夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.41
コラボ企画 - 2022年12月18日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

朝目を覚ますと、横にはマヤ様が安らかに幸せそうに寝息立てて寝ていた。
俺はマヤ様を優しく撫でながら、ゆっくりと立ち上がった。
「……クロ…」
マヤ様が寝言で俺の名前を呟いていたので、俺は優しくマヤ様が風邪引かないように布団を引いてから、外を歩いていた。
「まさか、マヤ様に告白されるとはなぁ……」
「そちらも進展はあったようだね」
「ん、ピカも起きたの……か」
朝日が上る前の時間帯に目を覚めたのだが、気分転換に外の空気に当たると……ものすごいスッキリした顔のピカが歩いてきた。そういえば、こいつはアリシア様達とやっていたと思うのだけど、まさか一人であの三人を相手したと言うことか?
「ピカ、お前……」
「ん、わかる?うんうん、実は昨日三人の女性を抱いていたのさ!」
こいつは、本当にやりやがったのか……。
いや、やりそうかなと思ったが、まさか三人も抱くとか底知れぬ凄い体力だな。
「そんなことよりもクロの傷はどうなのさ?」
「それに関してだが、問題ない。本当にここの世界の治療は優秀なのか……数ヵ月かかってもおかしくないくらいの傷なのにな」
「ふふ、マヤ様が君を助けるために必死に動いていたからね。……マヤさまの気持ちは分かってくれた?」
「あぁ。募ってくれていることも……愛してくれていることもな」
あんな優しい愛情というか、アプローチしていたらな。
それにしても、まさかこの世界で次期王女にアプローチされると思わなかったな。
「ふふ、よかったよ。ご褒美の機会作った甲斐があるよ」
「念のために聞くが洗脳か?」
「まぁね。少し本音を出しやすく洗脳したのと、リエリ様とアリシア様はボーガンによって大切な人が失ったと言う刷り込みしたからね」
「マヤ様は?」
「彼女は……純粋にクロに対する大切な気持ちをさらけ出しやすいようにしただけ」
ピカは外を見ながら、偽りなく答えていた。俺もピカも今回の戦いで多くの傷を背負った上に、ある意味死闘を経験したからな。
「どうやって洗脳したんだ?」
「マヤ様達は、強力な睡眠薬で眠らせてカプセルに閉じ込めて洗脳したのだけど……リエリ様とナオミさんは、元々深い洗脳されてきたから医務室で寝ている彼女達にクロロホルムで眠らせてからカプセルに閉じ込めた」
「……俺も向こうの世界では誉められることはしていないが、お前の実行力は凄いよ」
「はは、ありがとうね!でも、町娘達も一度眠らせて今回の事件は暴漢に襲われたと記憶すり替えたいけど……」
確かにそれをすればいいが、彼女達がどうしたいのか一度聞かないとわからない案件だし、無理にすれば確執ができるかもしれないからな。
「僕はこれからね、アリシア様達を奥さまに迎えるために多くの整備しながら……ある星の母娘達もアプローチするつもり」
「まて、それはボーガンのようにするつもりかよ!?」
「否!ナンパして、振り向いてもらったタイミングで洗脳する!僕に惚れたら女になるって!」
「……マジでマヤ様達に報告しとこうかな?国際問題が起きないように…」
根は悪いやつでないし、良いやつなのだけどナンパしてお仕置きされているのを思うとなんとも言えないのだけどなぁ……。
「クロ!!!」
「え、マヤ様っ…… おっと!」
ピカの話がある程度終えていると、マヤ様がこちらの方に俺を見つけるなり全速力で走ってきた。
俺は驚きながらもマヤ様を受け止めた。
「良かった……朝起きたらいなくなっていたので、私に黙って帰ったのかと不安になりました」
「不安にさせてごめんなさい。マヤ様が気持ち良さそうに寝ていたので、起こすのもあれだと思って、外の空気を吸っていました」
