夢と欲望の幸せ監獄楽園 STAGE.03
コラボ企画 - 2022年10月16日 (日)
小悪魔さんとのコラボ作品となります。

一先ずはマヤ王女様専用の執事をやることが決まり、アリシア様は出入りもよくするので身分がわからないやつの監視も兼ねてとなった。
「ひとまず貴様の処遇は決まったが、命は此方が握っていることを忘れるなよ」
「はっ」
「軍人のものには、旅人と説明させておきます。それと、この世界を説明するには私達は時間があまりとれませんので……貴方の見張りとしてピカに頼みます」
あのショタで人妻が好きな身長の低い奴が俺にこの世界の説明をすると言うことかよ。
っていうか、旅人なのに知らないって不信に思われない?
「安心しなさい。彼は、見た目はあれですがそれなりに強い子です。まぁ、人妻が好き過ぎるのを除けば良識有るものです」
「私はいつも厳しく指導はしているのだが、あやつのあれはもう治らないだろう。はぁ、友人に会わせるとあやつはナンパ確定だな」
「あれ?彼一応信頼されていますよね?」
「一応な」
あいつ……王女様にまでそういう認識されていると言うか、ばれているじゃねぇか。ごまかしてあげれる要素ないぞ。
「王女様達がお呼びとして駆けつけました!ご用件はなにでしょうか!?」
「来たか。ピカ、貴様にはこの男にこの世界の説明をしてやれ。私達は忙しいからな」
「旅人らしく、私達の星の事は知らなかったみたいそうです」
「分かりました!手錠を嵌めながら連行します!」
ピカが手錠をはめられている俺をつれていこうとしていたが、アリシアさんが思い出したようにピカを呼び止めた。
「ピカ、貴様にひとつ確認したいことがある」
「はっ!何でしょうか!」
「貴様、このまえ町娘の母親にナンパしたと言う報告があるがどう言うことだ?」
「げっ……な、なぜばれているのです!?」
ピカは明らかに動揺しているが、もうこれ筒抜けだろうから諦めたら良いのでは……こいつは小さい。
「姫姉様の報告がそうなら、ピカ…」
「ご、誤解なのです!!色々と訳ありまして…!」
「コーデリア公国軍次期大公マヤ・コーデリアとアリシア・ビューストレームの権力で命令します。一週間勤務中は女装して王宮に来なさい」
「女装!?女装だけは……!」
「なに、貴様が幼いときはそれくらい普通にしていただろ?貴様も喜んでいたくせに」
「3歳位の話ですよね?!」
アリシアさんは悪戯っ子のようにニヤニヤとしていて、反応を楽しんでいるし、どうやらピカは王女様達とは幼馴染みなのか?
しかし、こいつ見た目はいいから女装しても女子と間違われるだろうな
「先に言うが拒否権はない。貴様には良い薬になる」
「だよねぇ…はは……」
うわ、こいつはどうやら年上に逆らえないタイプか……何て言うか他人事ではないから同情するなぁ…… 。
「はぁ……失礼します」
「説明も一通り終えて満足したら戻ってこい」
アリシアさんの言葉を聞いて俺達は退室した。
そして、この世界の歴史を知るための資料館につれていかれたがその間に着くまでは悲哀が漂っていた
「あーまぁ……元気出せよ?」
「うん……まぁ……一体どこでそれがばれたのか知らないけど……説明するね?」
「その前に聞きたいが、お前は王女達とは幼馴染みなのか?」
「あー……うん。君は外部だから良いかな?アリシア様とは幼馴染みでその時にマヤ様も知り合った」
アリシアさんはかなりの高い地位のはず。ということとはこいつも王族かなんかの出身か?
