やはり時間が早すぎたようだ。
『うーん、わかってはいたけど早く着きすぎちゃったねぇ。授業まで2時間近くもあるよ』
「くぅ~ん……」
持て余した時間をどうするか考える二人だったが、肝武田は普段できないことをしようと考えた。
『そうだ!いいことを思いついた!』
「わん?」
思いつきをさっそく実行する為に、二人はある部屋に向かった。
その部屋の扉にも鍵はあったが、マルギッテなら簡単に開けることが出来た。
そして―――
パンパンパンッ
『ぐっふっふ!露出散歩ですっかり火照った朝一マンコは格別だねぇー』
「わんわんっ……きゃいんきゃいんっ
茶道部の部室である茶室。そこでマルギッテを犯していた。
視覚や体の自由を奪ってやると、彼女の体はさらに淫らにチンポを受け入れた。
そんな彼女を、さらに辱めればもっと締め付けが良くなると思い、意地悪な言葉をかける。
『おやっ、誰か来たみたいだねぇ』
「きゃうんっ!?」
『うおっ!?』
急激に締め付けが強くなり、思わず声が漏れる。
破滅願望も抱いている彼女は、きっとこの状況を見られたときのことを想像したのだろう。
愛液の量も明らかに増えていた。
パンパンパンパンッ
『あんまり声を出すと気付かれちゃうかもよ~』
「くぅん!?~~~ッッ!」
『おほっ!すっごい痙攣……ぐっふっふ!イッちゃったみたいだねぇ♪』
マルギッテがイッた後、肝武田も射精し、ネタバラシをした。
からかわれていたのだと知ると少しムッとした表情をしたが、尻を叩かれるとすぐに表情が蕩けてなされるがままになった。
そのまま挿入してセックスしているとあっという間に時間は経ち、いよいよ生徒が登校してくる時間になったので、マルギッテに追加の命令を与える。
『お前に与える命令はこれだよ。ごにょごにょ……』
「!?」
『わかったね?』
その内容に驚いた様子だが、確認されるとすぐに笑顔で返事をした。
「わん」
―――
―――
―――
昼休みの屋上にて
「ちゅぱちゅぱっ……ぺろっ、はぁはぁ……ちゅぱちゅぱっ」
『偉いねぇ、良く誰にも見つからずにここまでこれたねぇ』
「わんわんっ」
昼休み、トイレで服を全て脱ぎ捨てたマルギッテは、屋上で待っていた肝武田の所へと来ていた。
武士娘やそれに準ずる能力を持つ者であふれる学園内を裸で見つからずに移動するのは困難を極めた。
それでもなんとか命令された時間に辿り着くあたりさすがである。
そんな頑張った彼女は、御褒美として与えられたチンポにむしゃぶりついていた。
「じゅるじゅるっ、ちゅるるるっ」
『いや~それにしてもあのマルが昼休みに素っ裸でチンポ舐めてるなんて他の人には想像もつかないだろうね。こーんな変態だったならはやく教えてくれれば良かったのに♪』
「じゅばじゅばっ、じゅるるっ、じゅぼっ」
結局マルギッテはこの日、授業以外は一日中裸で過ごすことを強いられたのであった。
だが、それは変態思考を植え付けられた彼女にとっては幸せな1日だった。
翌、木曜日―――
例によって深夜までセックスを楽しんだ肝武田は、週の中と言うこともあってさすがに疲れていた。
日付が変わって3時に寝るまでの相手を務めたのは百代で、彼女のセックスは最高だがその激しさ故に特に体力を使う相手だ。
女を辱めるのが好きな肝武田だが、連日やっていると飽きることもある。
この日がまさにそんな感じだったが、彼はちゃんとモチベーションを高める方法を取り入れていた。
放課後になるとマルギッテを探して声を掛ける。
『ねーマルさん、二人で一緒に帰らない?』
笑顔で話しかけるも、彼に対する彼女の反応は非常に冷ややかだった。
「肝武田満児、私があなたと……まして二人で帰宅するなどありえないと知りなさい」
『ええっ』
「というより、私に近付かないでください。こうして話をしているところを誰かに見られ、友人だと思われでもしたらどうするのですか。考えるだけで虫唾が走ります」
『そ、そんなこと言わないでさ』
「……」
『うっ』
まるで汚物を見るように、蔑んだ目を向けるマルギッテ。
とても昨日まで幸せそうにチンポをしゃぶっていた女には見えない。
だがこれが本来の彼女の姿であり、生理的に受け付けない相手に対しては容赦はない。
この後も食い下がる肝武田に暴言の数々を浴びせた彼女は、足早にその場を去ってしまった。
一人残された肝武田は、冷や汗を流しながら下卑た笑いを浮かべていた。
(いやぁ~暗示で危害を加えないようにしているとわかっていてもさすがの怖さ……)
