夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.16
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

アリシア様の捜索中に見つけた女性をすぐに保護しておこうと決めると、ピカと共に王宮に戻り、彼女の治療をしてもらうべく説明していた。
ピカも俺もなぜあんなところにいたのかはわからないが、よくないことが起きているのは確かだ。
「~と言うわけです」
「分かりました。すぐに、異常がわかりましたら連絡します」
「お願いします」
医師に頭を下げて俺たちはその場を去った。
一先ず死ぬ可能性はなくなったものの、なぜあんなところに血が……。
「ピカはどう考える?」
「この星の人間がこの人をやる可能性は0だね。少なくとも、彼女があそこにいる時点で何かあったのは明白だけど……」
「そうだよな。俺はマヤ様に報告していくが、ピカは?」
「自分もいくよ。アリシア様が見つからないのも気がかりだけど……ね」
ピカも俺も結局あのあとは、アリシア様の手がかりがつかめなかった。
恐らく、アリシア様はあの戦艦に向かっていったのは知っているが……。
「クロ、マヤ様はもし働いていたらどうする?無理矢理眠らせて安静させる?」
「今のマヤ様の状態でそれをしたら、俺が死刑宣告されるぞ。ピカが女装されるなら、やるかもしれないがな」
「あははは、それは御免被るかな?」
軽口を叩きながら先までの張り積めた雰囲気はほぐれて一先ずは、マヤ様の方に向かって経過報告と起きたことを話さないといけないな……。
「マヤ様は部屋かな……」
一先ずは、マヤ様の部屋に休んでいる可能性も考えて向かった。
そして、部屋の前でノックを三回するも反応はなかった……。
「留守?」
「さぁ?三回ノックしても入らなかったら部屋入っていいと言われたから、入るか」
「え!?なんでお前だけはそれ許されるの!?僕なんて、許可おりていないのに!」
「ナンパしていないのとしているものの信頼の差では?」
「ぐっ、否定したいけどできない!それでも、人妻をナンパするのは辞めないよ!」
いや、まずは否定できるように環境を整えろよ。
こいつは本当にそういうところを直したら、アリシア様は女装させない……と思う。
「入りますね………居ないか」
マヤ様の部屋に入ると、マヤ様は居られず辺りを見渡しても気配がない。
ひょっとしたら、アリシア様の部屋にいるか、あるいはいつものところにいるか……。
「この部屋にはいないみたいだね。休んでいないと言うことだよね……」
「とりあえずは、アリシア様の部屋に向かいますか。アリシア様の手がかりをつかむために入っている可能性もあるからな」
「それはあり得るね。鬼姫様を募っているマヤ様がそこにいる可能性はあるからね」
「……今、この場にいるのが俺だからいいけどこれ他の人にばれたらお前ヤバイだろ?その発言……あれが起こるよ……」
「……御免、女装される可能性もあるから今のは聞かなかったことにしてくれ……」
あれの可能性を指摘すると、ピカは真っ青になりながら聞かなかったことにしてほしいといっていた。
「アリシア様の部屋にいるかな?ノックを……」
「では、入りますねー!」
「マヤ様の時とは違い、なにアリシア様の部屋の時は平気でノックなしに入れるのだよ!?!このアホぉー?!」
「ごぶっー?!」
げんこつで頭を思いきり殴ると、ピカは変な声を出していた。
そういえば、アリシア様とは古い付き合いとはいえ、これはダメだろ!?
「痛いな……」
「当たり前だ。……この部屋もいないか……」
「そのようだね。残るのは執務室……む?」
俺達はアリシア様の部屋に出ると、騎士達が慌てるような動きしていた。その様子にピカが気になり、呼び止めた。
「敵襲?」
「ピカ様、クロ様!ちょうどいいところに!!マヤ様が……」
マヤ様に何かあったのかと、俺もピカと警戒していると予想外の言葉を聞いて固まった。
いや、固まったと言うより驚きが強すぎたのだろうな……。
「マヤ様も行方不明になりました!!王室にもどこにもおられません!!」
「なっー?!」
「まさか……!」
「あ、おい!クロ!!」
マヤ様がいないと言うことに、俺達は衝撃を受けた。そして、俺は嫌な予感をしてもう一度、マヤ様の部屋の方へと走った。
「やっぱり……!」
マヤ様の部屋に入ると、マヤ様が愛用している刀がなかった。なぜ俺はあの朝のマヤ様の言葉に警戒しなかった!!
