夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.04
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

事情聴取も終わらしていただき、マヤ様の執事になることも決まったその日の夜からマヤ様からの約束事を作られた
「いい?監視も兼ねて執事になったとはいえ、貴方はそんな経験はしていないでしょう」
「はい」
「なら、私が独自のルールを言えば守ってもらうわよ?破れば……覚悟しなさいな」
妖艶に微笑みながらこちらを見る。やれやれ、アリシア様といいマヤ様といい、この二人かなり強気な女性だなぁ。
「は。なんなりと」
「①この国に反逆の意思を見せないでほしい」
「②王宮の掃除や洗濯、料理を貴方がしなさい。これは他の面子も話しているし、周りを納得させる結果を残しなさい」
「③勝手に平行世界から帰る事は許さない。貴方の平行世界から来た機体は此方が隠しているから満足いく結果が出るまでは返さない」
ふむ……思ったよりもやり易い条件だな。
これくらいならどうにでもなるが……俺の部屋は恐らくないのだろうな。まぁ、見張りも兼ねて色々しておくか。
「あと、その奇妙な格好はやめておきなさい。なにか着替えておいて動いてもらうわ」
「執事の服とかはなく?」
「えぇ。あと、私達の食事を作るのに材料を使うのは構わないけど、勝手に自分のための料理を作るのには禁止ね」
なるほど、つまり王宮の食材はアリシア様とマヤ様……それ以外のものはいいけど、俺は自分で食材を確保してということか。
「貴方の寝る部屋は王宮の古びた倉庫よ。ピカに案内をしてもらいなさい」
「寝る部屋だけあるのはありがたい」
「あら、てっきり反抗すると思いましたわ?」
「元をたどれば俺は平行世界から来たものだから、余所者には厳しいのは当たり前だ。マヤ様の対応は間違えていないし、古びた倉庫で寝る場所与えられるのはありがたい」
マヤ様は、品を定めるようにこちらを見ているが俺は別にそういう環境は慣れている。……いや、なったことがあるから大したことはない。
「ひとつ許可をほしいことがある。この国に探索および働く許可をほしい」
「どういう意味での要求かしら?それはスパイをすると言うにも聞こえるのですが?」
「この国で少しの期間でも在住させていただけるのなら知って損はないと思ったからです。それに、仕事はきっちりこなすから色々と知って損はないと考えたからです」
「……いいですわ。働く許可を与えますが、この国に害を与えたら即死刑です。いいですね」
国に害を与えると死刑と発言している段階で、国を大切に思っているのがよくわかる。いや、王女として目指すがゆえの発言なのかはわからないが……今は感謝しておこう。
「ありがとうございます。古びた倉庫は好きなように使っても?」
「構わないですけど、何度も言うように貴方の機体は此方が隠していますから満足いく結果得るまでは返しませんし、教えませんよ」
「それは了承してます。王女様なら、約束を守ると信じてますし、俺は俺の責務を全うするだけです」
「……話しは終わり。明日から励みなさい」
ふむ、話しは終わりみたいだしこれから古びた倉庫のほうにいこうとするか。それにしても、次期王女としての責務もあるだろうが、しっかりとした人だな……。
マヤside
あの胡散臭い男がいなくなってから、部屋は一人の空間で状況整理した。
姫姉様は、軍事のこともあるこら今は席をはずしているけど、どうもあの男は嘘を言っている感じはない。
「どこまで本当のことをいっているのでしょうね……」
平行世界と言うのは恐らく本当だろう。姫姉様が分析したときに、見たことがない装置をつけていると言うことから、それは嘘ではないはず。
「ただ、私の太刀筋を止めたあれは……普通の一般人ではないですね……」
確かに手加減はして攻撃はしましたが、普通はあんなにきれいに止められることはあり得ませんし、少しは傷がついているはず……。
「極め付きはあの傷だらけね」
