夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.21
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

アリシア様とマヤ様を抱き締めながら、俺達は警戒していた。
目の前の男……ドニ・ボーガンは、愉快そうに笑っている。
「くく、お前の予想通りに来たな。リエリ」
「えぇ、ナオミ。嬉しいわ、ご主人様のところに帰ってきてくれた上に、餌をつれてきたのは」
「リエリ様、目を覚ましてください!そいつはリエリ様の理念に反する危険人物ですよ!」
ドニ・ボーガンの後ろには,腕組みながら嬉しそうに出てきた女は、会談の時でも会ったことがあるリエリ・ビショップ様だった。
「危険ではないわよ。寧ろ目を覚ますのはあなたよ、ナオミ」
「私達はそいつに操られていたのです!」
「ふふ。私達のご主人様は平等に可愛がってくれたじゃない?」
「危険でもないし、寧ろ危険なのはそのあなたが連れてきた餌よ」
「餌?そんなのはどうでもよく、俺は今すこぶる機嫌が悪い……」
ナオミさんがリエリ様を呼び掛けているが、彼女は意に介していない。
俺はそこはどうでもよく、そこは彼女にしかわからない思いはあるだろうが……。
「僕達の問いかけに答えろ。マヤ様やアリシア様に……何した?」
「先に言うが、答えようによっては俺達は、お前を殺す」
「何をしたか……ふふ、そんなの楽しませてもらったに決まっているじゃないか?なぁ、諸君」
ゲスそうに笑うと同時に、奴の背後から何人もの軍人がいた。数は、4人で武器は刀とか銃か……。
「先に警告する。その武器は脅しで使うなよ?」
「くく、貴様達のデータは無人で取れている。そして、対策もな……いけぇえ!」
「ピカは手を出すなよ?とりあえず、確認だがあれらは殺していいか?」
「無論だ。アリシア様達に何かをしたのは明白だな」
ピカの確認もとって、アリシア様達達の守護はやつに任せて、鞘を抜いた。
「「「「おおぉぉ!」」」」
叫びあげながらこちらに走ってきた連中を見て、油断することなく軍人と言えどそれなりに鍛えてると思うが……。
「なっ!?」
「(目の前にいる男にまずは、飛び蹴りをしてよろけた上に、左右の男達を……)両手で顎を殴る!!」
「ぐっ!?」
「がっ!?!」
顎をマトモに食らったそいつらは後ろによろけていた。そして、まだ動き固まっている奴の一人に……
「!?!」
「まずは一人……」
勢い付けて刀で心臓の方を刺すと、男は何が起きたか分からずに、血を吐きながら倒れた。
そして、体を貫いていた刀を抜いて最初に食らった奴の方に飛んでいき……
「?!」
腰につけていた銃を奪い取って、眉間の方に射撃した。
元の世界では師匠に鍛えられていたのもあるから、銃もそれなりに使える。
「あと二人も死ね」
問答無用に撃ち抜くと、二人も絶命した。データを取れた割りには弱すぎるな。
「この程度の兵で俺を殺せると思ったのか?なめているのか?」
「ば、ばかな!?」
「あと……」
「!?」
奴がうろたえているのは分かったが、そんなのはどうでもよく、奴の背後にいた軍人を撃ち抜いた。
「今発砲された兵のその手もとにあるのは、睡眠ガスだな?生憎、俺はそこら辺にいる優しい奴らとは違うから、俺でもそうする」
「貴様……!」
「クロご苦労様。さすがの働きぶりですね」
「アリシア様にマヤ様!」
アリシア様とマヤ様も立ち上がって、俺の背後にいた。ピカも武器を構えながら、奴の動きを警戒した。
「クロ、ごめんなさい……私達が捕まったせいで……」
「いえ、気にしないでください。それよりも、その刀は……」
そう手元にあるのは、マヤ様達が愛用してる刀だった。
ピカ曰く、拘束された背後にあったらしく、恐らく挑発行為でおいていた可能性がある。
「リエリ様を解放しろ。貴様がやってるのは不法であり、ただ女を慰めものしている屑行為だ!!」
「くく、あはは…あははは!!」
ナオミさんが後ろから、ドニ・ボーガンに非難の言葉を浴びせると、やつは急に狂ったように笑い始めた。
「いやはや、睡眠ガスの攻撃も無力化のパターンも封じ込めるとは……貴様は中々に危険だな」
「さすがは、アリシア達の護衛と言うところかな?」
「貴様はバカにしてるのか?アリシア様達をひどい目に遭わせたお前に何を言われようが、戯れ言にしか聞こえない」
「そろそろ遊びは終わりにしないとな。言い残すことはあるか?」
「くく……楽しみ開始」
楽しみ開始?何かの暗号化と思い警戒していてると……突如俺の背後から2つの刀の攻撃が俺の背中を切り裂いた。
「……え……」
突如背後から切られた俺は、刀を支え棒代わりにさして背後みると、俺を攻撃したのはアリシア様とピカだった……。
「アリシア様とピカ……何故!?!」
「くく、ピカは俺のスパイでね。少し前に、俺の行動を邪魔したお礼として、洗脳したのさ」
「アリシアはまだ未完成だが、少し記憶弄ってお前を敵として刷り込ませたのさ」
「なっ……!?」
まさか、ピカは少し前に宇宙を旅していたといっていたが、その時にやられたのか!?
