僕だけが虐められる学園 番外編:バレンタインデー
オリジナルSS - 2019年02月14日 (木)
嫌だなぁ。
あぁ、本当に嫌だ。
今日学園に行くのが憂鬱で仕方ない。
何故なら今日はバレンタインだから。
世間じゃ楽しいイベントかもしれないけど、この学園じゃ楽しいどころか最低のイベント。
少なくとも僕にとってはね。
まずこの日、僕は箱を用意しなくちゃいけない。
もちろんバレンタインに関連してだけど、漫画とかでよくありがちなチョコを貰い過ぎて運ぶための物じゃない。
忘れちゃいけない。
僕はこの学園で虐められているんだ。
バレンタインチョコを僕がもらえるわけないし、もらえたとしても義理に決まってる。
ため息がでるよ。
僕は昇降口に入るとまず箱を置いて、それから自分の下駄箱をあける。
うちの学校は一応下駄箱にも鍵をかけられるんだけど、僕の下駄箱は鍵をかけたって無駄。
先生もグルだから、合鍵で勝手に開けちゃうんだ。
で、バレンタインな今日、下駄箱を開けると……。
ほらやっぱり!
たくさん入ってる。もちろんチョコなんかじゃない。
迷惑なプレゼントが下駄箱がぎゅうぎゅうになって靴が見えないほど入ってるんだ。
白にピンクに黒はもちろん……紫とかまである。
大概はどう見ても買ったばかりって物なんだけど、中には少し使用感のあるものも……これは先生だね。
そう、僕の下駄箱に入っていたのはこの学園の生徒や教師の勝負下着。
この学園では嫌いな奴に勝負下着を渡すのが恒例なんだ。
チョコでもいいんだよ?というかみんなバレンタインにはチョコを渡すものってちゃんと理解してる。
けどボクには勝負下着を渡してくるんだ。
使う相手がいないからって酷いよね。
僕を虐める為なら、高級な下着でも平気で差し出すなんてどこまで酷いんだ。
大体、僕がもらっても着れないし……正直ゴミだよ。
とにかく下駄箱から出さないと下着でパンパンで自分の靴を入れられないから、持ってきた箱に入れるんだ。
まぁ、これくらいならそれほどの量でもないんだけど……当然ながら下駄箱は僕にとってバレンタインのスタート地点に過ぎない。
廊下を歩いて教室まで向かうと、生徒も教師も変わった姿をしている。
バレンタインはスカート着用禁止なのが学園の校則だから、みんなスカートをはいてない。つまりパンツ丸見えってことだね。
それはいいんだけど、中にはノーパンの人がいる。
だから誰がボクにパンツをくれたのかは一目瞭然。パンツ履いてない人のが僕の下駄箱に入ってたってことだから。
時々話しかけてきて直接バレンタインって言って下着を渡してくる人もいる。
みんな学園でもトップクラスの女子達。
容姿に自信があるんだろうね、堂々とみんなの前で下着を脱いで手渡ししてくるんだから。
教室までの間で15人くらいは下着を渡してきたかな。
下駄箱のと合わせて、もうずいぶんな数になった。
持つのも面倒になってきたけど、廊下に置いておくわけにもいかないから教室にはいる。
そこでもため息がでる。
だって、クラスの全員がパンツ履いてないんだから。
つまり全員僕にバレンタインのパンツを送ったってこと。
下駄箱のだけじゃ数が合わないから、当然教室内にある僕のスペースにみんなパンツを忍び込ませているに違いない。
