シエスタの神誓永隷契約書
ゼロの使い魔 - 2019年04月23日 (火)
「なぜあなたがこれを持っているんですか?」
シエスタはこの日、グレオという男にある物を見せられ怒っていた。
「サイトくんの部屋を物色してたら偶然みつけちゃって」
「盗みに入ったんですか!?」
「これ神誓永隷契約書だよねぇ?主の方の名前が書いてないからどうしたのかと思ってぇ」
グレオが言う神誓永隷契約書とは、ハルケギニアにおいて絶対に揺るがない服従の契りを結ぶ際に使われる契約書であり、
一度成立すれば破棄することはできない契約として魂を結びつける書面だ。
始祖ブリミルの時代から存在し、戦いに負けた者を服従させるのに使ったり、人身売買において使用された例もある。
ただし、この契約書はあくまで隷属を誓う側が先に署名することによって効力を発揮するものであり、用紙もロマリアの宗教庁に直接本人が行かなければ手に入らない。
「それはサイトさんに使ってもらうために、サイトさんに渡した神誓永隷契約書です!」
「サイトさんに仕えることができると思ったからこそ、私の名前を署名したんです!」
「でもほら、肝心の主のところはまだ空欄だよ」
「ですから!そこにはサイトさんの名前が入るんです!」
「ん~……そっかぁ。でもほら、こうしたらどうなっちゃうのかなぁ?」
「あっ!ちょっ!?」
グレオは唐突に自分の名前を記入し、シエスタが止めた時には手遅れだった。
神誓永隷契約書は光を放ち、二人の魂を結びつける。
「な、なんてことを……!」
体中から血の気が引いた瞬間、強烈な強制力でシエスタは跪かずかされる。
「私シエスタは神の名の元に、グレオ・デブール様に永遠の隷属と忠誠を尽くすことを誓います」
「契約成立ぅ!」
「う、嘘……わ、私……!?」
言いたくもない言葉が口から勝手に出てくる、それほどこの契約の力は強力で、成立したが最後、死ぬまで結びつきが解けることは無い。
「みんなに報告しなくちゃねぇ!」
「そ、そんな……」
「でもその前に、その体を味あわせてもらわなくちゃねぇ♪」
「嫌ぁ……!」
「あ~気持ちいい~。こんなに吸い付くシエスタのオマンコを味わい損ねるなんて、サイトくんはもったいないことしたもんだよ」
「ね、そう思うよね?」
「ああ……はい……そう思い……ます……!」
どんなに嫌な行為でも強制力には逆らえず、自分の意志など関係なく同意させられる。
「大丈夫、神誓永隷契約書の力は徐々に魂を蝕み、確実に君の心に本当の忠誠心を植え付けていくからねぇ」
「それまでの辛抱だよ♪」
グレオの言っていることは本当であり、その効力は次第にシエスタの本質である魂を侵食していく。
事実、それから先の日々を過ごしていくうちにシエスタの心には変化が起こった。
しばらく経つと、いつしか奉仕が嫌じゃなくなっている自分にシエスタも気付く。
神誓永隷契約書の力で、気持ちが変わってしまったのだ。
(あぁ……グレオ様に御奉仕するのが幸せ……)
(もう私……この方から離れられない……ううん、離れたくない……けど……!)