どう考えても、小さな体で傷だらけなのはおかしい。細かい傷がありすぎる上に、あの目は修羅場を潜り抜けている目……。
「本音を言えば普通の王宮の部屋も考えていたけど……平行の世界から来たとか、あの受け身を考えたら距離はとったほうが正解ですね」
「マヤ、入るぞ」
「姫姉様!入ってよろしいですよ」
姫姉様が部屋に来たと言うことは仕事も終えたと言うことに違いない、それにしても、幼い頃から姫姉様が色々と助けてくれたお陰で今があるのだから憧れる……。
「あの男はどうした?」
「あの男なら、古びた倉庫で寝ることにさせました。平行世界から来たとはいえそう簡単には信用してはいけませんからね」
「違いない。だが、お前も気づいていたのだろ?奴のあの傷だらけは、明らかに平民とは思えないぞ」
「えぇ。どう考えても、平民にしてはおかしいです……それとも向こうの世界はそれが当たり前なのですかね……」
「気にするな。だが、もしも我らの国に害をなすなら即死刑及び仕留めることに異議はないな?マヤ、私の意見ばかりに気にせずに答えよ」
「無いです」
そう、もしも国に害をなすものなら私はあの男を遠慮なく打ち倒そう。でもそういえばあの男は地球といっていましたわね……。
「ねぇ、姫姉様。あの男は地球と言っていましたわね」
「ん、そういえばそうだな。ふむ……そうなると、やつはこの世界のもうひとつのことを知らないのではないか?」
「そうですね……。はぁ ……」
教えるべきか自分で調べて貰うべきか悩みどころですね。
そういえば、あの男はピカの変わらないくらい小さい体格でしたが……何歳なのでしょうか?
「まぁ、いずれにしても信用はすぐにできません」
「あの男の話しは終わりだ。マヤはこれから寝ないといけないぞ」
「それを言うなら姫姉様もですよ?」
「ふっ……なら明日もお互いにしっかり励もうではないか」
姫姉様は私の部屋をあとにして出ていった。本当にあの威厳のある姿は私は憧れるわ………。
さて、私も寝ないと…ね。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日AM4:00!是非また見に来てください!!

事情聴取も終わらしていただき、マヤ様の執事になることも決まったその日の夜からマヤ様からの約束事を作られた
「いい?監視も兼ねて執事になったとはいえ、貴方はそんな経験はしていないでしょう」
「はい」
「なら、私が独自のルールを言えば守ってもらうわよ?破れば……覚悟しなさいな」
妖艶に微笑みながらこちらを見る。やれやれ、アリシア様といいマヤ様といい、この二人かなり強気な女性だなぁ。
「は。なんなりと」
「①この国に反逆の意思を見せないでほしい」
「②王宮の掃除や洗濯、料理を貴方がしなさい。これは他の面子も話しているし、周りを納得させる結果を残しなさい」
「③勝手に平行世界から帰る事は許さない。貴方の平行世界から来た機体は此方が隠しているから満足いく結果が出るまでは返さない」
ふむ……思ったよりもやり易い条件だな。
これくらいならどうにでもなるが……俺の部屋は恐らくないのだろうな。まぁ、見張りも兼ねて色々しておくか。
「あと、その奇妙な格好はやめておきなさい。なにか着替えておいて動いてもらうわ」
「執事の服とかはなく?」
「えぇ。あと、私達の食事を作るのに材料を使うのは構わないけど、勝手に自分のための料理を作るのには禁止ね」
なるほど、つまり王宮の食材はアリシア様とマヤ様……それ以外のものはいいけど、俺は自分で食材を確保してということか。
「貴方の寝る部屋は王宮の古びた倉庫よ。ピカに案内をしてもらいなさい」
「寝る部屋だけあるのはありがたい」
「あら、てっきり反抗すると思いましたわ?」
「元をたどれば俺は平行世界から来たものだから、余所者には厳しいのは当たり前だ。マヤ様の対応は間違えていないし、古びた倉庫で寝る場所与えられるのはありがたい」
マヤ様は、品を定めるようにこちらを見ているが俺は別にそういう環境は慣れている。……いや、なったことがあるから大したことはない。
「ひとつ許可をほしいことがある。この国に探索および働く許可をほしい」
