ダークよっぴー催眠無双?
つよきす - 2023年03月02日 (木)

ひょんなことから催眠術を手に入れた良美は、愛する対馬レオの周囲から女を遠ざける為、催眠術を利用することにした。
しかしただ排除すれば良いというものではない。
ある程度自然に、違和感なくレオから女を遠ざけなくてはいけない。
それにはライバルの女に男を宛がうのが最良だ。
「協力者してくれる男の人……見つけないと」
理想は一人の男がまるごとライバルとなる女たちの面倒を見てくれることだ。
モラルが欠如していて、浮気などまったく気にせず女を性欲処理の道具として扱えるような男が適任だ。
その役を担う男を選ぶため、良美は龍鳴館の生徒たちを良く観察するようになった。
性悪で性欲も強い男子生徒という括りならそれなりに候補者はいるが、より目立たない男が好ましい。
それに「性悪」の部分もちょっと嫌なヤツ程度では務まらない。
これから自分がすることに加担する男が、快く悪事に手を染められなくてはいけない。
良心の呵責で投げ出されては困るからだ。
(そうなるとやっぱり、あの人かな……)
良美はある生徒に目星をつける。
その人物が一人になるところを見計らい、声をかける。
『私に協力してくれないかな?そうしたら竜鳴館の女の子をいくらでも好きにさせてあげるよ』
『誰でも、例外なく。それが霧夜エリカだったとしても―――』
信じられないと言われたが、良美はその反応を予想していた。
彼に着いてくるように言い、生徒会室へと案内する。
そこには霧夜エリカがいた。
エリカは普通に生徒会の仕事をしていたが、良美が耳打ちする。
『あなたの言うことならどんなことでも絶対に嫌がらず従うように暗示をかけたから、何をしてもいいんだよ』
絶対に大丈夫だからと説明すると、男は恐る恐るエリカに話しかけると、意を決して自分と付き合ってくれないかと言った。
普通なら確実に断られるだろうし、告白とすら受け取られず冗談で流される可能性もある。
エリカは書類を見ながら作業を進め、男の方には視線もくれず、しかしこう答えた。
「いいわよ。今からあんたを私のボーイフレンドにしてあげる」
「えっ!?」
「ちょうど彼氏を作ろうかなと思ってたのよ」
「マジ?じゃあ今から俺たち恋人同士?」
「そうなるわね」
「じゃ、じゃあ恋人っぽいこともしてくれるってことでいいの?」
「恋人っぽいっていうのが何から何までを指すのか知らないけど、構わないわよ」
「彼氏を作る以上は、彼氏じゃなきゃできないことをしなくちゃ意味が無いもの」
「そ、そっか。ちゃんと……うん、わ、わかった!」
男はホッとすると、途端にスケベな表情に変わってパンツを見せてもらえないかと頼んだ。
ここまでなら、軽いセクハラか冗談で済む範囲だ。
「パンツくらいでなにを緊張してるのよ」
「ほら、これでいい?」
エリカは躊躇いなくスカートをたくし上げ、真っ赤なパンツを見せた。
「おぉ……!」
派手で、それでいて高級感のあるパンツ。
まさに霧夜エリカらしいパンツを目の当たりにして、男は前かがみになると同時に、良美の言うことを遂に信じたようだ。
どんなことでも絶対に嫌がらず従う。
霧夜エリカが自分に対してそうなっているとわかって、男は明らかに鼻息が荒くなった。
そんな男に対し、良美が耳元で囁く。
『セックスさせろって言っていいんだよ

「―――!」
その一言で留め具が外れた男は、良美の見ている前でエリカとヤリまくった。
「ああっ



「……フフ

(これでエリーは問題無いわね。この人に任せておけば、レオくんと接する機会もなくなっていくはずだし)
(エリーを好きにさせるのは私も心苦しいけど、これからも協力してもらう見返りはあげないと)
(そういう意味じゃ、エリー以上の見返りなんてないし。彼にはこれから、たくさん手伝ってもらんだから……)
(だからエリーには悪いけど……全部が終わるまで壊れないでね?)
「……フフ、フフフッ」
夢中でエリカとヤリまくる男を見て、協力者を手に入れつつエリカを脱落させることに成功したと良美は微笑むのだった。

