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Author:REGZA
回転寿司で味噌汁は今日何がありますかって聞いたら
「あら汁」と「かに汁」あと……「ブラジル」って言われました。

思わずフフッって笑ってしまった自分が悔しい。

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常設アンケート復活させました。しばらくは試験運用ですが、皆様是非投票をお願いします! 1日2回投票可能で、結果発表は定期的にブログの記事で行い、その時にSSの採用キャラを発表する流れとなります。 希望シチュエーションなどをコメントいただければ参考にします。 ※リクエスト全てにお応えできるわけではないのでご了承ください。 50を上限にキャラを追加できるので、是非☆

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総集編 invincible Villain

invincible Villain~恐怖の象徴~ fear.1

伊布印皇と呼ばれる青年は、絶対畏怖という個性に目覚めた。
この個性を使って睨まれた者は圧倒的恐怖に畏怖し、何もすることができなくなってしまう。

精神力に優れたヒーローであってもこの個性を跳ねのけることはできず、
それが明らかになったのは彼が個性を悪用し女を犯している時だ。
助けに来たそのヒーローも絶対畏怖を使われた瞬間に畏怖してしまい、助けることができなかった。
それどころか、慌てた印皇が個性を二度掛けしたことである事実も判明してしまう。

それは、2回連続で効果の対象にされた人間は腰が砕け尻もちをつき、挙句失禁して身動きが取れなくなってしまうという事実だった。

市民が犯されたあと、助けにきた女ヒーローも犯されてしまう。
絶対畏怖によって細胞レベルで逆らえないことを体に刻まれたヒーローは、恐怖のあまり抵抗することすらできなかった。
泣きながら犯されるその姿は、か弱い一般市民と何の違いもない。

その女ヒーローは解放されたが、その時には心身共に王印に服従したヴィランに成り下がっていた。
事実、ヒーローは女が犯されていたことを秘密にし、何もなかったと偽装報告をしたうえ、ヒーロー側の捜査情報を印皇に流すようになった。

しかも、呼び出されればヒーロー活動すら投げ出して駆けつけ、抱かれるようにもなっていた。
ヒーローとしての責務より、印皇に対する恐怖が圧倒的に勝っていたのだ。

印皇は一般人を相手に個性をテストした。
対象となった人間は最初に屈服させた女ヒーローに連れてこさせた。
この時点で、女ヒーローは既にヴィランに成り下がっていたのだ。

何人もの一般人を犠牲にしたことで、印皇は己の個性の性質を完全に把握することが出来た。
まずこの個性は防ぐことができない。
印皇の視界の範囲が射程距離だが、目視させしていれば個性を発動することで確実に相手は絶対畏怖の効果を受ける。

1回対象になるとそれだけで恐怖で身がすくみ戦意を喪失する。
2回目で対象の精神は完全に屈服し、印皇に対して絶対に逆らえないようになる。
そして3回かけられると、効果は完全なものとなる。
恐怖や畏怖という感情が一周回って、完全服従の境地に達するのだ。
こうなった人間は喜怒哀楽が消失して、瞳の輝きも失う。

これ以降は個性の対象にしても効果は無く、4回5回とかけても意味は無い。

かなり強力な個性だが、日に何度も使うと疲労で使えなくなることもわかった。
もっとも、この個性を試し続けた日々が訓練にもなっていたのか、現時点でも日に10回程度は使えるようになっていた。


絶対畏怖の個性を理解し、慣れたことで印皇は本格的に個性を悪用しはじめた。
しかし行動を起こすということは、みつかるリスクもあるということだ。


実際にある日、女が連れ去られるのを目撃したヒーロー クリエティは、ひそかに印皇を追跡した。

尾行した先のホテルでクリエティが目撃したのは、恐怖で硬直し、泣きながら犯される女の姿だった。


「そこまでです!」

「おっ、ヒーローかっ……ラッキー♪」

「えっ⁉あ、あぁ……⁉」

女を助けるため部屋に突入するが、個性によって睨まられた瞬間に恐怖で身がすくみ、戦意喪失してしまう。

「こいつに一発中出ししたら抱いてやるから、そこで立ってろ」

「嫌っ……いやぁ……」

目の前で一般市民がヴィランの被害にあっている。
それもレイ プという性犯罪だ。

しかしクリエティは動けない。
助けたいのに行動に移せない。

それは個性によって絶対に勝てないという恐怖、畏怖の感情を心に刻まれ、体を硬直させてしまっているからだ。
戦意を喪失してしまったクリエイティに印皇を制止できる可能性は既にゼロなのだ。

