夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.13
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

マヤ様達が食事をしながら会話をしている間に、ピカと部屋の壁際で先程のこともあるので周囲の攻撃を警戒していた。
「全部美味しいですね。こんな料理は見たことがありません」
「えぇ、アリシアの部下は優秀なのね。それととも、この国の食料がすごいのかしら??」
「ふ、そういうがこれを考えたのも、そこにいるクロだ。こやつが、美味しい料理を提案してくれた上に、準備もすべて動いてくれていたぞ」
アリシア様がこちらを見ていたのを、お二人もこちらを見ていた。
俺は小さく頭を下げていると、ナオミ様が怪訝に見ていた。
「失礼ながら、この者が考えたのですか?」
「えぇ。クロは、私の従者でもあり、幅広く活躍してますね。ピカは戦闘で役たつ人ですし二人とも優秀です」
「なるほど、いい部下を巡り会えたのね」
「まぁな。それよりも、リエリは旦那とはどうだ?」
アリシア様の問いかけに、リエリ様は一瞬何かに痛むような反応をしていたが、すぐにいつもの優しげな表情になっていた。
「そうね、最近はお互いに忙しく会っていないけど元気よ」
「そうか。結婚式以来は見ていないが、こちらはそちらにいくまでには遠いからな」
「ふふ、そうね。アリシアはどうなの?」
おや、アリシア様も思い人がいると言うことか?
反応を見る限りにこやかに対応をしているから、いるのかもしれないな。
「まぁ、こちらも中々会う時間はないな」
アリシア様もご多忙の身なのは存じているのか、リエリ様は苦笑していた。
その後は、話はスムーズに進み無事に会談も終えた。
「あぁ、そういえば暫くは此方の星にいるのだけど……何か注意しとくことあるのかしら?」
リエリ様は、こちらにうかがうように聞いていたので、マヤ様が答えてくれた。
「そうですね。注意しておくことは今のところありませんが……移動する際に何かありました?」
「いいえ、気になっただけですので気にしないでください。ナオミは聞いておきたいことはあるかしら?」
「私も大丈夫です」
ふむふむ、それにしても……俺とピカは本当は場違いではないですか?
護衛と言えど、なぜなら女性四人に男二人とは少しきついぞ。
「では、戦艦の方に戻るのだな?」
「えぇ」
リエリ様はナオミ様と共に去っていき、俺達は残りの片付けや警備体制に警戒を促しながら仕事をしていた。
そんな怒濤の一日終えると、ともに俺達は四人で本日のことを話した。
「まずは…三人ともご苦労。とくに、ピカとクロはよくぞ責務を果たしたな」
「ありがたきお言葉です。ご褒美いただけるのならやたら女装させるのをやめてください」
「それは貴様の人妻のナンパ癖を治したら考えるがな」
「あ、失くしてもらえる気がないのですね……はぁぁぁ……」
まぁ、そこは日頃の行いなのかもしれないが同情は少しする。
それよりも、このタイミングでご褒美をせがめるこいつのメンタルが凄いなぁ。
「その流れで聞きますが、クロはご褒美求めるのはありますか?」
「俺ですか?俺はなにもないですよ」
「はぁ…クロは物欲が無さすぎまして、別の意味で心配ですね」
「では、なにかひとつ言わないとどうなるかわかっていますか?」
「なにかひとつ!?うぅん……」
もしなにかひとつ言わないと、女装される可能性があるので、なんとか思い付こうと必死に考えていた。
「俺にご褒美を求めるのでしたら……マヤ様とアリシア様がいつまでも健康で仲良くと言うことでどうでしょうか?」
「それが、あなたにご褒美になるのかしら?」
「えぇ」
俺にとってはこういう時間は何よりも嬉しく思うし、幸せに感じる。まぁ、もっとも向こうの世界でいるときの俺は誉められるようなことはしていないがな……。
「まぁ、あなたがそう思うのなら……ですが、それとこれはまた別です!ピカとクロにお説教です!」
「「え?」」
「あまり時間をかけすぎずに倒せばよかったものの、あれはなんで時間かけたのです?見てて冷や冷やしました」
そこからマヤ様が戦い方に対する指摘で厳しく怒られた……。
要するに、マヤ様は心配したのだから、心臓にも悪かったし、どうしてくれると言うことだろう。