(ぐっふっふ!あぁいう女を操るのが、たまらなく楽しいんだよねぇ)
心の中でまたモチベーションを高める肝武田であった。
金曜日の夜―――
「こんな時間に帰ってきて、今何時だと思っているのですか」
『明りがついてるから誰かと思ったけど、戦場から戻ってきたんだね。お帰り!』
「お帰りは私のセリフです。ちょっと気がかりなことがあったので、急いで帰ってきました」
『気がかり?』
夜の11時を回ったくらいに、肝武田が部屋に戻るとマルギッテが先に来ていた。
夏場とはいえかなりラフな格好をしているのも気になったが、話を切り出そうとする彼女は気まずそうにしている。
話すように促すと、頬を染めながら彼女は一冊の本を取り出して見せた。
「ひ、暇だったので掃除をしていたら……ベッドの下から、こここ、こんなものを見つけましたっ」
『あらっ、見つかっちゃったかー』
マルギッテが持っていたのは、いわゆるエロ同人誌であった。
かなりハードな内容が書かれていて、偶然ではあるが登場人物の調教されるスパイがマルギッテと似ている。
顔を赤らめているところを見ると、内容を理解しているようだ。
多分、なんだかんだで全部読んでしまったのだろう。
「こ、これは教育上ふふふ不適切と判断し、お姉ちゃん権限で捨てさせてもらいます……!」
『えー!それ買ったばかりなのに』
肝武田は捨てられるのを嫌がったが、それでも彼女は聞く耳を持たなかった。
「も、問答無用ですっ。ま、満ちゃんに拒否権はありませんっ」
「今日は金曜日、私が満ちゃんの姉になる曜日です。川神百代から聞きました、弟に姉の命令に逆らう権利など無い……と」
「ですから、この本の処分は避けられないものと知りなさい」
マルギッテはかけられた暗示によって、すっかり姉になりきっていた。
金曜は肝武田のことを大切に思う、良き姉になる日なのだ。
エロ本を処分されまいと肝武田はさらに食い下がる。
もちろん実際はエロ本などどうでも良いのだが、彼の狙いは姉となったマルギッテのある行動を引き出すためだった。
「ゴネても駄目なものは駄目です。この本を捨てる、これは決定事項です」
「私から頼んだこととはいえ、弟がいたことのない私に、『本当の姉と弟』になってくれると約束したではありませんか」
「ですから満ちゃんは弟として姉である私のいうことをちゃんと守ってもらいます」
『うぅ……わかったよ……弟だもんね……ボク』
明らかに気落ちする肝武田を見て、マルギッテも悪いとは思っているのだろう。
一生懸命、姉としてフォローした。
「そんなにへこまなくても……。この本の用途はせ、性欲処理に使う物なのでしょう?か、代りと言ってはなんですが……その、お姉ちゃんが責任を持って満ちゃんの性欲処理を……してあげます」
『ええー!お姉ちゃんがボクの性欲処理してくれるなんてうれしーなー。でもいいの?嫌じゃないの?オチンポ咥えてジュボジュボしたり、ザーメン飲んだりするんだよ』
わざとらしく驚き、喜ぶ肝武田。
嫌じゃないのかと聞かれたマルギッテは、なんでそんなことを聞くの?という表情だった。
「嫌……?何故です?姉が弟の性欲処理をするのはごく自然のことだと思いますが……?」
「それに満ちゃんのオチンポを咥えるのも、ザーメンを飲むのも、姉なら当然です。ですから、気にせず私に身を委ねなさい」
『ぐっふっふ!そこまで言うならお姉ちゃんにお任せするよー♪』
「はい」
こうして、マルッギッテは姉として弟の性欲処理を始めた。
フェラチオをすることにしたが、弟の要望でパイズリもセットだ。
昨日自分にあれだけキツイ態度を取ってきた女に、跪せてチンポをしゃぶらせるのは最高の気分だった。
「ちゅぱちゅぱっ……んんっ、どうですか、気持ちいいですか?」
『あぁもう最高だよサイコー。さすがマルさんだね!おっぱいもやわらかいし』
「くちゅくちゅ、ちゅるるっ……私の事はお姉ちゃんと呼びなさい」
『はーい!お姉ちゃん、もっとカリ裏を攻めてみてもらえる?』
「カリですね、わかりました。ぺろぺろっ」
『くぉおっ』
奉仕する本人も気持ちが高まってきたのか、マルギッテは熱心にチンポをしゃぶった。
最初は反応を気にしながら舐めていたが、少したつとすっかりチンポに集中し、味わうようにしゃぶっている。
「じゅぼじゅぼっ、じゅりゅるるるっ!」
『うぅ……で、出るっ』
「~~~ッ」
激しい奉仕に、肝武田もあっという間に射精してしまった。
