頭の悪いフルムーン、奪われるルナテミス 後編
悪の女幹部 フルムーンナイト - 2019年08月07日 (水)
「ハハ、下着がびしょびしょじゃねーか」
「こ、これはお前がっ!」
「まぁな。言いつけどおり、ちゃんとローター入れてきたのは偉いが……こんなに濡らせとまでは言ってないぞ」
「そ、それはっ……くぅ!」
調教の連続で、ルナテミスは従順になりつつあった。
生活に支障が無いように嘘をつけるようにはしてもらえたが、元々単純なルナテミスの嘘を見破るのは簡単だった。
口では抵抗していても、既に体は屈してきているのも態度でわかる。
「ここまで濡れてるならすぐハメれるな。そこの木に手を付いてケツを向けろ」
「うぅ……くそぉ……」
「くぅ……んんっ
ああ、あっ
」
「ハハ、お前のマンコもいい感じに馴染んできたな。チンポに吸い付くようだ」
「んなっ!?ば、馬鹿なことを言うなっ」
「そうか?俺は凄く気持ちいいけど……な!」
「あひいっ
そ、そんな奥まで入れるなぁ
」
「奥行きもちょうど良いぞ」
ズドンと奥までチンポを押し込むと、亀頭の先が中の最奥にギリギリ到達する。
ルナテミスのマンコはエクマのチンポにピッタリのサイズだった。
「そろそろ中にだすぞ」
「んんっ
い、嫌ぁ……」
嫌そうにはとても見えないと笑いつつ、高まる精をエクマは放った。
「でてるっ、エクマの精液が……あああっ
」
容赦なく中出しされ、それと同時に調教された体が絶頂してしまう。
ぐったりと倒れ込むルナテミスに、エクマはまた夜に抱いてやると吐き捨ててどこかへと去った。
―――
―――
―――
「わ、私をエサに輝夜に宣誓させろだと……!?」
「そうだ。お前にしたように、カグヤにも宣誓させて力を奪う」
「お前の命と引き換えと脅せば、奴は従うだろう?」
エクマがルナテミスに要求したのは、仲間であり部下でもあるカグヤの力を奪ってしまうことだった。
自分だけならまだしも、カグヤに手が及ぶのはなんとしても避けたかったが、拒否権はない。
「カグヤに何をどう宣誓させる気だ……!?」
「エンブレムを差し出すのはもちろんだが、戦闘における技、知識、経験の全てを貰う」
「そ、そんなことしたらカグヤは!?」
「あぁそうだ。ただの女に成り下がるだろうな。ピースムーン以下の戦闘力になってエンブレムも失った女に、存在意義は無い」
「貴様……!」
幹部内でも上位に位置するカグヤが築き上げてきたもの全てを奪う。
それは命を奪うより残酷なことだ。
「そう睨むなよ。あいつから奪ったものはお前にも教えてやる」
「お前が欲した全知全能に一歩近づくな」
(ま、教えるのは一部だから俺はお前以上に強く、賢くなるがな)
「い、今更そんな力をもらったところで」
慰み者に落とされている今、カグヤの力を得ても今の状況は変わらない。
それがわかっているからルナテミスも激しく拒絶したが、結局は命令に逆らえずカグヤを貶めるのに力を尽くすこととなった。
―――
―――
―――
「ルナ様!?」
「す、すまないカグヤ……私は……!」
ルナテミスからSOSをキャッチしたカグヤは、単身救出に来ていた。
そこで目にしたのはエクマによって拘束され、凌辱された後のルナテミスだった。
憤慨し、即エクマを抹殺しようとするカグヤだったが、それは封じられてしまう。
「カグヤ、動くな!!」
「えっ!?……うぐ……!?ば、馬鹿な……そ、その紋章はっ!?」
「ハッハッハ、察しが良いな。もう気付いたか。そうだ、この力があればお前にも命令できる」
「例えば、命令してお前のエンブレムを差し出すようにとかな……!」
エンブレムの絶対力で命令され、格下のカグヤは逆らうことができない。
