真・バカとテストと催眠術　２０話『ただいま』

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真・バカとテストと催眠術　２０話『ただいま』

バカとテストと召喚獣 - 2019年04月09日 (火)

「もうすぐ到着しますよ」

「早くみんなの顔が見たいな。秀吉や香織に先越されちゃったし」

「それについては申し訳ありませんでした。姉としてアキちゃんを完璧な牝奴隷に仕上げて御主人様に披露したいという気持ちが強く、その分訓練が長引いてしまいました」

「ううん、玲お姉ちゃんが謝る必要はないよ。おかげで明奈は誰にも負けないテクニックと完璧な女の子の振る舞いができるようになったんだもの」

「そう言っていただけると私も気持ちが楽になります。ふふ、玄児様のオチンポそっくりに作った特注のディルドーでアキちゃんが特訓したこと……他のお二人には内緒ですからね

」

「わかってるわ。バレたら二人とも絶対怒るもの

」

学園が近付いてきた。
あれから随分時間が経っちゃったけど、何より玄児様に合うのが楽しみで仕方ない。

あぁ……すっごくドキドキしてきちゃった……

「みんな変わりないかしら？」

「さぁ、私もしばらく学園を離れていましたから」

「それもそうよね」

「ですがトイレはだいぶ変わったらしいですよ」

「トイレが？どんな風に？」

綺麗に改装したのかしら？
もともと結構きれいだったとは思うけれど。

「男子トイレが廃止になったそうです」

「え、そうなの？」

「はい。新たに３種類に分類して改装したようなんです」

「『玄児様』『牝奴隷』『秀吉』の３種類に分けて、それぞれ利用者にあったトイレにしたとのことですよ」

「そっか！考えても見れば御主人様である玄児様と他の人間を一緒にするなんておかしいわよね～」

「あれ？でもそうすると男子はどうしてるの？」

「男子生徒は素養を持った人は牝奴隷のカテゴリーとして学園に残しましたが、後の大多数は自主退学したそうですよ♪」

「はは、そうなんだ」

自主退学って……みんな辞めさせられちゃったのね。
時期を見て御主人様以外の男は辞めさせるべきですって提案しようと思っていたけれど、きっと誰かが言ってくれたのね。
ふふ、ますます学園に行くのが楽しみになっちゃう

しばらくして、車は懐かしい文月学園の近くに停まった。

「私は駐車場の方に車を移動しますので、アキちゃんは是非校門から登校してください」

「うん！ありがとうお姉ちゃん！」

「では後程、職淫室で会いましょう♪」

「はーい

」

ようやく帰ってきた。この日をどれだけ待ったかしら。
短くて長かったけど、今日からいよいよ新しい人生が始まるんだわ。

赤路玄児様の牝奴隷に生まれ変わって、本当の自分として生きていく最初の一日……。

その記念すべきスタートをここから始められるなんて、私はなんて幸せ者なのかしら。

「すぅ～……はぁ……！」

体はもちろん、心の準備もよし！
私は深呼吸をしてから、学園の門を通って敷地内に入った。