夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.11
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

ダンスパーティーも終わり、アリシア様の護衛もその日は無事に終わった。
帰った翌日の朝にマヤ様に昨日の出来事を話すと……。
「ジル男爵は姫姉様に何て失礼なことを……!クロ、不届きものをよく成敗してくれました」
満足そうに頷いていた。ジル男爵は前々からアリシア様に対していい印象はなかったらしいが……。
「周りの声は気にしなくっていいのです。クロは自分の責務を全うしましたから」
「ありがたきお言葉です。本日はどのように動けば……?」
「そうですね…近々異邦人が来るのは話しましたね?」
「はっ。料理の用意もきちんと出来ますが……何かあったのでしょうか?」
「いえ、大きな問題はありません」
「実は明後日にその異邦人がこられるそうなのですが、その時に姫姉様の知り合いもこられるそうです」
「アリシア様の知り合いですか?」
「えぇ。クロに帯同することは此方が許可していますが……当日は少し服装をおしゃれにしませんか?」
え、この動きやすい格好をしているの気に入っているのにお洒落にするというのは……?
「ピカとあなたにおしゃれな格好をしてもらいます。その異邦人にあうときは、ピカも帯同してもらいますから」
「ピカもですか?」
「姫姉様は、ピカの腕前も性格の良さも買っています。まぁ、人妻にナンパする点を除けばですが……」
マヤ様は苦笑されていたが、ピカの信頼されていることがよくわかる。
そして、いい意味でも悪い意味もそこも評価されていることに……。
「私は今日は姫姉様と会談に向けてのお話ですが、クロはどうします?」
「ピカと明後日の打ち合わせをします」
「そうですか。でしたら、もし終わりましたらすぐに来てくださいね?まだまだお話聞きたいのがありますから」
マヤ様とはじつは話す時間あるときに、俺の世界の楽しい話をしている。
それを知っているアリシア様は、「マヤとは、これからも仲良く話してほしい。年が離れていないと言うのもあるかもしれないが、マヤはピカとお前に心許しているぞ」と言っていた。
「わかりました。では、失礼します」
マヤ様が心許してくれていることに嬉しく思いながらも責務を全うするつもりで、やると決めた。
「ピカ、待たせたな」
マヤ様と別れた俺は少し離れた場所にいくと、ピカは今日は女装ではない姿で待っていた。
「よ。久々に女装ではない姿で体も気持ちも楽だよ」
「それはよかった。アリシア様は、またお前の女装を考えているが今日はその被害はなかったか」
「あはは、僕は男だからね?あと、その不穏な情報は聞きたくなかったなぁ」
「で、俺にわざわざ話ってなんだ?」
「僕がマヤ様とアリシア様は知り合いなの知っているだろ?で、僕は彼女達の知らないあることしているのだよ」
マヤ様とアリシア様が知らないあることをしていると言うのに、気になってそれを聞いた。
ピカは少しいたずらっ子の顔でこちらを見ていた。
「研究」
「なんのだよ」
「それはねーーー」
ピカのやっている研究の内容を聞いて俺はあきれるも、これは追求しない方がいいと思い聞かなかった。
「そうそう!クロに聞きたいのだけどさ、彼女いるの?」
「いないに決まっているだろ?そういう君こそいるのか?」
「ふっ……そんなのいないよ!!」
そんな堂々と言うことではないと思うのだけど……まぁ、それはおいといても話は終わっていないからな。
「じゃあ、なぜ聞いたんだよ」
「そんなのは決まっているじゃないか?聞きたいから聞くし、それに僕は人妻好きだから付き合うなら人妻!」