目の前の男がなぜ高位のエンブレムをもっているのか謎だったが、発言からルナテミスの紋章を奪ったとすぐに察した。
「ルナ様の紋章を奪ったわね!?」
「正解だ。お前のもこれから奪ってやる。ま、フルムーンのエンブレムが手元にある以上、お前のエンブレムなど不要だが、奪っておいて損もないしな」
「ふ、ふざけないで!!」
「か、カグヤ……こいつに従っちゃダメだ……言葉で宣誓すると……紋章を奪われてしまう……!」
ルナテミスがこの期に及んでカグヤに加担するような発言をしたが、それも予定に織り込み済み。
紋章を奪う方法をカグヤが知ったところで、ルナテミスの命を握っているうえに自身の紋章力があれば簡単に宣誓させることができるからだ。
「私から紋章を奪ってどうするつもり!?」
「紋章はオマケだ。それにお前にしてもらいたいこと自体は無い。俺が欲しいのはお前の忍びとしての力と知識なんだからな」
「私の紋章を奪っても、私の身につけているものは奪えない……!」
技術、経験、知識。
それらはカグヤが血の滲む努力で修得した物であり、奪い様がない。
教えるように命令されたところで、簡単に出来る事でもない。
だが、エクマの能力はそういった無形の物でも奪うことが出来る力だった。
「残念だが、俺はお前の全てを奪える」
「そもそも紋章だって物質として存在するものじゃないだろう?なのに奪える」
「だからお前の知識や力を奪う事だってできるんだよ」
「なんですって!?」
カグヤは血の気が引いた。
エクマが自分から奪おうとしているものが、カグヤにとっては自分の全てに等しい物だったからだ。
「どうせだったら自分の意志で差し出してもらいたいが、嫌だろうから差し出す理由を与えてやるよ」
「……ッ!」
「ルナテミスを助けたければ、お前の忍びとしての力と知識、全てを差し出すと宣誓しろ」
「そ、そんなこと……!!」
まだ紋章を使われていないので、口答えはできた。
だが、強制力を使われていなくともルナテミスの命を盾に脅されているのでは同じことだ。
「もし差し出せば、ルナテミスの命もお前の命も保障してやろう」
「私達の命……」
窮地を脱する方法を考え続けていたカグヤだが、もはや為す術なしと悟って宣誓してしまう。
「私はエクマに……」
「よ、よせ……!」
「忍びとしての力と知識、全てを差し出すことを誓います」
「ふふ、それでいいんだ」
「あああ!?」
宣誓した直後、カグヤの全身がうっすらと発光したかと思うと、その光は自然にエクマの体へと移り、数秒で消えた。
それと同時にエクマにカグヤの全てが宿り、力と知識が彼のものとなった。
「なんて凄い力なんだ!それにこの知識量……ハハ、月の忍びとはこれほどまでにすごいのか!」
全身にパワーが漲り、もはや敵無しとすら思えるほどの充実した力。
それは単に戦闘力のみならず、カグヤは絶対に使わないだろう禁術の数々も含まれていた。
「わ、私の全てが……あぁ……何も思い出せない……」
「ほ、本当に私は忍びだったのかすら……」
もはやピースムーン以下の普通の女と化したカグヤは、その場に力なくへたり込んでしまった。
「カグヤ……すまない……」
そんな悲惨な目に合わせてしまったルナテミスも、あまりの申し訳なさに涙を流し、視線をカグヤに向けることができない。
「カグヤはともかく、ルナテミス。お前はそう落ち込むなよ」
「約束通り命は助けてやるし、お前が望んでいた通りお前にもカグヤの力を与えてやる」
「い、いまさら……」
「いらないんならいい。しかしなんだ、カグヤの力を手にしてわかったが、本当にこいつは凄い忍びだったんだな」
「知識も技も、極まっているとはこのことだと良くわかる……それほどの力だ」
