夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.20
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

ナオミさんの案内のもと、俺達は戦艦付近の方まで接近した。もちろん奴らに気づかれないようにしての接近だ。
「ナオミさん、確認のために聞きますが……アリシア様達に害を与えていると確認できたらその首謀は殺害していいですか?」
戦艦が近くなってきた俺達は一休みしながら、ある確認していた。
それは、この件の首謀者を殺害していいかと……なぜなら、この国に害を与えたと言うのは明白だからだ。
「何?」
「そういう輩は、絶対に捕まえてもすぐにやり返す可能性があります」
「何よりも、俺にとっては恩人達が何かされていると考えるだけでも、ただで済ますつもりはありません」
「たしかに、国としてなにかを影響を与えているかもしれないが……」
「……首謀者だけは大ケガをさせるまでは許可を与える。それ以上のことは待て、正気戻った場合のリエリ様の判断も伺いたい」
ナオミさんは一回考えてから、現段階では殺害はダメだということをはっきり言っていた。
つまり、現段階ではということは、状況次第では殺していいということか?
「だけということは……他はやっていいのですね?」
「あぁ、かまわない」
ピカの確認に、それ以外の人間は殺すということは確定みたいだ。
まぁ、最悪他の人間を殺すというよりも……マヤ様達を傷つけていた場合はそうするということだろうが。
「わかりました。ただし、首謀者がもうどうしようもないと判断した場合は……いいですね?」
「……仕方がない。それはその時に考える」
「よし、言質もとったので…それじゃあ……切るか」
そういうや否や、警備していた奴らの背後にたって切ることを決めた。
ピカと見合せてお互いの位置の確認できたら、頷いて上から飛び降りる。
「がっ!?」
「何者……がはっ!?」
警備していた二人を相手に一瞬で迫ってピカは腹を刺し俺は心臓を刺した。向こうは仲間を呼ぶ間もなく、絶命した。
「あのときも思ったが、お前達は切るまでの判断が速いな……」
「あんなに警備がザル過ぎると切りやすいですよ。奴らは異変気づくと、ここに来る可能性ありますので急いでいきましょう」
「そうだな」
ピカはナオミさんのお褒めの言葉に苦笑しながらも、意識を切りかえってなかに潜入することをした。
「待て」
なかに潜入して突き進もうとすると、ナオミさんが止める合図を出していた。
俺達も中の構造はあまり詳しくないので、指示通りに待った。
「上にあれが見えるな?あれは侵入者対策のカメラで現在も機能している」
「カメラか……こういうのは銃があれば速いけど……」
「それはら僕が既に有るものを取ったよ。ナオミさん、さっき死んだ人間から借りた弾丸の入った銃を渡しますね」
「助かる。……ふん!」
ピカに渡された銃を、ナオミさんは感触を確かめてから上に隠れているカメラに向かって、セーフティを外して発砲した。
その弾丸は、見事にカメラに直撃した。
「これで、ここのエリアは画面が見えないはずだ」
「向こうも何事だと慌てて動く。その瞬間に、敵を切り裂いていけば数は減る」
ナオミさんが説明すると同時に敵が10人ほどこちらに走ってきた。遠くから見ても10人全員が銃を持っていることがわかる。
「いたぞ!侵入者がいたぞ!!」
「10人相手なら僕で十分だね……っと!」
1人の男が銃を持ってこちらの人数を確認していたが、ピカは鞘に納めていた刀を抜いて走った。