「もう……ピカもピカです!クロと話すのは構いませんが、貴方もそれなりに疲労はあるはずです!油断してるとまた操られますよ!?」
「うぐっ、確かにボーガンに操られたのは事実だから……って言うか、恐れながら……いまの流れで僕に文句言うのですか!?」
マヤ様は俺の言葉に少し頬を膨らませて文句言うと、その流れでピカにも何やら文句あったみたいで伝えると、ピカも予想外だったのか驚いていた。
「ふふ、マヤもすっかり元気になったようだな」
「はっ!アリシア様にリエリ様達も!?!」
「よいよい、気を楽にしておて。リエリ達がお前達に謝罪したいらしいぞ」
アリシア様がやってきて、挨拶をしなければと思うとアリシア様は微笑みながら楽にしろと伝えながらも、リエリ様が此方に謝罪したいことがあるらしい。
「まずは、ピカさんとクロさん。この度は私達を助けてくれてありがとうございます。そして、同時にお詫びも申し上げます」
「リエリ様と同じくだ。この度は我々の宇宙連邦軍の落ち度で、そちらに大きな被害を出させてしまった。申し訳ない」
「はて、謝罪されるようなことありました??」
「うん、なにかそちらにやられた記憶がないのだけど……」
「「え??」」
俺の言葉にピカも同意すると、その場にいた全員が驚いていた。そんな言葉にマヤ様は慌てて俺に聞いていた。
「ク、クロ!?まさか記憶障害が?!こうしてはおられません!!すぐに医務室に!?」
「嫌々!?マヤ様、俺は大丈夫です!!」
「どこかですが!?!」
「あのですね、俺たちは別にリエリ様達に酷い目合わされたわけではなくってボーガンの野郎に酷い目に合わされたわけだから、別にリエリ様達に謝罪されるようなことはありませんので」
いやこれ本当に思っていることだから、そんな不安そうな目で見ないでくださいよ。やっぱりあれの心の傷は深いのかな……。
「それなら良いのですが……」
「ふふふ、マヤもすっかり乙女らしくなっているな。まぁ、クロ達がこういっているのなら、そう受け止めたらどうだ?」
「……わかりました」
「そうね。二人のご厚意に感謝を。それと……これからの事を話しますね?」
アリシア様の言葉にナオミさんは思うところがあるが受け止めてくれて、リエリ様は苦笑しながらもとりあえずは今後の事を話しきりだした。
「まずは私達は今後は軍の方に戻ります。そこでボーガンが行った悪事を上に報告します」
「もちろん、私たちがいる派閥でしか報告しませんが」
「それと、軍に報告終えたあとの流れとしてだが……私達はこのコーデリア公国の方に移住するつもりだ。当然、ある程度の始末を終えてから軍をやめてからになるがな」
「「「え?!」」」
予想外の事に、驚いているとアリシア様が説明してくれた。なんでも派閥での悪事を終えたあとは、この星で移住することを決めたみたいだ。
そのためには軍事の悪事、そしていま外の世界の戦争を終わらせてからとなると。
「そういうことだ。これから、彼女達は我々の用意した戦艦で帰るつもりだ」
「私達をあそこまで辱しめたのだから、あの派閥には相当の支払いをしてもらうつもりよ。で、帰る前にきちんとお礼を言いたかったのよ」
「なるほど……今後はそちらの健闘を祈ります。あと、ピカとは知り合いみたいなので……もしこの星に移住するのでしたら見張りをよろしくお願いしますね」
「「勿論」」
「即答!?!そして、僕の信頼はまだそこまでないの!?!」
「恐らくナンパをするからでしょうね」
俺の頼みに二人とも了承してくれると、ピカはそこまで信頼なかったかな?!と驚いていて、マヤ様は笑顔でピカの信頼のない理由の指摘していた。
こうして、リエリ様達は宇宙連邦軍の方に戻ってボーガンと甘い関係の連中や派閥を壊滅させて戦争を終わらせたのもまた別の話……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
次回更新は本日のお昼12時!是非また見に来てください!!