「さっそく俺が使ってやろう。そうだな、お前が使うのを躊躇っていたであろう禁忌の技……」
『月影流忍術 禁忌の奥義 穿刺愛植触』
「カグヤ。この技がどういうものかわかるか?」
「わからない……そんな技知らない……」
抜け殻のようなカグヤは瞳に光も無く、今にも崩れそうなほどに力が無い。
それほど『忍び』という部分を失ったことは彼女にとって大きなことだったのだ。
「今わからせてやる。月影流忍術……穿刺愛植触!!」
エクマは覚えたての技を使い、指の爪を立ててカグヤの体を刺すように掴んだ。
「きゃああっ!」
「か、カグヤ!?」
ただでさえ憔悴していたカグヤが捕まれた直後にぐったりとなったためルナテミスが心配するが、この技に殺傷能力は無いと言う。
「この技は心を愛に染める禁断の技だ」
「本来は色香に惑わされないターゲットを虜にして殺すため暗殺技だが……」
「今回はただ俺を愛させるために使わせてもらった」
「なんだと!?そんなことしたらカグヤはお前のことを!」
「あぁ。すぐに俺のことが好きで好きでたまらなくなる」
「私はあなたのことなんて……あ、ああっ!?」
「効果が出てきたようだな。ま、時間はあるから俺に抱かれたいって自分で言うまで待っていてやるぞ」
「そうだ。それまでお前が相手をしてやれ、ルナテミス」
「くぅ……!わ、わかり……ました……!」
カグヤの惨状を目の当たりにして消えかけていた反抗心がルナテミスに戻ったようだ。
しかし命令には逆らえないので、従うしかない。
「い、いやぁ……!」
「すまないカグヤ……命令されてしまってはどうしようもないんだ……」
二人とも逆らおうにもルナテミスは命令に逆らうことはできないし、カグヤは全ての力を奪われ振り払うこともできない。
(カグヤ……これでも抵抗しているつもりなのか……)
(こんなに非力になってしまうなんて……力を奪われるとはこんなにも残酷なのか……)
カグヤがただの女になってしまったことを理解し、ルナテミスも涙した。
そうこうしていると、カグヤは術の効果によってエクマへの愛が膨れ上がり、元々抱いていた幼馴染への愛すらも塗りつぶされてしまった。
忍としての力を失い、もはや術への耐性などまったくないカグヤが少しでも堪えられたのは、愛する人がいたから。
しかしそんな思いも禁忌の奥義の前では数分の時間しか持たなかったのだ。
「ああ……だ、抱いて……」
「カグヤを抱いてください……エクマさまぁ……
」
「思ったより早く堕ちたな」
「はい
堕ちました
」
「エクマさまへの愛で、私の心は埋め尽くされちゃいましたぁ
」
「カグヤ……」
「いいだろう。せっかくだからルナテミスの前でお前を抱いてやる」
エクマはカグヤを抱きかかえて挿入し、ルナテミスの目の前で犯した。
「どうだカグヤ。俺に抱かれてどういう気持ちかルナテミスに教えてやれ」
「ああんっ
う、嬉しいですっ
エクマ様にオマンコずぼずぼされてぇ、嬉しいですっ
」
「あ、ああ……そんな……」
「い、イックウウウウッ
」
ぷしゃっ と愛液をまき散らしながら絶頂したカグヤをみて、ルナテミスはもはやどうすることができないと諦め、うな垂れるのだった。
「こ、これはお前がっ!」
「まぁな。言いつけどおり、ちゃんとローター入れてきたのは偉いが……こんなに濡らせとまでは言ってないぞ」
「そ、それはっ……くぅ!」
調教の連続で、ルナテミスは従順になりつつあった。
生活に支障が無いように嘘をつけるようにはしてもらえたが、元々単純なルナテミスの嘘を見破るのは簡単だった。
口では抵抗していても、既に体は屈してきているのも態度でわかる。
「ここまで濡れてるならすぐハメれるな。そこの木に手を付いてケツを向けろ」
「うぅ……くそぉ……」
「くぅ……んんっ