「アリシア様達に報告だな」
「あ、ごめんなさい。それだけは許してください」
きれいにお辞儀するがこいついつか本当に人妻になにかをしそうで怖いなぁ。
それにしても、好きな人がいないのは、この世界ではいないの意味を含めてだがな……。
「そういえば、ピカは大司教とは面識あるか?」
「大司教?んー……あると言えばあるかな?それがどうしたの?」
「どう感じる?俺は旅人だからかあれは信用できないな」
「それはわからないでもないかな?僕も信用はしていないよ?」
まぁ、これはこちらの世界の経験上なのかもしれないけどなんかこう……ドス黒い嫌な感覚だよなぁ。
「そうそう、マヤ様は彼氏もいないの知っていた?」
へぇ、マヤ様なら婚約者いてもおかしくないのだけど色々とあるのかもしれないな。まぁ、そこは俺が言える立場ではないかな。
「知り合いのお前は狙わないのかよ?」
「マヤ様は綺麗だけどそれは僕の方ではないかな?僕は絶対に人妻を狙う!!そして、偉大なる夢は人妻ハーレムを作り上げること!!」
「……え、冗談だよな?」
たまにピカの人妻に対するその意欲はどこからわいてくるのか不思議でしかたがない上に心配になるな……。
「さて、真面目に明後日の打ち合わせをしましょうか」
「ですね。アリシア様にサボっていると思われてはあれなのでね」
「警備体制はしっかりしているのは当たり前として……心配なのは襲撃テロですかね?アリシア様やマヤ様が強くっても、やはり数でこられると心配ですね」
「それはあり得ますね。それと――」
色々と打ち合わせをしながら最悪のケースもこだわり、そしてマヤ様達の美濃安全を守るための最悪のケースも考えていた
「はぁぁ……話しすぎたな」
気がつけば遅くなり、マヤ様がまだ起きているか心配で向かうとマヤ様がようやく来てくれたと言わんばかりにこちらを見ていた。
「もう遅いですよ、クロ。打ち合わせははかどりましたか?」
「遅くなり申し訳ございません。えぇ、打ち合わせは無事に終わりまして、これで当日迎える予定です」
「それはお疲れさまです。ですが、私の方に来るまで時間を経っていますね?罰として、故郷の話を聞かせてくださいな」
マヤ様が少し不機嫌そうに言うも、待ちくたびれた子供のように言っていた。俺は微笑みながらマヤ様の方に歩み寄って答えた。
「わかりました。マヤ様の命令であらば従いましょう」
「それでいいのです」
マヤ様の命令に逆らうことなく敬っていた。マヤ様は嬉しそうに笑っていたので俺も微笑みながら話を切り出した……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日AM11:00!是非また見に来てください!!

ダンスパーティーも終わり、アリシア様の護衛もその日は無事に終わった。
帰った翌日の朝にマヤ様に昨日の出来事を話すと……。
「ジル男爵は姫姉様に何て失礼なことを……!クロ、不届きものをよく成敗してくれました」
満足そうに頷いていた。ジル男爵は前々からアリシア様に対していい印象はなかったらしいが……。
「周りの声は気にしなくっていいのです。クロは自分の責務を全うしましたから」
「ありがたきお言葉です。本日はどのように動けば……?」
「そうですね…近々異邦人が来るのは話しましたね?」
「はっ。料理の用意もきちんと出来ますが……何かあったのでしょうか?」
「いえ、大きな問題はありません」
「実は明後日にその異邦人がこられるそうなのですが、その時に姫姉様の知り合いもこられるそうです」
「アリシア様の知り合いですか?」
「えぇ。クロに帯同することは此方が許可していますが……当日は少し服装をおしゃれにしませんか?」
え、この動きやすい格好をしているの気に入っているのにお洒落にするというのは……?