そう考えていると、今度は左肩に弾丸が掠めていた。
「……はずしたか。リエリ様、ご主人様申し訳ございません」
「良いのよ。向こうは油断してそれなりに手負いよ」
「参ったな。ナオミさんすらも敵かよ……」
冷や汗をかきながら、今の俺は四面楚歌という状況にふさわしい。まさかと思うが、マヤ様までというわけでは……。
「っ……ごふっ……」
マヤ様がどうなっているか警戒しとこうと考えていると、いつの間にかマヤ様は俺の正面から刀を貫いていた
「マ……ヤ……様」
「……」
俺の貫いた目線の先には、冷たい目で俺を刺していた。
マヤ様はなにも答えることなく、貫いてた刀を抜くと、俺は血を吐きながら片膝をついていた。
「くく、どうだ?私からのプレゼントは?マヤ様は泣きながらお前の名前を叫んでいたので、洗脳をする時にすこし弄ったのさ」
「ごふっ……マヤ様……」
「黙りなさい。あなたにしゃべる権利はなにもない。このままだまって死になさい」
名前を呼んでも明らかな拒絶を示して、此方をゴミのように見ていた。
アリシア様も同様にこちらに歩みより、動けない俺を蹴りこんだ。
「がはっ……!」
「ふん、汚いな」
「アリシア様……」
平行世界から来た俺をよくしてくれた二人に、攻撃されたショックと血が吹き出て、冷や汗が出てきた。
「ピカ、止めを刺しな」
「ッチ……」
このままでは、やられてしまえば助けれるもの助けれないと思い……。
「爆弾か!?ピカ、早くやつをとどめさせ!!」
「必ず助ける……!」
煙玉を落とすと、辺りに爆風が飛び散った。
ひとまず今は逃げれるだけ逃げないと……手負いの上に数的不利なら退却しかない……!
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM9:00!是非また見に来てください!!

アリシア様とマヤ様を抱き締めながら、俺達は警戒していた。
目の前の男……ドニ・ボーガンは、愉快そうに笑っている。
「くく、お前の予想通りに来たな。リエリ」
「えぇ、ナオミ。嬉しいわ、ご主人様のところに帰ってきてくれた上に、餌をつれてきたのは」
「リエリ様、目を覚ましてください!そいつはリエリ様の理念に反する危険人物ですよ!」
ドニ・ボーガンの後ろには,腕組みながら嬉しそうに出てきた女は、会談の時でも会ったことがあるリエリ・ビショップ様だった。
「危険ではないわよ。寧ろ目を覚ますのはあなたよ、ナオミ」
「私達はそいつに操られていたのです!」
「ふふ。私達のご主人様は平等に可愛がってくれたじゃない?」
「危険でもないし、寧ろ危険なのはそのあなたが連れてきた餌よ」
「餌?そんなのはどうでもよく、俺は今すこぶる機嫌が悪い……」
ナオミさんがリエリ様を呼び掛けているが、彼女は意に介していない。
俺はそこはどうでもよく、そこは彼女にしかわからない思いはあるだろうが……。
「僕達の問いかけに答えろ。マヤ様やアリシア様に……何した?」
「先に言うが、答えようによっては俺達は、お前を殺す」
「何をしたか……ふふ、そんなの楽しませてもらったに決まっているじゃないか?なぁ、諸君」
ゲスそうに笑うと同時に、奴の背後から何人もの軍人がいた。数は、4人で武器は刀とか銃か……。
「先に警告する。その武器は脅しで使うなよ?」
「くく、貴様達のデータは無人で取れている。そして、対策もな……いけぇえ!」
「ピカは手を出すなよ?とりあえず、確認だがあれらは殺していいか?」
「無論だ。アリシア様達に何かをしたのは明白だな」
ピカの確認もとって、アリシア様達達の守護はやつに任せて、鞘を抜いた。
「「「「おおぉぉ!」」」」
叫びあげながらこちらに走ってきた連中を見て、油断することなく軍人と言えどそれなりに鍛えてると思うが……。
「なっ!?」
「(目の前にいる男にまずは、飛び蹴りをしてよろけた上に、左右の男達を……)両手で顎を殴る!!」
「ぐっ!?」
「がっ!?!」
顎をマトモに食らったそいつらは後ろによろけていた。そして、まだ動き固まっている奴の一人に……
「!?!」
「まずは一人……」
勢い付けて刀で心臓の方を刺すと、男は何が起きたか分からずに、血を吐きながら倒れた。
そして、体を貫いていた刀を抜いて最初に食らった奴の方に飛んでいき……
「?!」
腰につけていた銃を奪い取って、眉間の方に射撃した。