「くそ!!」
「マヤ様は……まさか?」
「アリシア様を助けるためにどこかに動いてる……!」
「ピカは、すぐに君の権限でここの人たちを集めて、街の人たちの安全確保!それと、王室にいる人たちにも安全に整えて!」
「わかった。クロは!」
「俺はこの部屋とアリシア様の部屋と王室でマヤ様の手がかりになるのを調べる……!」
それだけを指示すると、各自に動いた。ピカも俺とこの状況はヤバイと思い、本気で焦っていた……。
マヤside
ある場所に私は歩みながら、王室にいるであろう仲間達には申し訳ない気持ちになっていた。
皆に迷惑かけてしまっているけど、これはわたしがやるべきことだ。
「姫姉様……!」
私は行方不明になった姫姉様の事を思いはせながら目的の方へと急いでいた。
姫姉様が何かあったのは明白だけど、あのお方は侵入されて拉致されるとかそういうのはないし、戦いも強い……。
「可能性があるとしたら……あそこしかいない……!」
行方不明なる行動の可能性はどう考えてもあそこしかあり得ないし、姫姉様の一瞬のあの警戒したあれはなにかがある!
「……クロには申し訳ないことしたかもしれませんね。平行世界に帰るためには私達の許可がいると言いましたし……」
クロは本当に働き者だと思いましたし、平行世界の地球の話もたくさん聞くことができた。
けれど、もし私が今この行動を見たら間違いなく、クロは動きます。
「部外の彼にこんな問題を巻き込みたくないですね……わがままな私でごめんなさい、クロ」
苦笑しながらも、私はなにも考えずに出ているわけではない。
信頼しているから動けることですし、王室にいるであろうクロとピカにはあとを任せましょう。
昨日の襲撃で、二人の連帯なら間違いなく大丈夫でしょう……!
必ず助けますから、姫姉様!
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM4:00!是非また見に来てください!!

アリシア様の捜索中に見つけた女性をすぐに保護しておこうと決めると、ピカと共に王宮に戻り、彼女の治療をしてもらうべく説明していた。
ピカも俺もなぜあんなところにいたのかはわからないが、よくないことが起きているのは確かだ。
「~と言うわけです」
「分かりました。すぐに、異常がわかりましたら連絡します」
「お願いします」
医師に頭を下げて俺たちはその場を去った。
一先ず死ぬ可能性はなくなったものの、なぜあんなところに血が……。
「ピカはどう考える?」
「この星の人間がこの人をやる可能性は0だね。少なくとも、彼女があそこにいる時点で何かあったのは明白だけど……」
「そうだよな。俺はマヤ様に報告していくが、ピカは?」
「自分もいくよ。アリシア様が見つからないのも気がかりだけど……ね」
ピカも俺も結局あのあとは、アリシア様の手がかりがつかめなかった。
恐らく、アリシア様はあの戦艦に向かっていったのは知っているが……。
「クロ、マヤ様はもし働いていたらどうする?無理矢理眠らせて安静させる?」
「今のマヤ様の状態でそれをしたら、俺が死刑宣告されるぞ。ピカが女装されるなら、やるかもしれないがな」
「あははは、それは御免被るかな?」
軽口を叩きながら先までの張り積めた雰囲気はほぐれて一先ずは、マヤ様の方に向かって経過報告と起きたことを話さないといけないな……。
「マヤ様は部屋かな……」
一先ずは、マヤ様の部屋に休んでいる可能性も考えて向かった。
そして、部屋の前でノックを三回するも反応はなかった……。
「留守?」
「さぁ?三回ノックしても入らなかったら部屋入っていいと言われたから、入るか」
「え!?なんでお前だけはそれ許されるの!?僕なんて、許可おりていないのに!」
「ナンパしていないのとしているものの信頼の差では?」
「ぐっ、否定したいけどできない!それでも、人妻をナンパするのは辞めないよ!」
いや、まずは否定できるように環境を整えろよ。
こいつは本当にそういうところを直したら、アリシア様は女装させない……と思う。
「入りますね………居ないか」
マヤ様の部屋に入ると、マヤ様は居られず辺りを見渡しても気配がない。