「あ、先に言うけど王族ではないよ?あはは、知り合ったきっかけはすごく昔でね……小さい時にひとりぼっちだった僕に声かけてくれたのがアリシア様だったの。向こうは女の子と勘違いしていたみたいで僕を女装させるの好きだったのさ」
「そうか……」
「で、少し宇宙で旅して戻ってきて今がある感じかな?」
宇宙に旅していたとは、たいした行動力としか言えないな。
しかし、そういうところはこの平行世界は俺達とは異なる世界と言うことになるのかな……。
「さて、この世界の説明をするね?僕達の住んでいるこの星は天王星宙域の小惑星型スペースコロニー・コーデリアっていう場所なんだ」
「天王星……ずいぶん遠いところにか……」
「どこの星かはわからないっていっていたものね。で、僕達の星のトップはアリシア様とマヤ様」
うん?この星には二人のトップがいると言うことになるのか?まぁそこも説明してくれるはずだから、黙って聞こうか。
「まずは、アリシア様の話をしておこうか」
「彼女は先代イェルド・コーデリア大公の弟レイフ・ビューストレーム伯爵の娘。そして、先代イェルドはマヤ様のお父様であり、マヤ様とは従姉妹関係なんだ」
「彼女はイェルド大公とレイフ伯爵が相次いで暗殺されると幼い後継者マヤ・コーデリアの後見人として摂政となった」
「暗殺って穏やかではないか。犯人は捕まったのか?」
「残念ながら掴んでいない」
「そして、アリシア様が後見人になる同時に、軍事においても天才の才能を発揮した一般用に「装甲騎ヌル」を完成させ、自身もパイロットとして専用の装甲騎「アインス」を駆り、それまで辺境の小国に過ぎなかったコーデリアをネオ・テラーズやニュー・ソラルに大きな影響を及ぼす軍事強国に導いたのさ」
(ニューソラルにネオテラーズ……?)
「すまない、ニューとかネオとか、それはなんだ?」
「知らないの?まぁ、説明すると火星にあるところなんだ。そこの母親と娘きれいだよ?」
「そこは良い。まぁ、すまない。話を続けてくれ」
俺が聞きたいのはそれではないが、それはあとで調べたりしてみるか。
それにしても、宇宙の広大な場所へ行ける時代になっても軍事か……。
「アリシア様は、威風堂々たる王者のような振る舞いと華麗な美しさ、そして装甲騎を以って戦場を駆ける最強の英傑として軍部や国民から絶大な信頼と畏敬の念を集めており、「鬼姫」の異名を持つのさ」
「鬼姫には見えないがな……」
「鬼だよ!?僕を女装させるくらいなのだから!!」
あ、それはまだ引きずるなんて、相当やられているみたいだな。まぁ、俺に被害はいかないから止めないけどさ……。
「マヤ様は後見人となったアリシア様から将来を嘱望され、アリシア同様に臣下国民に絶大な人気を誇る姫君で専用の装甲騎「ツヴァイ」を駆るパイロットでもあり、第2次コーデリア宙域の戦いにて初陣を果たし大勝を収めている」
「戦争があるのか?」
「そこはまぁ、色々な事情でね……こんなところかな?説明するのは」
「助かった」
大体二人の経歴もわかったし、この国の事情もわかった。まぁ、聞いたからって戦争を終わらせる力はないけどさ……。
「注意しとかないといけない連中はいるのか?」
「んー……そうだな……協会の連中とかはキナ臭いかな?アリシア様達を見る目はあれは…なにかを狙っているから」
「……ひとつ聞きたい。アリシア様とマヤ様が狙われる理由はわかるが、なぜ協会の連中が一番警戒を?」
「噂がでないのがおかしい。いい?良い噂もあれば悪い噂もあるのだけど……でなさすぎるのもまた奇妙な話なんだ」
ふむ……それはますますおかしい話だな。だが、それは今俺にどうこうはできる話ではないから警戒だけはしておこう。
「さ、戻ろうか」
ピカの説明も終えて、時間もそれなりに経過したみたいだから王女様達のいる王宮に戻ろうとすると……。
「戻ってきたか。ピカ、貴様の罰ゲーム用の女を用意したから今日から着て帰れ」
「戻って第一声が、それなんてやっぱり鬼姫だ!」
アリシア様が嬉々として、女装の用意したのをピカに着させようとしたのはまた別の話だ………。アリシア様って、実はお茶目?
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日AM3:00!是非また見に来てください!!

