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REGZA

Author:REGZA
回転寿司で味噌汁は今日何がありますかって聞いたら
「あら汁」と「かに汁」あと……「ブラジル」って言われました。

思わずフフッって笑ってしまった自分が悔しい。

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常設アンケート復活させました。しばらくは試験運用ですが、皆様是非投票をお願いします! 1日2回投票可能で、結果発表は定期的にブログの記事で行い、その時にSSの採用キャラを発表する流れとなります。 希望シチュエーションなどをコメントいただければ参考にします。 ※リクエスト全てにお応えできるわけではないのでご了承ください。 50を上限にキャラを追加できるので、是非☆

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バカとテストと催眠術~玉野美紀の恐怖~

19日目PM3:35 文月学園―特別教室―

男アイコン「ま、いきなり言われてもそりゃパニくるよな」

男アイコン「お前らより頭の良い優子でも同じように状況を把握できてかったもんな」

木下優子[1]立絵014_R「もう!私の時とは状況が違いますよっ」

男アイコン「ハハ、わかったよ。じゃあお前がこいつらに説明してやってくれ」

木下優子[1]立絵002_R「はい

木下優子[1]立絵003_R「えー……ゴホン!無能なあんたらにもわかりやすいように、簡潔に教えてあげるからちゃんと聞きなさいよ?」

木下優子[1]立絵003_R「私やここにいる愛子はね、御主人様の催眠暗示で牝奴隷として洗脳されちゃったの

木下優子[1]立絵003_R「今では毎日のように御主人様である赤路玄児様に抱いて頂いてるのよ

工藤愛子04_R「そーいうこと

⑭女アイコン_R「~~~ッ!?」

優子が満面の笑みで口にする狂った事実を耳にして、玉野は完全にパニックだった。
牝奴隷という単語はなんとなく知っていたし、意味は理解もできる。
だが実際に牝奴隷だと自分で名乗る人間なんているとは思っていなかったのだ。

今まで変態な男が性欲発散の為に見るAVの、それこそアブノーマルなジャンルの中のフィクションでしかありえないと思っていたから、自分と同じ学園に通う生徒がそんなことになっているという現実は受け止めがたいものだ。