「わかりました?」
「「はい……」」
「ふふ、マヤも本当に優しいな。この二人にこんなことを言うなんてよほど気に入ってるのがわかる」
「気に入っているかは別で信頼していますよ」
マヤ様が少し耳赤くしていて答えていることから、かなり信頼してくれてると理解した。
しかし、アリシア様が先程から少し様子がおかしいので後で伺うか。
「私達はこれから部屋に戻ります。ピカは、人妻にナンパしないように」
「マヤ様まで疑う!?!さすがに今はしませんよ!」
「今は……な。まぁよい。今は休め」
マヤ様の冗談にピカは本気で反応していて、周りは和やかになっていた。そして、アリシア様の命令により俺達は下がった。
「ピカ、今日の襲撃はどう思った?」
「ん?まぁ、単純なことだけど……嘗められている印象の攻撃だったな」
「やっぱり?なんか、もっと攻撃も激しく来るかと思ったが……」
「探られている感じで気分悪かったな」
ピカの言う通り、なんか嘗められていることもなにも知らない輩に探り入れられていることも気分が悪い。
「しかし、リエリ様は結婚していたのかー。しばらくこの星にいるのなら一人の時にナンパしてみるかな……」
「アリシア様に報告されるか、自分の部下とかに見られて恥かくのどちらかの未来しかないぞ」
「もっとも、共通しているのは女装される未来しかねぇけどな」
「それをいわないでよ!?本当にありそうで怖いし、やめてくれ!」
こういうのを、“口は災いの門〝というのが正しいかもしれないな。
たしか、不用意に発言すると自分自身に災いを招く恐れがあるため、言葉は十分慎むべきだという戒め。 「口は禍の門」「口は禍の元」などとも聞いたことがある。
「じゃあ、僕は寝るけどクロは?」
「少し明日の用意してから寝る。あと、わかっているけどナンパはダメだからな?」
「しないよ!?!多分……」
信用してないとかではなく、悪い意味での信用はしているけどなぁ。
ピカを見送り、俺はアリシア様のもとへと向かった……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM1:00!是非また見に来てください!!

マヤ様達が食事をしながら会話をしている間に、ピカと部屋の壁際で先程のこともあるので周囲の攻撃を警戒していた。
「全部美味しいですね。こんな料理は見たことがありません」
「えぇ、アリシアの部下は優秀なのね。それととも、この国の食料がすごいのかしら??」
「ふ、そういうがこれを考えたのも、そこにいるクロだ。こやつが、美味しい料理を提案してくれた上に、準備もすべて動いてくれていたぞ」
アリシア様がこちらを見ていたのを、お二人もこちらを見ていた。
俺は小さく頭を下げていると、ナオミ様が怪訝に見ていた。
「失礼ながら、この者が考えたのですか?」
「えぇ。クロは、私の従者でもあり、幅広く活躍してますね。ピカは戦闘で役たつ人ですし二人とも優秀です」
「なるほど、いい部下を巡り会えたのね」
「まぁな。それよりも、リエリは旦那とはどうだ?」
アリシア様の問いかけに、リエリ様は一瞬何かに痛むような反応をしていたが、すぐにいつもの優しげな表情になっていた。
「そうね、最近はお互いに忙しく会っていないけど元気よ」
「そうか。結婚式以来は見ていないが、こちらはそちらにいくまでには遠いからな」
「ふふ、そうね。アリシアはどうなの?」
おや、アリシア様も思い人がいると言うことか?
反応を見る限りにこやかに対応をしているから、いるのかもしれないな。
「まぁ、こちらも中々会う時間はないな」
アリシア様もご多忙の身なのは存じているのか、リエリ様は苦笑していた。
その後は、話はスムーズに進み無事に会談も終えた。
「あぁ、そういえば暫くは此方の星にいるのだけど……何か注意しとくことあるのかしら?」
リエリ様は、こちらにうかがうように聞いていたので、マヤ様が答えてくれた。
「そうですね。注意しておくことは今のところありませんが……移動する際に何かありました?」
「いいえ、気になっただけですので気にしないでください。ナオミは聞いておきたいことはあるかしら?」
「私も大丈夫です」
ふむふむ、それにしても……俺とピカは本当は場違いではないですか?