まず机。
脇のバッグとかをひっけるところにはパンツが何枚もひっかけてあるし、椅子の背もたれにもまるで頭に被らせるかのようにパンツが伸び伸びになってかけられてあった。
となると引出しも当然だけど、こっちはより過激だった。
パンツと一緒に陽性が出てる妊娠検査薬とラブレターが入ってたんだ。
ラブレターも中身はラブレターとはとても呼べない代物で、
『お前がパパになった証だぞ。言っておくが私が勝手に育ててやる。ざまぁみろ!』
って書いてあるんだ。
僕の子供……勝手に育てちゃうんだ。
僕に断りなく勝手に母になって勝手に子供を育てる。
一体どんな気分なんだろう。
クラスの女の子全員からバレンタインの贈り物をされて、一段落……とも言ってられないのがこの学園の恐ろしいところ。
朝のホームルームで担任の先生が教室に入ってくるんだけど、当然の如くパンツをはいてない。
それはわかりきってたことだからいいんだけど、予想できなかったのは理事長もホームルームに連れてきたこと。
この学園の理事長は名家の令嬢で、この学園の運営を任されている才女なんだけど、年齢は26歳と理事長としては凄く若いんだ。
そんな女理事長は教室に入ってくるなり僕を指名して、理事長室に連れて行くと言う。
理由は告げられなかったけど、バレンタイン絡みなのは間違いない。だってパンツ履いてるんだもん。
当然従うんだけど、僕を連れ出す時に言った言葉がもちろん『断りませんよね?』だって。
断れるわけがないって知ってるのにずるいよね。
その日は授業を免除という名のイジメで僕を勉強させない。
本当にこの学校は僕を虐めることに余念がないんだなった思せられたよ。
理事長室のある廊下に来た時、嫌な予感がしたんだ。
女の人の声がたくさん聞こえるんだもの。
案の定理事長室にはたくさんの女性がいて、理事長が一人一人紹介してきた。
みんな外部企業からに籍を置く非常勤理事で、いずれも名家の令嬢ばかり。
よくもまぁこんなに数を集めたもんだと思わず感心しちゃった。
一通りの自己紹介が終わると、女理事達は全員服を脱いで、瓶に入ったチョコを体に出したんだ。
そして僕に迫る。バレンタインチョコを受け取ってくださいって。
僕は渋々、理事の皆さんの女体チョコを頂いた。
酷く疲れるバレンタインの虐め……もうやめて欲しいと本気で思った。
あぁ、本当に嫌だ。
今日学園に行くのが憂鬱で仕方ない。
何故なら今日はバレンタインだから。
世間じゃ楽しいイベントかもしれないけど、この学園じゃ楽しいどころか最低のイベント。
少なくとも僕にとってはね。
まずこの日、僕は箱を用意しなくちゃいけない。
もちろんバレンタインに関連してだけど、漫画とかでよくありがちなチョコを貰い過ぎて運ぶための物じゃない。
忘れちゃいけない。
僕はこの学園で虐められているんだ。
バレンタインチョコを僕がもらえるわけないし、もらえたとしても義理に決まってる。
ため息がでるよ。
僕は昇降口に入るとまず箱を置いて、それから自分の下駄箱をあける。
うちの学校は一応下駄箱にも鍵をかけられるんだけど、僕の下駄箱は鍵をかけたって無駄。
先生もグルだから、合鍵で勝手に開けちゃうんだ。
で、バレンタインな今日、下駄箱を開けると……。
ほらやっぱり!