数日後、良美は考えていた。
エリカを恋人候補から脱落させることには成功したが、まだまだ排除するべき女は多い。
良美から見て、レオの彼女候補の中でも本命は蟹沢きぬだ。
元々非常に目障りに思っていたこともあり、今すぐにでも排除したい存在だ。
だが、普段からレオと近い彼女をいきなり変化させて大丈夫なのか迷っていた。
そしてもう一人候補にあがる鉄乙女も難易度が高い。
(仕方ない……か)
(まずは外堀から埋めて……そうね、椰子さんからにしよう。そうするのが最善な気がする)
一旦生徒会の中でもレオと距離感のある椰子なごみから排除することに決めた良美だが、ここでも遠回りすることになってしまう。
なごみは単独行動しがちではあるものの、警戒心は人一倍強い。しかけるチャンスが無かったのだ。
そこで良美はなごみの母親に目を付け、そこから攻めることにしたのだ。
エリカに命じてなごみを休日仕事で生徒会に引っ張り、留守を狙って自宅の花屋に出向く。
自ら動くのは、完璧になごみを排除するためには他人という不確定要素に任せるわけにはいかないからだ。
![佐藤良美[2]立絵003 - コピー](https://blog-imgs-155.fc2.com/s/a/i/saiminmc/202205171915561d1s.png)
「こんにちわ。なごみさんいますか」
「なごみちゃんは学校に行ってるわよぉ」
「ちょっと待たせてもらってもいいでしょうか」
「はい~」
なごみの母、椰子のどかは人が良く、簡単に催眠導入することができた。
聞くと前の夫とは死別し、今は新たに付き合っている男がいるらしい。
そういった男は邪魔なので別れるような暗示をかけ、『運命の御主人様』の写真を渡して、それを見て毎日オナニー漬けになるように暗示をかける。
オナニーでイケばイクほど、『運命の御主人様』を狂ったように愛するようになるのだ。

『運命の御主人様』には例の男を宛がった。
(あとは頃合いを見て、彼を差し向ければいいわね)
のどかはほどなくして恋人と別れ、オナニー狂いの日々になっていく。
全て良美の思惑通りに事は進んでいた。
![椰子なごみ[1]立絵002 - コピー](https://blog-imgs-155.fc2.com/s/a/i/saiminmc/20220530163155ee9.png)
一方、この時期なごみは機嫌が良くなった。
母親が男と別れたことで、明らかに上機嫌になっていた。
裏で何が起きているかも知らず、これから何が起きるかも知らず、浮かれている。
この先を知っている良美は、そんななごみの浮かれ具合を腹の中では嘲笑していた。

「ああんっ


「フフ、今日もお楽しみね」
ある日、エリカと男がセックスしているところに来た良美。
バックで腰を振っている脇に近寄ると、耳元で魅力的な提案を囁く。
「ねぇ。エリーだけじゃなく、そろそろもう一人抱きたくない?」
「人妻だけど、エリーより胸も大きいよ

「!」
そんな魅力的な話を男が断るわけがなかった。
―――
「あのー、奥さん暇ですか?」
「えっ?あ、あぁ……!?」
男は良美に言われるまま、買い物中の椰子のどかをナンパした。
するとのどかは事前に仕込まれた暗示によって、男を運命の御主人様だと認識し、腰が抜けてしまう。
「だ、大丈夫?」
「はあうっ


のどかはアソコがグチョグチョに濡れ、顔を見ているだけで軽イキするほど恍惚としていた。
そんな状態を見た男はのどかを支え起して、ラブホテルに連れ込む。
ホテルでのどかはされるがままにヤリ倒され、運命の御主人様の奴隷になることを誓う。
挙句の果てに、娘を差し出すことも承諾してしまうのだった。
全ては良美の思惑通りに……。
―――
――
-
![椰子なごみ[1]立絵022 - コピー](https://blog-imgs-155.fc2.com/s/a/i/saiminmc/202208021118138ab.png)
「か、体が……!?」
「お、お母さん……これ……!?」
「なごみんちゃん、ごめんなさいねぇ」
「でもね、なごみちゃんの為でもあるから許してねぇ?

