ひぐらしのなく頃に~操~「劣勢!魅音と詩音」
ひぐらしのなく頃に - 2014年10月07日 (火)
「ふひひっ、それじゃあ誰をGETしようかなぁームフフッ」
「くっ……!」
知恵の敗北による魅音チームへの罰は、肝一チームが魅音チームから二人選んで自軍へ移籍させるというものだった。
本来の予定では知恵が勝つことでレナと沙都子を奪い返し、肝一の孤立を作り出してそのまま勝ちきる算段。
結果的にはそれが裏目に出てしまう形となった。
「いやぁ~迷うなぁー。ふひひっ、別に魅音ちゃんと詩音ちゃんをダブルゲットしてもいいんだよねぇ?」
「もちろんよ♪」
「……!!」
「ちょっと肝一、あんた空気くらいよみなさいよ!?」
この通り魅音と詩音を奪うことも肝一にはできるのだ。
これで問題になるのは仮に魅音と詩音が肝一チームになる場合、それまでがどうであれ、同じチームの為に全力を尽くして戦わなくてはならない。
魅音と詩音が抜ければ残るのは梨花と羽入、裏切りが露見した鷹野、疑惑のかかる知恵である。
こうなっては勝ち目は無いに等しく、この状況だけはなんとしても避けたい。
故に魅音は精いっぱい自分達を選ばないよう肝一に訴えかけた。
「大体対戦チームのキャプテンを奪うなんて、そんなことしたら戦いが成立しないじゃないっ」
「う~ん……確かに魅音ちゃんを奪っても楽しくないなぁ……ふひひっ、じゃあここは特別に一番いらなそーな人にしてあげるよぉ」
「は、話がわかるじゃないか」
「それじゃあ指名するのはねぇ……鷹野さん!」
「フフ」
「それと知恵せんせー!」
「あら」
「この二人にするよぉ」
(ホッ……)
肝一が選らんだ鷹野と知恵は、指名されると笑顔を隠さず肝一のチームで戦うことを誓い、魅音チームから離れた。
「ふひひっ、ようこそ二人ともぉ!これからはボクのチーム員として全力で頼むよぉ!」
「もちろんよ、御主人様の為ならなんだってするわ」
「私も頑張ります!みんなで魅音さん達を倒しましょう!」
「くっ……!」
苦虫を噛んだような表情を見せる魅音だったが、内心は鷹野と知恵でホッとしていた。
それは詩音も同じだった。
「これでこっちは5人、みぃちゃん達は4人」
「人数的にも形勢逆転でございますわね」
「それにこちらはリーチだものねぇ~、勝ちは決まったようなものよー」
「そうだねぇ、ふひひっぼくも次で勝負を決めるつもりだよぉ。あ、でもちゃんとジャッジはしてねぇ」
「もちろん、審判としてはフェアに判定するわ。そういう御命令だったもの」
「あれだけこっちを不利にしておいてぬけぬけと……!」
「なんのことかしらぁ?仮にあなた達を不利にしたとしてもこのゲームの審判が私な以上、誰も逆らうことは許さないわよ」
「くっ……!」
人数的にも不利になり、このままでは魅音が精神的に持たないと判断した詩音が会話を区切り、6回戦の開始を促した。
対決方法はそれぞれの代表二人が肝一を誘惑し、より興奮させた方が勝利するというもの。
これに対し魅音側は早々に魅音と詩音を代表に決めた。
「絶対に負けれません、この6回戦は……。お姉、わかってますね?」
「もちだよ。どんな手を使っても肝一を魅了してみせるよ!」
「お姉……その意気です」
対する肝一は出たがるレナを制止し、奪ったばかりの鷹野と知恵を選出した。
「いきなりの大抜擢、感謝しますわ」
「大人の魅力、お見せします……」
「あわわ……向こうは大人二人なのです、強敵なのです……」
「それでも勝つしかないわ。大丈夫、あの二人ならやってくれるわ」
こうして第六回戦、魅音達の負けられない戦いが始まる―――
次回
ひぐらしのなく頃に~操~「誘惑対決!魅音と詩音、究極のアピール」
