ダクネスが待つ場所。洗脳魔法の罠
この素晴らしい世界に祝福を! - 2023年03月27日 (月)

この日の晩、タツミはダクネスに呼び出されて街外れの宿屋に来ていた。

「ダクネス、入るぞー……」
何もせず入っていいと言われていたので、遠慮なく扉を開けてはいる。
だがそこで目にしたものは……

「……えっ?」

「来たかカズマ。遅いぞ」
「だ、ダクネスお前……!?」
「あぁ、そうだな。まずはこのお方を紹介しなくてはな」
「御主人様のテウブ様だ」
「はじめまして。フフ、君がカズマくんかぁ」
裸の二人を前に動揺するカズマだが、ダクネスは淡々と説明する。
テウブに出会い、調教され、すっかり牝奴隷になってしまったこと。
その説明をなぜかカズマは身動きせずに聞いていた。
「―――と、いうわけだ。御主人様と私の関係は理解できたか?」

「ダクネスと……その人の関係……?」
「ううっ……?」
異常だと最初は思っていたのに、話を聞いているうちにおかしいという感情が急速に消えていき、不思議と納得してしまっている自分がいた。
そして完全に納得した時、カズマの表情は明るくなった。

「そうだな。良く分かったよ」
「テウブさんはダクネスの御主人様。うん、何もおかしくない」
「調教されたら牝奴隷になるのも、当たり前のことだしな」
「フフ、そうだろう?わかってくれて嬉しいぞカズマ」
「理解が早くて助かるよ」
(この家に来た時点で、洗脳魔法の餌食になってるとも知らずに馬鹿な男だなw)
(自分のパーティーの女が牝奴隷にされてておかしくないわけないだろw)

「それじゃあ悪いんだが、この紐をほどいてくれカズマ」
「これから御主人様とセックスするから、是非見学して帰ってくれ」

「あぁ。たっぷり見学させてもらうよ」
カズマは夜明けまで二人の濃厚なセックスを見学して帰るのだった。