朝目を覚ますと、横にはマヤ様が安らかに幸せそうに寝息立てて寝ていた。
俺はマヤ様を優しく撫でながら、ゆっくりと立ち上がった。
「……クロ…」
マヤ様が寝言で俺の名前を呟いていたので、俺は優しくマヤ様が風邪引かないように布団を引いてから、外を歩いていた。
「まさか、マヤ様に告白されるとはなぁ……」
「そちらも進展はあったようだね」
「ん、ピカも起きたの……か」
朝日が上る前の時間帯に目を覚めたのだが、気分転換に外の空気に当たると……ものすごいスッキリした顔のピカが歩いてきた。そういえば、こいつはアリシア様達とやっていたと思うのだけど、まさか一人であの三人を相手したと言うことか?
「ピカ、お前……」
「ん、わかる?うんうん、実は昨日三人の女性を抱いていたのさ!」
こいつは、本当にやりやがったのか……。
いや、やりそうかなと思ったが、まさか三人も抱くとか底知れぬ凄い体力だな。
「そんなことよりもクロの傷はどうなのさ?」
「それに関してだが、問題ない。本当にここの世界の治療は優秀なのか……数ヵ月かかってもおかしくないくらいの傷なのにな」
「ふふ、マヤ様が君を助けるために必死に動いていたからね。……マヤさまの気持ちは分かってくれた?」
「あぁ。募ってくれていることも……愛してくれていることもな」
あんな優しい愛情というか、アプローチしていたらな。
それにしても、まさかこの世界で次期王女にアプローチされると思わなかったな。
「ふふ、よかったよ。ご褒美の機会作った甲斐があるよ」
「念のために聞くが洗脳か?」
「まぁね。少し本音を出しやすく洗脳したのと、リエリ様とアリシア様はボーガンによって大切な人が失ったと言う刷り込みしたからね」
「マヤ様は?」
「彼女は……純粋にクロに対する大切な気持ちをさらけ出しやすいようにしただけ」
ピカは外を見ながら、偽りなく答えていた。俺もピカも今回の戦いで多くの傷を背負った上に、ある意味死闘を経験したからな。
「どうやって洗脳したんだ?」
「マヤ様達は、強力な睡眠薬で眠らせてカプセルに閉じ込めて洗脳したのだけど……リエリ様とナオミさんは、元々深い洗脳されてきたから医務室で寝ている彼女達にクロロホルムで眠らせてからカプセルに閉じ込めた」
「……俺も向こうの世界では誉められることはしていないが、お前の実行力は凄いよ」
「はは、ありがとうね!でも、町娘達も一度眠らせて今回の事件は暴漢に襲われたと記憶すり替えたいけど……」
確かにそれをすればいいが、彼女達がどうしたいのか一度聞かないとわからない案件だし、無理にすれば確執ができるかもしれないからな。
「僕はこれからね、アリシア様達を奥さまに迎えるために多くの整備しながら……ある星の母娘達もアプローチするつもり」
「まて、それはボーガンのようにするつもりかよ!?」
「否!ナンパして、振り向いてもらったタイミングで洗脳する!僕に惚れたら女になるって!」
「……マジでマヤ様達に報告しとこうかな?国際問題が起きないように…」
根は悪いやつでないし、良いやつなのだけどナンパしてお仕置きされているのを思うとなんとも言えないのだけどなぁ……。
「クロ!!!」
「え、マヤ様っ…… おっと!」
ピカの話がある程度終えていると、マヤ様がこちらの方に俺を見つけるなり全速力で走ってきた。
俺は驚きながらもマヤ様を受け止めた。
「良かった……朝起きたらいなくなっていたので、私に黙って帰ったのかと不安になりました」
「不安にさせてごめんなさい。マヤ様が気持ち良さそうに寝ていたので、起こすのもあれだと思って、外の空気を吸っていました」
「もう……ピカもピカです!クロと話すのは構いませんが、貴方もそれなりに疲労はあるはずです!油断してるとまた操られますよ!?」
「うぐっ、確かにボーガンに操られたのは事実だから……って言うか、恐れながら……いまの流れで僕に文句言うのですか!?」
マヤ様は俺の言葉に少し頬を膨らませて文句言うと、その流れでピカにも何やら文句あったみたいで伝えると、ピカも予想外だったのか驚いていた。
「ふふ、マヤもすっかり元気になったようだな」
「はっ!アリシア様にリエリ様達も!?!」
「よいよい、気を楽にしておて。リエリ達がお前達に謝罪したいらしいぞ」
アリシア様がやってきて、挨拶をしなければと思うとアリシア様は微笑みながら楽にしろと伝えながらも、リエリ様が此方に謝罪したいことがあるらしい。
「まずは、ピカさんとクロさん。この度は私達を助けてくれてありがとうございます。そして、同時にお詫びも申し上げます」
「リエリ様と同じくだ。この度は我々の宇宙連邦軍の落ち度で、そちらに大きな被害を出させてしまった。申し訳ない」
「はて、謝罪されるようなことありました??」
「うん、なにかそちらにやられた記憶がないのだけど……」
「「え??」」
俺の言葉にピカも同意すると、その場にいた全員が驚いていた。そんな言葉にマヤ様は慌てて俺に聞いていた。