母のどかに差し出されたなごみは、男に犯されてしまう。

「嫌あああ!」
「やめろって言ってるだろ!入れるな!くそ、あ、あああ!」
「フフ……いい気味だわ」
体の自由を奪われ、泣き叫びながら犯されるなごみに溜飲が下がる思いの良美。
撮影しながら、普段の生意気な態度とレオを誘惑しかねない美貌に腹を立てていたことを明かす。
「ごめんねぇ。生意気なところ、本当はスッゴク嫌いだったの

「犯されてざまーみろって感じだけど、ついでに「線の内側」に彼のことも入れてあげるね」
「ううん、正確には中心かな?」
「中出しされると、彼が椰子なごみにとって全てを司る存在になる。全ての中心になるの」
「彼による彼だけの彼のための存在になるのよ」
この宣言は犯されているなごみにトドメを刺すものとなった。
「嫌あああああ!!」
最大の絶叫の直後、中出しされたなごみは、その瞬間生まれ変わった。
こうした椰子なごみも良美の脅威ではなくなった。
―――

「大変だったな……ようやくね」
下準備は整った。
いよいよ、一番危険な女である蟹沢きぬの処理だ。
理想形はきぬとレオを仲違いさせ、同時に対馬ファミリーも分解すること。
それには、再度集まることがないような構図を作ってやればいい。
不良のスバルは同じ不良気質のなごみの舎弟、もしくは奴隷にすればいい。
幼馴染グループから一人抜けるだけでも集まりは悪くなるはず。
だがもちろん、フカヒレこと鮫氷新一も関係を無くさせる。
だがフカヒレは身近に置いても役に立たないだろう。
そこで犯罪でもさせるか、と一旦は考える。
(ううん、やっぱり犯罪はダメ。学園の汚点になる)
(なら……そう、夢追い人にでもさせちゃえばいいか)
夢だけを追わせて、友達も何もかも眼中になくせばいい。
最後に肝心の蟹沢きぬはあの男に差し出せばいい。これで考えはまとまった。
(そして、レオくんは私のものに……

しかし、この対馬ファミリー分解計画には問題があることに気付いた。
鉄乙女が余計な世話を焼こうとして介入してくる。
絶対と言ってもいいほどの確率でだ。
(やっぱりまずは鉄先輩か……)

乙女に催眠をかけるのは簡単だった。
既に催眠支配した何人かに立ち会わせて、そのなかで信用されている良美が催眠導入し、暗示をかける。
意外とノリの良い乙女は、遊びの催眠に付き合い、その結果人生を捻じ曲げられることになってしまう。

「クソッ!よ、よせっ!」
「やめろと言っているだろっ!」
「あー、鉄乙女を犯すってこんなに気持ちいいんだな」
(な、なんて力だっ!?)
催眠で徹底的に弱体化した乙女を男に犯させる。
本来、並の男では勝負にさえならないほどのスペックを持つ乙女が貧相な男に蹂躙されてしまうことの意味。
それを一番よく知っているのは他ならない乙女自身だった。
(こ、怖いっ。ち、力で抑えつけられることがこんなに恐ろしいなんてっ!?)