一先ずはマヤ王女様専用の執事をやることが決まり、アリシア様は出入りもよくするので身分がわからないやつの監視も兼ねてとなった。
「ひとまず貴様の処遇は決まったが、命は此方が握っていることを忘れるなよ」
「はっ」
「軍人のものには、旅人と説明させておきます。それと、この世界を説明するには私達は時間があまりとれませんので……貴方の見張りとしてピカに頼みます」
あのショタで人妻が好きな身長の低い奴が俺にこの世界の説明をすると言うことかよ。
っていうか、旅人なのに知らないって不信に思われない?
「安心しなさい。彼は、見た目はあれですがそれなりに強い子です。まぁ、人妻が好き過ぎるのを除けば良識有るものです」
「私はいつも厳しく指導はしているのだが、あやつのあれはもう治らないだろう。はぁ、友人に会わせるとあやつはナンパ確定だな」
「あれ?彼一応信頼されていますよね?」
「一応な」
あいつ……王女様にまでそういう認識されていると言うか、ばれているじゃねぇか。ごまかしてあげれる要素ないぞ。
「王女様達がお呼びとして駆けつけました!ご用件はなにでしょうか!?」
「来たか。ピカ、貴様にはこの男にこの世界の説明をしてやれ。私達は忙しいからな」
「旅人らしく、私達の星の事は知らなかったみたいそうです」
「分かりました!手錠を嵌めながら連行します!」
ピカが手錠をはめられている俺をつれていこうとしていたが、アリシアさんが思い出したようにピカを呼び止めた。
「ピカ、貴様にひとつ確認したいことがある」
「はっ!何でしょうか!」
「貴様、このまえ町娘の母親にナンパしたと言う報告があるがどう言うことだ?」
「げっ……な、なぜばれているのです!?」
ピカは明らかに動揺しているが、もうこれ筒抜けだろうから諦めたら良いのでは……こいつは小さい。
「姫姉様の報告がそうなら、ピカ…」
「ご、誤解なのです!!色々と訳ありまして…!」
「コーデリア公国軍次期大公マヤ・コーデリアとアリシア・ビューストレームの権力で命令します。一週間勤務中は女装して王宮に来なさい」
「女装!?女装だけは……!」
「なに、貴様が幼いときはそれくらい普通にしていただろ?貴様も喜んでいたくせに」
「3歳位の話ですよね?!」
アリシアさんは悪戯っ子のようにニヤニヤとしていて、反応を楽しんでいるし、どうやらピカは王女様達とは幼馴染みなのか?
しかし、こいつ見た目はいいから女装しても女子と間違われるだろうな
「先に言うが拒否権はない。貴様には良い薬になる」
「だよねぇ…はは……」
うわ、こいつはどうやら年上に逆らえないタイプか……何て言うか他人事ではないから同情するなぁ…… 。
「はぁ……失礼します」
「説明も一通り終えて満足したら戻ってこい」
アリシアさんの言葉を聞いて俺達は退室した。
そして、この世界の歴史を知るための資料館につれていかれたがその間に着くまでは悲哀が漂っていた
「あーまぁ……元気出せよ?」
「うん……まぁ……一体どこでそれがばれたのか知らないけど……説明するね?」
「その前に聞きたいが、お前は王女達とは幼馴染みなのか?」
「あー……うん。君は外部だから良いかな?アリシア様とは幼馴染みでその時にマヤ様も知り合った」
アリシアさんはかなりの高い地位のはず。ということとはこいつも王族かなんかの出身か?