たくさん入ってる。もちろんチョコなんかじゃない。
迷惑なプレゼントが下駄箱がぎゅうぎゅうになって靴が見えないほど入ってるんだ。
白にピンクに黒はもちろん……紫とかまである。
大概はどう見ても買ったばかりって物なんだけど、中には少し使用感のあるものも……これは先生だね。
そう、僕の下駄箱に入っていたのはこの学園の生徒や教師の勝負下着。
この学園では嫌いな奴に勝負下着を渡すのが恒例なんだ。
チョコでもいいんだよ?というかみんなバレンタインにはチョコを渡すものってちゃんと理解してる。
けどボクには勝負下着を渡してくるんだ。
使う相手がいないからって酷いよね。
僕を虐める為なら、高級な下着でも平気で差し出すなんてどこまで酷いんだ。
大体、僕がもらっても着れないし……正直ゴミだよ。
とにかく下駄箱から出さないと下着でパンパンで自分の靴を入れられないから、持ってきた箱に入れるんだ。
まぁ、これくらいならそれほどの量でもないんだけど……当然ながら下駄箱は僕にとってバレンタインのスタート地点に過ぎない。
廊下を歩いて教室まで向かうと、生徒も教師も変わった姿をしている。
バレンタインはスカート着用禁止なのが学園の校則だから、みんなスカートをはいてない。つまりパンツ丸見えってことだね。
それはいいんだけど、中にはノーパンの人がいる。
だから誰がボクにパンツをくれたのかは一目瞭然。パンツ履いてない人のが僕の下駄箱に入ってたってことだから。
時々話しかけてきて直接バレンタインって言って下着を渡してくる人もいる。
みんな学園でもトップクラスの女子達。
容姿に自信があるんだろうね、堂々とみんなの前で下着を脱いで手渡ししてくるんだから。
教室までの間で15人くらいは下着を渡してきたかな。
下駄箱のと合わせて、もうずいぶんな数になった。
持つのも面倒になってきたけど、廊下に置いておくわけにもいかないから教室にはいる。
そこでもため息がでる。
だって、クラスの全員がパンツ履いてないんだから。
つまり全員僕にバレンタインのパンツを送ったってこと。
下駄箱のだけじゃ数が合わないから、当然教室内にある僕のスペースにみんなパンツを忍び込ませているに違いない。
まず机。
脇のバッグとかをひっけるところにはパンツが何枚もひっかけてあるし、椅子の背もたれにもまるで頭に被らせるかのようにパンツが伸び伸びになってかけられてあった。
となると引出しも当然だけど、こっちはより過激だった。
パンツと一緒に陽性が出てる妊娠検査薬とラブレターが入ってたんだ。
ラブレターも中身はラブレターとはとても呼べない代物で、
『お前がパパになった証だぞ。言っておくが私が勝手に育ててやる。ざまぁみろ!』
って書いてあるんだ。
僕の子供……勝手に育てちゃうんだ。
僕に断りなく勝手に母になって勝手に子供を育てる。
一体どんな気分なんだろう。
クラスの女の子全員からバレンタインの贈り物をされて、一段落……とも言ってられないのがこの学園の恐ろしいところ。
朝のホームルームで担任の先生が教室に入ってくるんだけど、当然の如くパンツをはいてない。
それはわかりきってたことだからいいんだけど、予想できなかったのは理事長もホームルームに連れてきたこと。
この学園の理事長は名家の令嬢で、この学園の運営を任されている才女なんだけど、年齢は26歳と理事長としては凄く若いんだ。
そんな女理事長は教室に入ってくるなり僕を指名して、理事長室に連れて行くと言う。
理由は告げられなかったけど、バレンタイン絡みなのは間違いない。だってパンツ履いてるんだもん。
当然従うんだけど、僕を連れ出す時に言った言葉がもちろん『断りませんよね?』だって。
断れるわけがないって知ってるのにずるいよね。
その日は授業を免除という名のイジメで僕を勉強させない。
本当にこの学校は僕を虐めることに余念がないんだなった思せられたよ。
理事長室のある廊下に来た時、嫌な予感がしたんだ。
女の人の声がたくさん聞こえるんだもの。
案の定理事長室にはたくさんの女性がいて、理事長が一人一人紹介してきた。
みんな外部企業からに籍を置く非常勤理事で、いずれも名家の令嬢ばかり。
よくもまぁこんなに数を集めたもんだと思わず感心しちゃった。
一通りの自己紹介が終わると、女理事達は全員服を脱いで、瓶に入ったチョコを体に出したんだ。
そして僕に迫る。バレンタインチョコを受け取ってくださいって。
僕は渋々、理事の皆さんの女体チョコを頂いた。
酷く疲れるバレンタインの虐め……もうやめて欲しいと本気で思った。
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