魔法少女リリカルなのはTB / STAGE-3 最初の1分30秒
魔法少女リリカルなのは - 2021年03月14日 (日)
罠にかかったナンバーズがそれぞれ閉じ込められた部屋で触手洗脳装置と戦闘に入ってすぐ、動きがあった。
まず最初に触手の餌食となったのがJ室のディードだ。
「か、体が……⁉」
黄色でウネウネと柔軟に動く数本の触手。
警戒して身構えたディードだったが、攻撃せず様子を見たのが災いしてしまい、触手の能力によって体を麻痺させられてしまったのだ。
「あ、ぐ……!」
この触手は麻痺型洗脳触手で、通称はパラライズ・テンタクル。
その能力は名前の通り麻痺であるが、その効果の条件はこの触手を3秒以上直視すること。
この密室はまさにうってつけの触手であり、直接戦闘でディードが視線を触手から外すわけもなく、即アウトとなってしまったわけだ。
「う……くぅ……」
視神経から脳を直接操作することで麻痺させるため効果は絶大であり、一度くらってしまうと触手側が解除するか触手を破壊して数日以上経過しないと麻痺から逃れることはできない。
麻痺した対象が完全に身動きできなったのを確認した触手は、今度は直接ディードに巻き付いた。
「……ゃ、め……!」
するとそのうちの一本の触手の先端がさらに数本の触手にと枝分かれしディードの耳や鼻から体内に侵入し、洗脳を開始した。
「あがっ、ぐ……ぎぎっ……!」
戦闘開始からここまで、わずか13秒の出来事である。
「御主人様。J室の麻痺型触手がディードを完封、洗脳を開始しました」
「早いね!ディードって完成度の高いナンバーズじゃなかったっけ?」
「はい。しかし、触手の中でも特に即効性の高いものですから、この結果は当然といえます」
「それもそうか。ウーノを洗脳した時もこれを使ったんだっけ?」
「……いえ、私の時はスペックダウン型洗脳触手を使用されていました」
「赤子同然の身体能力にされた私は、御主人様に時間をかけて徹底的に犯されたのち、洗脳していただいたと記憶しております」
「あ、そうだったそうだった!あれは興奮したなぁ」
そんな会話をモニタールームでしていると、次に動いたのがF室だ。
「この!離せ……ッ!」
オットーはディードと正反対に先制攻撃を仕掛けて一気に触手を破壊しようとしたが、攻撃は回避され逆に体に巻き付かれ手足を全て拘束されてしまっていた。
触手のスピードはオットーの動体視力で追えるものではなく、その移動速度での巻き付きは回避できるものではなかった。
「な、なんて力……!」
そしてその巻き付く力も強力であり、どんなに力を入れてもビクともしなかった。
というのも、オットーが対峙した触手は巻き付き拘束型洗脳触手であり、通称シンプル・テンタクルと呼ばれる一番オーソドックスな触手だ。
それ故に最も基本性能の高い触手であり、巻き付かれ力の入らない体勢のオットーに振りほどけるものではない。
そして拘束が完了したと同時に、触手が無防備な頭部の穴という穴から侵入し、洗脳を開始するのだ。
この時、戦闘開始から75秒しか経っていなかった。
「御主人様。F室の巻き付き拘束型洗脳触手がオットーを拘束、洗脳を開始しました」
「……続いて、D室のバリア破壊型洗脳触手もチンクのバリアを突破。間もなく洗脳が開始です」
「ペース早いね!まだ2分経ってないんじゃないの」
「はい。1分30秒でディード、オットー、チンクの3名が脱落。想定の半分以下の時間です」
触手洗脳装置の前に、次々と餌食にされていくナンバーズたち。
果たして、残りのメンバーで触手に勝利できる者は現れるのだろうか。
つづく
まず最初に触手の餌食となったのがJ室のディードだ。
「か、体が……⁉」
黄色でウネウネと柔軟に動く数本の触手。
警戒して身構えたディードだったが、攻撃せず様子を見たのが災いしてしまい、触手の能力によって体を麻痺させられてしまったのだ。
「あ、ぐ……!」
この触手は麻痺型洗脳触手で、通称はパラライズ・テンタクル。
その能力は名前の通り麻痺であるが、その効果の条件はこの触手を3秒以上直視すること。
この密室はまさにうってつけの触手であり、直接戦闘でディードが視線を触手から外すわけもなく、即アウトとなってしまったわけだ。
「う……くぅ……」
視神経から脳を直接操作することで麻痺させるため効果は絶大であり、一度くらってしまうと触手側が解除するか触手を破壊して数日以上経過しないと麻痺から逃れることはできない。
麻痺した対象が完全に身動きできなったのを確認した触手は、今度は直接ディードに巻き付いた。
「……ゃ、め……!」
するとそのうちの一本の触手の先端がさらに数本の触手にと枝分かれしディードの耳や鼻から体内に侵入し、洗脳を開始した。
「あがっ、ぐ……ぎぎっ……!」
戦闘開始からここまで、わずか13秒の出来事である。
「御主人様。J室の麻痺型触手がディードを完封、洗脳を開始しました」
「早いね!ディードって完成度の高いナンバーズじゃなかったっけ?」
「はい。しかし、触手の中でも特に即効性の高いものですから、この結果は当然といえます」
「それもそうか。ウーノを洗脳した時もこれを使ったんだっけ?」
「……いえ、私の時はスペックダウン型洗脳触手を使用されていました」
「赤子同然の身体能力にされた私は、御主人様に時間をかけて徹底的に犯されたのち、洗脳していただいたと記憶しております」
「あ、そうだったそうだった!あれは興奮したなぁ」
そんな会話をモニタールームでしていると、次に動いたのがF室だ。
「この!離せ……ッ!」
オットーはディードと正反対に先制攻撃を仕掛けて一気に触手を破壊しようとしたが、攻撃は回避され逆に体に巻き付かれ手足を全て拘束されてしまっていた。
触手のスピードはオットーの動体視力で追えるものではなく、その移動速度での巻き付きは回避できるものではなかった。
「な、なんて力……!」
そしてその巻き付く力も強力であり、どんなに力を入れてもビクともしなかった。
というのも、オットーが対峙した触手は巻き付き拘束型洗脳触手であり、通称シンプル・テンタクルと呼ばれる一番オーソドックスな触手だ。
それ故に最も基本性能の高い触手であり、巻き付かれ力の入らない体勢のオットーに振りほどけるものではない。
そして拘束が完了したと同時に、触手が無防備な頭部の穴という穴から侵入し、洗脳を開始するのだ。
この時、戦闘開始から75秒しか経っていなかった。
「御主人様。F室の巻き付き拘束型洗脳触手がオットーを拘束、洗脳を開始しました」
「……続いて、D室のバリア破壊型洗脳触手もチンクのバリアを突破。間もなく洗脳が開始です」
「ペース早いね!まだ2分経ってないんじゃないの」
「はい。1分30秒でディード、オットー、チンクの3名が脱落。想定の半分以下の時間です」
触手洗脳装置の前に、次々と餌食にされていくナンバーズたち。
果たして、残りのメンバーで触手に勝利できる者は現れるのだろうか。
つづく
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