それでもクリエティはヒーローであろうとした。
泣き叫び助けを求める女に、自分が戦えなくとも他のヒーローに助けを求めれば……と、逃走をはかったのだ。
だが、恐怖に体が硬直している彼女の動きは鈍く、振り向こうとした途端に2回目の絶対畏怖を使われてしまう。

「ひいいいいっ!」

絶叫と共に尻もちをついたクリエティ。
その顔は完全に青ざめ、恐怖に怯えるただの女だった。

「あ、ああ……!」

恐怖のあまり失禁してしまった彼女は、もはや完全に屈服していた。

「お前はそこで見てろ」

「ッ……う……!」

恐怖で声が出ないクリエティは、ただ頭を縦に振ることしかできなかった。

そのあとは一般市民がヴィランに犯される姿をヒーローが傍観するというありえない地獄の光景が続いた。

犯されている女は、なぜ助けてくれないか、ヒーローが見てみぬ振りしないでと泣き叫んだが、最終的にはクリエイティに対し恨み言を呟きながら気絶した。

「さーてスッキリしたことだし、お次はお前のことを知りたいな」

「ひいいっ!」

「ほら、ヒーローなんだから良い個性なんだろ?どんな個性か教えろよ」

クリエイティは創造の個性について白状させられ、その個性を知った印皇にカメラを作れと命令される。

それで犯した女を撮影させたあとで、こともあろうに印皇はクリエイティに女を救出したヒーローになれと言う。

「そいつを助けたヒーローとして手柄をあげろ。民衆やまわりのヒーローから信頼を得たうえでこいつを管理するんだ」

「管理……」

「口を割らないようにお前が映像を使って脅し続けろ。他のヒーローに助けを求めたり、誰かに言ったりしないよう、保護の名目で監視するんだ」

「……いいな?」

「ひっ!わ、わかりました……仰る通りにします……」

この瞬間、ヒーロークリエティはヴィランに成り下がったのだった。

「それと連絡先教えろ。俺が呼んだらすぐこいよ」

「か、かしこまりました……」

「よし、じゃあ行け」

こうして解放されたクリエティは、命令に背こうとした。
だができなかった。

刻みつけられた恐怖と畏怖によって、彼女は体が自由でも心は縛られたままだったのだ。

翌日、クリエティは一般市民を救ったヒーローとして報道される。
仲間たちからも賞賛されるが、クリエティの笑顔は引きつっていてた。
それを誰もが謙遜と受け取ったが、本人は心を痛め苦しみ、精一杯の作り笑顔をしていたのだ。


事件から1週間。
クリエティの携帯にメールが届く。

それは印皇からの呼び出しだった。


つづく





invincible Villain~恐怖の象徴~ fear.2

この日、八百万百は某所のホテルへと出向いていた。
コスチュームを身にまとった、ヒーロークリエティとしてだ。

呼び出されたクリエティは、指定の部屋の前で力なくコンコンッと扉をノックする。

「入れ」

その言葉だけが返ってきたので、クリエティは自分で扉を開けて入室する。

「お呼びでしょうか……」

部屋に入ると、中は性の熱気でムワッとしていて、横たわる複数の女性から見ても既に何人も犯したあとであることは明らかだった。

「やっぱり一般人はいくら抱いても満足できなくてさ」

「ヒーローのお前でお口直しっていうか、ヤリなおしだ」

「……わかりました」

<<ヒーローとのセックス>>を要求されたクリエティはコスチュームを脱がずにベットにあがり、股を開いた。


ギシギシ……

パンパンッ パンパンッ……

「あ~これこれ、やっぱヒーローの格好をした正真正銘のヒーローをヤるのが最高なんだよなぁ」

クリエティが抱かれるときは決まってコスチューム着用だ。
中出しされ、その状態でヒーロー活動に戻されるのが定番になりつつあった。

伊布印皇はヒーローを蹂躙することにかなりの充実感を得ていたのだ。

そして、そんな蹂躙し好き放題に抱いたヒーローに口でチンポを綺麗にさせる。
いわゆるお掃除フェラというやつだが、それをさせるのがお気に入りの行為だった。

お掃除フェラをしている際中は印皇が無茶なことを言いがちな時間でもある。

「あーそうだ、今度は別の女ヒーローともヤッてみたいなぁ」

「お前の知り合いで良い女を誰か連れてこいよ」

「ぺろ、れろ……」

既に個性で完全屈服しているクリエティは、お掃除フェラをしながらにコクンと首を縦に振る。
そして奉仕が終わり一人になると、即座に命令に従って女ヒーローを用意する行動に出た。