「ピカとあなたにおしゃれな格好をしてもらいます。その異邦人にあうときは、ピカも帯同してもらいますから」
「ピカもですか?」
「姫姉様は、ピカの腕前も性格の良さも買っています。まぁ、人妻にナンパする点を除けばですが……」
マヤ様は苦笑されていたが、ピカの信頼されていることがよくわかる。
そして、いい意味でも悪い意味もそこも評価されていることに……。
「私は今日は姫姉様と会談に向けてのお話ですが、クロはどうします?」
「ピカと明後日の打ち合わせをします」
「そうですか。でしたら、もし終わりましたらすぐに来てくださいね?まだまだお話聞きたいのがありますから」
マヤ様とはじつは話す時間あるときに、俺の世界の楽しい話をしている。
それを知っているアリシア様は、「マヤとは、これからも仲良く話してほしい。年が離れていないと言うのもあるかもしれないが、マヤはピカとお前に心許しているぞ」と言っていた。
「わかりました。では、失礼します」
マヤ様が心許してくれていることに嬉しく思いながらも責務を全うするつもりで、やると決めた。
「ピカ、待たせたな」
マヤ様と別れた俺は少し離れた場所にいくと、ピカは今日は女装ではない姿で待っていた。
「よ。久々に女装ではない姿で体も気持ちも楽だよ」
「それはよかった。アリシア様は、またお前の女装を考えているが今日はその被害はなかったか」
「あはは、僕は男だからね?あと、その不穏な情報は聞きたくなかったなぁ」
「で、俺にわざわざ話ってなんだ?」
「僕がマヤ様とアリシア様は知り合いなの知っているだろ?で、僕は彼女達の知らないあることしているのだよ」
マヤ様とアリシア様が知らないあることをしていると言うのに、気になってそれを聞いた。
ピカは少しいたずらっ子の顔でこちらを見ていた。
「研究」
「なんのだよ」
「それはねーーー」
ピカのやっている研究の内容を聞いて俺はあきれるも、これは追求しない方がいいと思い聞かなかった。
「そうそう!クロに聞きたいのだけどさ、彼女いるの?」
「いないに決まっているだろ?そういう君こそいるのか?」
「ふっ……そんなのいないよ!!」
そんな堂々と言うことではないと思うのだけど……まぁ、それはおいといても話は終わっていないからな。
「じゃあ、なぜ聞いたんだよ」
「そんなのは決まっているじゃないか?聞きたいから聞くし、それに僕は人妻好きだから付き合うなら人妻!」
「アリシア様達に報告だな」
「あ、ごめんなさい。それだけは許してください」
きれいにお辞儀するがこいついつか本当に人妻になにかをしそうで怖いなぁ。
それにしても、好きな人がいないのは、この世界ではいないの意味を含めてだがな……。
「そういえば、ピカは大司教とは面識あるか?」
「大司教?んー……あると言えばあるかな?それがどうしたの?」
「どう感じる?俺は旅人だからかあれは信用できないな」
「それはわからないでもないかな?僕も信用はしていないよ?」
まぁ、これはこちらの世界の経験上なのかもしれないけどなんかこう……ドス黒い嫌な感覚だよなぁ。
「そうそう、マヤ様は彼氏もいないの知っていた?」
へぇ、マヤ様なら婚約者いてもおかしくないのだけど色々とあるのかもしれないな。まぁ、そこは俺が言える立場ではないかな。
「知り合いのお前は狙わないのかよ?」
「マヤ様は綺麗だけどそれは僕の方ではないかな?僕は絶対に人妻を狙う!!そして、偉大なる夢は人妻ハーレムを作り上げること!!」
「……え、冗談だよな?」
たまにピカの人妻に対するその意欲はどこからわいてくるのか不思議でしかたがない上に心配になるな……。
「さて、真面目に明後日の打ち合わせをしましょうか」
「ですね。アリシア様にサボっていると思われてはあれなのでね」
「警備体制はしっかりしているのは当たり前として……心配なのは襲撃テロですかね?アリシア様やマヤ様が強くっても、やはり数でこられると心配ですね」
「それはあり得ますね。それと――」
色々と打ち合わせをしながら最悪のケースもこだわり、そしてマヤ様達の美濃安全を守るための最悪のケースも考えていた
「はぁぁ……話しすぎたな」
気がつけば遅くなり、マヤ様がまだ起きているか心配で向かうとマヤ様がようやく来てくれたと言わんばかりにこちらを見ていた。
「もう遅いですよ、クロ。打ち合わせははかどりましたか?」
「遅くなり申し訳ございません。えぇ、打ち合わせは無事に終わりまして、これで当日迎える予定です」
「それはお疲れさまです。ですが、私の方に来るまで時間を経っていますね?罰として、故郷の話を聞かせてくださいな」
マヤ様が少し不機嫌そうに言うも、待ちくたびれた子供のように言っていた。俺は微笑みながらマヤ様の方に歩み寄って答えた。
「わかりました。マヤ様の命令であらば従いましょう」
「それでいいのです」
マヤ様の命令に逆らうことなく敬っていた。マヤ様は嬉しそうに笑っていたので俺も微笑みながら話を切り出した……。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日AM11:00!是非また見に来てください!!
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