「ハハ、お前のマンコもいい感じに馴染んできたな。チンポに吸い付くようだ」
「んなっ!?ば、馬鹿なことを言うなっ」
「そうか?俺は凄く気持ちいいけど……な!」
「あひいっ


「奥行きもちょうど良いぞ」
ズドンと奥までチンポを押し込むと、亀頭の先が中の最奥にギリギリ到達する。
ルナテミスのマンコはエクマのチンポにピッタリのサイズだった。
「そろそろ中にだすぞ」
「んんっ

嫌そうにはとても見えないと笑いつつ、高まる精をエクマは放った。
「でてるっ、エクマの精液が……あああっ

容赦なく中出しされ、それと同時に調教された体が絶頂してしまう。
ぐったりと倒れ込むルナテミスに、エクマはまた夜に抱いてやると吐き捨ててどこかへと去った。
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「わ、私をエサに輝夜に宣誓させろだと……!?」
「そうだ。お前にしたように、カグヤにも宣誓させて力を奪う」
「お前の命と引き換えと脅せば、奴は従うだろう?」
エクマがルナテミスに要求したのは、仲間であり部下でもあるカグヤの力を奪ってしまうことだった。
自分だけならまだしも、カグヤに手が及ぶのはなんとしても避けたかったが、拒否権はない。
「カグヤに何をどう宣誓させる気だ……!?」
「エンブレムを差し出すのはもちろんだが、戦闘における技、知識、経験の全てを貰う」
「そ、そんなことしたらカグヤは!?」
「あぁそうだ。ただの女に成り下がるだろうな。ピースムーン以下の戦闘力になってエンブレムも失った女に、存在意義は無い」
「貴様……!」
幹部内でも上位に位置するカグヤが築き上げてきたもの全てを奪う。
それは命を奪うより残酷なことだ。
「そう睨むなよ。あいつから奪ったものはお前にも教えてやる」
「お前が欲した全知全能に一歩近づくな」
(ま、教えるのは一部だから俺はお前以上に強く、賢くなるがな)
「い、今更そんな力をもらったところで」
慰み者に落とされている今、カグヤの力を得ても今の状況は変わらない。
それがわかっているからルナテミスも激しく拒絶したが、結局は命令に逆らえずカグヤを貶めるのに力を尽くすこととなった。
―――
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―――
「ルナ様!?」
「す、すまないカグヤ……私は……!」
ルナテミスからSOSをキャッチしたカグヤは、単身救出に来ていた。
そこで目にしたのはエクマによって拘束され、凌辱された後のルナテミスだった。
憤慨し、即エクマを抹殺しようとするカグヤだったが、それは封じられてしまう。
「カグヤ、動くな!!」
「えっ!?……うぐ……!?ば、馬鹿な……そ、その紋章はっ!?」
「ハッハッハ、察しが良いな。もう気付いたか。そうだ、この力があればお前にも命令できる」
「例えば、命令してお前のエンブレムを差し出すようにとかな……!」
エンブレムの絶対力で命令され、格下のカグヤは逆らうことができない。
目の前の男がなぜ高位のエンブレムをもっているのか謎だったが、発言からルナテミスの紋章を奪ったとすぐに察した。
「ルナ様の紋章を奪ったわね!?」
「正解だ。お前のもこれから奪ってやる。ま、フルムーンのエンブレムが手元にある以上、お前のエンブレムなど不要だが、奪っておいて損もないしな」
「ふ、ふざけないで!!」
「か、カグヤ……こいつに従っちゃダメだ……言葉で宣誓すると……紋章を奪われてしまう……!」
ルナテミスがこの期に及んでカグヤに加担するような発言をしたが、それも予定に織り込み済み。
紋章を奪う方法をカグヤが知ったところで、ルナテミスの命を握っているうえに自身の紋章力があれば簡単に宣誓させることができるからだ。
「私から紋章を奪ってどうするつもり!?」
「紋章はオマケだ。それにお前にしてもらいたいこと自体は無い。俺が欲しいのはお前の忍びとしての力と知識なんだからな」
「私の紋章を奪っても、私の身につけているものは奪えない……!」
技術、経験、知識。
それらはカグヤが血の滲む努力で修得した物であり、奪い様がない。
教えるように命令されたところで、簡単に出来る事でもない。
だが、エクマの能力はそういった無形の物でも奪うことが出来る力だった。
「残念だが、俺はお前の全てを奪える」
「そもそも紋章だって物質として存在するものじゃないだろう?なのに奪える」
「だからお前の知識や力を奪う事だってできるんだよ」
「なんですって!?」
カグヤは血の気が引いた。
エクマが自分から奪おうとしているものが、カグヤにとっては自分の全てに等しい物だったからだ。
「どうせだったら自分の意志で差し出してもらいたいが、嫌だろうから差し出す理由を与えてやるよ」
「……ッ!」
「ルナテミスを助けたければ、お前の忍びとしての力と知識、全てを差し出すと宣誓しろ」