スマホで連絡先を一通り眺めると、あるヒーローに目星を付けて電話をかける。

prrr prrrr

『……はい、もしもし』

「八百万です。芦戸さん、今電話のお時間大丈夫ですか?」

「えぇ、はい。久しぶりにお茶でもいかがでしょうか」

八百万は相談があると理由をつけて芦戸を呼び出した。
場所は八百万が呼び出す場所として違和感が無いように高級ホテルの一室を用意した。



―――

「うわー!すっごー!」

指定されたホテルにやってきた芦戸三奈は、部屋の豪華さに飛び跳ねてテンションを上げた。
そしてすぐ、部屋にいる人物に気付く。

「あの人は?」

「……それが相談の内容です。彼を紹介したいので、お呼びしました」

「え!もしかして彼氏!?」

「いえ、そうではありません。この方は……」

暗い顔で八百万が訂正しようとしたその時、印皇が個性「絶対畏怖」を使用した。

「ひ、ひいいっ⁉」

芦戸は突然悲鳴を上げて、その場で尻もちを付く。
恐怖に震え、完全にすくんだ状態。
個性を使われただろうことはすぐに理解できたが、相手が危険だと分かっても戦意を喪失してしまって正常に判断ができない。

「えっ?」

「お!アハハ、こうなっちゃったか」

「い、嫌ぁ……!」

恐怖のあまり芦戸は失禁してしまい、ホテルの床に敷かれた高級カーペットが濡れて染みになっていく。
この現象はたまに起きるのだが、精神的にも鍛え上げられたヒーローが失禁するのは珍しいことだった。

「た、たすけてっ……!」

恐慌状態の芦戸は涙を浮かべながら八百万に助けを乞う。
しかし八百万は無言で沈黙し、その表情があまりにも無機質で芦戸をさらに絶望させた。

「あー、お前の友達はもう俺のいいなりだから」

「えっ……」

芦戸が個性を使われた時、同時に八百万も絶対畏怖の対象になっており、3回目の効果によって彼女は完全服従の境地に達っしていたのだ。

「そうだろ?お前、俺のいいなりだろ?なんでも従うだろ?」

「はい。私はどんなことにも逆らいません」

「な?俺の個性を3回使われた人間はな、恐怖や畏怖という感情が一周回って、完全服従の境地になるんだよ」

「みろ、こうなった人間は喜怒哀楽が消失するんだ。だからこいつの瞳の輝きも失われたってわけ」

「嫌……うそ……嘘でしょ……」

「残念だけど現実なんだよな。それを今から教えてやるよ♪」

「さ、こいつを紐で結んで拘束しろ。それができたら俺がこいつを犯すところをビデオで撮影するんだ」

「かしこまりました。個性で解けない、耐酸性の紐を作りますわ」

完全服従の境地にある八百万は、自らの個性で作った紐で躊躇なく芦戸を拘束し、カメラも創造して撮影した。

「いやっ、嫌あああああ!」

犯される芦戸を淡々と撮影する八百万。
もう何度か見た光景だが、完全服従の境地に達した今は、学友が犯されていても何の感情も湧いてこない。
ただ命令に従うだけ。
それだけが今の八百万なのだ。