「ク、クロ!?まさか記憶障害が?!こうしてはおられません!!すぐに医務室に!?」
「嫌々!?マヤ様、俺は大丈夫です!!」
「どこかですが!?!」
「あのですね、俺たちは別にリエリ様達に酷い目合わされたわけではなくってボーガンの野郎に酷い目に合わされたわけだから、別にリエリ様達に謝罪されるようなことはありませんので」
いやこれ本当に思っていることだから、そんな不安そうな目で見ないでくださいよ。やっぱりあれの心の傷は深いのかな……。
「それなら良いのですが……」
「ふふふ、マヤもすっかり乙女らしくなっているな。まぁ、クロ達がこういっているのなら、そう受け止めたらどうだ?」
「……わかりました」
「そうね。二人のご厚意に感謝を。それと……これからの事を話しますね?」
アリシア様の言葉にナオミさんは思うところがあるが受け止めてくれて、リエリ様は苦笑しながらもとりあえずは今後の事を話しきりだした。
「まずは私達は今後は軍の方に戻ります。そこでボーガンが行った悪事を上に報告します」
「もちろん、私たちがいる派閥でしか報告しませんが」
「それと、軍に報告終えたあとの流れとしてだが……私達はこのコーデリア公国の方に移住するつもりだ。当然、ある程度の始末を終えてから軍をやめてからになるがな」
「「「え?!」」」
予想外の事に、驚いているとアリシア様が説明してくれた。なんでも派閥での悪事を終えたあとは、この星で移住することを決めたみたいだ。
そのためには軍事の悪事、そしていま外の世界の戦争を終わらせてからとなると。
「そういうことだ。これから、彼女達は我々の用意した戦艦で帰るつもりだ」
「私達をあそこまで辱しめたのだから、あの派閥には相当の支払いをしてもらうつもりよ。で、帰る前にきちんとお礼を言いたかったのよ」
「なるほど……今後はそちらの健闘を祈ります。あと、ピカとは知り合いみたいなので……もしこの星に移住するのでしたら見張りをよろしくお願いしますね」
「「勿論」」
「即答!?!そして、僕の信頼はまだそこまでないの!?!」
「恐らくナンパをするからでしょうね」
俺の頼みに二人とも了承してくれると、ピカはそこまで信頼なかったかな?!と驚いていて、マヤ様は笑顔でピカの信頼のない理由の指摘していた。
こうして、リエリ様達は宇宙連邦軍の方に戻ってボーガンと甘い関係の連中や派閥を壊滅させて戦争を終わらせたのもまた別の話……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
次回更新は本日のお昼12時!是非また見に来てください!!
- 関連記事
-
- それが私の役割だから (2023/02/09)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.42 FINAL (2022/12/18)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.41 (2022/12/18)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.40 (2022/12/03)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.39 (2022/12/03)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.38 (2022/11/25)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.37 (2022/11/25)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.36 (2022/11/18)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.35 (2022/11/18)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.34 (2022/11/14)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.33 (2022/11/14)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.32 (2022/11/08)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.31 (2022/11/08)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.30 (2022/11/02)
- 夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.29 (2022/11/02)