「くっ……!」
知恵の敗北による魅音チームへの罰は、肝一チームが魅音チームから二人選んで自軍へ移籍させるというものだった。
本来の予定では知恵が勝つことでレナと沙都子を奪い返し、肝一の孤立を作り出してそのまま勝ちきる算段。
結果的にはそれが裏目に出てしまう形となった。
「いやぁ~迷うなぁー。ふひひっ、別に魅音ちゃんと詩音ちゃんをダブルゲットしてもいいんだよねぇ?」
「もちろんよ♪」
「……!!」
「ちょっと肝一、あんた空気くらいよみなさいよ!?」
この通り魅音と詩音を奪うことも肝一にはできるのだ。
これで問題になるのは仮に魅音と詩音が肝一チームになる場合、それまでがどうであれ、同じチームの為に全力を尽くして戦わなくてはならない。
魅音と詩音が抜ければ残るのは梨花と羽入、裏切りが露見した鷹野、疑惑のかかる知恵である。
こうなっては勝ち目は無いに等しく、この状況だけはなんとしても避けたい。
故に魅音は精いっぱい自分達を選ばないよう肝一に訴えかけた。
「大体対戦チームのキャプテンを奪うなんて、そんなことしたら戦いが成立しないじゃないっ」
「う~ん……確かに魅音ちゃんを奪っても楽しくないなぁ……ふひひっ、じゃあここは特別に一番いらなそーな人にしてあげるよぉ」
「は、話がわかるじゃないか」
「それじゃあ指名するのはねぇ……鷹野さん!」
「フフ」
「それと知恵せんせー!」
「あら」
「この二人にするよぉ」
(ホッ……)
肝一が選らんだ鷹野と知恵は、指名されると笑顔を隠さず肝一のチームで戦うことを誓い、魅音チームから離れた。
「ふひひっ、ようこそ二人ともぉ!これからはボクのチーム員として全力で頼むよぉ!」
「もちろんよ、御主人様の為ならなんだってするわ」
「私も頑張ります!みんなで魅音さん達を倒しましょう!」
「くっ……!」
苦虫を噛んだような表情を見せる魅音だったが、内心は鷹野と知恵でホッとしていた。
それは詩音も同じだった。
「これでこっちは5人、みぃちゃん達は4人」
「人数的にも形勢逆転でございますわね」
「それにこちらはリーチだものねぇ~、勝ちは決まったようなものよー」
「そうだねぇ、ふひひっぼくも次で勝負を決めるつもりだよぉ。あ、でもちゃんとジャッジはしてねぇ」
「もちろん、審判としてはフェアに判定するわ。そういう御命令だったもの」
「あれだけこっちを不利にしておいてぬけぬけと……!」
「なんのことかしらぁ?仮にあなた達を不利にしたとしてもこのゲームの審判が私な以上、誰も逆らうことは許さないわよ」
「くっ……!」
人数的にも不利になり、このままでは魅音が精神的に持たないと判断した詩音が会話を区切り、6回戦の開始を促した。
対決方法はそれぞれの代表二人が肝一を誘惑し、より興奮させた方が勝利するというもの。
これに対し魅音側は早々に魅音と詩音を代表に決めた。
「絶対に負けれません、この6回戦は……。お姉、わかってますね?」
「もちだよ。どんな手を使っても肝一を魅了してみせるよ!」
「お姉……その意気です」
対する肝一は出たがるレナを制止し、奪ったばかりの鷹野と知恵を選出した。
「いきなりの大抜擢、感謝しますわ」
「大人の魅力、お見せします……」
「あわわ……向こうは大人二人なのです、強敵なのです……」
「それでも勝つしかないわ。大丈夫、あの二人ならやってくれるわ」
こうして第六回戦、魅音達の負けられない戦いが始まる―――
次回
ひぐらしのなく頃に~操~「誘惑対決!魅音と詩音、究極のアピール」
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