護衛と言えど、なぜなら女性四人に男二人とは少しきついぞ。
「では、戦艦の方に戻るのだな?」
「えぇ」
リエリ様はナオミ様と共に去っていき、俺達は残りの片付けや警備体制に警戒を促しながら仕事をしていた。
そんな怒濤の一日終えると、ともに俺達は四人で本日のことを話した。
「まずは…三人ともご苦労。とくに、ピカとクロはよくぞ責務を果たしたな」
「ありがたきお言葉です。ご褒美いただけるのならやたら女装させるのをやめてください」
「それは貴様の人妻のナンパ癖を治したら考えるがな」
「あ、失くしてもらえる気がないのですね……はぁぁぁ……」
まぁ、そこは日頃の行いなのかもしれないが同情は少しする。
それよりも、このタイミングでご褒美をせがめるこいつのメンタルが凄いなぁ。
「その流れで聞きますが、クロはご褒美求めるのはありますか?」
「俺ですか?俺はなにもないですよ」
「はぁ…クロは物欲が無さすぎまして、別の意味で心配ですね」
「では、なにかひとつ言わないとどうなるかわかっていますか?」
「なにかひとつ!?うぅん……」
もしなにかひとつ言わないと、女装される可能性があるので、なんとか思い付こうと必死に考えていた。
「俺にご褒美を求めるのでしたら……マヤ様とアリシア様がいつまでも健康で仲良くと言うことでどうでしょうか?」
「それが、あなたにご褒美になるのかしら?」
「えぇ」
俺にとってはこういう時間は何よりも嬉しく思うし、幸せに感じる。まぁ、もっとも向こうの世界でいるときの俺は誉められるようなことはしていないがな……。
「まぁ、あなたがそう思うのなら……ですが、それとこれはまた別です!ピカとクロにお説教です!」
「「え?」」
「あまり時間をかけすぎずに倒せばよかったものの、あれはなんで時間かけたのです?見てて冷や冷やしました」
そこからマヤ様が戦い方に対する指摘で厳しく怒られた……。
要するに、マヤ様は心配したのだから、心臓にも悪かったし、どうしてくれると言うことだろう。
「わかりました?」
「「はい……」」
「ふふ、マヤも本当に優しいな。この二人にこんなことを言うなんてよほど気に入ってるのがわかる」
「気に入っているかは別で信頼していますよ」
マヤ様が少し耳赤くしていて答えていることから、かなり信頼してくれてると理解した。
しかし、アリシア様が先程から少し様子がおかしいので後で伺うか。
「私達はこれから部屋に戻ります。ピカは、人妻にナンパしないように」
「マヤ様まで疑う!?!さすがに今はしませんよ!」
「今は……な。まぁよい。今は休め」
マヤ様の冗談にピカは本気で反応していて、周りは和やかになっていた。そして、アリシア様の命令により俺達は下がった。
「ピカ、今日の襲撃はどう思った?」
「ん?まぁ、単純なことだけど……嘗められている印象の攻撃だったな」
「やっぱり?なんか、もっと攻撃も激しく来るかと思ったが……」
「探られている感じで気分悪かったな」
ピカの言う通り、なんか嘗められていることもなにも知らない輩に探り入れられていることも気分が悪い。
「しかし、リエリ様は結婚していたのかー。しばらくこの星にいるのなら一人の時にナンパしてみるかな……」
「アリシア様に報告されるか、自分の部下とかに見られて恥かくのどちらかの未来しかないぞ」
「もっとも、共通しているのは女装される未来しかねぇけどな」
「それをいわないでよ!?本当にありそうで怖いし、やめてくれ!」
こういうのを、“口は災いの門〝というのが正しいかもしれないな。
たしか、不用意に発言すると自分自身に災いを招く恐れがあるため、言葉は十分慎むべきだという戒め。 「口は禍の門」「口は禍の元」などとも聞いたことがある。
「じゃあ、僕は寝るけどクロは?」
「少し明日の用意してから寝る。あと、わかっているけどナンパはダメだからな?」
「しないよ!?!多分……」
信用してないとかではなく、悪い意味での信用はしているけどなぁ。
ピカを見送り、俺はアリシア様のもとへと向かった……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日PM1:00!是非また見に来てください!!
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