木下優子[1]立絵005_R「この前の休日なんか私と愛子の二人で朝から中出ししまくりの御奉仕セックス三昧でね、エクスタシーの連続だったわぁ

男アイコン「何度も何度も中出しまくってもお前らが求めて来たから危うく枯れかけた程だぜ♪」

工藤愛子02_R「へへんっ、私達体力あるしねー

この状況で玉野がなんとか絞り出せた言葉は、否定の言葉だった。

⑭女アイコン_R「そ、そんな、現実で洗脳なんて、あ、有り得ない……!」

木下優子[1]立絵003_R「残念だけど牝奴隷にされちゃったのは私達だけじゃないのよ」

工藤愛子04_R「そうそう、この学園の子だけじゃないし」

⑭女アイコン_R「なっ……!?」

男アイコン「こいつらの言う通りなんだよねー。この先もっともっとたくさんの女を俺の物にしていく予定だよ♪」

⑭女アイコン_R「し……信じ、られない……」

この現実を受け入れたら、次に待っているのは―――
それを直感的に理解できた玉野は足をガクガクと震えさせながらも、懸命に否定する。

木下優子[1]立絵003_R「どうしても理解できない?なら……こんなのはどうかしら」


チュッ


⑭女アイコン_R「!?」

吉井明久10_R「…!!」

グイッと玄児の服を掴んで引き寄せると、熱いキスをして見せる。

木下優子[1]立絵007_R「ぺろ……んちゅっ……ちゅ……んむっ、ちゅぶっ……

工藤愛子04_R「あーずるい!私だって御主人様とキスしたかったのにー」

木下優子[1]立絵006_R「ぷはぁ……ふふっ、説明なんだから仕方ないじゃない。どう?アンタはこれでも信じられない?」


⑭女アイコン_R「……わ、わかったからもう、もう止めてっ!!」


玉野は明久と一緒にこの場を脱出しようと考えていた。
教室には出入口の扉が2ヶ所あるが、幸い後方の扉は自分たちの方が近い。

鍵もかかっていないはずなので、仮に追いつかれても二人でなら強引に突破できると考えたのだ。

男アイコン「それがまだ教えてやりたい事がいくつか有るんだよなー」

男アイコン「敏感なマネキン」

吉井明久09_R「!」

吉井明久23_R「……」

⑭女アイコン_R「えっ!?」

その言葉を聞いた途端、動揺しておろおろしていた明久の眼から光が消え、無気力な表情になった。

玄児「実はさ、近頃吉井の様子が変なのは俺が暗示を掛けたからなんだよね。ほら、今も催眠を受け入れる状態になってるじゃん。わかるだろ?」

吉井明久23_R「……」

⑭女アイコン_R「い、嫌ぁっ!?あ、あなた吉井君まで……!」

玄児「姫路や島田を俺の物にする為には邪魔だったから、最初はその2人に嫌われる事ばかりする性格にする予定だったんだけどちょっと色々思い付いちゃってさー」

男アイコン「折角だから吉井も俺の牝奴隷コレクションに加えようと思ったワケよ」

男アイコン「吉井って顔立ちが女みたいだと前々から思ってたし、実際アキちゃんの時はお前らより可愛いしな!」

⑭女アイコン_R「えっ?め、牝奴隷……って……吉井君は、お……男の子なのよ!?」

男アイコン「そーなんだけどさ、心はどーかな?」

ニヤニヤしながら玄児は優子へと目線をやる。
それに反応して優子は明久に対して質問をし始めた。

木下優子[1]立絵003_R「……吉井君。あなたが望む『あるべき自分の本当の性別』は何かしら?」

吉井明久23_R「はい……私の『あるべき本当の性別』は……女性です……」

この言葉に玉野は体中から血の気が引いた。
明久が何をされてしまったのか、察してしまったのだ。

木下優子[1]立絵003_R「本当の性別を女だと思っているあなたにとって、恋愛対象は女ですか。それとも男ですか」

吉井明久23_R「……男です」

木下優子[1]立絵003_R「では現在好きな男性はいますか?」

吉井明久23_R「はい……います……」

木下優子[1]立絵003_R「それは誰ですか」

吉井明久23_R「同じクラスの……赤路……玄児くん……です……」

⑭女アイコン_R「そ、そんな……」

恋愛対象は男であり、しかもそれが玄児だという明久。
それが催眠術によるものだということを否定する要素はもはや何もみつからなかった。

木下優子[1]立絵003_R「彼に対する愛情がどのくらいか教えてください」

吉井明久23_R「はい……。結婚したいくらい……好きです……玄児君が………大好きです……」

木下優子[1]立絵003_R「ふふっでもあなたの体は男です。その事実はどう対処するつもりですか」

吉井明久23_R「……卒業したら……手術します……」

吉井明久23_R「女の子の体に……なって……彼に……愛してもらえるように……がんばります……」

木下優子[1]立絵003_R「それは本当にあなたの意思ですか?正直に答えて下さい」

吉井明久23_R「……はい……全て……私の意思です……」

男アイコン「聞いたか?ハハッ、吉井は卒業したら、性転換するんだってよ♪」

工藤愛子04_R「愛する人の為に性転換しちゃうなんて泣ける話だよねぇ

男アイコン「ま、人格を女性化する暗示そのものは吉井の姉貴に掛けさせたんだけどね」

木下優子[1]立絵005_R「結果的には彼も御主人様の牝奴隷にされちゃう運命ってわけよ

⑭女アイコン_R「あ……あ……あぁっ…」

もはや玉野はガクガクと震え、怯えるだけだった。
目の前でこんなにも歪められてしまった明久を前に、催眠術の恐ろしさに絶望すら覚えた。

木下優子[1]立絵003_R「言うまでもないけど、御主人様に女の子として抱かれて愛された方が吉井君も幸せになれるわ」

木下優子[1]立絵003_R「玄児様に抱かれる事こそ、この世で最高の幸せなんだから

男アイコン「ショックを受けてるところ悪いけど、お楽しみはこれからだぜ。愛子、例の奴を」

工藤愛子04_R「はーい♪」

愛子が取り出したのは、演劇部から調達してきた衣装やカツラと、女物下着の上下セットだった。

工藤愛子04_R「では吉井君、この服に着替えてください。もちろん下着も一緒にです」

吉井明久23_R「はい……わかりました……」

愛子に言われ、無表情のまま服を脱ぎだす明久。
上着を脱ぎ、シャツのボタンを外していくとインナーシャツが現れる。

ズボンのベルトを緩め、インナーシャツをまくり上げるように脱ぐ。
ここまでは普通にただ服を脱いでいるだけだ。

だが―――


⑭女アイコン_R「う、嘘っ!?」

男アイコン「お、気付いた?」

インナーシャツを脱いだ明久の体を見て、玉野は異変に気付いた。
胸が膨らんでいたのだ。
それは筋肉による胸板とは明らかに違う、ふっくらとした膨らみ。
いわゆるデブの脂肪とは違い、引き締まったウェストには不自然な脂肪だった。