大量の精液をマルギッテの口に流し込むと、彼女はそれを咀嚼して味わって見せ、それから飲みこんだ。
最後に口を開け、精液が無くなったことを見せるマルギッテが可愛く思えて頭を撫でると、少しムッとしたようだが、拒否はしなかった。
自分が低い立場にあり、目の前の男に屈する運命だと深層心理で理解していたからかもしれない。
―――
『いやぁ、いつもより凄いフェラだったねぇ』
「実はこれも川神百代に聞いたのですが、その……木曜日は彼女が満ちゃんの姉をしているというじゃないですか」
マルギッテの言う通り、百代は木曜日の姉担当だ。
肝武田はこの二人に限らず、気に入った姉属性の女を曜日ごとにふりわけ、自分の姉にしている。
それぞれ違う姉の対応が面白いからだ。
『あぁそうなんだよねぇ。実はこないだ海でナンパされちゃってさ、ホテルでパコってあげたらすっかり俺にメロメロの牝奴隷になっちゃってね』
『でもそれだけじゃつまらないから、木曜はお姉ちゃんになってもらってるんだ。いやぁ~なんでも面倒見てくれるいいお姉ちゃんだよ』
「そうだったんですか。で、でも私は百代のように甘くはありませんっ。それにその!今は私が姉です。百代のことは忘れなさい」
自分を前にして百代が姉として褒められたのが気に入らなかったのだろう。少し語気が強い。
「ちょっとお腹も出ていますよね?知っていますよ、最近は満ちゃんの恋人である黛由紀恵にご飯を作らせているせいで太ってきていると。ですから今日はこれからトレーニングです」
肝武田の予想と違う方向にやる気を出してしまった彼女は、トレーニングを拒否してもまるで取合わなかった。
それどころか、説教じみた流れになってしまう。
「満ちゃん、そもそもあなたは体重を落とす必要があると知りなさい」
(うげぇ……変なスイッチ入っちゃったなぁ。キーワードで催眠状態にするか?いやまてよ、もうすぐ日付が変わる)
「どうしたのですか?早く準備をしなさい」
黙る肝武田は、時計を確認してから口を開いた。
『随分と上から命令してるけどさ~、今が何時かわかって言ってるのかなぁ~?』
「時間?今はまだ……なっ!?」
時計は夜の12時を過ぎ、12時1分を指していた。
それを見たマルギッテは曜日が変わり、自分が姉ではなくなったと瞬時に理解した。
それは彼女と肝武田の関係が土曜日仕様になることを意味している。
「私としたことが……!」
『そういうこと。今はもう土曜日!ってことはもうわかるよねぇ♪』
「ごめんなさいっ。お兄ちゃんに命令してごめんなさいっ」
急にしおらしくなった彼女は、一生懸命頭を下げて謝る。
その理由は簡単だった。
「土曜日は私がお兄ちゃんの妹になる日なのにごめんなさいっ」
『悪い子にはお仕置が必要だよねぇ?お兄ちゃんにめーれーしちゃうような妹には罰を与えないとなぁ』
「うん、どんなことでも言ってね。妹は……お兄ちゃんの為に存在するんだから」
―――
―――
「へんしーん……ブイスリーッ」
『あーだめだめ、もう一回。ブイスリーの所は、ブイスリャアアーって感じにしないとだめだよ』
「えっと、ブイスラアアア!」
『違う違う!ラアアじゃなくて、リャアアだよ』
「うぅ、難しいです……」
恥ずかしいゴスロリの格好をさせてマルギッテを弄ぶ。
何を言われても一生懸命頑張る姿は、健気な妹そのものだった。
一通り遊んで満足した肝武田は、そのまま彼女を抱くことにした。
「うぅ、せっかく恥ずかしい格好までしたのに脱がせるなんて……お兄ちゃんヒドイです」
『ぐっふっふ!生意気な妹はチンポで懲らしめてやらないとなぁ』
ズブリッ
「ああああ~~~~」
その日は朝から夜まで、終始妹として辱められたマルギッテであった。
「~~~ッッ。こ、今度私がお姉ちゃんになったときはか、覚悟してもらいますよっ」
『ん~~~?つまり今日はもっと苛められたいってことかな~?』
「ひゃああんっ、だ、だめですお兄ちゃん……こんなとこでああっ」
あっという間に時間は過ぎ、翌日曜―――
「ホラ、マルさん、もうちょっと腰をひねって誘惑しないと、御主人様はエッチしてくれないぞ」
「わ、私はこんな男とセックスなどしたくありません……!」
この日のマルギッテは、水着で肝武田を誘惑させられていた。
クリスに命令されて嫌々そうしているのだが、彼女が逆らわないのは理由があった。
それは日曜日がマルギッテにとって、クリスに絶対服従の日だからだ。
既に完全な牝奴隷となったクリスは、マルギッテに鬼畜な命令をすることを厭わない。
