ギアス被害者記録　ヴィレッタ・ヌゥ

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ギアス被害者記録　ヴィレッタ・ヌゥ

コードギアス～反逆のルルーシュ～ - 2020年03月06日 (金)

ギアス被害者記録　報告書№SPH-0843A ヴィレッタ・ヌゥ

皇暦2019年7月30日

アッシュフォード学園の体育教師兼水泳部顧問となったヴィレッタは、出来の悪い生徒の補習に手を焼いていたが、最愛のギアスをかけられてしまう。

止め処なく溢れる愛に動揺するが、これが与えられたものだとわかると激しい拒絶感を示し、職務放棄して帰宅する。

皇暦2019年7月31日

前日の出来事から躊躇ったようだが、遅刻したものの結局は補修の為に出勤。
「最愛」の感情から逃れる為、極力目をそむけようとしていたが、それが注意散漫を招きプールサイドで転倒する。

そこを「最愛の男」が手を差し伸べてきたことで堪えてきた感情が爆発し、蕩けた目で手を掴んでしまう。

立ち上がったヴィレッタの表情は男に媚びる牝そのものだったが、強烈な自制心が働き、腕を振り払う。
なんとか補習授業は終えたものの、感情の制御が出来ておらず、陥落は時間の問題だと思われる。

皇暦2019年8月1日

補習は無いが、書類処理を行う為に通常勤務。
出勤時に「最愛の男」に偶然遭遇し、激しく動揺する。

仕事が終わった後の食事に誘われ、必死に拒否しようとするも言葉に出せず、逆に無言で頭を縦に振ってしまう。
約束を取り付けられてしまったヴィレッタは職務が全く捗らず、断りの連絡を入れようともがくが体がそれをしようとはせず、心ではデートを待ち望んでいる自分をはっきり認識し、愛情を制御するのは与えられた感情だというただ一点だけの状態となった。

その夜、約束通りデートに来たヴィレッタだが、表情が浮かず、目も背けてなかなか視線を合わせようとしない。
恐らく、激しい葛藤の中で結局来てしまったという自らの行動に動揺しているのだろう。
加えて、視線を合わせればたちまち心が冷静さを保てなくなり愛で埋め尽くされるだろうということを自覚しての防衛反応が働いていることが推察される。

結局ただの一度も視線を合わせず、会話もほとんどないまま食事は終了した。
この冷たい態度が逆に男を燃え上がらせてしまい、ホテルに連れ込まれてしまう。
彼女の身体能力であれば容易に拒絶できたはずだが、それをすることはなかった。

この時点で、既に彼女の心はほとんど堕ちてしまっていたのだろう。

「やめろ！これは列記としたレイプだぞ！？」

ホテルで半ば強引に押し倒され、性行為を求められたヴィレッタは言葉とは裏腹に一切抵抗しない。
されるがまま服もはぎ取られ、その純潔を奪われてしまう。

挿入された瞬間が、完全に心折れたのか突然態度が変化する。
愛に心を押しつぶされ、それを受け入れた時、ヴィレッタ・ヌゥは一人のオンナになったのだ。

事後、ヴィレッタは興味深い発言をする

「この責任は取ってもらいます」

これは２種類の意味に捉えられる。
一つは、自分を犯したことに対する報復をするという意味。
もう一つは、自分に愛を植え付けた以上、男として責任を取れという意味。

当然ながら後者であることは容易に判断できるが、現実的にはもう一段階踏み込んだ意味だった。

「結婚したら、子供は最低二人」

「私に相応しい身分にもなってもらう」

「だが安心しろ。私が尽くす」

「尽くしてお前を立派な男にしてみせる」

「永遠に愛してお前を支えて見せる」

「だから……これから宜しくお願いします、旦那様」

それは妻として最愛の夫を支えるという決意表明だったのだ。

ヴィレッタ・ヌゥ、最愛のギアスによって陥落まで３日と認定。
ギアス被害者記録　報告書№SPH-0843A ヴィレッタ・ヌゥ　記録者：イーサン・クルーエル

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