しばらく犯して満足した印皇は、個性を芦戸に重ね掛けして完全服従の境地にしてしまう。
犯す前にしなかったのは、犯した時の反応を楽しみたかったからだ。

ともかく、八百万に続いて芦戸も屈服し、またも一人のヒーローがヒーローでなくなったのだった。



つづく




invincible Villain~恐怖の象徴~ fear.3

「芦戸さん、場所の用意はつきましたか?」

「う、うん……今日と明日の二日間借りたよ」

伊布印皇の個性、絶対畏怖によって支配された芦戸三奈と八百万百は、命令に従い準備を進めていた。

淡々と会話する八百万に対し、三奈の表情は暗い。
これは絶対畏怖の効果で完全服従の境地に達している百と、屈服状態に留まっている三奈の違いだ。

「では今から現地に行って準備をしましょう。道具は用意しますわ」

二人は三奈が借りたホテルへと移動し、八百万が創造したカメラなどの機材を設置した。
その作業を淡々と行う八百万に対し、三奈は涙を流しながらの作業となった。

「ぐすっ……うぅ……」

三奈が泣くのも無理はない。
命令されたのは、友人の女を盗撮してこいという内容で、自分が今、友達を盗撮するための準備をしているのだから。
ヒーローである三奈は余計に犯罪行為をすることが辛い
だが倫理観や苦痛をねじ伏せてこうした行動を取ってしまうほどの恐怖で身も心も支配してしまうのが伊布印皇の絶対畏怖という個性の力なのだ。

―――3日後

ホテルで女子会というなのパーティーのあと、参加した麗日お茶子、蛙吹梅雨、耳郎響香、葉隠透らの盗撮映像と画像を編集した百は三奈を連れて印皇がいるアジトへと向かっていた。