マルギッテにしても、暗示によって昔から日曜日はクリスに絶対服従し、どんな過酷な命令も遂行してきたという記憶のせいで、逆らうことが出来ない。
『ぐっふっふ!随分嫌そうだけど、結局どうなの?ボクに抱かれたいの?抱かれたくないの?』
「クッ……!お、お前がクリスお嬢様の御主人様でなければ……!!」
「マルさん!御主人様に向かってその言葉はないだろう、ちゃんと気持ちを込めておねだりしなくちゃ」
「クリスお嬢様……!」
他でもないクリスに強く言われてしまい、本当に渋々と従う。
「……どうかあなたの牝奴隷であるクリスお嬢様に……絶対服従しているこの牝奴隷以下の私の体で……思う存分溜まったモノを発散……してください……」
『ぐっふっふ!よぉ~しそこまで言うならわかった!今日はこれからクリスも入れて乱交三昧だっ』
「なんと!私もマルさんと一緒に抱いてくれるのか!?あぁ……御主人様はなんて素敵なんだ!私は日本に来て本当に良かった……」
「クリスお嬢様……」
こうして、肝武田に対し正常な認識を持ちながら嫌々犯されるマルギッテと、セックスに幸せを感じる牝奴隷クリスを交えての3Pが始まった。
マルギッテは何をするにしても嫌々で、キスはもちろんフェラや挿入にも相当嫌がって見せた。
その度、クリスに言われてされるがままになるマルギッテは涙を浮かべているが、開発された体が感じているのは明らかで、とても犯し甲斐があった。
『うぅ、そ、そろそろ出すよっ』
「ああっ、そ、外にっ、外に出しなさっ」
「いや!御主人様、せっかくだし中に出してやってくれ。きっとマルさんも中に精液を放たれれば私の様に御主人様への愛が芽生えると思うんだ」
「お、お嬢様それだけはっ!」
「だーめだ。さ、御主人様、ズバッと中に出してやってくれ」
『言われなくてもっ、ハァハァ、中に出すよッッ』
「いやああああああ!!」
ドピュドピュドピュッ
「いやああ……」
「おーさすがは御主人様、マルさんのオマンコから精液が溢れるほど射精なんて普通出来ないぞ」
「いやああ……いやああ……」
『ぐっふっふ!それじゃあ第二ラウンド、始めるよー♪』
そのまま食事も惜しんで3Pは続いた。
日も暮れる頃にはクリスも疲れはて、寝てしまう。
そうなればマルギッテに命令する人間がいなくなり、セックスも終わりと思われただが、意外にもクリスはこういう時に限って頭の回転の良さを発揮し、命令を残してから寝た。
「マルさん、私が寝ても御主人様が満足するまで……ふぅわあ~~……セックスやめちゃだめだぞ。それじゃあお休み~~zzzZZ」
「そ、そんな―――」
そこから日付が変わるまでの数時間は、彼女にとってまさに地獄の時間となった。
そして週は明け、また月曜日がやってくる。
マルギッテが箸の使い方を教わる為に、性交渉をする日だ。
この日も肝武田の部屋に来た彼女は、当たり前の様に股を開く。
あれだけ昨日は嫌がったというのに、今日は自分から進んで挿入を促すのだ。
こういう前日とのギャップが、肝武田にとっては楽しくて仕方なかった。
「さっさとその小汚いチンポを私のオマンコに入れなさい。いつまでたってもお箸の使い方を学べないじゃないですか、残り1490回も残っているのですよ」
「もっと楽しそうにしろ?ご冗談!」
「確かに私は水曜日限定であなたのペットです。どんな命令にも従う牝犬です。金曜日はあなたの姉として振る舞いますし、土曜は妹です。」
「日曜日もクリスお嬢様の命令で実質的にあなたの奴隷の様な状態ですね。週7日のうち、4日はあなたの女といってもいいでしょう」
「しかし!それ以外の日は私と貴方は他人です。本来、私はあなたをゴミのように蔑んでいます。今日は契約に基づき、仕方なくあなたに体を開いているだけだと知りなさい」
「もっともこれらの過程でもし私が妊娠すれば一生をあなたに捧げる牝犬奴隷になるという約束、それも忘れてはいません。ですがそれは万に1つもありえないことと知りなさい。鍛えられたドイツ軍人である私の優秀な卵子が、あなたのような男の精子を受け入れるはずがなんひゃあああっ!?」
『あぁ、言ってなかったけど、毎週月曜日になるとマルさんの感度が倍になっていくから♪』
「しょ、そんなばかなんひゃああああ」
『それじゃあ今週も宜しくね、マルさん♪』
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