それでもまだ、シエスタは自分から奉仕をすることはしなかった。
あくまで命令されてしか奉仕をしないのは、心の底でまだサイトへの思いがくすぶっているから。
もうほとんど消えかけていても、シエスタを堕ちる一歩手前で踏みとどまらせている。
それだけサイトへの思いは強い物だったのだ。
だかそれももはや風前の灯。
頃合いとみたグレオは、シエスタに自ら堕ちることを選ばせることにした。
「命令するのは簡単だけど、君自身の意志で、ボクの屋敷に住んでほしいんだけどなぁ」
「そ、それは……!」
「今日はこれが終わったら自由にしてあげる。逃げるのもよしだけど、もしボクの屋敷に住みたかったら、荷物を持って自分でおいで」
「いらないものは捨てておいでよ」
自由と選択権を与えられたとき、シエスタは自分の気持ちに涙する。
サイトの元へ戻ることもできた。だが既に心変わりしていることを自覚していたシエスタに、戻りたいという気持ちが湧いてこない
「もう私……グレオ様の元に行くしかないのね……」
変えられてしまった自分を受け入れるしかなかったシエスタは、その日荷物をまとめ、グレオの元に帰った。
そして二度とグレオの元を離れることは無かった。
シエスタはこの日、グレオという男にある物を見せられ怒っていた。
「サイトくんの部屋を物色してたら偶然みつけちゃって」
「盗みに入ったんですか!?」
「これ神誓永隷契約書だよねぇ?主の方の名前が書いてないからどうしたのかと思ってぇ」
グレオが言う神誓永隷契約書とは、ハルケギニアにおいて絶対に揺るがない服従の契りを結ぶ際に使われる契約書であり、
一度成立すれば破棄することはできない契約として魂を結びつける書面だ。
始祖ブリミルの時代から存在し、戦いに負けた者を服従させるのに使ったり、人身売買において使用された例もある。
ただし、この契約書はあくまで隷属を誓う側が先に署名することによって効力を発揮するものであり、用紙もロマリアの宗教庁に直接本人が行かなければ手に入らない。
「それはサイトさんに使ってもらうために、サイトさんに渡した神誓永隷契約書です!」
「サイトさんに仕えることができると思ったからこそ、私の名前を署名したんです!」
「でもほら、肝心の主のところはまだ空欄だよ」
「ですから!そこにはサイトさんの名前が入るんです!」
「ん~……そっかぁ。でもほら、こうしたらどうなっちゃうのかなぁ?」
「あっ!ちょっ!?」
グレオは唐突に自分の名前を記入し、シエスタが止めた時には手遅れだった。
神誓永隷契約書は光を放ち、二人の魂を結びつける。
「な、なんてことを……!」
体中から血の気が引いた瞬間、強烈な強制力でシエスタは跪かずかされる。
「私シエスタは神の名の元に、グレオ・デブール様に永遠の隷属と忠誠を尽くすことを誓います」
「契約成立ぅ!」
「う、嘘……わ、私……!?」
言いたくもない言葉が口から勝手に出てくる、それほどこの契約の力は強力で、成立したが最後、死ぬまで結びつきが解けることは無い。
「みんなに報告しなくちゃねぇ!」
「そ、そんな……」
「でもその前に、その体を味あわせてもらわなくちゃねぇ♪」
「嫌ぁ……!」
「あ~気持ちいい~。こんなに吸い付くシエスタのオマンコを味わい損ねるなんて、サイトくんはもったいないことしたもんだよ」
「ね、そう思うよね?」
「ああ……はい……そう思い……ます……!」
どんなに嫌な行為でも強制力には逆らえず、自分の意志など関係なく同意させられる。
「大丈夫、神誓永隷契約書の力は徐々に魂を蝕み、確実に君の心に本当の忠誠心を植え付けていくからねぇ」
「それまでの辛抱だよ♪」
グレオの言っていることは本当であり、その効力は次第にシエスタの本質である魂を侵食していく。
事実、それから先の日々を過ごしていくうちにシエスタの心には変化が起こった。
しばらく経つと、いつしか奉仕が嫌じゃなくなっている自分にシエスタも気付く。
神誓永隷契約書の力で、気持ちが変わってしまったのだ。
(あぁ……グレオ様に御奉仕するのが幸せ……)
(もう私……この方から離れられない……ううん、離れたくない……けど……!)
それでもまだ、シエスタは自分から奉仕をすることはしなかった。
あくまで命令されてしか奉仕をしないのは、心の底でまだサイトへの思いがくすぶっているから。
もうほとんど消えかけていても、シエスタを堕ちる一歩手前で踏みとどまらせている。
それだけサイトへの思いは強い物だったのだ。
だかそれももはや風前の灯。
頃合いとみたグレオは、シエスタに自ら堕ちることを選ばせることにした。
「命令するのは簡単だけど、君自身の意志で、ボクの屋敷に住んでほしいんだけどなぁ」
「そ、それは……!」
「今日はこれが終わったら自由にしてあげる。逃げるのもよしだけど、もしボクの屋敷に住みたかったら、荷物を持って自分でおいで」
「いらないものは捨てておいでよ」
自由と選択権を与えられたとき、シエスタは自分の気持ちに涙する。
サイトの元へ戻ることもできた。だが既に心変わりしていることを自覚していたシエスタに、戻りたいという気持ちが湧いてこない
「もう私……グレオ様の元に行くしかないのね……」
変えられてしまった自分を受け入れるしかなかったシエスタは、その日荷物をまとめ、グレオの元に帰った。
そして二度とグレオの元を離れることは無かった。
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