江迎怒江に植えられていた良妻爆弾
めだかボックス - 2019年06月18日 (火)
「フラれたけど……次がある」
「私にはフラれてもいいからと待っていてくれる人がいる」
善吉に告白し、きっぱりと振られた江迎怒江は、次の日には頭を切り替えていた。
彼女自身も不思議だったが、綺麗さっぱり想いを断ち切ることが出来た。
その理由は次の人がいるからだが、今まで善吉に向けていた愛情のベクトルをそのまま次の相手に向けられる自分が嫌になった。
だがそれも一瞬で、やはりすぐに切り替えができた。
「その想いには、応えなくちゃいけない。受け止めなくちゃいけない。そうだ、今から行って結果を伝えなくちゃ。ふふ、こういうのは切り替えが大事よね。スパッと切り替えて、次のステップに踏み出さないと。子供は何人欲しいって言われるかな。私も働けって言うかしら?家庭に入りたいけど、もし働くことになったらやっぱりお花屋さんかな。うん、それがいいわ。私に向いてると思うし、お花屋さんって意外と儲かるし。でもまずは結婚式ね。式場はプライベートリゾートみたいなところがいいな。それで終わったらそのままハネムーンに直行するの。直行って言っても、式場がハワイならそのままそれが新婚旅行になるわね。あ、でも、ありきたりすぎるかな?やっぱりヨーロッパの方が……」
怒江はブツブツと何かを呟きながら、その男の所へと向かった。
「善吉くんにフラれちゃったから……あなたの妻になりますっ❤」
「ぷぷ!そ、そっかぁ!は、早かったねぇ」
「まぁキミにあの男はもったいないよ。ボクがしっかりと娶ってあげるから」
「はいっ❤もちろん籍なんていれなくてもいいの。善吉くんにフラれた私と籍なんて入れたら、あなたが善吉くん以下になっちゃうもの」
「お金のことも安心してね?生活費もお小遣いも私が稼ぐし、一生面倒見てあげるから❤」
「それは嬉しいなぁ」
「もちろん私のことは……ふふ、抱き放題だから、いっぱいいっぱい子供作ろうね❤」
「もちろん!」
その男の異常性によって、意中の男にフラれると自動的に都合の良い妻になるようにされていた江迎は、本来の性格もあって全身全霊をかけて尽くす女になった。
「家ではこんな格好をしろだなんて……に、似合ってますか」
「むふふ!似合ってるよぉ」
「良かったぁ❤は、恥ずかしいけど、旦那様のいいつけなら守ります」
「お客さんが来てもその格好でいなくちゃだめだからねぇ」
「……はい❤わかりました、旦那様……❤」
江迎とその男は、まもなくラブラブ変態夫婦として有名になるのだった。
「私にはフラれてもいいからと待っていてくれる人がいる」
善吉に告白し、きっぱりと振られた江迎怒江は、次の日には頭を切り替えていた。
彼女自身も不思議だったが、綺麗さっぱり想いを断ち切ることが出来た。
その理由は次の人がいるからだが、今まで善吉に向けていた愛情のベクトルをそのまま次の相手に向けられる自分が嫌になった。
だがそれも一瞬で、やはりすぐに切り替えができた。
「その想いには、応えなくちゃいけない。受け止めなくちゃいけない。そうだ、今から行って結果を伝えなくちゃ。ふふ、こういうのは切り替えが大事よね。スパッと切り替えて、次のステップに踏み出さないと。子供は何人欲しいって言われるかな。私も働けって言うかしら?家庭に入りたいけど、もし働くことになったらやっぱりお花屋さんかな。うん、それがいいわ。私に向いてると思うし、お花屋さんって意外と儲かるし。でもまずは結婚式ね。式場はプライベートリゾートみたいなところがいいな。それで終わったらそのままハネムーンに直行するの。直行って言っても、式場がハワイならそのままそれが新婚旅行になるわね。あ、でも、ありきたりすぎるかな?やっぱりヨーロッパの方が……」
怒江はブツブツと何かを呟きながら、その男の所へと向かった。
「善吉くんにフラれちゃったから……あなたの妻になりますっ❤」
「ぷぷ!そ、そっかぁ!は、早かったねぇ」
「まぁキミにあの男はもったいないよ。ボクがしっかりと娶ってあげるから」
「はいっ❤もちろん籍なんていれなくてもいいの。善吉くんにフラれた私と籍なんて入れたら、あなたが善吉くん以下になっちゃうもの」
「お金のことも安心してね?生活費もお小遣いも私が稼ぐし、一生面倒見てあげるから❤」
「それは嬉しいなぁ」
「もちろん私のことは……ふふ、抱き放題だから、いっぱいいっぱい子供作ろうね❤」
「もちろん!」
その男の異常性によって、意中の男にフラれると自動的に都合の良い妻になるようにされていた江迎は、本来の性格もあって全身全霊をかけて尽くす女になった。
「家ではこんな格好をしろだなんて……に、似合ってますか」
「むふふ!似合ってるよぉ」
「良かったぁ❤は、恥ずかしいけど、旦那様のいいつけなら守ります」
「お客さんが来てもその格好でいなくちゃだめだからねぇ」
「……はい❤わかりました、旦那様……❤」
江迎とその男は、まもなくラブラブ変態夫婦として有名になるのだった。