「どういう意味での要求かしら?それはスパイをすると言うにも聞こえるのですが?」
「この国で少しの期間でも在住させていただけるのなら知って損はないと思ったからです。それに、仕事はきっちりこなすから色々と知って損はないと考えたからです」
「……いいですわ。働く許可を与えますが、この国に害を与えたら即死刑です。いいですね」
国に害を与えると死刑と発言している段階で、国を大切に思っているのがよくわかる。いや、王女として目指すがゆえの発言なのかはわからないが……今は感謝しておこう。
「ありがとうございます。古びた倉庫は好きなように使っても?」
「構わないですけど、何度も言うように貴方の機体は此方が隠していますから満足いく結果得るまでは返しませんし、教えませんよ」
「それは了承してます。王女様なら、約束を守ると信じてますし、俺は俺の責務を全うするだけです」
「……話しは終わり。明日から励みなさい」
ふむ、話しは終わりみたいだしこれから古びた倉庫のほうにいこうとするか。それにしても、次期王女としての責務もあるだろうが、しっかりとした人だな……。
マヤside
あの胡散臭い男がいなくなってから、部屋は一人の空間で状況整理した。
姫姉様は、軍事のこともあるこら今は席をはずしているけど、どうもあの男は嘘を言っている感じはない。
「どこまで本当のことをいっているのでしょうね……」
平行世界と言うのは恐らく本当だろう。姫姉様が分析したときに、見たことがない装置をつけていると言うことから、それは嘘ではないはず。
「ただ、私の太刀筋を止めたあれは……普通の一般人ではないですね……」
確かに手加減はして攻撃はしましたが、普通はあんなにきれいに止められることはあり得ませんし、少しは傷がついているはず……。
「極め付きはあの傷だらけね」
どう考えても、小さな体で傷だらけなのはおかしい。細かい傷がありすぎる上に、あの目は修羅場を潜り抜けている目……。
「本音を言えば普通の王宮の部屋も考えていたけど……平行の世界から来たとか、あの受け身を考えたら距離はとったほうが正解ですね」
「マヤ、入るぞ」
「姫姉様!入ってよろしいですよ」
姫姉様が部屋に来たと言うことは仕事も終えたと言うことに違いない、それにしても、幼い頃から姫姉様が色々と助けてくれたお陰で今があるのだから憧れる……。
「あの男はどうした?」
「あの男なら、古びた倉庫で寝ることにさせました。平行世界から来たとはいえそう簡単には信用してはいけませんからね」
「違いない。だが、お前も気づいていたのだろ?奴のあの傷だらけは、明らかに平民とは思えないぞ」
「えぇ。どう考えても、平民にしてはおかしいです……それとも向こうの世界はそれが当たり前なのですかね……」
「気にするな。だが、もしも我らの国に害をなすなら即死刑及び仕留めることに異議はないな?マヤ、私の意見ばかりに気にせずに答えよ」
「無いです」
そう、もしも国に害をなすものなら私はあの男を遠慮なく打ち倒そう。でもそういえばあの男は地球といっていましたわね……。
「ねぇ、姫姉様。あの男は地球と言っていましたわね」
「ん、そういえばそうだな。ふむ……そうなると、やつはこの世界のもうひとつのことを知らないのではないか?」
「そうですね……。はぁ ……」
教えるべきか自分で調べて貰うべきか悩みどころですね。
そういえば、あの男はピカの変わらないくらい小さい体格でしたが……何歳なのでしょうか?
「まぁ、いずれにしても信用はすぐにできません」
「あの男の話しは終わりだ。マヤはこれから寝ないといけないぞ」
「それを言うなら姫姉様もですよ?」
「ふっ……なら明日もお互いにしっかり励もうではないか」
姫姉様は私の部屋をあとにして出ていった。本当にあの威厳のある姿は私は憧れるわ………。
さて、私も寝ないと…ね。
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日AM4:00!是非また見に来てください!!
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