「う……あ……」
「あースッキリしたぁ♪」
「俺の力がわかったろ?わかったら二度と逆らうなよ。いいな?」
「あぁ……うぁ……」
「返事は?」
「ひっ……!は、はい……逆らいません……」
力に屈して犯された乙女の心に、暗示で増幅された恐怖と畏怖が刻まれる。
その結果、乙女は精神的にも屈してしまい、二度と逆らえない弱い女になってしまうのだった。

乙女を排除は大成功だった。
これでもう、乙女は男に逆らえない慰み者。
(今日は彼に命令された首輪も付けてきて、それを聞いたらうろたえる姿が滑稽だったな)
「今度私も彼に頼んであの女をパシリに使おうかな。フフ……

いよいよ準備は整った。
ついに、対馬ファミリー解体の時だ。
作戦としてはこうだ。
まず前段として、ゲームと称して4人同時に催眠をかける。
それが出来たらレオと蟹沢きぬを焚き付けて、みんなの前で大ゲンカさせる。
伊達スバルは、乙女の時と同じ手法を踏襲する。
適当かつ貧弱な男を見繕って、喧嘩させ、完全敗北させて舎弟という名の奴隷にさせ、あとは宛がった人物の好きにさせておけばいい。
対馬ファミリーとは縁を切らせるということだけ、宛がう人物に指示しておけばいい。
フカヒレは予定通り夢追い人にする。たぶん、放っておいても退学するぐらい学力も下がり、出席日数も足りなくなるだろう。
レオと喧嘩するカニには、例の男を宛がう。
慰められたらレオへの愛情が全部移り、さらに倍化してゾッコンになるような暗示を与えて、レオへの気持ちを完全になくしてしまう。
そうすれば最後に残るのは、カニと喧嘩して、幼馴染も離れていなくなったレオだけ。
(これでレオくんは私のものに……)
結果的にこの作戦は、9割がた成功した。
だが、最後の最後、一人になったレオを手に入れると言うところで障害が残っていることがわかる。
(レオくんと結ばれるために、また取り除かないといけない人間で出てくるなんて……!)
(ほんと次から次へと……!)

良美を辟易させたその人物とは、近衛素奈緒だ。
忌々しいことに、レオとは中学時代に一度両想いになっていたことも判明する。
幸い喧嘩別れして交際には至っていないが、付き合う直前だったという事実はイコール最も危険な女であると言うことを意味していた。
(……だから私はレオくんに告白させた。もちろん、ナオちゃんが振るようにも仕向けて)
こうして完全によりどころを失ったレオは、良美の暗示のせいもあり慰めと甘い囁きで落ちた。
(私の目的は99%達成された。残すは、最後の約束を果たすだけ……!)
―――
――
-

「竜鳴館の女の子をいくらでも好きにさせてあげる」
「約束通り、誰を好きにしたいか教えて」
(私の方の目的は達成したから、あとはそれを叶えてあげれば約束も終わる)
モノにしたい人のリストを作っておくように頼んでおいたので、男は紙に書いてきたそれを差し出した。
そのリストに入っている女を全員男に差し出せば、約束は完了。
良美も気兼ねなくレオとの交際が出来ると言うわけだ。
だが、リストにある名前を見て良美は驚愕する。

「これって……え、えっ?」
良美が驚くのも無理はない。
リストには〔佐藤良美〕の名前しかなかったのだから。
「ダメ。とは言わないよね?」
「うっ……」
(約束には当然私も含まれる。だからそれは良いのだけれど、彼に私をどうしたいか……)
「いいわ。私を好きにさせてあげる。私をどうしたいの?」
男は良美にパートナーになって欲しいと言った。
言うこと、願うこと、求めること全てを叶えるパートナー。
その代わり男は良美に、搾取され続ける人生を与えると。
(私はそれを飲んだ。それが約束だったから。)
―――1年後

「この度、新生徒会長になりました佐藤良美です」
1年後 竜鳴館の生徒会長に私はなった。
御主人様にとって理想の学園を作る為。
教師よりも実権を持った生徒会長、それが竜鳴館の頂点に立つ佐藤良美。それが私。
御主人様は私も催眠にかかってるって言っていたけど、別になんとも思わない。
御主人様の言うこと、願うこと、求めること全てを叶えるパートナーの私が、仮に催眠術でなにかされていても、気にすることじゃない。
催眠をかけられていなくたって、御主人様が望めば私はどうにでも変わるのだから……。
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