しかし、その後ろを尾行する者が。
それはヒーローのミッドナイトとマウントレディだった。

ヒーローチャートにランキングされるプロヒーローだけあって、気付かれることなく尾行し、アジトの近くまでたどり着く。

「よぉ?」

「……ッ!?」

様子を伺って物陰に隠れている二人に声をかけたのは、同じくプロヒーローのミルコだった。

「さっき二人をみかけたからついてきたんだけどさ。コソコソどうしたんだ?」

「ミルコ先輩……!ビックリさせないでくださいっ」

「あと声!小さくしてくださいっ!」


「ん?」

「ミルコ、ちょうど良かったあなたも協力して頂戴」

「お!ヴィランか!?」

二人から話を聞いたミルコは、追跡を手伝うと言う。
大きな助っ人の協力を得た二人は三奈たちをそのまま追跡し、遂にアジトを突き止めるにいたる。

目的は達成したが、ミルコという強力な戦闘力を持つヒーローも加わったことで突入という選択肢も浮かび、考える。

「……ここは一旦引きましょう」

「なんだなんだ、あそこがアジトなんだろ?」

「相手の戦力もわからないし、迂闊に突入するのは危険だわ」

「確かにそうですね」

ミッドナイトの意見にマウントレディも同調し、ミルコは拍子抜けしたようにため息をはいた。

「ハァ……まぁしょうがないな」

撤退を決めたヒーロー達は、その場を離れようとする。
しかしその瞬間だった。

ドスッ

バシッ

「あぐっ!?」

「がはっ!?」

背中を向けたミッドナイトとマウントレディの首元に手刀が刺さる。
その衝撃は一気に意識を奪い去り、気絶させてしまうのだった。

「な、なん……で……」

「う、う……」

地面に倒れ、薄れゆく意識の中で二人は自分達を見下ろすミルコの声を聞いた。
それは到底、信じられるものではなかった。


「残念だったな。私が御主人様の……」

「被害者第一号ヒーローなんだよ」


つづく





invincible Villain~恐怖の象徴~ fear.4

「ちゅぱちゅぱっ、れろれろっ」

「ちゅるっ、れろ、んっ……」

椅子に座る男の股座に二人の女ヒーローが跪いてチンポを舐めしゃぶる。
卑猥な音が響くその部屋で、男の正面に片膝をついて頭を下げるもう一人の女ヒーローがいた。

名前はミルコ。
彼女の脇には気絶したマウントレディとミッドナイトが横たわっている。

「追跡していたこいつらは、私が気絶させました」

「あとの処遇は印皇様にお任せ致します」

報告するミルコの表情は、至ってフラットな真顔だった。

「ありがと。さすがはトップクラスの武闘派だ」

「……ありがとうございます」

「ま、フェラチオはこいつらの方が上手いけどね」

印皇が股間に視線を移す。
股座でチンポを挟んで向かい合い、しゃぶっている二人。
それはヒーローであるクリエティこと八百万百と、ピンキーこと芦戸三奈だった。

「じゅるる、ぺろぺろっ」

「ちゅる、んっんっ、れろ、ちゅぱちゅぱ」

二人共丁寧にチンポを舐めている。
そこに嫌悪感や拒絶感は全くなく、至ってフラットな表情で奉仕をしていた。

「やっぱこれこれ。ミルコは性格通りって言うか、雑なんだよな」

「ぺろ、じゅるるっ」

「ちゅぱちゅぱ、れろっ」

真剣かつ丁寧に奉仕する二人の女ヒーロー。
芦戸三奈も既に完全服従の境地に達していて、もはや何の迷いもない状態であった。

「うーん、ミルコが連れて来たそいつらともヤリたいけど、目が覚めて万が一先に個性使われると面倒だな」

「ミルコ、そいつらの個性って何?」

「巨大化と眠り香です。もしこの二人とヤリたいなら、これを使ったらどうですか」

「これ?」

昨日のヒーロー活動で未完成の個性消失弾を回収していたミルコは、それを差し出し打つことを提案した。
一時的に個性を消せば、目が覚めてもノーリスクで絶対畏怖の個性を使うことが出来る。

「へぇ、こんなものあったんだ」

「何個あるの?」

「この二つだけです。チンピラヴィランをぶっ飛ばした時に持っているのを回収しましたが、そいつが戦闘前に使ったんで残りはこれだけでした」

「そっか……たくさんあれば良かったんだけど残念」

八百万に拘束道具と痺れ薬を作らせた印皇は、念を入れて無力化したうえで個性消失弾を使い、マウントレディとミッドナイトを犯した。

「ひいっ!嫌っ、いやああっ!」

「あ、あぁ……!」

目が覚めた女ヒーローたちは無力化された状態で犯された。
犯されているマウントレディは泣き叫び、拘束された状態でそれを見ているミッドナイトも絶望しているだけだ。

二人共個性で戦意を完全に失っていて、さらには個性も使えない。
こうなってしまえば一般人となんら変わりないただの女二人だ。

「ミッドナイト。そう絶望するな、お前らもすぐに気にしなくなる」

「私もそうだ。御主人様の個性でああやって犯された。けどな、個性を重ね掛けしてもらって今では服従の境地にいる」

「そうなれば苦痛なんて何もなくなるし、人生のハッキリした目的も見つかる」

「素晴らしいことだぞ」

ミルコの言葉にミッドナイトの絶望はさらに深まった。
マウントレディが犯されたあと、ミッドナイトも犯される。

二人を相手に何度か射精したところで、個性消失弾の効果が切れる時間が迫ってきた。

この時、個性が戻ればなんとかなるかもしれない。
ミッドナイトもマウントレディも、恐怖で何もできないという自覚はあったが、個性は発動できる。
それが唯一希望だったが、印皇はそのかすかな望みすら打ち砕いた。

「残念でした。ミルコがこうなってるのにわからないかな?」

「俺の個性は、精神力とか関係なく重ね掛けできるんだよ」

「そうなるとどうなるかは……自分達で確かめてくれよな♪」

「ひっ!?」

「い、嫌あっ!」

二人のヒーローは絶対畏怖を重ね掛けされ、その場で完全服従の境地に達してしまうのだった。

「フフ、この調子でどんどんヒーローを俺のものにしていくぞ……!」

強力な二人のヒーローを新たに手駒とした印皇は加速度的に支配を広げていった。

そして―――







100年後。
印皇は様々な個性の恩恵で長い時を行き、表舞台に姿を見せたちょうど100年後に死んだ。

それまでの一世紀に渡る期間、印皇は恐怖の象徴として君臨し、世界は支配されいたのだ。
印皇と、印皇に畏怖する人類。

世界の区別はたったそれだけとなり、そこには正義と悪の垣根も無かった。
支配者の印皇か、それ以外かだけが基準。

印皇以外は、全て平等。
印皇に対する最高の環境、娯楽、愉悦、快楽を提供するために、ひたすらその他の人類は働き続けたのだ。

全人類を畏怖させ、価値観を作り変えたことで人は進化し、彼の死後も世界は彼に服従し続けた。


世界中に作られた印皇の像。
生前に決めた通り、人類は毎日同じ時間に最寄りの石造で土下座し、服従を近う。

女達は彼のことだけを思い自慰し、子孫を残すのは体外受精でのみ許されるというルールも人類は守り続けた。

これからもこの世界は彼に服従し続けるだろう。
絶対畏怖で書き換えられた価値観は、永遠に引き継がれていくのだ―――








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