ミリアリアは断れない~異変~
機動戦士ガンダムSEED - 2014年12月12日 (金)
ラクス・クラインを逃がしたキラに激しく憤るナタルとフレイ。
一方でロウゲスは既に気持ちを切り替えて予定通りミリアリアに手を出していた。
すでに『逆らえないっ酢』の摂取量が50mlを超え、常識の範疇なら多少無理なことを言っても断れなくなっているミリアリアに頼みごとをしていく。
周囲はもちろん本人も違和感は抱いているが、何故か断ることが出来ない
「いいよね、ね?」
「わ、わかった……あとであなたのところに食事を運べばいいのね。配給のじゃなくて、正規兵用の……」
「ふひひっ!ありがとう~」
このようにミリアリアにとっては面倒かつそれをする義理などまったくないようなことでも断ることが出来ない。
嫌だという気持ちが沸いても、断ろうという意思は逆らえないっ酢の効果で抑制されてしまっているのだ。
もちろんこの変化をトールも快くは思っていなかった。
この数日間はナタルの手配でなかなか同じシフトにならないが、それでもロウゲスの頼みごとを断らずに引き受けていることは薄々わかっていた。いくらなんでも醜いロウゲスと浮気はないだろうとは思ってはいても彼氏の立場で言えば嫉妬の感情が沸くのも当然だろう。
トール「ミリィ……いちいちあいつの頼みごとを聞いてたらきりがないぜ?大体あいつただの避難民の癖に図々しいんだよな」
「そうなんだけどね、なんか断りづらくって……雰囲気とか」
トール「まぁ確かにあいつキモイし断ったら怒りそうだけど……俺が代わりに断ってやろうか?」
「トールに気を使わせちゃ悪いよ。私のことだもん、私が断るわ」
トール「そっか」
心が作り変えられたわけではないので、ミリアリアは自分の意志で断ろうと考えた。
それでなくてもロウゲスのことは気持ち悪く思っていたし、このままだとトールとの中に亀裂が入りかねない状況でもあった。
艦内時間で深夜にあたる時、ロウゲスを呼び出して断りを入れようとする。
それなりの決意があるからか、意外にもミリアリアはちゃんと断りの言葉を伝えることができた。
しかし、このことがきっかけで逆に付け込まれてしまう。
「そっかぁ……ミリアリアちゃんの言いたいことはわかったよぉ。少し考えるから、このコーヒーでも飲んで10分くらい待ってよ、お願いだから」
「……まぁ、10分くらいならいいけど」
渋々10分待つことにしたミリアリアは渡されたコーヒーを飲みながら待った。
その中に逆らえないっ酢が含まれているとも知らずに……
――――
「そろそろ10分経つわよ」
「ふひひっ、それじゃあ答えるけどぉ、やっぱりこれまでお願いしたことはミリアリアちゃんに今まで通りやってもらいたいなぁ」
「はぁ!?」
予想外の言葉に驚きの声をあげる。ちゃんと断っただけに納得すると思っていたからだ。
「むしろせっかくだし僕からまたお願いがあるんだよねぇ!」
「何言ってんのよ!?断りにきたのに他の頼みなんて受けるわけないでしょ!」
「それそれ、まずは怒りを収めて欲しいんだよね。それと一度了承したお願いはこれからもずっと続けて欲しいんだよぉ、僕がいいという間で。お願いだからさぁ」
「ふ、ふざけ……」
(あれ……?でもなんかそう言われると怒る気が全く起きないし……一旦受けたお願いをこれから続けるのを断るのも……なんか……あれ?)
「え、えと……」
さっき飲んだコーヒーに含まれていた逆らえないっ酢も含めて、合計摂取量が70mlに達しているミリアリアは既に『意識抵抗が相当弱まる。性行為など極端なものでも命令されれば逆らえない』状態となってしまっていた。
故に強い意志で断ろうと思っていたが、既に意識的な抵抗感がかなり薄れてしまい、断ろうという気がまるで起きなくなっていた。
その精神状態に本人は戸惑いを隠せなかった。
「ふひひっ、いいよね?」
「う……えと、その……わ、わかったわよ……」
(なんでなの……逆らおうって気持ちが……全然……)
「ふひひっ!それじゃあ、今まで通り頼むよぉ!」
「う、うん……」
流されるまま了承してしまったミリアリアは、戸惑っていた。
今だ正常な思考で、それがおかしいとはわかっているので、断る気がまるで起きない自分自身に対する戸惑いだ。
そんな彼女にロウゲスはもう1つお願いをした。
「ふひひっ、それと明日ミリアリアちゃんの休憩時間に部屋にお邪魔するから、他のところに行かないでねぇ。もし他の子がいたりしたら困るから二人っきりになれるように工夫してねぇ♪」
「ふ、二人っきり……うぅ……わ、わかったわ……」
「ありがとぉ!ふひひ、それじゃあまた明日ねぇ~」
部屋に戻ったミリアリアはその夜寝付くことができなかった
つづく
一方でロウゲスは既に気持ちを切り替えて予定通りミリアリアに手を出していた。
すでに『逆らえないっ酢』の摂取量が50mlを超え、常識の範疇なら多少無理なことを言っても断れなくなっているミリアリアに頼みごとをしていく。
周囲はもちろん本人も違和感は抱いているが、何故か断ることが出来ない
「いいよね、ね?」
「わ、わかった……あとであなたのところに食事を運べばいいのね。配給のじゃなくて、正規兵用の……」
「ふひひっ!ありがとう~」
このようにミリアリアにとっては面倒かつそれをする義理などまったくないようなことでも断ることが出来ない。