ひょっとしたら、アリシア様の部屋にいるか、あるいはいつものところにいるか……。
「この部屋にはいないみたいだね。休んでいないと言うことだよね……」
「とりあえずは、アリシア様の部屋に向かいますか。アリシア様の手がかりをつかむために入っている可能性もあるからな」
「それはあり得るね。鬼姫様を募っているマヤ様がそこにいる可能性はあるからね」
「……今、この場にいるのが俺だからいいけどこれ他の人にばれたらお前ヤバイだろ?その発言……あれが起こるよ……」
「……御免、女装される可能性もあるから今のは聞かなかったことにしてくれ……」
あれの可能性を指摘すると、ピカは真っ青になりながら聞かなかったことにしてほしいといっていた。
「アリシア様の部屋にいるかな?ノックを……」
「では、入りますねー!」
「マヤ様の時とは違い、なにアリシア様の部屋の時は平気でノックなしに入れるのだよ!?!このアホぉー?!」
「ごぶっー?!」
げんこつで頭を思いきり殴ると、ピカは変な声を出していた。
そういえば、アリシア様とは古い付き合いとはいえ、これはダメだろ!?
「痛いな……」
「当たり前だ。……この部屋もいないか……」
「そのようだね。残るのは執務室……む?」
俺達はアリシア様の部屋に出ると、騎士達が慌てるような動きしていた。その様子にピカが気になり、呼び止めた。
「敵襲?」
「ピカ様、クロ様!ちょうどいいところに!!マヤ様が……」
マヤ様に何かあったのかと、俺もピカと警戒していると予想外の言葉を聞いて固まった。
いや、固まったと言うより驚きが強すぎたのだろうな……。
「マヤ様も行方不明になりました!!王室にもどこにもおられません!!」
「なっー?!」
「まさか……!」
「あ、おい!クロ!!」
マヤ様がいないと言うことに、俺達は衝撃を受けた。そして、俺は嫌な予感をしてもう一度、マヤ様の部屋の方へと走った。
「やっぱり……!」
マヤ様の部屋に入ると、マヤ様が愛用している刀がなかった。なぜ俺はあの朝のマヤ様の言葉に警戒しなかった!!
「くそ!!」
「マヤ様は……まさか?」
「アリシア様を助けるためにどこかに動いてる……!」
「ピカは、すぐに君の権限でここの人たちを集めて、街の人たちの安全確保!それと、王室にいる人たちにも安全に整えて!」
「わかった。クロは!」
「俺はこの部屋とアリシア様の部屋と王室でマヤ様の手がかりになるのを調べる……!」
それだけを指示すると、各自に動いた。ピカも俺とこの状況はヤバイと思い、本気で焦っていた……。
マヤside
ある場所に私は歩みながら、王室にいるであろう仲間達には申し訳ない気持ちになっていた。
皆に迷惑かけてしまっているけど、これはわたしがやるべきことだ。
「姫姉様……!」
私は行方不明になった姫姉様の事を思いはせながら目的の方へと急いでいた。
姫姉様が何かあったのは明白だけど、あのお方は侵入されて拉致されるとかそういうのはないし、戦いも強い……。
「可能性があるとしたら……あそこしかいない……!」
行方不明なる行動の可能性はどう考えてもあそこしかあり得ないし、姫姉様の一瞬のあの警戒したあれはなにかがある!
「……クロには申し訳ないことしたかもしれませんね。平行世界に帰るためには私達の許可がいると言いましたし……」
クロは本当に働き者だと思いましたし、平行世界の地球の話もたくさん聞くことができた。
けれど、もし私が今この行動を見たら間違いなく、クロは動きます。
「部外の彼にこんな問題を巻き込みたくないですね……わがままな私でごめんなさい、クロ」
苦笑しながらも、私はなにも考えずに出ているわけではない。
信頼しているから動けることですし、王室にいるであろうクロとピカにはあとを任せましょう。
昨日の襲撃で、二人の連帯なら間違いなく大丈夫でしょう……!
必ず助けますから、姫姉様!
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM4:00!是非また見に来てください!!
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