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REGZA

Author:REGZA
回転寿司で味噌汁は今日何がありますかって聞いたら
「あら汁」と「かに汁」あと……「ブラジル」って言われました。

思わずフフッって笑ってしまった自分が悔しい。

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さびれた古本屋 水野亜美編 / 1

さびれた古本屋 水野亜美編 / 1

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ある日、水野亜美は帰宅途中にさびれた古本屋が目に留まる。

「家族屋書店?……そんなお店無かったと思ったけれど」

記憶力の良い亜美は街並みの変化にも敏感だ。
空き家だと思っていたところに掛かっている「家族屋書店」の看板から、本屋だろうと思い彼女は寄ってみることにした。


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入ってみると、他に客はいない。
どうやら古本屋らしいが、10坪くらいのスペースに所狭しと本が並び、奥のカウンターには店主と思わしき男が座っていた。

「これ……やっぱりそうだわ!」

偶然にも読みたいと思っていた絶版本が見つかった亜美は、それを手に取りカウンターへ移動した。

(4000円か……高いけれど、この機会を逃したらもう見つからないかもしれないし……)

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「すいません、これを下さい」

「はい。どれ、値段は……と」

購入する時に少し小話をすると、店主は古野和彦と言って最近この街にきたそうだ。
古い建物を利用して、新たに店を出したばかりで、彼が言うには「新しい古本屋」らしい。

千円札を4枚を渡すとき、店主と亜美の目が合う。
その時だった。

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「うっ……」

一瞬、頭に靄がかかったようになり、クラッとする。

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「大丈夫ですか?」

店主が気遣うと、亜美は小さく息を吐いて大丈夫と答えた。

「少し立ち眩みしたみたいです」

「そうですか。なんともなくて良かった」

「お買い上げありがとうございます。これはこの店のスタンプカードです」

「5つ貯まると良いことがあるので、是非」

「あ、はい。どうも」

こんな古本屋でスタンプカードかとも思ったが、探していた本がみつかったこともあってまた来ようとは思った。

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数日後、亜美は家族屋書店で買った本を読破していた。

「……正直イマイチだったわね」

しばらく探してようやく見つけた本の割には拍子抜けするほど面白さを感じなかった亜美は値段が高かったこともあって少し落胆していた。

そもそも彼女はこれまで様々な本を読み、論文を書けるほどの知識がある。
それ故にどうしても評価基準が厳しいのも事実で、今回読んだ本も世間の評価はむしろ高い方だった。

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読み終えた本を閉じた時、亜美の目がフッと虚ろになる。

「また……別の本が欲しいな……」

「家族屋書店……行かなくちゃ……」

亜美はそう小さくつぶやくのだった。

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翌日、亜美はさびれた古本屋にきていた。
少し前に見つけて一度来たことのある、家族屋書店という古本屋だ。

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入ってみると、他に客はいない。

(まだ他のお客さんを見たことが無いけど、これでお店が成り立つのかしら?)

客ながらに店の心配をしつつ、亜美は最初に店主の元へ行き、あることをした。

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「……」

無言でスカートをたくし上げた亜美は、顔を赤くしながらも店主が目を逸らすまではずっとそのままだった。
彼女の雰囲気にピッタリなブルーと白の下着を、店主は一分近く眺めた。

「そうですか。こないだ購入いただいた本はつまらなかったんですね」

亜美はこの店で購入した本を読み終えると、その満足度合いによって様々なエロ行為をするようにされている。
今回はスカートをたくし上げてパンツを見せるという行為をしたわけだが、それは満足度では最低の時にする行為だった。

なぜ水野亜美がこんなことをするようになってしまったのか。
それは前回店に来た時に立ち眩みになった時だ。
あれは立ち眩みなどではなく、店主が亜美の目を見て洗脳したことで起きた現象だったのだ。

そうとは知らず、亜美は洗脳されたままに行動しているのだ。

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「次の本は何にしようかしら」

亜美はエロ行為を終えると、次に買う本を探した。
来店したら必ず本を買う。
それも洗脳された思考だ。

「……これにしようかしら」

亜美が手に取ったのは数年前に発売され、スマッシュヒットとなった隠れた名作だ。
機会があれば読んでみようと思っていたので、丁度良かった。

亜美は元値1200円の本を800円で買い、帰宅する。
スタンプカードには2個目のスタンプが押された。

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2冊目の本は読み終えるのに数日かかった。
本当ならもっと早く読めたのだが、亜美には「本業」ともいえる活動があり、それで時間を取られてしまったのだ。

「ベストセラーにはならかった理由はこれね」

読破した亜美は少し落胆していた。
最終盤に明かされた物語の秘密が、悪い意味で期待を裏切る内容だったからだ。

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読み終えた本を閉じた時、亜美の目がフッと虚ろになる。

「また……別の本が欲しいな……」

「家族屋書店……行かなくちゃ……」


亜美はそう小さくつぶやく。
そしてまた家族屋書店へと足を運ぶのだった。



つづく
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