「あ、先に言うけど王族ではないよ?あはは、知り合ったきっかけはすごく昔でね……小さい時にひとりぼっちだった僕に声かけてくれたのがアリシア様だったの。向こうは女の子と勘違いしていたみたいで僕を女装させるの好きだったのさ」
「そうか……」
「で、少し宇宙で旅して戻ってきて今がある感じかな?」
宇宙に旅していたとは、たいした行動力としか言えないな。
しかし、そういうところはこの平行世界は俺達とは異なる世界と言うことになるのかな……。
「さて、この世界の説明をするね?僕達の住んでいるこの星は天王星宙域の小惑星型スペースコロニー・コーデリアっていう場所なんだ」
「天王星……ずいぶん遠いところにか……」
「どこの星かはわからないっていっていたものね。で、僕達の星のトップはアリシア様とマヤ様」
うん?この星には二人のトップがいると言うことになるのか?まぁそこも説明してくれるはずだから、黙って聞こうか。
「まずは、アリシア様の話をしておこうか」
「彼女は先代イェルド・コーデリア大公の弟レイフ・ビューストレーム伯爵の娘。そして、先代イェルドはマヤ様のお父様であり、マヤ様とは従姉妹関係なんだ」
「彼女はイェルド大公とレイフ伯爵が相次いで暗殺されると幼い後継者マヤ・コーデリアの後見人として摂政となった」
「暗殺って穏やかではないか。犯人は捕まったのか?」
「残念ながら掴んでいない」
「そして、アリシア様が後見人になる同時に、軍事においても天才の才能を発揮した一般用に「装甲騎ヌル」を完成させ、自身もパイロットとして専用の装甲騎「アインス」を駆り、それまで辺境の小国に過ぎなかったコーデリアをネオ・テラーズやニュー・ソラルに大きな影響を及ぼす軍事強国に導いたのさ」
(ニューソラルにネオテラーズ……?)
「すまない、ニューとかネオとか、それはなんだ?」
「知らないの?まぁ、説明すると火星にあるところなんだ。そこの母親と娘きれいだよ?」
「そこは良い。まぁ、すまない。話を続けてくれ」
俺が聞きたいのはそれではないが、それはあとで調べたりしてみるか。
それにしても、宇宙の広大な場所へ行ける時代になっても軍事か……。
「アリシア様は、威風堂々たる王者のような振る舞いと華麗な美しさ、そして装甲騎を以って戦場を駆ける最強の英傑として軍部や国民から絶大な信頼と畏敬の念を集めており、「鬼姫」の異名を持つのさ」
「鬼姫には見えないがな……」
「鬼だよ!?僕を女装させるくらいなのだから!!」
あ、それはまだ引きずるなんて、相当やられているみたいだな。まぁ、俺に被害はいかないから止めないけどさ……。
「マヤ様は後見人となったアリシア様から将来を嘱望され、アリシア同様に臣下国民に絶大な人気を誇る姫君で専用の装甲騎「ツヴァイ」を駆るパイロットでもあり、第2次コーデリア宙域の戦いにて初陣を果たし大勝を収めている」
「戦争があるのか?」
「そこはまぁ、色々な事情でね……こんなところかな?説明するのは」
「助かった」
大体二人の経歴もわかったし、この国の事情もわかった。まぁ、聞いたからって戦争を終わらせる力はないけどさ……。
「注意しとかないといけない連中はいるのか?」
「んー……そうだな……協会の連中とかはキナ臭いかな?アリシア様達を見る目はあれは…なにかを狙っているから」
「……ひとつ聞きたい。アリシア様とマヤ様が狙われる理由はわかるが、なぜ協会の連中が一番警戒を?」
「噂がでないのがおかしい。いい?良い噂もあれば悪い噂もあるのだけど……でなさすぎるのもまた奇妙な話なんだ」
ふむ……それはますますおかしい話だな。だが、それは今俺にどうこうはできる話ではないから警戒だけはしておこう。
「さ、戻ろうか」
ピカの説明も終えて、時間もそれなりに経過したみたいだから王女様達のいる王宮に戻ろうとすると……。
「戻ってきたか。ピカ、貴様の罰ゲーム用の女を用意したから今日から着て帰れ」
「戻って第一声が、それなんてやっぱり鬼姫だ!」
アリシア様が嬉々として、女装の用意したのをピカに着させようとしたのはまた別の話だ………。アリシア様って、実はお茶目?
この小説は
シナリオ:小悪魔さん
編集、タイトルイラスト:REGZA
でお送りいたしました。
初日の今日は一挙24話掲載!
次回更新は本日AM3:00!是非また見に来てください!!
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