⑭女アイコン_R「まさか!?」

工藤愛子04_R「いやぁ~、そのまさかなんだよねぇ

男アイコン「実は俺も驚いたんだけどさ、吉井のねーちゃんがこっそりホルモン剤を与えてたんだって」

男アイコン「それも日本じゃ非合法なやべーくらい効果のあるやつ」

木下優子[1]立絵003_R「たった数日でもうこんなに効果が出るなんて、凄いわよね」

⑭女アイコン_R「う……嘘……こ、こんな、事まで……」

男アイコン「あー、安心してよ。今は本人が望んで使ってるから♪」

⑭女アイコン_R「あなたがそうしたんでしょう!?」

男アイコン「そりゃそうだ。アハハハッ!」

そうこうしていると、明久の着替えが終わる。

女性用の下着とお嬢様風のドレスに身を包み、明久は無表情ながらもどこか嬉しそうに見える。

男アイコン「……お、着替え終わったか。やっぱり吉井って女装しただけでも学年上位クラスのビジュアルだよなー」

男アイコン「くくく。好きな人を俺みたいな男に滅茶苦茶にされた気分はどうかな?」

工藤愛子04_R「最高でしょ?いろんな意味で

⑭女アイコン_R「……ひ、酷い…最低ですっ!あなたは人間じゃないっ、鬼よ悪魔よ!!」

⑭女アイコン_R「この二人だってあなたが操らなかったら、あなたのことなんて大嫌いだったはずよ!」

男アイコン「そうそう、わかってるじゃん。ってことはもうわかるっしょ?その悪魔をアンタも『御主人様』と言うようになるんだって」

⑭女アイコン_R「ひぃ!?」


人間の生存本能は時としてどんな状況でも体を動かすのだろう。
身に迫る危険を前に、玉野の体は後方の扉へと走った。

わずか5mほどの距離。
生存本能によって一時的に高まった身体能力による瞬発力は、一瞬で彼女を扉へとたどり着かせる。

扉を開けて廊下に飛び出した彼女は、廊下にいた生徒に助けを求めて走る。

⑭女アイコン_R「き、霧島さんっ!お、お願い!た、助けてっ!」

助かった―――

見つけた生徒が同じ学年のAクラス代表である霧島翔子という幸運。
恐怖に涙しながらも、翔子は優しく声をかける。

霧島翔子[1]立絵002_R「大丈夫だよ……」

その言葉がどれほど嬉しかったろうか。
もしそれが玉野に向けられた言葉だったなら―――


バチィッ

⑭女アイコン_R「ぐぅっ!?き、きりしま……さん……!?」

霧島翔子[1]立絵002_R「大丈夫。逃げられない程度に痺れさせたから……」

工藤愛子03_R「いやぁー焦った焦った。代表がいてくれて助かったよ」

霧島翔子[1]立絵002_R「私も呼ばれていたから……」

⑭女アイコン_R「いやぁ……ぁ……!」


『逃げれなくするから大丈夫だよ』


それが翔子の言った大丈夫の意味だった。


この後に待つ恐ろしい現実を思えば、玉野は気絶した方が良かったかもしれない。
心を作り変えられてしまうなら、知らないうちにされた方が遥かに楽だったろう。


つづく
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コメント
1264:管理人のみ閲覧できます by on 2016/07/31 at 12:09:14

このコメントは管理人のみ閲覧できます

1271: by あびゃく on 2016/08/01 at 16:55:56 (コメント編集)

かなり良い展開ですね!

自分の周りが異常なことになっている事を知らされて
追いつめられ、逃げだし、助かったと思った所を捕まる!
ストーリーがある程度進んだゲームで新たなキャラを攻略する洗脳ゲームって感じで最高!

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