覚悟を決める女、フレイ・アルスター
機動戦士ガンダムSEED - 2014年08月24日 (日)
父と抱擁で嫌悪感を感じてしまったフレイに残された選択は、覚悟を決めてロウゲスの奴隷彼女になることだった。
奴隷になること、それ自体はナタルの指示に従う暗示をかけられていてもはや迷うことは無くなっていたが、どうしても父との抱擁で嫌悪感を感じてしまったことのショックは大きかった。
自己嫌悪にも似た感情が彼女を悲しみに包んでいる―――
そこへ現れたのは、ナタルだった。
ノックだけして返事を待たずに部屋に入った彼女は、フレイの肩をポンポンと軽く叩くと自分のしゃがんで目線を落し、優しく声をかけた。
「まぁそう気を落すな、嫌悪感を抱いてしまったのは気の毒だが……これではっきりしたじゃないか」
「ぅう……は、はっきり……?」
「あぁ。実の父親にすら嫌悪感を抱くのに彼からは幸福感を感じる……前にも言ったがこれはもうお前が魂レベルで彼に惹かれているということにほかならない。つまり―――」
「つ……つまり……?」
「つまりお前は実はもうすでに彼の物みたいなものだ。だから後はそれを彼の前で認め、奴隷彼女にしてもらい、抱かれたいという衝動のまま身を委ねればいい」
「そうすればお前は満たされる、彼の奴隷として全てを委ねればその後はなんの不安も抱かないで済む……そうだろう?」
ナタルはフレイの耳元で彼女の心にゆっくりと染み込ませるように優しく優しく言葉をかけた。
それをしっかりと受け止めたフレイは、心にあった葛藤が消えていき、全てを聞き終えた時には彼女の目に迷いは無かった。
「そうですね、中尉の言うとおりです。わかりました、私……彼の奴隷彼女になります!」
その言葉にナタルは満面の笑みを浮かべて励ましの言葉を贈った。
そしてすぐ行動を起こすべきだと最後のアドバイスを与え、フレイを行動に移させた
「それじゃあ、彼を探してきます。バジルール中尉、いままでいろいろアドバイスありがとうございましたっ♪」
部屋を飛び出し、ロウゲスを探しに駆けだした彼女をナタルは見送ると、彼女にしては珍しく手をグッと握り人知れず小さなガッツポーズをした
「ふふっ、まず一人完成だな……ふふっ、我ながら完璧な誘導だった。きっと御主人様は御褒美を下さるだろう……ふふ、ふははははっ」
――――
――――
「ハァッ……ハァッ……ハァッ!」
ナタルは艦内を走り回ってロウゲスを探していた。
ロウゲスが入れる範囲は限られているとはいえ広い艦内、見つけるまで10分以上かかった。
結局ロウゲスがいたのは食堂で、見つけるや否や強引に自室に連れ帰った。
「もぉ~相変わらず強引だなぁ。前にも言ったけど僕は奴隷彼女にしか興味無いから抱いてあげる気はないよぉ?」
「ハァ……ハァ……なるわ……!」
「ふひっ?」
「なる……!私、あなたの奴隷彼女になるわ!身も心も全部捧げて奴隷彼女になるわ!だから……だから抱いてっ!!」
「ふひひっ♪」
つづく
奴隷になること、それ自体はナタルの指示に従う暗示をかけられていてもはや迷うことは無くなっていたが、どうしても父との抱擁で嫌悪感を感じてしまったことのショックは大きかった。
自己嫌悪にも似た感情が彼女を悲しみに包んでいる―――
そこへ現れたのは、ナタルだった。
ノックだけして返事を待たずに部屋に入った彼女は、フレイの肩をポンポンと軽く叩くと自分のしゃがんで目線を落し、優しく声をかけた。
「まぁそう気を落すな、嫌悪感を抱いてしまったのは気の毒だが……これではっきりしたじゃないか」
「ぅう……は、はっきり……?」
「あぁ。実の父親にすら嫌悪感を抱くのに彼からは幸福感を感じる……前にも言ったがこれはもうお前が魂レベルで彼に惹かれているということにほかならない。つまり―――」
「つ……つまり……?」
「つまりお前は実はもうすでに彼の物みたいなものだ。だから後はそれを彼の前で認め、奴隷彼女にしてもらい、抱かれたいという衝動のまま身を委ねればいい」
「そうすればお前は満たされる、彼の奴隷として全てを委ねればその後はなんの不安も抱かないで済む……そうだろう?」
ナタルはフレイの耳元で彼女の心にゆっくりと染み込ませるように優しく優しく言葉をかけた。
それをしっかりと受け止めたフレイは、心にあった葛藤が消えていき、全てを聞き終えた時には彼女の目に迷いは無かった。
「そうですね、中尉の言うとおりです。わかりました、私……彼の奴隷彼女になります!」
その言葉にナタルは満面の笑みを浮かべて励ましの言葉を贈った。
そしてすぐ行動を起こすべきだと最後のアドバイスを与え、フレイを行動に移させた
「それじゃあ、彼を探してきます。バジルール中尉、いままでいろいろアドバイスありがとうございましたっ♪」
部屋を飛び出し、ロウゲスを探しに駆けだした彼女をナタルは見送ると、彼女にしては珍しく手をグッと握り人知れず小さなガッツポーズをした
「ふふっ、まず一人完成だな……ふふっ、我ながら完璧な誘導だった。きっと御主人様は御褒美を下さるだろう……ふふ、ふははははっ」
――――
――――
「ハァッ……ハァッ……ハァッ!」
ナタルは艦内を走り回ってロウゲスを探していた。
ロウゲスが入れる範囲は限られているとはいえ広い艦内、見つけるまで10分以上かかった。
結局ロウゲスがいたのは食堂で、見つけるや否や強引に自室に連れ帰った。
「もぉ~相変わらず強引だなぁ。前にも言ったけど僕は奴隷彼女にしか興味無いから抱いてあげる気はないよぉ?」
「ハァ……ハァ……なるわ……!」
「ふひっ?」
「なる……!私、あなたの奴隷彼女になるわ!身も心も全部捧げて奴隷彼女になるわ!だから……だから抱いてっ!!」
「ふひひっ♪」
つづく
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