「………弱いな。相手を見た瞬間威嚇するのは間違えているし、武器を持っていることには覚悟をもちなよ」
「なっ……がっ……」
「あぁ、しゃべる必要はないよ。もう……死んでいるから」
ピカは冷たい目で持っていた右手の刀を鞘に納めると同時に、攻撃しかけようとした10人は倒れた。
ふむ、今の切り方は二人前の相手には右足で大きく踏み込み、居合い切りで切り伏せたな。
「ふむ、さすがアリシア様達との長い付き合いなだけあるよね。瞬発力もかなりのものだったしな」
「ふふ……いろいろと鍛えられたからできたのだよ……色々と……ね」
ピカは悲しそうに呟きながら、遠い目していた。
あの目は女装されるとき待ったときの軽い絶望したときの顔だ……。
「ここを突き当たりにいけば、恐らく牢屋か何かにいるはずだ。いくぞ」
ナオミさんの言葉通りなら、マヤ様達がそこにいる可能性は高いな。
そう信じて、相手を切ることを決めた俺達は走り抜けると、ドアが見えた。
「……」
「どうした、クロ?」
「……少し二人とも下がってくださいね。ふっ!」
ドアを問答無用に切り裂くと、それはバラバラとなって崩壊した。
元のいた世界で優秀な方達に鍛えられたから、多少は刀を扱える。
「ここに……!?」
中に入った俺とピカは、目を見開いた。
なぜならその中に見た光景は、数多の機械がおかれていた上に……。
「「……」」
機械達に拘束されてぐったりとしているマヤ様達が目を映った。
全裸にされている上に、大分汚されていたのがわかる……。
「っ!」
そんな光景を見て、すぐに刀を抜いて二人を拘束している機械を破壊した。
やがて、地面に倒れそうな二人をピカと俺で支えた。
裸にされている二人の体を隠すために、俺は念入りに持ってきたフード二つで覆い隠した
「うっ……クロとピカか……」
アリシア様が目を覚まして、俺達の名前を呼び掛けた。
俺はマヤ様を支えながら、アリシア様の方をみると、明らかな疲労がでていた。
「アリシア様!」
「マヤは……?」
「マヤ様も救出しました。助けが遅くなりすいません」
「気にするな……だが……」
アリシア様が話そうとすると、足音が聞こえた。俺達は振り向くと……。
「ようこそ、我が監獄へ……主達を守れなかった無能な男達」
俺が向こうの世界でももっと嫌悪していた女性を見下す目をしながらやって来た男は、ナオミさんが嫌悪をこめて名前を言った……。
「貴様は……ドニ・ボーガン!」
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM8:00!是非また見に来てください!!

ナオミさんの案内のもと、俺達は戦艦付近の方まで接近した。もちろん奴らに気づかれないようにしての接近だ。
「ナオミさん、確認のために聞きますが……アリシア様達に害を与えていると確認できたらその首謀は殺害していいですか?」
戦艦が近くなってきた俺達は一休みしながら、ある確認していた。
それは、この件の首謀者を殺害していいかと……なぜなら、この国に害を与えたと言うのは明白だからだ。
「何?」
「そういう輩は、絶対に捕まえてもすぐにやり返す可能性があります」
「何よりも、俺にとっては恩人達が何かされていると考えるだけでも、ただで済ますつもりはありません」
「たしかに、国としてなにかを影響を与えているかもしれないが……」
「……首謀者だけは大ケガをさせるまでは許可を与える。それ以上のことは待て、正気戻った場合のリエリ様の判断も伺いたい」
ナオミさんは一回考えてから、現段階では殺害はダメだということをはっきり言っていた。
つまり、現段階ではということは、状況次第では殺していいということか?