「そ、そんなこと……!!」
まだ紋章を使われていないので、口答えはできた。
だが、強制力を使われていなくともルナテミスの命を盾に脅されているのでは同じことだ。
「もし差し出せば、ルナテミスの命もお前の命も保障してやろう」
「私達の命……」
窮地を脱する方法を考え続けていたカグヤだが、もはや為す術なしと悟って宣誓してしまう。
「私はエクマに……」
「よ、よせ……!」
「忍びとしての力と知識、全てを差し出すことを誓います」
「ふふ、それでいいんだ」
「あああ!?」
宣誓した直後、カグヤの全身がうっすらと発光したかと思うと、その光は自然にエクマの体へと移り、数秒で消えた。
それと同時にエクマにカグヤの全てが宿り、力と知識が彼のものとなった。
「なんて凄い力なんだ!それにこの知識量……ハハ、月の忍びとはこれほどまでにすごいのか!」
全身にパワーが漲り、もはや敵無しとすら思えるほどの充実した力。
それは単に戦闘力のみならず、カグヤは絶対に使わないだろう禁術の数々も含まれていた。
「わ、私の全てが……あぁ……何も思い出せない……」
「ほ、本当に私は忍びだったのかすら……」
もはやピースムーン以下の普通の女と化したカグヤは、その場に力なくへたり込んでしまった。
「カグヤ……すまない……」
そんな悲惨な目に合わせてしまったルナテミスも、あまりの申し訳なさに涙を流し、視線をカグヤに向けることができない。
「カグヤはともかく、ルナテミス。お前はそう落ち込むなよ」
「約束通り命は助けてやるし、お前が望んでいた通りお前にもカグヤの力を与えてやる」
「い、いまさら……」
「いらないんならいい。しかしなんだ、カグヤの力を手にしてわかったが、本当にこいつは凄い忍びだったんだな」
「知識も技も、極まっているとはこのことだと良くわかる……それほどの力だ」
「さっそく俺が使ってやろう。そうだな、お前が使うのを躊躇っていたであろう禁忌の技……」
『月影流忍術 禁忌の奥義 穿刺愛植触』
「カグヤ。この技がどういうものかわかるか?」
「わからない……そんな技知らない……」
抜け殻のようなカグヤは瞳に光も無く、今にも崩れそうなほどに力が無い。
それほど『忍び』という部分を失ったことは彼女にとって大きなことだったのだ。
「今わからせてやる。月影流忍術……穿刺愛植触!!」
エクマは覚えたての技を使い、指の爪を立ててカグヤの体を刺すように掴んだ。
「きゃああっ!」
「か、カグヤ!?」
ただでさえ憔悴していたカグヤが捕まれた直後にぐったりとなったためルナテミスが心配するが、この技に殺傷能力は無いと言う。
「この技は心を愛に染める禁断の技だ」
「本来は色香に惑わされないターゲットを虜にして殺すため暗殺技だが……」
「今回はただ俺を愛させるために使わせてもらった」
「なんだと!?そんなことしたらカグヤはお前のことを!」
「あぁ。すぐに俺のことが好きで好きでたまらなくなる」
「私はあなたのことなんて……あ、ああっ!?」
「効果が出てきたようだな。ま、時間はあるから俺に抱かれたいって自分で言うまで待っていてやるぞ」
「そうだ。それまでお前が相手をしてやれ、ルナテミス」
「くぅ……!わ、わかり……ました……!」
カグヤの惨状を目の当たりにして消えかけていた反抗心がルナテミスに戻ったようだ。
しかし命令には逆らえないので、従うしかない。
「い、いやぁ……!」
「すまないカグヤ……命令されてしまってはどうしようもないんだ……」
二人とも逆らおうにもルナテミスは命令に逆らうことはできないし、カグヤは全ての力を奪われ振り払うこともできない。
(カグヤ……これでも抵抗しているつもりなのか……)
(こんなに非力になってしまうなんて……力を奪われるとはこんなにも残酷なのか……)
カグヤがただの女になってしまったことを理解し、ルナテミスも涙した。
そうこうしていると、カグヤは術の効果によってエクマへの愛が膨れ上がり、元々抱いていた幼馴染への愛すらも塗りつぶされてしまった。
忍としての力を失い、もはや術への耐性などまったくないカグヤが少しでも堪えられたのは、愛する人がいたから。
しかしそんな思いも禁忌の奥義の前では数分の時間しか持たなかったのだ。
「ああ……だ、抱いて……」
「カグヤを抱いてください……エクマさまぁ……

「思ったより早く堕ちたな」
「はい


「エクマさまへの愛で、私の心は埋め尽くされちゃいましたぁ

「カグヤ……」
「いいだろう。せっかくだからルナテミスの前でお前を抱いてやる」
エクマはカグヤを抱きかかえて挿入し、ルナテミスの目の前で犯した。
「どうだカグヤ。俺に抱かれてどういう気持ちかルナテミスに教えてやれ」
「ああんっ



「あ、ああ……そんな……」
「い、イックウウウウッ

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