元の世界では師匠に鍛えられていたのもあるから、銃もそれなりに使える。
「あと二人も死ね」
問答無用に撃ち抜くと、二人も絶命した。データを取れた割りには弱すぎるな。
「この程度の兵で俺を殺せると思ったのか?なめているのか?」
「ば、ばかな!?」
「あと……」
「!?」
奴がうろたえているのは分かったが、そんなのはどうでもよく、奴の背後にいた軍人を撃ち抜いた。
「今発砲された兵のその手もとにあるのは、睡眠ガスだな?生憎、俺はそこら辺にいる優しい奴らとは違うから、俺でもそうする」
「貴様……!」
「クロご苦労様。さすがの働きぶりですね」
「アリシア様にマヤ様!」
アリシア様とマヤ様も立ち上がって、俺の背後にいた。ピカも武器を構えながら、奴の動きを警戒した。
「クロ、ごめんなさい……私達が捕まったせいで……」
「いえ、気にしないでください。それよりも、その刀は……」
そう手元にあるのは、マヤ様達が愛用してる刀だった。
ピカ曰く、拘束された背後にあったらしく、恐らく挑発行為でおいていた可能性がある。
「リエリ様を解放しろ。貴様がやってるのは不法であり、ただ女を慰めものしている屑行為だ!!」
「くく、あはは…あははは!!」
ナオミさんが後ろから、ドニ・ボーガンに非難の言葉を浴びせると、やつは急に狂ったように笑い始めた。
「いやはや、睡眠ガスの攻撃も無力化のパターンも封じ込めるとは……貴様は中々に危険だな」
「さすがは、アリシア達の護衛と言うところかな?」
「貴様はバカにしてるのか?アリシア様達をひどい目に遭わせたお前に何を言われようが、戯れ言にしか聞こえない」
「そろそろ遊びは終わりにしないとな。言い残すことはあるか?」
「くく……楽しみ開始」
楽しみ開始?何かの暗号化と思い警戒していてると……突如俺の背後から2つの刀の攻撃が俺の背中を切り裂いた。
「……え……」
突如背後から切られた俺は、刀を支え棒代わりにさして背後みると、俺を攻撃したのはアリシア様とピカだった……。
「アリシア様とピカ……何故!?!」
「くく、ピカは俺のスパイでね。少し前に、俺の行動を邪魔したお礼として、洗脳したのさ」
「アリシアはまだ未完成だが、少し記憶弄ってお前を敵として刷り込ませたのさ」
「なっ……!?」
まさか、ピカは少し前に宇宙を旅していたといっていたが、その時にやられたのか!?
そう考えていると、今度は左肩に弾丸が掠めていた。
「……はずしたか。リエリ様、ご主人様申し訳ございません」
「良いのよ。向こうは油断してそれなりに手負いよ」
「参ったな。ナオミさんすらも敵かよ……」
冷や汗をかきながら、今の俺は四面楚歌という状況にふさわしい。まさかと思うが、マヤ様までというわけでは……。
「っ……ごふっ……」
マヤ様がどうなっているか警戒しとこうと考えていると、いつの間にかマヤ様は俺の正面から刀を貫いていた
「マ……ヤ……様」
「……」
俺の貫いた目線の先には、冷たい目で俺を刺していた。
マヤ様はなにも答えることなく、貫いてた刀を抜くと、俺は血を吐きながら片膝をついていた。
「くく、どうだ?私からのプレゼントは?マヤ様は泣きながらお前の名前を叫んでいたので、洗脳をする時にすこし弄ったのさ」
「ごふっ……マヤ様……」
「黙りなさい。あなたにしゃべる権利はなにもない。このままだまって死になさい」
名前を呼んでも明らかな拒絶を示して、此方をゴミのように見ていた。
アリシア様も同様にこちらに歩みより、動けない俺を蹴りこんだ。
「がはっ……!」
「ふん、汚いな」
「アリシア様……」
平行世界から来た俺をよくしてくれた二人に、攻撃されたショックと血が吹き出て、冷や汗が出てきた。
「ピカ、止めを刺しな」
「ッチ……」
このままでは、やられてしまえば助けれるもの助けれないと思い……。
「爆弾か!?ピカ、早くやつをとどめさせ!!」
「必ず助ける……!」
煙玉を落とすと、辺りに爆風が飛び散った。
ひとまず今は逃げれるだけ逃げないと……手負いの上に数的不利なら退却しかない……!
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM9:00!是非また見に来てください!!
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