嫌だという気持ちが沸いても、断ろうという意思は逆らえないっ酢の効果で抑制されてしまっているのだ。
もちろんこの変化をトールも快くは思っていなかった。
この数日間はナタルの手配でなかなか同じシフトにならないが、それでもロウゲスの頼みごとを断らずに引き受けていることは薄々わかっていた。いくらなんでも醜いロウゲスと浮気はないだろうとは思ってはいても彼氏の立場で言えば嫉妬の感情が沸くのも当然だろう。
トール「ミリィ……いちいちあいつの頼みごとを聞いてたらきりがないぜ?大体あいつただの避難民の癖に図々しいんだよな」
「そうなんだけどね、なんか断りづらくって……雰囲気とか」
トール「まぁ確かにあいつキモイし断ったら怒りそうだけど……俺が代わりに断ってやろうか?」
「トールに気を使わせちゃ悪いよ。私のことだもん、私が断るわ」
トール「そっか」
心が作り変えられたわけではないので、ミリアリアは自分の意志で断ろうと考えた。
それでなくてもロウゲスのことは気持ち悪く思っていたし、このままだとトールとの中に亀裂が入りかねない状況でもあった。
艦内時間で深夜にあたる時、ロウゲスを呼び出して断りを入れようとする。
それなりの決意があるからか、意外にもミリアリアはちゃんと断りの言葉を伝えることができた。
しかし、このことがきっかけで逆に付け込まれてしまう。
「そっかぁ……ミリアリアちゃんの言いたいことはわかったよぉ。少し考えるから、このコーヒーでも飲んで10分くらい待ってよ、お願いだから」
「……まぁ、10分くらいならいいけど」
渋々10分待つことにしたミリアリアは渡されたコーヒーを飲みながら待った。
その中に逆らえないっ酢が含まれているとも知らずに……
――――
「そろそろ10分経つわよ」
「ふひひっ、それじゃあ答えるけどぉ、やっぱりこれまでお願いしたことはミリアリアちゃんに今まで通りやってもらいたいなぁ」
「はぁ!?」
予想外の言葉に驚きの声をあげる。ちゃんと断っただけに納得すると思っていたからだ。
「むしろせっかくだし僕からまたお願いがあるんだよねぇ!」
「何言ってんのよ!?断りにきたのに他の頼みなんて受けるわけないでしょ!」
「それそれ、まずは怒りを収めて欲しいんだよね。それと一度了承したお願いはこれからもずっと続けて欲しいんだよぉ、僕がいいという間で。お願いだからさぁ」
「ふ、ふざけ……」
(あれ……?でもなんかそう言われると怒る気が全く起きないし……一旦受けたお願いをこれから続けるのを断るのも……なんか……あれ?)
「え、えと……」
さっき飲んだコーヒーに含まれていた逆らえないっ酢も含めて、合計摂取量が70mlに達しているミリアリアは既に『意識抵抗が相当弱まる。性行為など極端なものでも命令されれば逆らえない』状態となってしまっていた。
故に強い意志で断ろうと思っていたが、既に意識的な抵抗感がかなり薄れてしまい、断ろうという気がまるで起きなくなっていた。
その精神状態に本人は戸惑いを隠せなかった。
「ふひひっ、いいよね?」
「う……えと、その……わ、わかったわよ……」
(なんでなの……逆らおうって気持ちが……全然……)
「ふひひっ!それじゃあ、今まで通り頼むよぉ!」
「う、うん……」
流されるまま了承してしまったミリアリアは、戸惑っていた。
今だ正常な思考で、それがおかしいとはわかっているので、断る気がまるで起きない自分自身に対する戸惑いだ。
そんな彼女にロウゲスはもう1つお願いをした。
「ふひひっ、それと明日ミリアリアちゃんの休憩時間に部屋にお邪魔するから、他のところに行かないでねぇ。もし他の子がいたりしたら困るから二人っきりになれるように工夫してねぇ♪」
「ふ、二人っきり……うぅ……わ、わかったわ……」
「ありがとぉ!ふひひ、それじゃあまた明日ねぇ~」
部屋に戻ったミリアリアはその夜寝付くことができなかった
つづく
- 関連記事
-
- 機動戦士ガンダムMCEED R〔PHASE-05 消える処女膜〕 (2015/05/24)
- 機動戦士ガンダムMCEED R〔PHASE-04 ナタルの忠誠〕 (2015/05/21)
- 機動戦士ガンダムMCEED R〔PHASE-03 奴隷の奉仕〕 (2015/05/17)
- 機動戦士ガンダムMCEED R〔PHASE-02 催眠奴隷マリュー・ラミアス〕 (2015/05/10)
- 機動戦士ガンダムMCEED R〔PHASE-01 アルテミスの二兄弟〕 (2015/05/06)
- ミリアリアは断れない~性欲処理のやり方~ (2015/02/15)
- ミリアリアは断れない~性欲処理~ (2015/01/18)
- ミリアリアは断れない~異変~ (2014/12/12)
- ラクス・クラインは操れない (2014/11/24)
- ロウゲスの女、フレイ・アルスター (2014/10/11)
- 遂に抱かれる女、フレイ・アルスター (2014/09/08)
- 覚悟を決める女、フレイ・アルスター (2014/08/24)
- 父に嫌悪感を抱く女、フレイ・アルスター (2014/08/22)
- 迷う女、フレイ・アルスター (2014/07/28)
- さらに焦らされる女、フレイ・アルスター (2014/07/12)