「だけということは……他はやっていいのですね?」
「あぁ、かまわない」
ピカの確認に、それ以外の人間は殺すということは確定みたいだ。
まぁ、最悪他の人間を殺すというよりも……マヤ様達を傷つけていた場合はそうするということだろうが。
「わかりました。ただし、首謀者がもうどうしようもないと判断した場合は……いいですね?」
「……仕方がない。それはその時に考える」
「よし、言質もとったので…それじゃあ……切るか」
そういうや否や、警備していた奴らの背後にたって切ることを決めた。
ピカと見合せてお互いの位置の確認できたら、頷いて上から飛び降りる。
「がっ!?」
「何者……がはっ!?」
警備していた二人を相手に一瞬で迫ってピカは腹を刺し俺は心臓を刺した。向こうは仲間を呼ぶ間もなく、絶命した。
「あのときも思ったが、お前達は切るまでの判断が速いな……」
「あんなに警備がザル過ぎると切りやすいですよ。奴らは異変気づくと、ここに来る可能性ありますので急いでいきましょう」
「そうだな」
ピカはナオミさんのお褒めの言葉に苦笑しながらも、意識を切りかえってなかに潜入することをした。
「待て」
なかに潜入して突き進もうとすると、ナオミさんが止める合図を出していた。
俺達も中の構造はあまり詳しくないので、指示通りに待った。
「上にあれが見えるな?あれは侵入者対策のカメラで現在も機能している」
「カメラか……こういうのは銃があれば速いけど……」
「それはら僕が既に有るものを取ったよ。ナオミさん、さっき死んだ人間から借りた弾丸の入った銃を渡しますね」
「助かる。……ふん!」
ピカに渡された銃を、ナオミさんは感触を確かめてから上に隠れているカメラに向かって、セーフティを外して発砲した。
その弾丸は、見事にカメラに直撃した。
「これで、ここのエリアは画面が見えないはずだ」
「向こうも何事だと慌てて動く。その瞬間に、敵を切り裂いていけば数は減る」
ナオミさんが説明すると同時に敵が10人ほどこちらに走ってきた。遠くから見ても10人全員が銃を持っていることがわかる。
「いたぞ!侵入者がいたぞ!!」
「10人相手なら僕で十分だね……っと!」
1人の男が銃を持ってこちらの人数を確認していたが、ピカは鞘に納めていた刀を抜いて走った。
「………弱いな。相手を見た瞬間威嚇するのは間違えているし、武器を持っていることには覚悟をもちなよ」
「なっ……がっ……」
「あぁ、しゃべる必要はないよ。もう……死んでいるから」
ピカは冷たい目で持っていた右手の刀を鞘に納めると同時に、攻撃しかけようとした10人は倒れた。
ふむ、今の切り方は二人前の相手には右足で大きく踏み込み、居合い切りで切り伏せたな。
「ふむ、さすがアリシア様達との長い付き合いなだけあるよね。瞬発力もかなりのものだったしな」
「ふふ……いろいろと鍛えられたからできたのだよ……色々と……ね」
ピカは悲しそうに呟きながら、遠い目していた。
あの目は女装されるとき待ったときの軽い絶望したときの顔だ……。
「ここを突き当たりにいけば、恐らく牢屋か何かにいるはずだ。いくぞ」
ナオミさんの言葉通りなら、マヤ様達がそこにいる可能性は高いな。
そう信じて、相手を切ることを決めた俺達は走り抜けると、ドアが見えた。
「……」
「どうした、クロ?」
「……少し二人とも下がってくださいね。ふっ!」
ドアを問答無用に切り裂くと、それはバラバラとなって崩壊した。
元のいた世界で優秀な方達に鍛えられたから、多少は刀を扱える。
「ここに……!?」
中に入った俺とピカは、目を見開いた。
なぜならその中に見た光景は、数多の機械がおかれていた上に……。
「「……」」
機械達に拘束されてぐったりとしているマヤ様達が目を映った。
全裸にされている上に、大分汚されていたのがわかる……。
「っ!」
そんな光景を見て、すぐに刀を抜いて二人を拘束している機械を破壊した。
やがて、地面に倒れそうな二人をピカと俺で支えた。
裸にされている二人の体を隠すために、俺は念入りに持ってきたフード二つで覆い隠した
「うっ……クロとピカか……」
アリシア様が目を覚まして、俺達の名前を呼び掛けた。
俺はマヤ様を支えながら、アリシア様の方をみると、明らかな疲労がでていた。
「アリシア様!」
「マヤは……?」
「マヤ様も救出しました。助けが遅くなりすいません」
「気にするな……だが……」
アリシア様が話そうとすると、足音が聞こえた。俺達は振り向くと……。
「ようこそ、我が監獄へ……主達を守れなかった無能な男達」
俺が向こうの世界でももっと嫌悪していた女性を見下す目をしながらやって来た男は、ナオミさんが嫌悪をこめて名前を言った……。
「貴様は……ドニ・ボーガン!」
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM8:00!是非また見に来てください!!
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